第2851号(2025年1月20日)の内容
<1〜4面>
反戦闘争のうねりを巻き起こせ
ウクライナ侵略・ガザ攻撃を粉砕せよ!
石破政権の大軍拡・安保強化を打ち砕け!
「反安保」を放棄する日共をのりこえ闘おう!
中央学生組織委員会
<5面>
「健康保険証詐取」をデッチ上げた警察権力の暴挙を弾劾する!
12・1革共同政治集会の感想
◎新年号漫画・絵解き
<6〜7面>
年頭の決意
北海道/東海/北陸
教育/社会事業/情報通信/化学/重工業
<8面>
辺野古の海に怒りの声轟く 12・14
米兵の少女暴行に怒り爆発 12・22 沖縄
労・農・学500名が集会・デモ 11・23 幌延
「解放」最新号
反戦闘争のうねりを巻き起こせ ウクライナ侵略・ガザ攻撃を粉砕せよ! 石破政権の大軍拡・安保強化を打ち砕け! 「反安保」を放棄する日共をのりこえ闘おう! 中央学生組織委員会 二〇二五年の劈頭にあたり、わが革共同・中央学生組織委員会は、すべての学生・労働者・人民にたいして、たたかう決意を表明する。 「主敵中国の封じこめ」を鮮明にしたトランプ政権の再登場は、没落からの復活をかけて狂暴化した軍国主義帝国アメリカと、今世紀半ばに「超大国」にのしあがる野望をたぎらせるネオ・スターリン主義中国とが全世界的に激突しあう時代に突入したことを告げ知らせた。 大統領となるドナルド・トランプは、外交チームに対中国強硬派をずらりとならべる布陣をつくるとともに、ロシアのプーチンにウクライナ問題にかんして「停戦」にむけての首脳会談を早期におこなうことを呼びかけた。このトランプの誘いに欣喜雀躍した侵略者プーチンは、ウクライナの占領地域の拡大にむけて攻撃をエスカレートさせている。 まさにそれは、主敵である中国との全面的な対決に国力を優先的に注ぎこむために、プーチンのロシアとは敵対関係を解消してゆき関係改善をはかるというアメリカ国家の戦略転換を露骨に示したのであった。 そして中東にかんしてもトランプは、パレスチナ・ガザにたいする無慈悲な攻撃を続けているシオニスト国家イスラエルに、イランを中心とする「抵抗の枢軸」を壊滅するようにしむけ、そのために軍事支援をさらに強化しようとしている。 しかも、このトランプがプーチンともつながりをもつ欧州諸国の極右勢力にテコ入れを強めることによって、EUは空中分解の危機をますます深めているのだ。現代世界は大きな地殻変動に見舞われているのである。 日本帝国主義の石破少数与党政権は、次期大統領トランプから、日本が対中国の軍事包囲網をその中核で担うこと・その軍事的役割をさらに拡大すること、そのために軍事費をNATOと同程度(GDP比五%)に大増額することを強く迫られてゆくにちがいない。これに狼狽を隠そうともせず・先回りして「三%」まで軍事費の大増額をうけいれる意志を表明しているのが、日米安保の首輪をはめられた「属国」日本の石破政権なのである。この政権は、日米軍事同盟の強化とそのための大軍拡に血道をあげているのだ。 まさしくいま、世界中でアメリカ帝国主義権力者をはじめとした各国権力者が国家エゴイズムを相互に貫徹しているのである。 そしてスターリニスト官僚専制支配を強める中国、FSB(連邦保安庁)専制支配で人民を組み敷くロシア、これらに内心では垂涎してきた米欧の資本主義諸国の権力者もまたトランプを筆頭にこぞってナチス的な強権的=軍事的支配体制をうちたて始めている。まさに暗黒支配が世界を覆いつくそうとしているのだ。 この極めて重大な局面において、われわれは革命的反戦闘争の怒濤の前進をかちとるために、新たな決意で起ちあがるのでなければならない。ロシアのプーチンによるウクライナ侵略を粉砕する闘いを、そしてまたイスラエルのネタニヤフによるガザ人民大虐殺に反対する反戦闘争を断固として創造しようではないか。 <反安保>を完全に放棄する日共系反対運動をのりこえ、反戦反安保闘争をたたかおう。辺野古への新基地建設を阻止し、沖縄・南西諸島を対中国の軍事要塞たらしめるための陸自ミサイル部隊の配備などの一切の攻撃をうち砕け。