第2859号(2025年3月17日)の内容

<1面>
2・23 〈プーチンの戦争〉粉砕に起つ
労学が那覇市街を戦闘的にデモ
大阪にウクライナ反戦の炎

<8面>
福岡・天神に侵略弾劾の声
名古屋市街を怒りのデモ

<2面>
2・24金沢学生デモ/2・24大阪露総領事館抗議闘争/2・25那覇学生が奮闘
ロシアのウクライナ空爆弾劾!
<3面>
「住居契約詐欺」デッチあげ弾劾!
愛大生らの不当逮捕弾劾!
<4面>
25春闘勝利!
私鉄総連本部の超低額要求弾劾!
<5面>
自動車総連中央の賃上げ自制打ち砕け
Topics DX対応を口実とした大量解雇攻撃を許すな
<6面>
郵政春闘の戦闘的高揚を!
<7面>
JCM2025春闘方針の批判
 「解放」最新号









  



 <プーチンの戦争>粉砕に起つ 2・23




那覇市街を戦闘的にデモ

沖縄労学統一行動

 
ロシアのウクライナ侵略3年――沖縄の労学が「侵略弾劾」の声高く国際通りをデモ
(2月23日、那覇市)
 ロシアによるウクライナ侵略から三年の二月二十三〜二十四日、全学連と反戦青年委員会は、ヨーロッパ・アメリカなど全世界で決起した労働者・人民と連帯し、<プーチンの戦争>をうち砕く烈々たる決意に燃えて全国各地で労学統一行動に起ちあがった。東京をはじめとして、札幌・金沢・名古屋・大阪・福岡・那覇において戦闘的デモを断固としてたたかいぬいたのである。
 沖縄では、県学連と反戦の労学が勇躍決起した。
 「行くぞ!」白ヘル部隊が松山公園から夕闇迫る那覇市街にくり出した。「<プーチンの戦争>粉砕!」と大書された横断幕を先頭に、降りしきる雨をものともせず、屈辱的「停戦」をウクライナ人民に強制するアメリカ大統領トランプへの怒りに燃えてデモ隊は進む。「プーチン政権打倒!」「ガザ人民虐殺を許すな!」「先制攻撃体制構築反対!」など色とりどりののぼり旗がはためく。「ここが自民党県連だ。怒りの拳をたたきつけよう!」街宣車の学生が呼びかける。「辺野古新基地建設阻止! 大浦湾埋め立て阻止!」「南西諸島の軍事要塞化反対!」安保強化の攻撃を打ちおろす石破自民党政権への怒りに燃えてデモ隊は嵐のようにシュプレヒコールをたたきつけた。
 デモ隊が国際通りに入るや行き交う労働者・市民がいっせいに労学の勇姿に注目する。「<プーチンの戦争>と<ネタニヤフの戦争>を打ち砕くぞ!」労働者・学生の力強い声がひびきわたった。「ウクライナ侵略反対だって!」と共感の声をあげてかけよってくる女性、デモ隊のかけ声にあわせて「侵略反対!」と拳をあげながら並進する男性、「がんばれー」と声援を送る若者たち、たたかう労・学への共感がみるみるうちに拡がっていく。横暴と暴虐の限りを尽くすトランプ政権と、大軍拡と基地強化に突き進む石破政権への憤激が労働者人民のあいだにうずまいているのだ。その期待を一身に背負い、労学の部隊は戦闘的デモンストレーションを最後まで貫徹したのである。




大阪にウクライナ反戦の炎

全関西労学統一行動

 
  アメリカ総領事館に向け進撃する関西の労学の部隊
(2月23日、大阪市)
白ヘル部隊がアメリカ総領事館に進撃

 午後三時半すぎ、雲ひとつない青空の下、大阪市西梅田公園を出発した反戦青年委員会と全学連関西共闘会議の部隊がアメリカ総領事館に向けてデモ行進にうってでた。「ロシアによるウクライナ侵略粉砕! ネタニヤフ=トランプによるガザ人民ジェノサイドを許すな!」と大書した横断幕を先頭に、デモ隊は寒風をものともせず曾根崎通を進撃する。「プーチンを免罪する米・露『停戦交渉』弾劾!」「領土割譲の強要反対!」「『スターリンの末裔』=プーチンを許さないぞ!」「ウクライナ人民と連帯してたたかうぞ!」大阪の中心街に労学のシュプレヒコールが轟く。デモ隊の勇姿に、沿道から、車の中から、労働者・市民の熱い共感の眼差しがいっせいに注がれる。
 梅新東の交差点を右折すると、目の前がアメリカ総領事館だ。「ウクライナに屈服を迫るトランプ政権を許さないぞ!」「トランプによる『ガザ所有』宣言弾劾!」アメリカ総領事館に向けて労学が渾身のシュプレヒコールを幾重にも叩きつける。
 デモ隊はさらに、大阪市役所前で「維新の会」・大阪市当局にたいして「改憲を宣揚する『維新』弾劾!」の怒りの声をあびせかけた。わが労学の部隊は、大阪市街デモを終始戦闘的に貫徹したのだ。

