「解放」最新号(第2906号2026年2月23日)の内容

<1面>
ロシアのウクライナ侵略四年

労働者階級の国際的団結で

プーチンの暴虐を打ち破れ


<2面>
ロシア軍のウクライナ炭鉱労働者殺害・全土空爆弾劾!

狙い撃ち攻撃に抗して闘うウクライナ救急医療労働者

<3面>
「ロシア抵抗の顔」展を見て

沈みゆくロシア「影の船団」

<4〜5面>
2・1労働者総決起集会 基調報告

26春闘勝利!
大幅一律賃上げ獲得!


わが同盟の二〇二六春闘スローガン

<6面> 
<プーチンの戦争反対!>
今こそ全世界から闘いを!

 「解放」
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 東京  2026年1月24日  全学連が都心をデモ

ロシアのウクライナ侵略四年



労働者階級の国際的団結で

プーチンの暴虐を打ち破れ


(1)

 ロシアによるウクライナへの軍事侵略の開始から四年――ウクライナの労働者人民はいま、きわめて困難な局面に立たされている。昨二〇二五年八月にトランプとプーチンとが合意したところの・侵略者ロシアを免罪しその要求をほとんど丸呑みした「和平案」なるものを、米露の両権力者によって押しつけられようとしているからである。
 軍国主義帝国アメリカの「王」を気取るトランプはいま、ウクライナ政府にたいして、「今年の六月までに和平案を呑め。さもなければ停戦後の安全の保証はしない」と突きつけている。大統領就任一年にして早くもレイムダックと化しつつあるトランプの頭を占めているのは、アメリカ建国二五〇年までに「戦争を止めた偉大な大統領」としてのレガシーを残すことでしかない。
 まさにこのゆえに、ロシアの「皇帝」プーチンは、「ウクライナは無条件降伏するか、さもなくば支援が尽きるまで戦うかだ」などとほざき、昨年のクリスマスにも年明けにも、そして現在も、ウクライナの全土にミサイルと無人機を打ち込んでいるのだ。
 今、氷点下二五度を記録するここ二十年間で最も厳しい寒さがウクライナを襲っている。そのなかでロシア軍は、電力・ガス・水道などのインフラを破壊しつくし、また学校・病院・旅客列車などを攻撃している。彼らは火力発電の燃料を断つために炭鉱労働者のバスをも攻撃し多くの労働者を殺害した。こうして人口約三五〇万の首都キーウでは、その半数の家庭が停電に見舞われ、何十万の人々がキーウを去らざるをえなくなった。プーチンとその軍隊は、ウクライナ人民に寒さと飢えと暗闇を強制し彼らの抵抗の意志を挫くことを狙って、この国家テロに狂奔しているのだ。
 だが、ウクライナ人民は挫けない。彼らは、励ましあい助けあい支えあって、この極限の状況をものりこえようとしている。多くの労働組合が、また戦禍のなかでつくられた様々のコミュニティーが、破壊されたインフラを修理しけが人を救出し一人暮らしのお年寄りを助けているのだ。

(2)

 ウクライナの労働者人民が侵略者に屈しないのは、プーチンが二〇二二年九月に「ロシアへの併合」を勝手に宣言した東部・南部四州の同胞を見捨てることはできないからにちがいない。
 全世界の労働者人民はロシアの占領地の戦慄すべき実態に目を向け、プーチンの悪逆無道への階級的怒りを新たにしなければならない。
 ロシアに奪われたのは占領地四州の土地ばかりではない。そこには六〇〇万人のウクライナ人が暮らしているが、ロシアはこの「ニューテリトリー」にロシア人を大量に入植させウクライナ人から没収した住居をあてがっている。
 そして学校では、少年少女はロシアの国歌とロシア語を強制され、ロシアの歴史教科書を学ばされている。彼らは近い将来、ロシア兵としてウクライナ人と戦うように教育されているのだ。
 住民はロシアのパスポートなしでは街を歩けず、ロシア国籍なしでは病院にもかかれず薬も買えない。不用意なことを言えば逮捕されて十数年の刑に処される。人々は、息を潜めて目だたないように生きるしかない。ロシアに少しでも反抗するものは国家反逆罪で捕らえられ、その数はすでに一万六〇〇〇人に達する。収容所では毎日拷問され、レイプが横行している。
 外部から完全に遮断されブラックボックスと化している占領地の実態を密かに調べていて逮捕されたあるフリーの若き女性ジャーナリストは、その眼球をえぐられその脳の一部を切除された遺体となって、捕虜交換で返された。残虐無比な人非人どもは、「何も見ず何も考えない」のが身のためだという見せしめとして、彼女の遺体をわざわざ返したのである。
 占領された四州からは、四万六〇〇〇人以上のウクライナ人がロシア兵として徴集され、ウクライナ人と戦うために戦場に送られた。いまウクライナの収容所にいる捕虜の一六%は、ロシア兵として捕らえられたウクライナ人なのである。
 プーチンは、誘拐・拉致したすべての子どもを返せ! すべての捕虜を返せ!