日本の軍事強国化のための大軍拡を許すな! 少数与党に転落した石破自民党とその政権が、学生・労働者の反戦闘争や政治経済闘争を抑えこむために日本型ネオ・ファシズム統治形態を強化する攻撃を強めていることを断じて許してはならない。 いま国家権力から仕掛けられている集中的な弾圧攻撃を敢然とうち破り、全学連のたたかう学生は、職場深部でたたかう労働者と連帯して革命的学生運動の一大前進をきりひらくためにたたかおうではないか! すべてのたたかう学生は、「2・1全学連闘争」と「2・23労学統一行動」に勇躍決起せよ! T 「トランプのアメリカ」の再登場で熾烈化する米―中露激突 A 歴史的没落にのたうつアメリカに出現した「トランプ帝国」 一月二十日にドナルド・トランプが、軍国主義帝国アメリカ大統領に再び就任し、第二期トランプ政権が発足する。 「アメリカの偉大な復興」をなしとげることを最高権力者として再び掲げた新大統領トランプ。このトランプは、「スーパー・パワー」である軍国主義帝国の核軍事力を背景にし・そして直接的に関税障壁を設けることを他国に突きつけ屈服を迫るという手法を取って、全世界各国にアメリカの国益に奉仕することを強制する意志をあからさまにしている。 大統領就任まで二週間をきった一月七日の記者会見でトランプは、「軍事・経済安全保障の理由で、グリーンランドをアメリカが所有する必要がある」などとぶちあげた。そして、中米パナマにたいしてもパナマ運河を――「いまは中国が管理している」などと怒りをぶちまけながら――アメリカに返還することをもとめることもほざいたのであった(これとあわせて「カナダはアメリカの州になるべきだ」「メキシコ湾はアメリカ湾に名称変更すべき」とも発言)。 デンマークの自治領であるグリーンランドは、アメリカ本土を狙うロシアの核ミサイルおよび核搭載の中国の原子力潜水艦を探知する米軍施設をもつアメリカと、豊富に埋蔵されているレアアースを狙い・また北極海にむけた軍事的要衝を確保する衝動を強めている中国(およびロシア)とが激突する最前線となっている。 また、パナマ運河もまた、中南米諸国にも「一帯一路」の経済圏を拡大する動きを加速させている中国と、「アメリカの裏庭」とみなした中南米への中国の政治的・経済的影響力の拡大を阻止したいアメリカとが激突する焦点となっている。 グリーンランドやパナマ運河を明け渡すことをトランプがデンマークやパナマの権力者にたいして迫っているのは、ネオ・スターリン主義中国を抑えこみ・落日の軍国主義帝国の復活をかちとるために、グリーンランド、カナダ、パナマまでの北アメリカ全域を支配圏に組みこむという野望にもとづいているのだ。 このトランプの「アメリカ・ファースト」にもとづく策動こそは、大統領選挙で圧勝したことでよりいっそう狂暴化したトランプ帝国が、中国の超大国化を阻止し・アメリカを再び強大な国家たらしめるために、新たな隷属国化戦略を濫発してゆくことを全世界に告知するものにほかならない。 全世界に通商戦争を仕掛けることを宣言したトランプ トランプは「経済緊急事態宣言」を発して、全世界各国にたいして一律に一〇〜二〇%の関税を課す意志をも明らかにしている〔すでに「不法移民」や「違法薬物」の流入を理由にメキシコとカナダからの輸入品に二五%の関税を課すこと、中国にたいしても「合成麻薬フェンタニルの流入への対抗」としてまず一〇%の追加関税を課すことを表明している〕。 「中国、メキシコ、カナダのようなアメリカに貿易赤字を強いている国は、アメリカから富を盗んでいる国だ」などと被害妄想を募らせて叫びたてながら、トランプはアメリカの国境を「関税の壁」で囲って・その城壁のなかから全世界にむけて「アメリカに従え」と絶叫しているのだ。 「アメリカ第一主義」をむきだしにして通商=貿易戦争を中国、メキシコ、カナダをはじめ全世界にむけて発動するトランプのこのふるまいこそは、国家エゴイズムの全世界への貫徹いがいのなにものでもない。 