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ロシアのウクライナ空爆・人民虐殺弾劾!

殺人鬼プーチンを免罪しウクライナ人民を

蹂躙する米・露の「停戦交渉」を許すな!



 三月六日夜から八日にかけて侵略国ロシアのプーチン政権は、ウクライナ各地に大量のドローンとミサイルを撃ちこみ、ドネツク州とハルキウ州では十数人ものウクライナ人民を虐殺しさった。この殺人鬼プーチンの蛮行を、断じて許してはならない!
 プーチン政権はいま、アメリカ・トランプ政権による対ウクライナ軍事支援・軍事情報提供の「一時停止」に乗じて、焦りに駆られながら、ウクライナにたいする無差別殺人攻撃やエネルギー施設破壊攻撃に狂奔しているのだ。
 いまこそ日本のそして全世界の人民は、ウクライナの労働者人民にむけて強く強く連帯してたたかおうではないか! ウクライナの人民を蹂躙する米・露権力者による「停戦交渉」を許すな!「プーチン・ロシアのウクライナ侵略粉砕!」の闘いに全力で起ちあがれ!
 (三月十日)
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「住居契約の詐欺」をデッチあげた警察権力を弾劾する!

愛大生ら三名の不当逮捕弾劾!



革命的学生運動を破壊するためのネオ・ファシズム的弾圧を総力でうち砕け!

「えん罪」の捏造に狂奔する公安警察

 二月二十五日、愛知県警・公安三課は、住宅の「賃貸借契約にかんする詐欺」なる容疑をデッチあげて愛大生二名を不当逮捕した(他一名も翌日逮捕)。
 だが、この容疑なるものは徹頭徹尾デタラメなものである。事実は次のとおりである。
 愛大生のM君は、住居の賃貸借契約をする際に不動産会社の担当者にH君が同居する旨の申し入れをおこない、その後H君の「同居人申請」は正式に承諾されている。また、この二人(M君とH君)と新たに同居することになったN君についても「同居人申請」を不動産会社に正式におこない、それも承諾されている。
 これのいったいどこが詐欺だというのか。違法状態など微塵も存在しない。にもかかわらず警察権力は、M君が、H君、N君と「共謀」して不動産会社をだましたなどと罪をデッチあげて逮捕・家宅捜索を強行したのだ。あまつさえ警察権力は、不動産会社が「被害はない」といっていたにもかかわらず「被害届を出すように」と無理強いしたのである。罪の捏造だ。こんな暴挙がまたとあるか!
 なぜ警察権力はこんな血迷ったことをするのか。愛大生N君は反動当局者による彼への集団的アカハラと個人情報の不正な漏洩にかんする公益通報と意図的に漏洩した個人情報の開示請求をおこなった。まさにそのタイミングで不当逮捕を強行したのが警察権力なのだ。それは「N君はテロ集団の一員だ」「文化連から排除するべきだ」と学生たちにフェイクを吹き込み学生自治破壊に狂奔してきた当局者、そのバックに警察がいることを自己暴露するものなのだ。
 こうした警察権力と広瀬愛大当局にたいして、「ルームシェアしていることのどこが詐欺なんだ」「警察と大学の黒い結託が見え見えだ」と愛大生や教職員、さらには豊橋市民の怒りがキャンパスや街頭から爆発した。これに包囲された公安三課は、ついに三名を釈放せざるをえなかったのだ(三月七日)。
 二名を奪還した愛大生らは、権力と謀った反動当局者による学生自治の破壊と彼らへの懲戒処分をうち破る闘いを心あるサークル員たちとともに創造しているのである。
 〔追記 検察は「起訴猶予」でもなく「処分保留」でもなく「嫌疑不十分」とした。それは「詐欺」容疑があまりにもデタラメであることを検察じしんが自認するものにほかならない。〕

