「解放」最新号(第2926号2026年7月13日)の内容

<1面>
ロシアのキーウ大空爆・ウクライナ人民虐殺弾劾!
札幌市街を戦闘的にデモ
6・28全道労学統一行動
<2面>
レゾリュート・ドラゴン反対!
ホワイトビーチゲートで抗議 6・22
「改憲阻止! 高市政権打倒!」
あいち総がかり行動で奮闘 6・19
自衛隊の指揮統制にAIシステムを導入
<3面>
中国人民解放軍の大粛清
ミサイル・ドローンの生産基盤構築に狂奔する高市政権
<4面>
JR東日本
現場作業の技術性の劣化
<5面>
私鉄総連2026年度運動方針
「魅力ある産業構築」「人への投資」要求への歪曲を許すな
<6面>
マルクス主義の土着化とは?
 ――若原論文に学んで
詩 この暗黒の世界を打ち砕け
 「解放」
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ロシアのキーウ大空爆・ウクライナ人民虐殺弾劾!




 七月一日夜から二日の朝にかけて、プーチンの命を受けたロシア軍は、ウクライナの首都キーウにたいする大規模な空爆を強行した。八十発のミサイルと五〇〇機のドローンを撃ちこみ、集合住宅を狙い撃ちにして三十一人もの労働者・人民を虐殺したのだ。〔五日夜から六日未明にもロシア侵略軍は、キーウなどの諸都市の集合住宅を襲い、数多の人民を殺害した。〕
 ウクライナの反撃によって追いつめられているプーチンは、不屈のレジスタンスを戦うウクライナ人民にたいする憎悪を募らせ、侵略開始いらい最大規模のキーウ空爆を強行したのだ。このプーチンの悪逆無道の蛮行を、われわれは満腔の怒りを込めて弾劾する!
 いまやロシアの侵略者どもにたいしてウクライナの軍と人民は、一体となって強固な反撃をくりひろげている。ロシア領内の軍事・兵站拠点や石油基地をドローン攻撃によって次々に破壊し、ロシア侵略軍への燃料補給をクリミアを含む全戦線において断ちつつある。東部の最前線でロシア軍は、人非人的な人海戦術によって戦死者の山を築いている〔ロシア軍の死傷者は一五〇万人を超えた〕。ウクライナの反撃はロシアの首都モスクワ郊外の石油基地にもおよび、ロシアの人民はガソリン不足というかたちでウクライナの反撃を肌身に感じているのだ。いまやプーチン体制は根底から揺らいでいるのである。
 このウクライナの反撃を支えているのが、みずから軍や領土防衛隊に志願した一〇〇万人の労働者であり、この前線を支えるために運輸部門や医療部門に従事しエネルギー・インフラを守り抜いている数百万人の労働者たちだ。彼らは占領地の同胞の苦しみや子どもをロシアに奪われた悲しみ、戦い斃れた若者たちの無念を思い、一致団結して助け合い、侵略者とたたかっているのである。
 そのなかでウクライナ左翼の人々は、「占領者もオリガルヒもいないウクライナ」をめざして労働者階級の団結を強化すべく奮闘している。こうしたウクライナの労働者・人民を絶対に孤立させてはならない。彼らと連帯してわれわれは、日本の地からロシアのウクライナ侵略粉砕の闘いを断固として推進しなければならない。
 ロシアの労働者・人民は、強権的弾圧に抗して<侵略戦争反対! FSB型強権体制打倒!>の闘いに決起せよ!
 全世界の労働者・人民は、いまこそ<プーチンの戦争>を打ち砕け!

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中国人民解放軍の未曽有の大規模粛清


習近平への絶対的忠誠の強要



 中国共産党中央軍事委員会主席・習近平は、国防大学での全軍高級幹部養成班(上級軍将校向けの研修コース)の開講式において、人民解放軍の数百人の軍幹部を集めて「思想整風、政治整訓」なるものを号令し、軍幹部の思想統制の強化と党=習近平への忠誠を誓うことを迫った(四月八日)。〝蔓延する汚職や規律違反を一掃する〟と称して人民解放軍指導部の大規模な摘発をおこない、軍の中枢指導部の総入れ替えをすすめてきた習近平指導部は、危機感もあらわにして「新時代の中国の特色ある社会主義に関する習近平思想」や「新時代の軍事強化に関する習近平思想」をがなりたて、その注入に躍起となっているのだ。
 「中華民族の再興」のシンボルとして台湾併呑をもくろむ習近平政権は、高市の日本を先兵とするアメリカ・トランプ政権との軍事的な対立が激化するなかで、みずからへの絶対的服従を強制しながら、人民解放軍(スターリニスト常備軍)の強化に狂奔しているのである。