だがそれは、昔日の面影さえ完全に消えさった没落する軍国主義帝国の断末魔を象徴するものなのだ。 スターリン主義・ソ連邦の崩壊(一九九一年)によって「一超」の座を手に入れたことのゆえにアメリカは軍国主義帝国化し、軍事的にはユーゴスラヴィア、アフガニスタン、イラクにたいする三つの侵略戦争で世界を蹂躙した。そしてこれとあわせて経済的には「グローバリゼーション」の名のアメリカナイゼーションによって、世界各国の労働者人民からの飽くなき搾取と収奪をほしいままにし貧困を全世界にまき散らしてきたのが、アメリカ帝国主義であった。 このアメリカの大統領がいまや、「自由貿易」とか「グローバリゼーション」とかを「アメリカの富」を他国が盗み出すための仕組みとして拒絶し、しかも従来の政府・支配階級が理念として掲げてきた「自由と民主主義の守護神としてのアメリカ」という価値観そのものを破棄することを声高に主張しているのである。 もとより、アメリカの支配階級が掲げてきた「自由・民主主義・市場経済の全世界への拡大」なるものは、先住民(ネイティブ・アメリカン)であったインディアンを虐殺しつづけながら西部開拓をおしすすめていった入植白人たちの「コロンビア精神」、これにもとづく「アメリカ建国の歴史」に根をもつ血まみれの旗にほかならない。 だがしかしいまやトランプは、「自由・民主主義の全世界への拡大」という旗をひきずり下ろし捨てさって、「アメリカの偉大な復興」のためのアメリカ国家至上主義を高く掲げ直したのである。 そしていまや、アメリカ国家を建設した白人入植者の「コロンビア精神」を白人至上主義にもとづいて宣揚し、グリーンランド、カナダからパナマまでのアメリカ大陸北部全域をトランプ帝国の勢力圏たらしめるという新たな世界戦略をうちたて、それを貫徹することに躍起となりはじめたのである。 だがそれこそは、没落帝国の最期のあがきにほかならない。 没落帝国で加速する暗黒化 このトランプは大統領に就任したその日に、アメリカに一〇〇〇万人以上生活しているといわれる「不法移民」を中南米諸国に強制的に送還する大統領令に署名すること、四年前の「連邦議会乱入・占拠事件」で有罪となったものたちにたいする恩赦を与えることをくりかえし公言している。 そしてトランプは、みずからを「訴追」した司法省の検察官、FBI(連邦捜査局)の捜査官を「ディープステート(闇の政府)」とみなして、司法省・FBIにトランプの手下たちを送りこんでこれらを完全に掌握しようとしている。さらには、その捜査に協力したすべての行政機構の官僚・職員(五万人)を放逐してそれをトランプ派に総入れ替えすることも画策している。 かてて加えてトランプは、「アメリカと世界からリベラルを駆逐する」と公言している世界一の富豪イーロン・マスクを政府効率化省のトップにすえた。このマスクは、トランプの意を体現して、民主党の基盤となっているリベラル勢力(「多様性」の価値観をもつ人々)を「極左=マルクス主義者」などと断じてあらゆる行政機関・教育現場から駆逐しようとしているのである(なお、マスクはみずからが運営するSNS「X」を使って「ドイツのための選択肢(AfD)」などの欧州の極右=ネオ・ファシスト勢力との連携を強め、欧州各国の選挙への介入を強めてもいる)。 こうした諸策動を「リベラル・極左の撲滅=ディープステートの解体のための労働者階級の階級闘争」などとイデオロギー的に粉飾しているのがトランプとその一派にほかならない。まさにそれは、大統領職と上下両院の多数を共和党で独占するという「トリプル・レッド」を確立したことにもとづいて、形式的には残されてきたブルジョア的「三権分立」制度を暴力的に破壊し、ナチスばりの全体主義的な統治形態をつくりあげようとするものにほかならない。 だがもちろんそれは、没落の道を転がり落ちる軍国主義帝国、その最末期で露わにしている暗黒化≠ノほかならないのである。 