〈愛大闘争〉破壊を狙った治安維持法型の弾圧を粉砕せよ

 文字通りの「えん罪」をデッチあげて前代未聞の弾圧に警察権力が狂奔しているのは、全国の学生たちの進むべき道を示してきた<愛大闘争>にたいする階級的な憎悪をたぎらせているからにほかならない。じつに二年九ヵ月におよぶ<愛大闘争>は、数百人規模の学内デモ・学生大会・学内集会を数波にわたって組織しつつたたかわれてきた。そして、「反戦デモに自治会幟を掲示した」「学費値上げ反対の看板を学内に掲出した」ことを処分理由にした反動当局による自治会役員三名の退学処分にたいしても、そして自治会を「非公認」とする攻撃にたいしても、愛大にとどまらず全国の大学キャンパスで学生たちが、さらには職場・地域から労働者・市民が反対の声をあげつづけている。
 この愛大自治会を先頭とする全学連の闘いは、多くの学生に決起を促し・いまもなお日本全国の学生たちに檄を飛ばしつづけている。昨年来、全国の大学キャンパスでとりくまれている「ガザ虐殺弾劾」「学費値上げ反対」の闘い、その旋回軸となっているのがこの<愛大闘争>なのだ。
 まさにそれゆえに警察権力は、「詐欺」容疑をデッチあげ、あたかもわが全学連や革命的左翼が組織ぐるみで詐欺をおこなう反社会的な集団であるかのようなフェイクを垂れ流すことに躍起となっている。捜索の様子をマスコミに大々的に報道させたり、実名報道をさせたりしたのは、そのためなのだ。昨年末からの革命的左翼への連続的な弾圧に引き続くこの愛大生への不当逮捕攻撃こそは、新たに開始された二十一世紀の治安維持法型の弾圧にほかならない。

ネオ・ファシズム的な弾圧攻撃を粉砕せよ!

 国家権力が全学連への集中的な弾圧に狂奔しているのは、たたかう学生が名実ともに日本学生運動を革命的に領導しているからにほかならない。
 裏金にまみれてきた石破少数与党政権。この政権は、高額療養費の引き上げ問題などで労働者人民の激しい怒りの炎に包まれている。まさにそれゆえにヨレヨレとなっている石破自民党は、学生戦線で反戦反安保闘争や学費値上げ反対闘争、さらには裏金疑獄弾劾の闘いを最先頭で創造している全学連にたいする憎しみにかられて、「詐欺」集団なるフェイクとこれを煙幕とした治安弾圧に血道をあげているのである。
 全学連のすべてのたたかう学生諸君! 不屈にたたかいつづける愛大生と連帯して、荒れ狂う一切の弾圧をうち砕き、革命的学生運動の怒濤の前進をきりひらこう!
 労働戦線の深部でたたかう労働者とかたく連帯して、学生戦線のたたかう学生は、日本型ネオ・ファシズム統治形態の飛躍的な強化をうち砕く闘いの爆発をかちとれ!
(三月十日)
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公安警察による愛大生らの不当逮捕弾劾!

「逮捕」を口実とした懲戒処分反対!

「治安維持法型の弾圧」を打ち砕こう!


 警察権力と大学当局による不当弾圧・自治破壊に抗してたたかう愛知大学豊橋校舎学生自治会の声明を掲載します。  〔編集局〕

 わたしたちは全国の学生に訴えます。公安警察による愛大生二名の不当逮捕を断じて許してはなりません。無実の愛大生を奪還しよう! 不当逮捕を口実とした懲戒処分を絶対に阻止しよう!「治安維持法型の弾圧」の全国的な拡大を許さず、「反ファシズム」の広範な団結を創造しよう! すべての学生は愛大生とともに起ちあがろう!
愛知大学豊橋校舎学生自治会

以下 見出し

広範に巻きおこる学生・教職員・市民の怒りと疑念

個人情報保護法違反を告発しようとした学生を不当逮捕

全国で吹き荒れる学生自治破壊のなかで檄を飛ばす<愛大闘争>

「戦後八〇年」――<新たなファシズム>を打ち砕こう


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私鉄総連本部の超低額要求弾劾!

大幅一律賃上げ獲得をめざして闘おう!


