第2876号(2025年7月14日)の内容
<1面>
労学が怒りの反戦デモに決起
6・29 アメリカ大使館・ロシア大使館・首相官邸に進撃
<6面>
アメリカのイラン爆撃弾劾の炎
6・22 北海道労学統一行動
6・23 福岡/6・27 金沢
<2面>
6・21 佐賀 オスプレイ反対集会
<3面>
海自艦の金沢寄港を許すな
中国空母艦隊が「第2列島線」で演習
米不足・米価高騰招いた自民政権
<5面>
シリーズ 労働現場は今…〈3〉 バス運転士
「乗客置き去り」口実に労働強化
Topics 消費税減税に反対する芳野
<4面>
JDI(ジャパンディスプレイ)の大量首切りを許すな
ラピダス支援に巨額の血税
「解放」最新号
労学が怒りの反戦デモに決起 6・29 アメリカ大使館・ロシア大使館・首相官邸に進撃 米のイラン核施設爆撃弾劾!
怒りに燃えて結集した労働者・学生は<トランプ・ネタニヤフの戦争>と<プーチンの戦争>を絶対にうち砕くという烈々たる闘志をたぎらせて、反戦デモを戦闘的に打ち抜いたのだ。 そして、アメリカに安保の鎖で縛られた「属国」の石破政権が日米軍事同盟の強化と大軍拡という戦争準備に狂奔していることにたいしても、「反安保」を放棄する日共中央の腐敗によって死滅する既成の反対運動をのりこえるかたちで、<日米グローバル同盟粉砕>の雄叫びを轟かせて、労学は首都中枢に反戦反安保闘争の火柱を断固としてぶちあげた。国家権力・機動隊の強権的な弾圧を敢然とうち破りつつたたかう勇姿を示すことで労学は、日本のすべての労働者階級・人民にたいして、「いまこそ、戦争と貧窮を強制する石破日本型ネオ・ファシズム政権を打倒せよ」と熱い檄を飛ばしたのである。 白ヘル部隊が戦闘的デモ 午後二時三十分、全学連・反戦の白ヘル部隊が、芝公園23号地からデモにうってでた。 デモ隊が、一路めざすのは、あの憎きプーチン帝国の出先機関たるロシア大使館だ。「<プーチンの戦争>粉砕!」と大書きされた横断幕を先頭に、全学連旗、反戦旗が続く。色とりどりののぼり旗をはためかせながら、デモ隊は神谷町交差点にむけて、ぐいぐいと進み、ロシア大使館に肉迫していく。そしてついに怒りが炸裂した。 「ウクライナ侵略粉砕!」「スターリンの末裔の犯罪を許さないぞ!」「ウクライナ人民と連帯してたたかうぞ!」 ロシア大使館めがけて、シュプレヒコールを怒濤のように叩きつけた。 さあ次は、トランプ帝国の象徴たるアメリカ大使館だ。デモ隊は、桜田通りを北上する。殺人鬼ネタニヤフと共謀してイランの核施設への軍事攻撃に狂奔し、パレスチナ人民に「第二のナクバ」を強制する「戦争屋の皇帝」トランプ。このトランプの軍国主義帝国アメリカにたいする労学の怒りが爆発した。 「イラン核施設爆撃弾劾!」「ガザ・ジェノサイドを支えるトランプ政権を許さないぞ!」「トランプの広島・長崎発言弾劾!」 シュプレヒコールを嵐のように叩きつけたデモ隊は、首相官邸・国会にむけてさらに進撃を続ける。「安保粉砕」「内閣打倒」の力強いかけ声が轟く。真夏のようなむせ返る暑さをもはね返す気迫あふれる労学の隊列に、弾圧の機会をうかがう機動隊も一指も触れることができない。 「日米グローバル同盟反対!」「先制攻撃体制の構築反対!」「大軍拡粉砕!」「石破反動政権を打倒するぞ!」 労学は、首相・石破が鎮座する首相官邸、そして翼賛議会と化した国会にたいして、怒りの拳を幾度も幾度も叩きつけた。 こうして全学連と反戦青年委員会は、ロシア大使館、アメリカ大使館、首相官邸・国会にたいするデモを終始戦闘的にたたかいぬいたのである。 「核武装した戦争放火者の国家テロを許すな!」 ――総決起集会 <プーチンの戦争>粉砕の闘いを!――わが同盟代表が連帯挨拶 石破日本型ネオ・ファシズム政権を打倒せよ!