〔一月十日、ニューヨーク州地方裁判所はポルノ女優との不倫もみ消し事件でトランプに有罪を言い渡した。こうしてトランプは史上初の「犯罪者」大統領として出発することが決まった。〕 B 侵略を拡大するロシアとロシアに有利な「停戦」をウクライナに迫るアメリカ C ガザ人民虐殺とイランを中心とする「抵抗の枢軸」の撲滅戦に狂奔するイスラエル D 東アジアで激突するアメリカと中国 朝鮮半島で高まる戦争の危機 E 戦火と貧窮と圧政が拡大する現代世界 U 大軍拡・安保強化に狂奔する石破ヨレヨレ政権 トランプ第二次政権に身構える石破政権 政府・自民党内での対立・抗争の激化 今日版の大政翼賛会の創出と治安弾圧体制の強化 死滅する既成反対運動と全学連の闘い V 革命的反戦闘争の一大高揚をかちとれ A ロシアのウクライナ侵略を粉砕せよ B イスラエルによるガザ人民大虐殺を許すな C 日米グローバル同盟の強化と大軍拡をうち砕く反戦闘争を創造せよ |
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「健康保険証詐取」をデッチ上げた警察権力の暴挙を弾劾する! 昨二〇二四年十一月二十六日、埼玉県警は驚くべきことに、反戦をたたかってきた仲間のAさんを「健康保険証と薬を不正に詐取した」などという罪をデッチ上げて不当逮捕した。しかも埼玉県警は何をトチ狂ったか、彼女の立ち寄り先であるなどという勝手な決めつけを口実にして、埼玉県下の民間の印刷会社をも強制捜索した。警察権力は同日午後一時から翌二十七日の午前十時まで、実に二十一時間にわたって、夜を徹した捜索を強行したのだ。 さらに十二月七日には、埼玉県警と警視庁公安部は、同容疑で東京都内の解放社の本館・旧館をも強制捜索した。 われわれは、今回の警察権力による「国民健康保険証の不正取得」なる容疑のねつ造が、あまりにもデタラメきわまりないものであることを、断固として暴きだしただちに法的にも反撃した。このわれわれの闘いの前に青ざめた警察権力は、Aさんを釈放せざるをえなくなった(十二月十七日)。「冤罪のデッチ上げ」などという権力の新たな治安弾圧は、われわれの反撃の前に完膚なきまでに早ばやと打ち砕かれたのである。 冤罪のねつ造に狂奔する警察権力 警察権力のAさんにたいする「詐欺罪」をデッチ上げての逮捕攻撃は、前代未聞の暴挙である。 Aさんは住所地にしている実家に自治体から国民健康保険証が送付されたので、それを提示して病院で診察を受け薬剤を薬局から受けとっただけである。これのどこが犯罪だというのか! 実家を住民登録し、そこに自治体から送られてきた保険証を使用して診察を受け、薬局で薬剤を受けとることは、誰でもおこなっていることではないか! 実際、警察権力は、民間の印刷会社にたいして二十一時間にもおよぶ徹夜の捜索をおこなったにもかかわらず、当然のことながら、「保険証の不正取得」の証拠など何一つ押収できなかったという。そればかりか、印刷会社の社員の方から聞くところによれば、警察権力は、民間会社への強制捜査の正当性を強弁するために、この会社にAさんが「立ち寄った」ことの物証として、出てくるはずもないAさんの匂いの痕跡を求めて、二匹の警察犬まで動員した。にもかかわらず、何一つ成果≠ヘなく、犬は疲れ果ててへたり込んでしまったという。 そこで埼玉県警が二十一時間の捜索において印刷会社から押収したものは、商業新聞や広告など数多ある印刷物や資料の中からブクロ=中核派や青解派など権力の走狗どもの機関紙五点だけであったという。そして容疑とは無関係のものを押収するこうしたデタラメな捜索に抗議した会社の顧問弁護士にたいして、埼玉県警は、「(Aさんが)他党派の調査をしている可能性がある」(県警本部警部・坂本)などとうそぶいたのだそうである。 なお解放社本社への捜索においてはもちろん、権力による押収物などゼロであったことはいうまでもない。 国家権力の新たな弾圧とその階級的狙い それにしても、冤罪のねつ造などという新たな手口を使った弾圧に狂奔する警察権力・国家権力の階級的狙いは、いったいどこにあるのか? 