(3)

 今ロシアでは、戦争の終結を望むものが六七%に達し、その継続を支持する二五%を大きく上回りだしている。それはなぜか?
 ロシア兵の戦死者はいまや三五万人をこえ、昨年の後半にその数は急増している。辺境の少数民族からの徴兵が限界にきていることからして、プーチンはいまやアフリカのケニアやソマリアやアジアのインドやスリランカなどから外国人兵士を雇っている。しかもその手口は、SNSで「好待遇の就職口がある」と欺して戦場に送りこむというものである。戦場には戦車も装甲車もなく、兵士は馬とバイクと中古車だけを使っての「肉弾突撃」を強いられている。こうして占領地の拡大はまったくできず、戦死者の数だけが膨大化しているのだ。他国の労働者の兵士化を許すな!
 加えてロシアでは今――トランプがウクライナへの軍事援助・財政援助は縮小しつつ同時にロシアにたいしては石油・天然ガスなどの第三国を介しての迂回輸出への制裁を強化していることと相まって――インフレが猛威をふるいはじめている。さらに十数万人の帰還兵の失業と犯罪が社会の荒廃を加速してもいる。
 だがプーチンには「前方への逃走」以外に道は残されていない。ソ連邦の崩壊以後に経験した「亡国の悲哀」にうちひしがれてきたロシア人民にたいして、大国意識と被害者意識を注ぎこみ、そうすることによってFSB強権型国家を強化しつつ旧ソ連邦の版図の復活をはかってきたのがプーチンであって、このプーチンは「偉大なロシアの再興」をかかげた戦争によって静かに高まるロシア人民の不満を鎮めるしかないのである。だからこそプーチンは、トランプによる和平の仲介にのるかのようなそぶりを見せながら、「ロシアの兵士が足を踏み入れた土地はロシアのものだ」などとうそぶき、ウクライナを降伏させるための無差別攻撃に狂奔しているのだ――ロシア国内では、たとえば「プーチンの戦争」に異を唱えただけの十四歳の少年をも軍事法廷にかけ五年の拘禁刑に処すといった、まるで狂ったかのような弾圧をおこないながら。
 ロシアの労働者人民よ!
 今から一一〇年ほど前、あなた方の父祖であるロシアの労働者・農民・兵士は、マルクスの『共産党宣言』の理念と展望にのっとり、「資本主義の弱い環」といわれた帝政ロシアでプロレタリア革命を実現し、世界社会主義に向かう扉を開いた。
 だがレーニンの死後にスターリンは、「一国だけで社会主義を建設する」と宣言し、各国のプロレタリア階級闘争を「社会主義の砦」ソ連邦の防衛に従属させて全世界のプロレタリアートの解放という歴史的事業を裏切った。そして国内においては、マルクスが『ゴータ綱領批判』で明らかにした社会主義社会およびそれへの過渡期における経済原則を抹殺して、「スターリン式分配法則」によって官僚だけが膨大な余剰労働を収奪することを正当化し、勤労人民には過酷な「出来高払いノルマ制」を強制した。こうして彼らスターリン主義官僚どもは、労働力の商品化に立脚する資本主義的搾取とは異なる新たな収奪の方式を捏造したのだ。「社会主義」ソ連邦とは、スターリン主義官僚には宮殿を提供し、勤労人民には貧困を強制し、これを維持するために不満分子は「人民の敵」として粛清するという、マルクス主義とは縁もゆかりもない反労働者国家なのである。
 そしてまさにこうしたことのゆえにスターリン主義ソ連邦は、第二次世界大戦後の帝国主義との角逐における敗北を外因として内部から崩壊した。
 だがソ連邦崩壊以後、恥知らずにもスターリン主義国家=党官僚どもは、貧窮のどん底に突き落とされたロシア人民をかえりみることもなく、己れの地位を利用してあの手この手で国有財産を簒奪し、経済官僚的マフィアに転態した。そして二十一世紀に入るや、彼らは、KGBの小役人プーチンを大統領に据えたFSB強権型支配体制を築くとともに、その経済をFSBがエネルギー産業や軍需産業などのすべてを牛耳る国家資本主義(=疑似資本主義経済)に改造した。こうして「スターリンのソ連邦」と類似した今日の「ロシア帝国」が現出したのである。
 ロシアの支配者どもが「大ロシア主義」をかざし「ソ連邦崩壊は二十世紀最大の地政学的大惨事だ」などとほざいてウクライナをロシア連邦のもとに組みこもうとしているのは、まさに彼ら特権官僚の官僚的利害のためでしかないのだ。
 ロシアの労働者人民よ!
 プーチンの圧政にたいして良心にもとづく静かな抵抗をしてきた心ある人々よ!
 FSB強権型支配体制の打倒をめざして前進せよ!