6・22‐29労学統一行動の戦闘的な高揚を全国でかちとったことにふまえて、アメリカ・イスラエルのイラン軍事攻撃弾劾、イスラエルのガザ・ジェノサイド攻撃粉砕の反戦の闘いとともに、ロシアのウクライナ侵略粉砕の闘いの爆発をかちとるためにさらに奮闘しよう。 そして、石破政権による日米軍事同盟の強化・大軍拡に断固反対する反戦反安保闘争の炎を全国各地から赤あかと燃えあがらせようではないか! 石破自民党は、先の都議選において過去最低数の議席しか獲得できず惨めにも大惨敗を喫した。「裏金」という名のヤミ献金にまみれながら、物価の暴騰に苦しむ労働者・人民にあくまでも消費税をはじめとする苛烈な大衆収奪を続け、社会保障の削減などの犠牲転嫁に狂奔してきた石破政権にたいする鬱積した怒りが爆発したのだ。 にもかかわらずこの政権は、アメリカの「暗愚の大統領」トランプからの「軍事費GDP比五%への増額」という高飛車な要求(総額三〇兆円もの巨額の軍事費への増額)を突きつけられていることにたいして、内心ではこれに応える意志をうちかためている。 トランプ政権から「貿易にかんして日本はこれまで非常に不公平だった。三〇〜三五%の関税、もしくはわれわれが設定する関税を支払うことになる」と最大級の脅しを突きつけられている石破政権は、あくまでも自動車関連の独占体の利害をできるだけ守ることを追求しつつ、「軍事費の五%への増額」に応えることでトランプ帝国への恭順の意志を示そうとしている。そしてこれをも渡りに船として、日本を軍事強国たらしめるための一大軍拡に突き進もうとしているのだ。 まさにこうした大軍拡のためには国家財政の安定的な確保とそのための大衆課税の強化が不可欠であるからこそ、参院選において石破自民党は「消費税という安定財源は重要だ」などとほざいて、貧窮にあえぐ労働者・人民への大衆収奪をいっそう強化する意志を鮮明にしているのだ。それこそは、トランプのアメリカに安保の鎖で締めあげられた「属国」の日本型ネオ・ファシズム政権の反動的な本質を如実に示すもの以外のなにものでもない。 このように反人民性をむきだしにする石破政権の延命をこれ以上許しては断じてならない。石破自民党を労働者・人民の力で奈落にまで突き落とせ! 日本労働者階級・人民は、一切の闘いを「安保破棄」「日本型ネオ・ファシズム粉砕」「大幅一律賃上げ獲得」の深紅のスローガンのもとに集約し、石破反動政権を打倒せよ! すべての労働者・学生は、わが同盟革マル派とともに起て! |
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米不足と米価高騰 食費高・生活苦を人民に強いる自民党政府 備蓄米放出後もつづく米の高値 米価格が昨年比で二倍に跳ねあがり、労働者・人民の暮らしを直撃している。わずかばかりの「賃上げ」は米価をはじめとする諸物価の高騰によって完全に吹き飛ばされた。参院選での惨敗をくいとめるために石破政権は、農林水産相・小泉に政府備蓄米を随意契約で放出させた。随意契約の備蓄米がスーパーなどの店頭に並んでから約一ヵ月になるが、入荷未定や品薄の店舗も多い。米が高すぎて食べられない≠ニいう危機は続いているのだ。 随意契約の備蓄米は五`二〇〇〇円程度、競争入札の備蓄米はブレンド米として三〇〇〇円台、そして銘柄米は四〇〇〇〜五〇〇〇円台に固定化しており、米の値段は「三層構造」を呈している。依然として人民にとっては高値だ。 さらに、今年の新米(二五年産米)が秋の収穫前から高値で取り引きされているという。新米を集荷する際に卸売りのJA(農業協同組合)が生産農家に提示する概算金(前払い金)の金額が昨年比三〜四割高となっている。そのうえ外食などの諸企業がJAの概算金を上回る価格を農家に示し、米争奪戦がすでに激化している。秋いこうも米価が劇的に下がるはずはない。 現在のこの米の高値は、昨二〇二四年夏のいわゆる「令和の米騒動」と呼ばれた米不足から続いている。昨年の八月ごろ、米がスーパーや米穀店の店頭から消えた。二三年夏の日本全土灼熱化によって、主食用として育成されてきた米が各地で品質低下し、飼料用・加工用に回さざるをえなくなった。