今日、詐欺グループの暗躍が大きな社会問題となっている。そのなかで、あたかもわが革命的左翼が詐欺を組織的におこなう集団であるかのように描きだすこと――これが国家権力の階級的な狙いなのだ。そして国家による全人民のいわゆるデジタル管理=監視と、これの治安機関による反体制的団体への利用をバックとして、この新たな治安維持法型の弾圧は強行されているのだ。 二〇二二年十二月、警察権力・埼玉県警は、ある女性教育労働者宅への不当捜索を強行した。権力は、車の車検証にかつて住んでいた実家の住所が記載されていたことを「電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪」とみなすというデタラメな容疑をデッチ上げた。そして権力は、この女性労働者の軽自動車を押収し、「組織犯罪に使われている」などと描きだそうとしたのである。 権力のこのフレームアップ攻撃が、治安弾圧の新たな形態にほかならないことを、われわれは徹底的に暴露し木端微塵に粉砕したのだ(本紙第二七五一号参照)。この不当捜索にたいして女性労働者は、さいたま地裁に国家賠償訴訟を起こし、いま裁判闘争で県警を追いつめている。 また昨年十一月には警視庁公安部が、全学連の学生にたいして「給付金不正受給」の「詐欺罪」をデッチ上げて、学生住居への一斉家宅捜索を強行した(本紙第二八四六号を参照)。 全人民のデジタル監視をバックにした国家権力の治安弾圧の今日的形態――それが「革命的左翼=反社会的な組織的詐欺集団」なるフェイクの権力による大々的な流布なのである。「詐欺」の証拠など何もないにもかかわらず、だから押収物などありもしないことがわかっているにもかかわらず、警察権力が捜索と同時にマスコミ各社を現場に呼んで大きく宣伝させようとしたり、わざわざ警察犬まで動員してこれみよがしに異常な徹夜の捜索を演出してみせたりしているのは、まさにそのためなのだ。 だが、浅はかにも警察権力は、杜撰なフェイクのねつ造と垂れ流しに躍起になればなるほどに、みずから墓穴を掘っている。実際、たとえば昨年十一月の学生の捜索の際には、現場に呼ばれた記者たちに全学連の仲間が「詐欺罪デッチ上げの不当性」を説明した。すると、集まってきた付近の住民の人たちは口ぐちに言った、「また警察が罪をデッチ上げているのね」と。 「警察・検察とは冤罪をねつ造するもの」ということは、いまや社会常識となっているのだ。 追いつめられた国家権力のあがきを粉砕せよ 今日の国家権力がこうした悪辣な弾圧攻撃に狂奔するのは、わが革命的左翼が「プーチンのウクライナ侵略弾劾!」「イスラエルのガザへのジェノサイド攻撃弾劾!」「日本の軍事大国化阻止!」などの革命的反戦闘争を牽引しつつ、世界にむかってはばたいているからにほかならない。 しかも、いま裏金まみれの政府・自民党は、労働者・学生の怒りに包囲されている。だからこそ石破自民党は、反戦闘争や裏金疑獄弾劾の闘いの先頭にたっているわが革命的左翼への憎しみにかられて、「革マル派=詐欺集団」なる荒唐無稽なフェイクの流布とこれを煙幕としたファシズム的な治安弾圧に血道をあげているのである。 ブルジョア階級政党=自民党は、いま少数与党へと転落している。だがまさにこのゆえに政府=支配階級は、林立する浮き足だった野党をからめとりさらにブルジョア議会を大政翼賛化しつつ、かつ労働運動をより産業報国会化しつつ、もって日本型ネオ・ファシズム統治形態を今日的にうち固めていこうとしているのである。そして権力者どもは、真のプロレタリア前衛党にたいしては、その前進を阻むために、新たな攻撃を振りおろしつつあるのだ。 すべての労働者・学生諸君! 明らかに敵階級は、いかなる弾圧をもことごとくはね返して不屈に前進するわが革マル派を恐れている。 われわれはいっさいの弾圧を打ち砕き、より強く・より逞しく前進しようではないか――「革マル派の時代」を切り拓き「プロレタリア革命の時代」を実現するために! |