(4)

 世界はいま、米・中・露の核大国が、力で己れの勢力圏を排他的に拡張する時代に突入した。
 アメリカのトランプ政権が年明けと同時に「反米・親中露国家」ベネズエラの政府を軍事的に攻撃し暴力的に転覆し、みずからの意に従う政権の樹立と石油の強奪を強行したこと――このトランプのネオ・モンロー主義をむきだしにした暴挙は、世界の暗黒化を一挙に深刻なものとしたのである。
 トランプの「アメリカを再び偉大にする」ための新戦略は、南北アメリカの両大陸からなる西半球からは中国やロシアの政治的軍事的経済的な一切の影響力を排除する、というものである。そしてその反面、ユーラシア大陸の東半分はロシアの、東南アジアは中国の勢力圏として認め、いわば棲み分けるということでもある。トランプは言う――「他国の内政や外交がわれわれの関心事となるのは、それらの行動がわれわれの利益を直接脅かす場合に限られる」と。まさにこのような観点からトランプは、ウクライナにたいしてかの米露合作の和平案を押しつけようとしているのだ。
 だが没落帝国主義アメリカのこの新たな国家戦略をまえにして、中国とロシアはその同盟的結託を強化しつつ、かつみずからの核戦力を増強しつつ、対米挑戦をますます強化している。このゆえに現代世界は今、第三次世界大戦の前夜というべき危機を日々深めているのだ。
 そしてこのような「弱肉強食の時代」に世界が暗転するその転回点となったのはいうまでもなく、今から四年前にプーチンが号令したウクライナへの軍事侵略にほかならない。
 ウクライナの労働者人民が侵略軍との不屈の戦いを続けているのは、暗く陰惨なあのソ連邦には絶対に戻りたくないという揺らぐことのない思いからにちがいない。彼らには、ウクライナにソビエト権力を樹立して(一九二二年)ロシアのプロレタリア革命に合流したにもかかわらず、スターリンが「ウクライナのロシア化」のための大粛清をおこなったこと、「農業集団化」に反対したウクライナの農民にたいしてスターリンが過酷な穀物徴発ノルマを課し六〇〇万人もの人民を故意に餓死に追いやったこと(ホロドモール)、チョルノービリ原発の爆発事故を十日間も隠蔽しウクライナを核浸しにしたこと、などのソ連官僚の悪業が今も語り継がれているにちがいない。
 ちなみに、こうしたウクライナ人民の苦悩に想いをはせることもなく、「ウクライナ戦争は米露代理戦争だ」とか、「悪いのはロシアを追いつめたNATOの方だ」とか、「ウクライナには支援すべきレジスタンスなどない」とか、「自国の人民に貧困をもたらすウクライナ支援反対」とかとさえずってきたインチキ左翼ども――とくに「陣営主義」に転落した欧州のエセ国際主義者や、ウクライナの現実とはまったく無縁なエセ平和主義者など――は、今ではすっかり沈黙してしまったかのごとくである。
 われわれは、世界の労働者人民にたいして、再び声を大にして訴える。プーチンの戦争に反対せず、ウクライナの労働者人民の偉大な闘いを拱手傍観する者は、日に日に高まる第三次世界大戦の危機に、熱核戦争による人類滅亡の危機に、みずから棹さすことになることを自覚せよ、と。
 ロシアの侵略開始四年にあたって、世界の各地で労働組合が起ちあがり、ウクライナへの連帯行動をくりひろげようとしている。そしてわれわれ日本の革命的左翼もこうした世界のたたかう仲間と連帯して、来る二月二十二〜三日に全国各地でウクライナ連帯統一行動をくりひろげる。
 暗黒の二十一世紀の闇は深い。だが、資本主義の終わりはすでに始まっている。戦争と貧困と圧政と地球の荒廃など、その悪があらゆる場面でむきだしになっているからである。この「終わりの始まり」を「現実の終わり」に転化し、今世紀を新たな社会を創造するその出発点たらしめること――それが「鉄鎖の他に失うべきなにものをももたない」疎外され虐げられ蔑まれた賃金奴隷としてのプロレタリアートの歴史的使命なのである。
 万国の労働者よ、団結せよ!
 ウクライナは世界のために! 世界はウクライナの兄弟のために!
  (二月十七日)