くわえてロシアのウクライナ侵略と円安による輸入肥料の高値が、米農家を直撃した。 主食用米の減産のゆえに二三年時点ですでに米の需要量七〇五万dにたいして生産量は六六一万dしかなく、四四万dも不足していたのだ。にもかかわらず、政府は「米は足りている。新米(二四年産米)が出回れば米価は落ちつく」と強弁し、この状態を放置した。備蓄米を放出せよ≠フ声にたいしても、備蓄米は「有事」に備えてのものと称して放出を拒否しつづけたのだ。だが、二四年秋いこうも米価は高騰した。 今年一月に政府はようやく備蓄米の放出を決断し、六月に市場に放出した。しかし政府の備蓄米(九一万d)のうちこれまで放出したのは六一万d、米需要量の一割にも満たない。 自民党政府の減反政策′p続が元凶 「時給十円!」「米つくって飯食えねえ」米農家の悲鳴 アメリカに農畜産物の輸入を強制される「属国」 |
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「乗客置き去り」を口実! バス運転士への労働強化・労務管理強化を許すな! 運転士の責任追及に狂奔する経営者 今年四月以降、マスコミで「東京都営バスで車内に乗客を置き去り≠ノする事態が相次いでいる」と報道され、社会問題にされている。特に問題として取りあげられているのが、眠っていた小学生を見落とし、車内に乗せたまま運転士がバスから離れてしまった件だ(子供の帰宅が遅いことを心配した親が、子供のスマホの位置情報を確認し車庫内で寝ていることを発見したという)。静岡県で幼稚園送迎バスの車内に置き去りにされた園児が死亡した事件(二〇二二年九月)をうけて、「置き去り防止」を強化してきたのではないのか、と。 たしかに都営バスにかぎらずほぼどこのバス会社でも、路線バスが終点に到着した際に、運転士は、乗客が完全に降りたのかを確認するために、――会社によってやり方の違いはあるが――運転席から後ろを振り返って見るだけではなく、運転席を立って後部座席まで歩き目視で確認する車内確認をしなければならない、などとされている。座席で横になっている人や床で寝てしまっている人もいるからだ。 (たとえば、A社ではバスの後部座席に「車内点検済み」というマグネット板を貼りつけ、終点到着後に運転士がそれを取りにいくことによって車内点検をおこなうようにさせている。B社では、バス後部にスイッチを設置し、運転士がそれを押さないかぎりエンジンがかからないようにしている。) 今回報道されている「置き去り」は、運転士が「トイレに行きたい」と焦り、車内点検をおこなわないで数分間バスから離れてしまったということのようだ。 私の職場では、「こういう生理現象で焦ることはオレもよくあるよ」、「お漏らししながら車内点検しろというのか」という声が沸きおこっている。「点検漏れを防ぐには、会社が運転士とは別に点検要員を配置して、余裕をもって点検できるようにすべきなんだよ」という要求もあがっている。 ところが「バス車内への乗客置き去り」との報道が始まって以降、バス経営者たちは車内点検をおこなわず乗客を閉じ込めた≠ニ運転士の責任追及を強め、減給や出勤停止などの処分を乱発しているのだ。「置き去り」を起こした運転士にたいして、たとえばA社では減給処分、B社では下車勤・出勤停止数日、C社では「懲罰委員会」に即上申、D社では「車内点検の不履行」「虚偽報告」は停職五日、というように。そして、運転士へのこうした罰則強化をもって「置き去り」防止策を強化しているとおしだしているのがバス経営者なのだ。 バス労働者へのこんな攻撃が許されているのは、各労組本部が人命にかかわる≠ネどの理由で容認してしまっているからでもある。しかしバス職場で働くわれわれからすれば、我慢できないからトイレに直行≠オなければならない運転士の労働環境を問題にすることなく労働者を処分するバス資本家どもを許すわけにはいかないではないか。 「改善基準告示」(「自動車運転手の労働時間等の改善のための基準」)によって、バス運転士の連続運転は四時間以内とされている。この「基準」じたいがバス経営者による運転士の酷使を容認するものでしかないが、これさえ守られてはいないのが現実だ。