 「アメリカ第一」を掲げ国家エゴイズムをむき出しに貫徹するトランプは、ウクライナ人民にたいして、そしてパレスチナ人民にたいして、許しがたい暴挙にうってでている。ウクライナにたいしては、クリミアおよび東・南部四州をプーチン・ロシアが占領することを容認したうえで停戦に応じろと強要し、アメリカが出した戦費の引き替えとしてウクライナに埋蔵されているレアアースをよこせと主張する。また、パレスチナ人民にたいしては、アラブ諸国に移住しろ、ガザはアメリカが占有するなどとぬかしているのだ。ふざけるな! われわれはウクライナ人民そしてパレスチナ人民と連帯して、<プーチン・ロシアによるウクライナ侵略反対!><ネタニヤフによるガザ・ジェノサイド弾劾!>の反戦闘争をここ日本の地においてたたかいぬかなければならない。
 そして日本においては、関税引き上げを乱発するトランプに戦々恐々とする独占資本家どもは、日本経済の再生のためにわれわれ労働者に犠牲を転嫁し物価をつり上げている。この物価高騰によってわれわれ労働者が苦しんでいるにもかかわらず、「連合」芳野指導部は「賃金、経済、物価を安定した巡航軌道にのせる」などとほざき、そのために「適正な価格転嫁」をすすめよと資本家どもによる物価高騰に加担しているのだ。
 わが私鉄総連本部もこれに便乗して「価格転嫁は運賃値上げでしか成しえない」と主張し、「継続した賃上げの定着」のために「賃上げ原資」として運賃値上げを政府・私鉄資本家たちにお願いするのが「二五春闘の鍵」などというのだ。
 私鉄の仲間たち! 労働者の実力で賃上げをかちとる賃金闘争を完全に投げ捨てた私鉄総連本部を許すな。われわれは、<運賃値上げを「賃上げ原資」とした「継続した賃上げ」の定着>ともいうべき新たな賃金闘争方針≠うちだした私鉄総連本部を弾劾し、<大幅一律賃上げ獲得>をめざして二五春闘の大爆発をかちとろうではないか。

以下 見出し

1 「事業構造改革」のために総額人件費抑制を強める私鉄資本

 資本家に屈服する総連本部

2 貧窮にあえぐ労働者を無視した超低額要求

3 総連本部の抑圧に抗し大幅一律賃上げをかちとろう

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自動車総連中央の賃上げ自制を打ち砕け!

産業大再編下での春闘を闘おう!

 昨二〇二四年末に「世界第三位の自動車グループの誕生か」などと鳴り物入りで発表されたホンダと日産自動車(・三菱自動車)との経営統合の協議は、二月十三日わずか二ヵ月足らずで最終的に破綻した。だが、それは自動車産業の歴史的大再編の序章にすぎない。
 「BYD」や「吉利汽車」などの新興の中国自動車メーカーの台頭のまえに、日本や欧州の自動車独占体は世界最大の中国市場において大幅な売り上げ減(前年度比で、ドイツVW〔フォルクスワーゲン〕は九・五%、トヨタ六%、ホンダは三〇%、日産自動車は一〇・五%の減少)となり、それをも引き金としてVWや日産など一部独占体は経営危機に陥っている。車のSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)化とそれにともなう収益構造の激変、これに加えてトランプ政権の高関税政策などによって、自動車諸独占体の経営危機は相乗的に高まってもいる。自動車独占体各社はこの危機をのりきるために、「合従連衡」の名目のもとに系列下の中堅・中小企業の「淘汰・選別」を実施するばかりではなく、自動車独占体間の大再編をもテコにして、労働者によりいっそうの犠牲を転嫁してきている。まさに二五春闘は、すべての自動車産業で働く労働者にとって正念場である。労使協議路線をいっそう濃化する自動車総連指導部を弾劾し、いまこそ職場深部から労働者の階級的団結をつくりだし反撃していくのでなければならない。

以下 見出し

「実質賃金の確保」さえ投げ捨てた賃上げの自制方針

「絶対額重視」という賃金要求方式の反労働者性

企業再編に伴う配転・転籍・首切りを許すな!

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大幅一律賃上げをかちとれ

郵政春闘の戦闘的高揚を!