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「ロシア抵抗の顔」企画展を見て思ったこと


 ロシア国内で投獄されている人びとを紹介する企画展「ロシア抵抗の顔」が、昨秋東京都内で開催された。新聞でも紹介されていたその記事には「ロシア人は全員がプーチンを支持しているわけではない。ロシアに住みながら、闘っている人の存在に触れてほしい」と書いてあった。ロシアのウクライナへの軍事侵略直後、大きくもりあがったロシア国内の反戦運動は、その後プーチン政権の強権的な弾圧により、押しつぶされているかのように見える。実際、ロシア国内の反戦運動はほとんど報道されない。それゆえ、私はこの主催者の発言が気になった。あのプーチン政権下のなかで、ロシアの人たちはどのように闘っているのか、私は、ぜひこの企画展を見てみたいと思った。(主催は在日ロシア人有志でつくる任意団体「平和を願うロシア語の声」。日本国内では初開催という。)
 休日の公園は、観光地ということもあって行楽客でごった返している。
 そのギャラリーは公園の中にあった。しかし、ギャラリーは閑散としていた。ギャラリーとは名ばかりの薄暗い通路のような空間。(なぜ、このような会場なのか? このような会場しかなかったのか? この疑問は後日新聞報道ではじめて解けた。主催者は会場を確保するのに一年近くかかったといっていたのだから。会場確保の困難さをのりこえてこの企画の実現にこぎつけたということだ。このことに私は主催者のこの企画の実現にかけた意気込みを感じた。)

想像を絶するプーチン政権の弾圧
 会場の壁には所狭しと顔写真が貼られ、その下に説明が書かれている。会場の奥ではビデオが上映されている。
 写真の説明は以下のように書かれている。
・施設清掃員二十七歳、男性。持っていた鞄の中から「ロシア義勇軍のチラシがでてきた」ということをもって「テロ活動への支援」にかんする法律違反で懲役十年の実刑および矯正コロニーに処される。
・年金生活者、六十歳、女性。SNSに軍事行動にかんする虚偽情報を掲載したとして矯正コロニーにおける懲役八年。
・旋盤工、五十二歳、男性。SNSに「占領者に死を」と書きこんだことを理由に矯正コロニー五年三ヵ月。
・救急救命士、三十七歳、男性。「ロシア自由軍団に加入しようとした」ということを理由にして、厳格刑務所における懲役九年および釈放後の自由制限一年の判決。
・地区議会の議員、六十四歳。区議会の場で自分の意見(「戦争とは人間がやることのなかで、最も卑劣で、最も汚れた行為……」)と発言したことが、拘禁刑七年の罪。

 「ロシア抵抗の顔」は想像を絶する企画内容だ。私は写真の説明書きを読みながら身震いした。
 ウクライナでのロシア軍の犯罪行為を告発した記者や、「ウクライナに平和を」とバス停に書いた主婦、政治犯を支援するデモに参加した学生など長期の拘禁刑をうけている人たちの写真が続く。

以下見出し

「ロシアで自由にものが言える唯一の場所は法廷」
ロシアにおける反プーチンの闘いを全世界へ


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2・1労働者怒りの総決起集会 基調報告

二六春闘勝利!