たとえこの「基準」に従って運行計画がつくられていたとしても、実際には天候不良やイベントなどによる交通渋滞のゆえに、四時間を超え六時間も七時間も連続運転しなければいけないことがざらである。「時間通りにバスが来ない」という乗客のクレームに対応するために、「休憩を取らずにバスを走らせろ」と会社が強制するからだ。 また、「車内点検が運転士の義務」といいながら、終点到着から車庫に帰る回送発車までの時間を〇分などと、まったく車内点検のための時間を取っていないバス会社もある。 さらに、翌日の出勤時間までの時間(「勤務間インターバル」)が九時間しかなく、睡眠時間を四、五時間確保するのもままならない運転士は、車庫に戻ったらすぐにでも帰宅したいと気持ちが焦り、車内確認をおこなったとしても見落としてしまうこともある。 このように、余裕のない、無理のある運行計画をつくり、連日、バス運転士に長時間労働を強制して肉体的にも精神的にも追いつめておきながら、こうしたなかで生みだされる「乗客置き去り」という事故≠フすべての責任を運転士に転嫁し、労務管理をさらに強化してきているのが公営交通当局や私鉄のバス資本家たちなのだ。許せないではないか。 労組既成指導部がこうした経営者の攻撃を容認するなかで、われわれは各職場において、この「置き去り」問題について、「責任追及」ではなく「原因究明」をすべきこと、「車内点検」のミスを防ぐには、長時間労働・長時間拘束の抜本的是正が必要であり、「車内点検」を余裕をもっておこなえる運行計画や人員配置にすべきことを訴え、論議をまきおこしてきているのである。 低賃金・長時間労働・労務管理強化 バス職場は、このように「置き去り」もなかなか無くせない劣悪な労働環境のゆえに、いつまでたっても運転士不足が解消されないどころか、状況はますますひどくなっている。また、運転士だけではなく、事務員も要員不足が続いている。 「昨日も子供の起きている時間に帰れなかった」「そのうち子供はオレのこと忘れてしまうよ」と、家族を抱える労働者たちが悩みをこぼしている。最長一日十五時間も会社に拘束されるバス運転士たちは、家庭の崩壊を生みだす働き方はできないとバス職場から去っていく。また逆に、「こんな安い基本給だから、時間外とか休日出勤とかでもっと稼がないと子供を育てられない」と限界まで働いて、体を壊したり精神を病んでしまう労働者もいる。 運転士だけではない。何か問題が起こったらすべて現場で対応せよ≠ニ会社から押しつけられている事務員も同様だ。運転士不足のなかで、バス運行を維持するために、運転士に無理な残業や休日出勤を要請し、運転士と対立≠オて悩む事務員も多い。 他産業よりも賃金が二割安く、労働時間が二割長い=\―このように言われる低賃金・長時間労働こそが、いつまでたっても運転士ばかりではなく事務員も足りない、要員不足が続くバス職場の現状なのだ。 こうしてバス運転士の平均年齢は首都圏でも五十歳を超えている。地方のバス職場ではさらに高齢化している。にもかかわらず、私鉄、公営を問わずバス経営者は、「業務の平準化」の名のもとに運転士全員に時間外労働八十時間の上限規制ギリギリまで働くことを強制しているのだ。 そればかりではない。バス経営者たちは、「運転士不足」を理由にして、乗客が不便になろうとも不採算路線の廃止や減便を強行している。そして運転士には、減便によって乗客を満載しなければならないバスを、時間通りに運行することを強要しているのだ。さらに許せないことには、「時間通りに来ないじゃないか」「満員通過ばかりでバスに乗れない」などの乗客からの苦情・批判にたいして、「丁寧に説明せよ」と運転士・事務員に対応を強要し、その「接客接遇の適切さ」を査定給のための評価の対象に加えてさえいるのだ。 「こんな職場ではたらけるか!」とバス労働者が怒りを爆発させるのも当然ではないか。 「公共交通守れ」運動をのりこえ職場から闘いをつくりだそう! いまバス資本家どもは、政府・独占資本家どものデフレ脱却≠フ名による物価つり上げ策に支えられて、次々と運賃を引き上げている。(これを尻押ししているのが、「賃上げ原資を確保するための運賃値上げ」を主張する私鉄総連本部だ。