以下 見出し

中央軍事委の七人中五人を粛清

「主席責任制」をめぐる軍(党)内抗争の激化


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ミサイル・ドローンの生産基盤構築に狂奔する高市政権




 五月二十日に、防衛相・小泉が、トランプ政権の駐日大使ジョージ・グラスをともなって、愛知県小牧市にある三菱重工のミサイル製造工場を視察した。小泉は同日、名古屋市のドローン製造会社の生産現場も視察した。高市政権は、対中国先制攻撃の軍事体制を構築するために、ミサイルとともに無人機(ドローン)の大量生産を急ピッチですすめている。そのために、軍需産業および軍民両用の製造業が集中する愛知県・東海地方をミサイル・ドローンの生産拠点としていこうとしているのだ。

以下 見出し

防衛相・小泉が米大使とともに三菱重工を視察

「新しい戦い方」のための兵器生産拠点づくり


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JR東日本における現場作業部門の技術性の劣化



「停電事故続発」が示したもの




2・8宇都宮線の停電事故
 今年の二月八日深夜に、JR宇都宮線の栗橋―間々田変電所間で停電が発生、翌九日夕まで長時間にわたって宇都宮線・東京―小山(栃木県)間で運転を停止するという事態が起きた。その二日後の二月十日、定例記者会見でJR東日本の喜勢社長が「人為的ミスが原因」「経営の根幹にかかわる事態として重く受けとめる」と異例の謝罪表明をおこなった。
 喜勢社長が、「経営の根幹にかかわる」とまで述べたのは、この停電事故のわずか五日前の二月三日に、国土交通省からJR東日本にたいして、このかんの運転見合わせ事故の続発について「公共交通機関としての自覚をもって」「原因究明と再発防止策の検討」をせよとの行政指導がおこなわれ、渡利副社長が国交省で会見し「深くお詫び」したばかりだったからである。
 事故の続発とは、①一月十六日に山手線・京浜東北線が停電事故によって始発から八時間以上の運転停止、②その二週間後(一月三十日)に再び朝のラッシュ時に常磐快速線上野駅構内でのトロリ線切断による約七時間の運転見合わせ、③二月二日に京葉線八丁堀駅でエスカレーターから出火し一時運転停止、の三つを指す。
 今年に入ってからのこの事故続発は、ここ数年JR東日本において列車運行に関連する事故が頻発してきたにもかかわらず東日本会社首脳陣が、それらの事故の原因究明と対策をネグレクトしてきたことの集約的表現だといわねばならない。
 二月八日に発生した宇都宮線の事故の概要は次のとおり。二十三時十六分ごろ古河―野木駅間で、電車のパンタグラフと接触して電気を供給している「トロリ線」と呼ばれる架線が断線して停電が発生、上下線の運転停止。午前二時前までかかって乗客を救出した後、翌朝の始発から十六時過ぎまで東京―小山間で運転見合わせ、宇都宮線を走る湘南新宿ラインを含めて一九二本が運休、約一九万人が影響を受けた。
 JR東日本が二月十七日に発表したこの事故の「原因と対策」で、驚くべきことが明らかにされた。トロリ線というのは、新品では直径が一五・三㍉㍍、パンタグラフとの接触によって少しずつ摩耗し、直径八・七㍉㍍を下回ると交換対象となり、限界値は七・七㍉㍍とされている。今回断線したトロリ線はナント直径が四・一㍉㍍にまで摩耗していた、というのだ。会社発表では、「断線に至った原因①」として、二〇二三年四月七日(!)に至近距離での目視検査で問題箇所のトロリ線が七・九一㍉㍍にまで摩耗していることを確認し、このトロリ線の張り替えを計画したが、「同じ図面を使って打ち合わせをしなかった」ことから、職員間で「認識の違いが生じて」平行する別のトロリ線を張り替えてしまった、というのである。
 さらに「原因②」として、二〇二四年からは、それまでの「目視による至近検査」という方式から、線路上を走る検測車による「モニタリング検査方式」に切り替えたのであるが、二〇二四年四月と二五年四月の二回、この方式で測定して摩耗が示されている画像が得られていたのに、これを限界を超えた摩耗と判断せず、二度とも見逃していた、というのだ。――検測車で下からトロリ線のすり減り部分を撮影し画像とレーダーで摩耗を示すデータが得られていたにもかかわらず。
 「人為的ミス」といっても、特定の個人のミスというわけではなく、複数の職員が電力メンテナンス上の核心をなす〝危険箇所〟の摘発と対処に失敗していたという大問題なのである。