大幅一律賃上げ獲得!



 結集されたすべての労働者・学生の皆さん!
 ネオファシスト首相・高市は、真冬の冒頭解散という暴挙をおこないました。「日本初の女性首相」になれたことに浮かれ舞いあがったこの高市は、「日本の未来を私に任せるかどうかの選挙だ」などとほざき、四年も続く物価高に苦しむ労働者の生活などいっさい無視して、あたかも「私に白紙委任せよ」といわんばかりの自己チュー選挙にうってでたのです。ふざけるな! 没落するアメリカ帝国の王を気取るトランプに抱きついて皇国ニッポン≠フ女帝になりあがらんとしているのが、不気味な作り笑いの高市なのです。
 いま日本の労働者は、資本家と彼らの政府によって食えない生活におとしこめられ、低賃金と過労死ラインをこえる超長時間労働で死ぬほどにこき使われ、使い捨てにされています。声をあげれば国家情報局からスパイ防止法をたてに弾圧される――こうした戦前の軍国主義日本に歴史がもどるかのような時代の岐路に立たされています。こうした吹き荒れるファシズムの嵐のなかで、私たちは今二六春闘をたたかおうとしています。私たちは、労働者人民を貧困に突き落とす政府と独占ブルジョアどもの一切の攻撃を打ち砕き、団結かたく<大幅一律賃上げ獲得>をめざしてたたかいましょう。また、これと一体的に日本の軍事強国化阻止などの反戦闘争をたたかいましょう! そして反戦闘争・反改憲闘争・政治経済闘争など一切の闘争を集約して日本型ネオ・ファシズム政権打倒へと前進していきましょう! 今日のこの集会を闘いの決起の場としてともにかちとりましょう。

T ネオ・ファシスト高市政権による極反動攻撃

1 国会冒頭の解散―総選挙にうってでた高市

2 高市政権によって一層過酷な生活を強いられる労働者

3 独占体への手厚い支援

4 大軍拡にのりだす首相・高市

5 労働者への強搾取と大衆収奪の強化

U 独占資本家による賃金切り下げを許すな!

V 独占資本家の下僕・「連合」芳野執行部を弾劾せよ!

W 大幅一律賃上げ獲得! インフレ促進・軍拡政策反対!

今こそ労働組合を強化しよう!