こうすることによって彼ら総連本部は、この物価高にもかかわらず産別統一闘争によって賃上げをたたかいとることを完全に放棄しているのだ。) 人口減少社会への突入を見込んで、乗客が減少するばかりではなく労働人口が減少することに危機感を高じさせているバス資本家どもは今、少ない労働者でバスを運行することを可能とするために、IT産業にすがりついて自動運転の実証実験などに力を注いでいる。バス労働者の賃上げ・労働条件の改善にはカネを出さないで「人手不足」を促進し、自動運転や乗客囲い込みのためのデジタル・プラットフォーム開発などにどしどし資金を投じているのが私鉄資本家どもなのだ。こうした彼らの延命策・利潤追求のゆえに、低賃金・長時間労働を強いられているうえに、いまだ開発途上の危険なバスに、運転士は乗務させられてさえいるのである。 このような劣悪なバス職場の現状を知りながら、私鉄総連本部は、「持続可能な公共交通を維持するため」「交通産業の維持・存続のため」に必死にはたらけ、と組合員に号令している。それどころか、効率よく℃益をあげるためにはどうすればいいか、バス経営者と一緒になって経営計画を考えろ、とまで言うのだ。 ふざけるな! われわれはバス職場で、私鉄総連や自治労都市交評の指導部の腐敗を弾劾し、職場の労働者たちと論議を積み重ね、たたかいつづけている。 公営・私鉄を問わず、すべてのバス労働者は、そしてすべての交運労働者は、いまこそ<大幅一律賃上げ獲得! 長時間労働・労働強化・労務管理強化反対!>を掲げ、団結してたたかおうではないか! |
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「日の丸液晶」会社JDIの大量首切りを許すな! 五月十五日、液晶パネル製造の「国策会社」JDI(ジャパンディスプレイ)が、国内の全従業員(約二六〇〇人)の半数以上となる約一五〇〇人にものぼる大量の人員削減・首切り計画を発表した。〔JDIは国際競争力の低下によって衰退した日本の液晶事業の救済のために政府が資金援助し各社のディスプレイ部門を統合して二〇一二年に設立した企業。〕会長兼CEO(当時)スコット・キャロンは、「経営再建」のためには「抜本的な合理化が必要」だとして、以下のような再建策を明らかにした。 @主力の生産拠点である茂原工場(千葉県茂原市)は二〇二六年三月までに生産を終了し、生産設備などを石川工場(石川県川北町)に集約する。A国内で約一五〇〇人の希望退職を募る。募集期間は六月十六日〜八月二十五日で、海外でも国内と同じ割合で人員削減・首切りするとしている。 JDI経営陣は、みずからまねいた経営危機をのりきるために、一切の犠牲を労働者に転嫁しようとしているのだ。 以下、見出し 大リストラ・人員削減を強行 「事業構造の再編」になりふりかまわず突進 すべての犠牲を労働者に転嫁する経営陣 |
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国策半導体会社ラピダス 支援に巨額の血税を注ぎ込む石破政権 石破政権は、日本の半導体産業の再構築と軍民両用の先端半導体の国内製造拠点の確保をめざして、政府丸抱えで設立した国策会社・ラピダスの本格的な事業開始のために狂奔している。ラピダスは、北海道・新千歳に建設した工場において、今年四月に半導体試作ラインの稼働を開始した。しかしいまも、民間企業からの資金集めは進まず、もっぱら自民党政権による莫大な国家資金の投入に頼って計画は進められているのだ。 以下、見出し 最先端半導体の試作を開始したラピダス新千歳工場 手を変え品を変えての莫大な国家資金の投入 あくどい「財源」捻出策 |
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アメリカのイラン爆撃弾劾の炎 |
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6・22 北海道労学統一行動 |