以下 見出し

外注化による現場労働組織の技術性の劣化

運転保安闘争の伝統の途絶


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私鉄総連二〇二六年度運動方針


「魅力ある産業構築」「人への投資」要求への歪曲を許すな


憲法改悪阻止!

高市ネオ・ファシズム政権打倒!




 私鉄総連は来る七月八日~九日の二日間、ネオ・ファシスト高市のお膝下である奈良市・なら一〇〇年会館で第九十三回定期大会を開催する。これにむけて私鉄総連本部は、六月四日に開いた第四回中央委員会で、二〇二六年度運動方針(案)〔以下、「運動方針」と記す〕を提起した。このなかで注目すべき点は、総連指導部が「緊迫する世界情勢」「憲法理念を擁護する取り組み強化」と題して、高市政権がかけてきている改憲攻撃への「危機感」をこれまで以上に前面におしだしていることにある。
 ここでは、「運動方針」のなかの「春闘」および「憲法理念の擁護」の方針に限定して、その特徴点についてみておく。

Ⅰ 賃上げ要求を自制する総連指導部に抗して闘おう!
 まず「運動方針」の「春闘」の項において、総連指導部は今二六春闘「総括」および二七春闘の「基本姿勢」についてつぎのように提起する。
 ①今春闘は、経営側が「物価高による設備投資額の増加」「日中関係悪化による訪日客の大幅な減少」「中東情勢による先行き不透明さ」を理由にして「賃上げ」に「慎重な姿勢を示した」なかで、「『継続した賃上げの定着』を求め、精力的に交渉をおこなった」、その結果「賃金改善をかちとった」と「総括」している、②二七春闘については、「要員不足の常態化など、私たちの産業を取り巻く課題は山積」「交通産業を魅力あるものにするためにも、引き続き『人財の確保定着』に向けた『人への投資』は必要不可欠」、このことを「基本姿勢」とする、③「賃金要求」については「産業間格差を縮められる賃金水準をめざし取り組んでいく」、そのために④「適正運賃が不可欠であるとの認識を事業者と共有」しつつ、「柔軟な運賃改定への対応」「周期的な運賃改定を可能とする環境整備」を国土交通省に求めていく、と。
 このように昨春闘に引き続いて今春闘においても「継続した賃上げ」の流れを維持し「賃金改善をかちとった」と、その「成果」をおしだしているのが総連指導部なのだ。同時に、彼らは来春闘の「賃金要求」の柱を「産業間格差是正」に据えていくことをあきらかにしている。
 その問題点は、つぎのことにある。
 第一に、総連指導部の今春闘「総括」は、狂乱的な物価高騰下で生活苦にあえぐ組合員を徹底的に欺瞞するものだということである。彼らは「賃金改善をかちとった」などとヌケヌケという。だがそれは本当のことなのか? じっさいには、大手組合の「賃上げ」は昨春闘と同額かそれを下回るものであり、中小私鉄・バス組合においてもほとんどが昨春闘以下での妥結だった。私鉄総連傘下の組合の「賃上げ」平均は、額で一万二二五一円、率で四・一三%(統一闘争参加二四二組合中、二三一組合加重平均)であり、超低率の「連合」のそれ(一万六五一八円、五・〇二%、六月一日現在)をも大幅に下回るものなのだ。これのどこをもって「物価上昇を加味したベアの獲得」などといえるのだ。
 「賃金改善をかちとった」などという通り一遍の「総括」で今春闘の超低額妥結を誤魔化し組合員を欺瞞しているのが総連指導部なのだ。今春闘の超低額の「賃上げ」などは、高市政権のインフレ加速・円安政策にともなう食料品・生活必需品の相次ぐ値上げ、実質賃金のさらなる低下の前に、その補填すらままならず、あっというまに消し飛んでしまったというのが偽らざる現実なのだ。
 物価上昇のとりもどしにもならない「賃上げ」が結果したのは、「継続した賃上げの定着」の名のもとに総連指導部が今春闘の賃上げ要求を自制したからなのだ。彼らは、それを「魅力的な産業を構築」するための「人への投資」として基礎づけている。「私たちの産業を魅力あるものへと転換させる」、この「基本姿勢を労使双方が認識する」と。要するに、「魅力ある(私鉄)産業の構築」が春闘の第一義的課題であり、それをさまたげるような大幅賃上げ要求はしない、ということなのだ。物価高騰下で貧窮生活を組合員が強いられているにもかかわらず、それを打開するための大幅賃上げ要求を掲げるのではなく経営者の顔色をうかがい賃上げ要求を自制しているのが総連指導部なのである。
 第二は、二七春闘の「賃金要求」について、総連指導部が「産業間格差を縮められる賃金水準をめざす」と「産業間格差是正」を前面にうちだしたことにある。総連指導部よ! 組合員はいま狂乱的なインフレ下での生活苦にあえいでいるのだ。この痛苦な現実をうちやぶり、生活向上を実現するために大幅賃上げ要求を掲げるべきではないのか。「産業間格差是正」を「賃金要求」のメインに据えるなどということは、〝他産業なみの賃金水準で満足しろ〟と組合員に強いることであり、賃上げ要求を自制することを正当化する以外のなにものでもないのだ。