 結集されたすべての皆さん! 今年の春闘は、日本労働者階級の明日のかかった重大な闘いです。
 高市政権は、「積極財政」などと言いつつ赤字国債をバンバン発行して軍需産業をはじめとした独占資本を支援し、円安・株高を誘導してインフレを加速させています。高市は「強い経済・強い日本を取り戻す」などと言っていますが、これは労働者人民にたいしては我慢と忍従を強いるものです。独占資本家どもを富ませる他方で、労働者に強搾取や首切りを受け入れろというものではありませんか。高市は言います――強い経済にするには、所得を増やし・消費マインドを改善し・事業収益が上がることが必要だ。だから実質賃金上昇が定着化するまでには時間を要するのだ、と。
 労働者にむかって「今すぐ賃金が上がるなどと思うな」「企業の収益を上げることに奉仕せよ」と言っているのです。そして、ダブルワークやトリプルワークをしなければ食べていくことができない低賃金の労働者にたいしては、高市はこう言っています――もっと働きたいのでしょう、働いて働いて働けばいいでしょう、労働時間の規制なんかとっぱらってあげるから、と。ふざけるな! 労働者をなめるんじゃない!
 高市政権のインフレ促進策によって、円安は加速し物価はうなぎ登りに上昇しています。賃金はいっこうに上がらず、餓死線上にさらされている労働者も多い。非正規雇用労働者は、資本家どもによる低賃金・労働強化・雇い止めにさらされつつ働かされています。
 いまこそ、政府=独占ブルジョアどもの悪辣な攻撃への怒りを燃やし、労働者階級の階級的団結をうち固め、今二六春闘を戦闘的にたたかっていこうではありませんか!
 (1)コメや食料品をはじめとするうちつづく物価高騰のもとで、労働者は低賃金を強いられ本当に食うや食わずです。独占資本家どもは、一部の労働者のみを賃上げして大多数の労働者には低賃金を強制しています。そして、労働者を分断しつつ労務管理を強化し、労働組合を破壊する策動にも邁進しています。この資本家どもとその政府にたいする労働者階級の戦闘宣言として、私たちは、<大幅かつ一律賃上げ獲得!>のスローガンを掲げたいと思います。
 これは、たった「三%」に賃上げ要求を抑制し「生産性を高めよう」「能力に応じた処遇を求める」などと資本家どもにつき従う「連合」指導部を弾劾しのりこえるためのスローガンでもあり、またこの闘いのただなかで労働者が階級的自覚を高めるためのスローガンでもあります。
 この闘いの戦術を集約したスローガンを、たたかう仲間の皆さんは、それぞれの職場・組合において具体化し、今春闘の戦闘的高揚をかちとりましょう!
 またわれわれは、事業再編やAI・IT導入による合理化攻撃に、断固として反対していくのでなければなりません。今日資本家どもが振りおろすAI合理化・労働者にたいする首切り・配転攻撃にたいして、「連合」や「全労連」指導部による闘争放棄・闘争歪曲を弾劾して、労働組合を主体に反撃の闘いを組織しましょう! 非正規雇用労働者にたいする低賃金や長時間・超強度の労働の強制、理不尽きわまりない雇い止めに、断固反撃しよう! そして、未組織労働者をドシドシ労働組合に組織化して組合の拡大と強化をかちとっていきましょう!
 (2)私たちは今春闘のただなかで、労働組合を戦闘的に強化するために奮闘しなければなりません。いま日本の労働運動は、「連合」指導部の労働貴族どもと「全労連」共産党系指導部によって歪められ牙をぬかれ萎靡沈滞していると言わざるをえません。われわれは、これを下からつくりかえ、いまこそ日本労働運動の戦闘的再生をかちとろうではありませんか。
 今日版「産業報国会」の親玉となっている「連合」芳野指導部や共産党議員のための集票に組合員を引き回す「全労連」指導部を弾劾しのりこえ、今春闘を大爆発させるとともに、労働組合を戦闘的に強化しよう! 資本家どもは、労働者を分断し、労働組合をつくらせないとか、会社当局の意のままに動く御用組合をつくるとかの攻撃を陰に陽にかけてきています。このような労働者の分断、労組破壊攻撃を打ち破って、労働者階級が血と汗を流して歴史的にかちとってきた労働組合――自覚した労働者の階級的団結形態であるこの労働組合――を、いたる所で結成しかつ強化し、労働者の階級的団結をうち固めていきましょう!
 一七八年前にマルクスが高らかに発した「労働者は鉄鎖のほかには失うべき何ものももたない」「万国の労働者、団結せよ!」という呼びかけは、いまこそ燦然と輝きを放っています。トランプやミニトランプなど世界中で没落帝国主義の暴君が登場し、プーチンによるウクライナ侵略を転回点として核をもった大国による他国への侵略と蹂躙が横行している今日、そして資本主義が生命力を失いどん詰まりに陥っている今日だからこそ、いまこそ労働者が団結して未来に向かって前進していくのでなければなりません。
