第1925号(2006年7月3日)の内容

<1面>
首都中枢に<反安保>の火柱 6・18
全学連・反戦 米大使館・国会に進撃
「リムパック粉砕・訪米阻止」の声高く


<4〜5面>
「リムパック2006」を阻止せよ
ブッシュ帝国の対中国侵略戦争計画にもとづく大規模実戦訓練

<2面>
6・18全東海労学統一行動
自民党愛知県連に進撃
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東海の学生が反戦ウォーク(5・28、名古屋)
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愛知大学生大会で改憲反対決議(6・8)写真へ
「教基法改悪法案を廃案に」集会(6・4、札幌)

<3面>
自衛隊3軍の協同転地演習阻止!
7・7浜大樹現地闘争に起て


<6面>
「公務員制度改革」に協力する自治労本部――第132回中央委
福岡県教委による人事評価・査定昇給制度導入に反対する闘いの再構築を
Topics 「自治体破綻法制」を許すな

<7面>
銀行諸資本が3兆円荒稼ぎ
激発する中国農民の抗議闘争

<8面>
万華鏡2006――情勢の断層を読む
太郎の一週間
属国のイージス
通話パターン
狂従米病―国民の命を手土産に
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

すべてのたたかう仲間に夏季一時金の3割カンパを訴える
 「解放」最新号
 




  


首都中枢に<反安保>の火柱 6・18


全学連・反戦 米大使館・国会に進撃


「リムパック粉砕・訪米阻止」の声高く

「日米新軍事同盟の強化粉砕!」
労・学が勇躍決起
(6月18日、愛宕通り)
 六月十八日、全学連のたたかう学生たちと反戦青年委員会の旗のもとに結集する戦闘的・革命的労働者たちは、<日米新軍事同盟の強化反対!「リムパック2006」阻止! 憲法改悪阻止!>を高々と掲げ、アメリカ大使館・国会・首相官邸に向けてのデモンストレーションに総決起した。
 中・露を主敵とする新たな世界制覇戦略にもとづいてアメリカ同盟体制の再構築に、すなわちNATOと日米軍事同盟とを現実的にリンクする策動に着手しているブッシュ政権。彼らは六月二十九日の日米首脳会談を前にして、グアム沖で「バリアント・シールド」という名の米軍の統合軍事演習(六月十九日〜二十三日)を、そしてハワイ沖では同盟諸国軍を動員して「リムパック2006」と称する八ヵ国共同統合軍事演習(六月二十六日〜七月二十八日)を、四つの空母機動部隊を投入するという空前の規模で強行しようとしている。これら一連の演習は、「対テロ戦争」という名の反米諸国家掃討戦と「台湾有事」の際の対中国侵略戦争を遂行するという構想にもとづくものにほかならない。
意気高く闘う決意を固める労・学
(芝公園23号地)
 東アジアにおいて、日米新軍事同盟の構築・強化を起動力として、新たな戦乱の荒波が逆巻いている。この決定的な局面において、日本労働運動の指導部たる「連合」中央は完全な闘争放棄をきめこみ、日共中央は「反安保」を完全に放棄した「自治体ぐるみ」の米軍基地強化反対運動へと闘争を歪曲している。たたかう労働者・学生たちは、既成平和運動をのりこえて、<日米新軍事同盟の強化反対>の旗高く、反戦反安保闘争に勇躍決起した。日米首脳会談粉砕、「リムパック2006」阻止、憲法・教育基本法改悪阻止、「共謀罪」新設阻止を掲げ、北海道、東海、関西においていっせいに決起した労働者・学生と相固く連帯し、首都中枢において<反安保>の火柱を赤々と燃えあがらせたのである。



以下、見出し

 スクラム固くデモ
 権力・右翼の闘争破壊を一蹴

 「〈米―中新対決〉下の戦争的危機を突き破れ」――総決起集会

 7・7十勝浜大樹現地闘争に決起せよ!