 二月十七日、JP労組本部は郵政経営陣に、正社員の基準内賃金一万五〇〇〇円の引き上げなどの春闘要求を提出した。物価高でこの超低額要求はいったい何だ。断じて許すな! しかもこの要求は、会社の「人財獲得」競争を支えるための一般職および若年層に絞った賃上げ要求であり、大多数の郵政労働者を完全に無視するものなのだ。
 われわれたたかう労働者は、経営陣の賃金抑制策に呼応する本部を弾劾しのりこえ<大幅一律賃上げ>をかちとろうではないか。

以下 見出し

T 人件費削減を呼号する経営陣と全面協力するJP労組本部

U 組合員全体の賃上げを放棄した超低額要求弾劾!

V 春闘の歪曲を許さず大幅一律賃上げをかちとろう
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金属産業発展のための春闘≠ヨの歪曲を許すな!

JCM「二〇二五春闘方針」の批判

 自動車総連・電機連合・基幹労連・JAM・全電線という民間・ものづくり・金属≠フ産業別労組で構成する金属労協(JCM)。その先頭をきって基幹労連傘下の大手企業(日本製鉄や三菱重工業など)労組が二月七日に春闘の要求書を企業経営陣に提出し、三月十二日の集中回答日に向けて労使交渉に入った。十二日には自動車総連傘下の、つづけて十三日には電機連合傘下の各労組もつぎつぎと要求書を提出し労使交渉に入った。
 経団連の会長・十倉などは、これまでの二年間を賃上げの「起点」「加速」の年と位置づけ「今年の春闘で『定着』をめざす」とうそぶいている。だが「中小企業は定昇相当分も含め六%(一万八〇〇〇円)以上の賃上げを」という「連合」の要求にたいしては「高水準である」などと恫喝して、居丈高な賃金抑制を労働者に強制しようとしている。そして日本の独占資本家どもは、今二五春闘を前にして、再登場したトランプによってしかけられている関税=貿易戦争≠ノ身構え、みずからの延命のために、よりいっそうの犠牲を労働者・人民に転嫁しようとしている。
 「連合」指導部が賃上げ要求の目安を昨年と同じ「三%以上(定昇別)」に据え置いたなかでJCM指導部は、「JC共闘全体で春闘の先頭に立つ」などと吹聴して、昨年の要求に二〇〇〇円を上乗せして「一万二〇〇〇円以上(定昇別)の賃上げ」をJCMの統一要求基準とした。このように彼らがわずかとはいえ相対的に高め≠ネ要求をかかげたのは、金属産業に優秀な人材≠獲得していくためである。いま金属産業の独占資本家どもはこぞってDX・GXに向けた「構造改革」にとりくみ、それに必要な人材を獲得することに狂奔している。このような資本家どもに尻をたたかれてJCMの右派労働貴族どもは、金属産業こそがわが国の基幹産業である≠ニの自負のもとに「金属産業の発展に資する労働運動」をかかげて組合運動を展開しているのだ。
 われわれは、JCM指導部が金属産業の独占資本家どもの手先となって進めている産業報国のための労働運動≠うちくだく決意のもとに、<大幅一律賃上げ獲得>めざして今二五春闘を戦闘的にたたかうのでなければならない。

以下 見出し

T 二五春闘方針の特徴

U 「人材獲得」のための賃上げ要求

V 「付加価値の適正循環」構築方針の反労働者性


W 産業報国運動を打ち破れ!
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全世界人民と連帯して決起



 2・24

「プーチンの戦争を打ち砕け!」   

北信越共闘 金沢市街をデモ



 二月二十四日、全学連北信越地方共闘会議のたたかう学生たちは、「<プーチンの戦争>粉砕! ウクライナ人民を蹂躙する米・露の『停戦交渉』反対!」を掲げて、金沢市の中心街・香林坊でデモンストレーションに勇躍決起した。学生たちはリズミカルにかけ声をあげる。「安保・粉砕!」「改憲・阻止!」「侵略・反対!」「プーチン・倒せ!」街中が戦闘的ムードに彩られていく。デモ行進を終えた学生たちは、総括集会をおこない、既成反対運動の沈黙を突き破り北陸の地からウクライナ反戦の炎を赤あかと燃えあがらせてきたことの画期的意義をうち固め、団結ガンバローで闘いを締めくくった。こうして全学連北信越共闘のたたかう学生たちは、全国・全世界の労働者・学生と連帯して、北陸の雪をも溶かす熱気で「2・24香林坊デモ」を最後まで戦闘的にたたかいぬいたのだ。
   「米・露による『停戦交渉』反対!」と訴えデモ行進する学生たち
(2月24日、金沢市)