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六月二十二日、全学連北海道地方共闘会議のたたかう学生と全道から結集した反戦青年委員会の戦闘的・革命的労働者は、全国で起ちあがった仲間と固く連帯して労学統一行動に決起した。まさにこの日の早朝、トランプ政権が米軍のB2爆撃機からバンカーバスターを投下し、原子力潜水艦からトマホークを発射してイラン核施設を爆撃した。結集した労学は、トランプのイラン攻撃にたいする怒りに燃えて決起した。 | |
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「熱核戦争の勃発を止めるぞ!」反戦の声高くデモ (6・22、札幌) |
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在札幌アメリカ総領事館に怒りの拳を叩きつける労学 (6月22日) |
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「今ヒトラーどもの暴虐を許すな!」労学が決意燃やす (6月22日、札幌) |
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イラン核施設爆撃に抗議 6・23 在福岡米領事館前で奮闘 |
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トランプ政権の蛮行を断じて許すな! わが同盟と福岡反戦青年委員会は、六月二十三日午前十時、怒りに燃えてアメリカ領事館(福岡市中央区)への抗議闘争に起ちあがった。 |
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「トランプ政権の蛮行を許すな!」米領事館に抗議 (6・23、福岡市) |
福岡・天神でわが同盟が熱烈に情宣―6・20 六月二十日、わが同盟は、福岡市の中心街・天神において、イスラエル・ネタニヤフ政権による十三日から連日のイラン全土への大規模軍事攻撃を弾劾する情宣をおこなった。 |
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福岡市・天神でわが同盟が情宣 (6・20) |
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大軍拡に突進する石破政権打倒! 自民県連に怒りの拳 6・27金沢 |
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六月二十七日、全学連北信越地方共闘会議のたたかう学生たちは、自民党石川県連にたいする抗議行動に勇躍決起した。 | |
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闘う金沢大生が自民党石川県連に「石破政権打倒!」の拳 (6月27日) |
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6・21佐賀 陸自オスプレイ配備絶対阻止! 労・学・市民620名が現地闘争 |
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六月二十一日に、佐賀市の佐賀空港近くで、七月の陸上自衛隊・佐賀駐屯地の開設とオスプレイの配備に反対する「オスプレイ来るな! 6・21佐賀駐屯地(仮称)抗議集会」が開催された。鹿児島大学のたたかう学生たちもこの闘いに合流し、諸団体のもとに結集した革命的・戦闘的労働者と連帯して、その最先頭において奮闘した。 | |
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オスプレイ配備反対の熱気うずまく (6月21日、佐賀市) |
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建設強行中の「隊庁舎」前で怒りのシュプレヒコールをあげる鹿大生 (6月21日) |
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