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戦争勃発の危機を高める「リムパック2006」を阻止せよ


ブッシュ帝国の対中国侵略戦争計画にもとづく大規模実戦訓練

 「一超」軍国主義帝国アメリカのブッシュ政権は、六月二十六日から七月二十八日までの約一ヵ月間にわたって、七ヵ国(日本、イギリス、オーストラリア、韓国、カナダ、チリ、ペルー)を動員して、環太平洋合同軍事演習「リムパック2006」を強行しようとしている。この演習は、八月に予定されている中国、ロシア、インドの三ヵ国合同軍事演習の機先を制するかたちでおこなわれるのだ。
 この演習こそは、「台湾海峡有事」を想定し対中国侵略戦争を遂行するための具体的な作戦計画にもとづく極めて実戦的な訓練であり、中国およびそれと結託するロシアにたいする軍事的威嚇にほかならない。明らかに米日両権力者は、日米軍事同盟の対中国攻守同盟としての現実的強化(その柱の一つをなす日本国軍の米軍への融合・一体化)を一挙に促進するために、この演習を強行しようとしているのだ。そのゆえに、まさにそれは、米―中・露の政治的・軍事的角逐が激化する現代世界のまっただなかで、東アジアにおける戦争勃発の危機をますます高めるもの以外のなにものでもない。
 ここに、「リムパック2006」をはじめとして太平洋を舞台としておこなわれようとしている米軍主導下の一大軍事演習の反人民的な実態を暴露する。今こそ、われわれは、反安保を完全に放棄した日共翼下の反基地運動をのりこえ、リムパックを阻止する闘いを全国の職場・学園から断固として創造するのでなければならない。

以下、見出し

 台湾海峡有事―中国軍との大規模戦闘を構想

 米軍指揮下での自衛隊三軍の「統合運用」

 アジア・太平洋諸国の総動員

 中国・ロシアにたいする軍事的威嚇

 クリミア半島・カリブ海でも軍事演習を展開


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自衛隊三軍の協同転地演習阻止!

7・7浜大樹現地闘争に起て!

 政府・防衛庁は、六月十九日から陸・海・空の三自衛隊を総動員して、北方転地と南方転地というふたつの「協同転地演習」を開始した(九月十八日までの三ヵ月間の予定)。七月七日には、北方転地演習の一環として、十勝・浜大樹海岸を敵地と見たてて、海自輸送艦とエアクッション艇LCACを使用して戦車・装甲車・武装歩兵を揚陸させる浜大樹演習を強行しようとしているのだ。
 しかも政府・防衛庁は、中国・ロシア・インド三国軍事演習の機先を制してブッシュ帝国が空母四隻を投入するかたちで開始した環太平洋合同軍事演習「リムパック2006」(六月二十六日から七月二十八日)に、海上自衛隊の護衛艦隊と航空自衛隊の対潜哨戒機部隊を派遣した。さらに七月一日には、「リムパック2006」に参加する米空母キティホークが、演習直前に民間港である北海道・小樽港に寄港しようとしているのだ。
 今回の自衛隊三軍の協同転地演習は、「リムパック2006」と明確にリンクし連動するものとして、計画され実行されている。「2+2」合意(五月一日)にもとづいて、米日両権力者はいま、中国軍の台湾侵攻を想定し・これにたいして米軍が日本国軍をも動員して対中国戦争を遂行するという米軍の対中国戦争計画を策定している。これにもとづいて自衛隊は、米軍とともに最前線で戦闘行動を遂行する力をつけるために、「リムパック」に参加するとともに独自に三軍協同演習を開始したのである。
 すべての労働者・学生諸君! 日米両権力者による相次ぐ軍事演習の強行を断固粉砕しよう。「2+2」合意にもとづく日米新軍事同盟の強化に反対しよう。
 民主党による改憲阻止・反安保闘争の抑圧をはねのけ、「反安保」を完全に放棄した日共系平和運動をのりこえてたたかおう。全道・全国の労働者・学生は、小泉政権による自衛隊協同転地演習を阻止する7・7十勝・浜大樹現地闘争に不退転の決意で総結集せよ!

見出し

 「台湾海峡有事」を想定した緊急展開演習

 日米軍事同盟の対中国攻守同盟としての現実的強化

 日共翼下の既成反対運動をのりこえて闘おう


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六月十八日、名古屋において、 
名古屋地区反戦労働者委員会の労働者と
全学連東海地方共闘会議の学生が
<日米新軍事同盟の強化反対!>
<環太平洋合同軍事演習阻止!>を掲げて
 断固としてたちあがった。





自民党愛知県連に怒りのシュプレヒコール(6月18日)


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五月二十八日、東海のたたかう学生たちは
「米日両軍の一体化と憲法改悪に反対する
5・28反戦ウォーク」
に起ちあがった。



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「憲法改悪反対」を決議 6・8愛知大学学生大会



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