以下 見出し

Ⅱ いまこそ労働組合が改憲阻止闘争の最先頭に立つ時だ!


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札幌市街を戦闘的にデモ




6・28全道労学統一行動



六月二十八日、全学連北海道地方共闘会議のたたかう学生と全道の反戦青年委員会の戦闘的・革命的労働者は労学統一行動に総決起した。高市政権は、「時はきた」「来春までに改憲発議せよ」と号令し、憲法改悪に驀進している。日本国家を戦争国家へと大改造する改憲を許すのか、否か、の階級決戦はすでに開始されている。たたかう労学は高市政権への怒りに燃えて起ちあがった。午後二時十五分、決起集会をかちとった労学の白ヘル部隊が大通公園西十丁目広場から自民党道連に向けて札幌市中心街のデモにうってでる。労学の怒りのこもったシュプレヒコールが札幌市街に轟く。デモ隊はこの日の闘争を最後までたたかいぬいたのだ。
「改憲阻止! 安保粉砕!」の声を札幌市街に轟かせる全道の闘う労・学
(6月28日)
  決起集会で熱きシュプレヒコール
(6月28日、大通公園西10丁目広場)
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レゾリュート・ドラゴン反対!


ホワイトビーチゲートで抗議 6・22



六月二十二日、米軍基地ホワイトビーチ(沖縄県うるま市)のゲート前において、日米共同演習「レゾリュート・ドラゴン26」に抗議する集会(主催:ミサイル配備から命を守るうるま市民の会)が開催され、一〇〇名もの労働者・学生・市民が演習阻止の決意も固く結集した。琉大・沖国大のたたかう学生たちは集会に参加した労働者・市民の最先頭で、この日の演習阻止の闘いを<反安保>の旗幟鮮明にたたかいぬいたのだ。
   米海軍基地ホワイトビーチに向けて労・学・市民が抗議
(6月22日、沖縄県うるま市)
   
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「改憲阻止! 高市政権打倒!」


あいち総がかり行動で奮闘 6・19



六月十九日、名古屋市中区の「光の広場」において、「憲法変えるな・戦争するな6・19デモ」(あいち総がかり行動主催)が開催された。愛知大・名古屋大のたたかう学生はたたかう労働者とともに、この集会を五〇〇名の参加者の先頭で牽引した。
   労働者・市民とともに奮闘する愛大・名大の学生
(6月19日、名古屋市)
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