ロシア総領事館に抗議 

闘う学生が労働者・市民と共に奮闘
 2・24 大阪


 二月二十四日、豊中市のロシア総領事館前で「ロシアのウクライナ侵略三ヵ年抗議! 在大阪ロシア総領事館抗議・申し入れ行動」がおこなわれた(主催は「しないさせない戦争協力・関西ネットワーク」「ロシア軍の即時停戦・撤退を求める高槻市民グループ」「戦争法廃止! 豊中市民アクション」)。<プーチンの戦争>をうち砕く決意に燃えた神戸大学と奈良女子大学のたたかう学生は、戦闘的・革命的労働者と連帯して、結集した一〇〇人の労働者・市民の先頭でたたかいぬいた。 
  ロシア総領事館に怒りの拳を叩きつける学生たち
(2月24日、大阪府豊中市)
 

「<プーチンの戦争>粉砕!」
 

琉大・沖国大生が戦闘的息吹  2・25那覇 平和運動センター集会


 二月二十五日、ロシアのウクライナ侵略から三年に際して「戦争を止めよう! パレスチナに自由を! ウクライナに平和を! 沖縄集会」(沖縄平和運動センター主催)が、那覇市県民ひろばで開催された。アメリカのトランプ政権は許しがたいことにプーチン政権とのあいだでウクライナ人民を蹂躙する「停戦交渉」を開始した。トランプはウクライナにたいして「軍事支援の停止」をチラつかせながら、侵略者プーチンの要求を丸呑みにした「停戦案」なるものを受けいれることを迫っている。断じて許せない! ウクライナの労働者・人民は家族と郷土と民族を守るためにロシア侵略軍と戦ってきた。ウクライナの労働者人民を絶対に孤立させてはならない。琉球大・沖縄国際大のたたかう学生たちは、全世界で起ちあがった労働者人民と連帯し、沖縄の地から「<プーチンの戦争>粉砕!」のうねりをまきおこすために集会に勇躍決起した。
  闘う学生が結集した労働者と共に奮闘
(2月25日、那覇市県民ひろば)
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<プーチンの戦争>粉砕に起つ 2・23 


 福岡・天神に侵略弾劾の声  全九州労学統一行動

 全学連九州地方共闘会議と反戦青年委員会のたたかう仲間たちは、全国の労学闘争と連帯して、二月二十三日に福岡市天神において<プーチンの戦争粉砕!>を掲げて戦闘的なデモンストレーションを敢行した。侵略開始三年のこの日、既成左翼の闘争放棄を弾劾し、九州の地で唯一ウクライナ反戦闘争に決起した。

以下 見出し

「ウクライナ人民と連帯して闘おう!」 ――決起集会

労学のデモに圧倒的共感

  九州の闘う労学が全世界人民と連帯し戦闘的デモに決起
(2月23日、福岡市天神)


名古屋市街を怒りのデモ   全東海労学統一行動

 「いくぞ!」デモ指揮者のかけ声を合図に、全学連東海地方共闘会議の学生と名古屋地区反戦の労働者の部隊が名古屋の中心街・栄にデモ行進にうってでた。若宮大通り公園・若宮広場から「<プーチンの戦争>粉砕! <ネタニヤフの戦争>反対! 石破政権の大軍拡阻止!」と大書された横断幕を先頭につき進む。「侵略粉砕! プーチン打倒!」「安保粉砕! 改憲阻止!」寒風を突き破り名古屋の中心街にたたかう労学の雄叫びが轟く。全学連・反戦の深紅の大旗が翻る。「ロシアのウクライナ侵略粉砕!」「ガザ人民の大虐殺を許すな!」「ウクライナ人民と連帯してたたかうぞ!」林立する幟旗と闘志あふれる労学の白ヘル部隊に、沿道の労働者・市民が足をとめ、スマホで写真撮影する人もいる。デモ隊のかけ声に合わせて若者が手を振り呼応する。こうして、わが東海のたたかう労学は、全国、全世界のたたかう労働者・学生と連帯し、ウクライナ反戦の戦闘的なデモ行進を貫徹したのだ。

以下 見出し

全世界の人民と共に闘おう! ――決起集会

「暗黒の世紀」を覆せ! ――わが同盟代表
 
  労学が「<プーチンの戦争>粉砕、<ネタニヤフの戦争>粉砕」の雄叫び
(2月23日、名古屋市)
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