 一九九一年のソ連邦崩壊以後、「共産主義は終焉した」とブルジョアどもは言います。しかし終焉したのは共産主義でもマルクス主義でもなくソ連型の「社会主義」というニセ・マルクス主義でありスターリン主義なのです。われわれは、このスターリン主義の誤謬と悪をも暴きだし、真のマルクス主義で武装して労働者の階級的団結を強化していくのでなければなりません。「戦争も貧困も抑圧も搾取もない世界」をめざしてたたかっているウクライナの労働者をはじめとした全世界の労働者と連帯して、今春闘を断固たたかいましょう!
 (3)今春闘において、われわれは、<大幅一律賃上げ獲得>を掲げるとともに、高市政権のインフレ促進・軍拡増税に反対し、また日本の軍事大国化・日米軍事同盟強化にも反対していくのでなければなりません。
 いまトランプ政権の「国家安全保障戦略」により対中国の最前線へとおしだされた日本――その首相である高市は、政治的・軍事的にも経済的にもアメリカと一体化しアメリカの「属国」として生き残る道を選びとっています。トランプは、「ドンロー主義」を呼号しながら南北アメリカの反米政権の転覆と石油利権の獲得に集中する他面で、アジアでは日本に対中国のいわば「出城」としての役割を果たさせるために、日本に軍事費を対GDP比の五%にまで上げることを迫ろうとしています。これに積極的に応えて日米軍事同盟を強化しつつ日本の大軍拡にひた走ろうとしているのが、極右・高市政権なのです。この政権は経済的にもアメリカと一体となってAI・半導体をはじめとした軍民両用の技術開発・産業育成を、政府主導で推進しているのです。そして、このように軍需産業を中心とした独占体の援助に国家財政をつぎこむことを呼び水として、「成長産業」への独占資本の投資を促そうというのが、「危機管理投資」とか「強い経済」とかを呼号する高市の階級的もくろみであり、そのために国債をバンバン発行するというインフレ促進策なのです。
 このように高市政権による軍事的・政治的政策と経済の諸政策とは密接に重なりあっています。労働者人民にもたらされるインフレ・実質賃金のいっそうの低下も、事業再編やAI合理化による首切り攻撃も、政府・独占ブルジョアジーによるみずからの生き残りのための階級的攻撃として連動してかけられているのです。
 だからわれわれは、<大幅一律賃上げ獲得!>とともに、高市の極反動攻撃を打ち破る政治経済闘争と反戦反安保・反改憲闘争とを、同時に一体的に断固としておしすすめましょう!
 そしてまた、こうした権力とブルジョア階級の野望を完膚なきまでに暴きだし、仁王立ちになってたたかっているわが革命的左翼の闘いを弾圧するためにこそ、彼ら権力者は、治安維持法の今日版であるスパイ防止法の制定を狙うなどのネオ・ファシズム的治安弾圧に血道をあげているのです。外国人労働者への排外主義をも煽りたてながら。
 ネオ・ファシズム支配体制の強化に反対しよう!
 (4)結集された労働者の皆さん! いまこそ闘いの時です! 独占資本家どもと彼らの利害を体現する高市日本型ネオ・ファシズム政権にたいして、いまこそ労働者階級の階級的団結をうち固め反撃していかねばなりません。
 今日のこの集会を出発点として、資本家どもにたいする賃金闘争と高市政権にたいする政治経済闘争、反戦反安保・反改憲闘争――こうした闘いの大きなうねりをつくりだしましょう。そのためにわれわれたたかう労働者は、下から既成労組を戦闘的につくりかえつつ、労組の共同行動をもめざしましょう。そして、こうした労働組合を中心とした共同の闘いを基礎とし土台として、労働者階級を主体とした反ファシズム統一戦線の結成をめざしていきましょう!
 いまこそ労働者階級の階級的団結をおし広げ、一切の闘争を集約して、労働者・学生・人民の実力で高市日本型ネオ・ファシズム政権の打倒にむけて前進しよう!
 ともにたたかおう!

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  わが同盟の二〇二六春闘スローガン

T 大幅一律賃上げ獲得! 春闘勝利!
 ◇政府・独占資本の賃下げ・諸物価引き上げを許すな!
 ◇賃上げ抑制・物価引き上げに加担する「連合」指導部を弾劾せよ!

U 一切の解雇・配転攻撃を労働者の団結で打ち砕け!

V 高市政権のインフレ政策・社会保障切り捨て・軍拡大増税反対!
 ◇軍需生産の拡大・武器輸出を許すな!
 ◇労基法改悪を打ち砕け!

W 大軍拡・安保強化・改憲反対!
    スパイ防止法の制定阻止!
    ロシアのウクライナ侵略反対!
   アメリカ帝国主義のベネズエラ軍事攻撃弾劾! イスラエルのガザ・ジェノサイドを許すな!

労働組合を戦闘的に強化し、ネオ産業報国会=「連合」を脱構築しよう!

反ファシズム統一戦線を構築し、極右高市政権打倒にむけて突きすすめ!

<戦争も搾取も圧政もない世界>をめざしてたたかう全世界の労働者・人民と連帯して闘おう! 




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