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12・14 「新基地建設阻止」の声轟く 闘志あふれる辺野古海上集会 |
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辺野古の海への土砂投入から六年を迎えた昨年十二月十四日、ヘリ基地反対協・海上行動チームは辺野古浜沖のK3護岸近くで海上集会を実現した。県反戦の労働者は、<反戦・反安保>の旗幟鮮明にその最先頭でたたかったのである。 「大浦湾埋め立て阻止!」 防衛相・中谷に怒りの拳 大浦湾の工事に着手した政府・防衛局は、海底に広がる軟弱地盤の改良工事に突き進もうとしている。すでに本島中部の中城湾港に埋め立て工事の拠点となる作業ヤードを設置し、地盤改良工事のための作業船を待機させている。この日、来沖した防衛相・中谷は、遅々として進まない工事を加速させるために辺野古現地視察にきていた。この緊迫した情勢のなか、結集した労働者・市民は、防衛相・中谷に辺野古の海から怒りの拳をたたきつけたのである。 |
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「埋め立て作業阻止」を掲げて進撃する海上カヌーチーム (24年12月14日、辺野古浜沖) |
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米兵少女暴行事件に怒り爆発 県民大会に二五〇〇名が結集 |
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12・22 沖縄 昨年末の十二月二十二日、「米兵の少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める県民大会」が、県内女性団体を中心に結成された実行委員会の主催で沖縄市民会館大ホールで開催された。結集した二五〇〇名余の労働者・学生・市民は、事件を半年間も隠蔽したうえにいまだ謝罪もしない日米両政府を弾劾し、「二度と同じことをくり返させないぞ」と怒りの声をあげた。 わが同盟は、革命的労働者・学生とともに、「少女暴行事件弾劾」の闘いを、「日米地位協定改定」請願運動にきりちぢめる共産党指導部の闘争歪曲をのりこえ、日米軍事同盟の強化に反対する反戦反安保闘争として高揚させるべく奮闘した。 事件を隠蔽した日米両政府を弾劾 |
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労・学・市民にわが情宣隊が檄 (24年12月22日、沖縄市) |
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11・23 幌延 高レベル核廃棄物処分場建設阻止! 労・農・学五百名が集会・デモ |
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昨二〇二四年十一月二十三日、道北・幌延町において「北海道への核持ち込みは許さない! 11・23幌延デー北海道集会」(主催:北海道平和運動フォーラム)が開催された。「原発とめろ! 北海道学生連帯会議」に結集するたたかう学生は、「連合」中央指導部の闘争抑圧に抗して道内各地から結集した労働者たちや地元の酪農民らと連帯して、石破自民党政権による原発再稼働・新増設、高レベル核廃棄物最終処分場建設を許さない声を断固としてあげてきたのだ。 闘う学生が<原発・核開発阻止>の檄 |
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闘う学生が集会参加者を鼓舞 (24年11月23日、北海道幌延町) |
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