第2938号(2026年10月5日)の内容

<1面>
改憲・安保強化を阻止せよ!
 高市日本型ネオ・ファシズム政権を打倒しよう!
 <プーチンの戦争><トランプの戦争>を粉砕せよ!
<2面>
大軍拡反対! 原発再稼働阻止!
 労・学・市民4000の声轟く
 9・23 東京 平和フォーラム集会・さようなら原発集会
<3面>
紅海の出口を制圧したイエメンのフーシ派
中東米軍基地の縮小・撤退に追いこまれるアメリカ
<4面>
ドイツ ファシストを通すな!
 ネオ・ナチとニセ「左翼」が「ウクライナ支援反対」で結託
 AfD主導の州政府樹立を許すな!
<5面>
改憲・戦争国家づくりを許すな!
 26秋期賃金闘争勝利!
 大幅一律賃上げ獲得!
 沖縄県自治体労働者委員会
Topics 教育労働者に労働強化を強いる都立高校教育改革を許すな
<6面>
万博で購入したEVバス190台を廃車
◆『新世紀』最新号(第345号)紹介
 「解放」最新号













  


改憲・安保強化を阻止せよ!

高市日本型ネオ・ファシズム政権を打倒しよう!

<プーチンの戦争><トランプの戦争>を粉砕せよ!


 
  「安保強化・大軍拡阻止!」「原発再稼働阻止!」闘う学生たちが平和フォーラム集会・
「さようなら原発」集会の最先頭で奮闘(9月23日、東京・代々木公園)
 高市政権による大軍拡と改憲総攻撃、原発再稼働の加速にたいする怒りに燃えてたたかいぬいている労働者・学生諸君! いまこそ日本全国の職場・学園・地域から改憲阻止・反戦反安保・原発再稼働反対の火柱を燃えあがらせよう!
 高市政権は、米トランプ政権の新核軍事戦略に隷従し、新たな「安保三文書」策定を一気におしすすめようとしている。そして憲法審査会においては、参政・国民民主をネオ大政翼賛会のもとに糾合しつつ、来春までの改憲原案の策定をなにがなんでもなし遂げようとしているのだ。
 この政権は、日米安保同盟強化・大軍拡・改憲に突進するとともに原発の再稼働・建て替えに突進している。それは、軍国日本のエネルギー安全保障だけではなく潜在的核武装能力を獲得するためにほかならない。
 いまこそ、反戦反安保・改憲阻止の闘いを爆発させよう! 原発・核開発を絶対に許すな! 高市日本型ネオ・ファシズム政権打倒をめざしてたたかおう!


「安保三文書」改定・「非核三原則」の破棄を許すな!

 高市政権はいま、「辺野古新基地の建設容認」を公言する古謝を沖縄県知事選で当選させたことに勢いを得て、米海兵隊の辺野古新基地建設に一気に拍車をかけている。いまやアメリカ権力者が「辺野古基地ができても普天間基地は返さない」と明言していることには、頬被りをきめこみながらである。しかも、中国を攻撃しうる長射程ミサイルの沖縄・南西諸島への配備を急加速しようとしているのだ。まさにそれらは、「日本は対中国の最前線に立て」というトランプ政権の要求に全面的に応えて、沖縄・南西諸島を対中国の軍事要塞化する攻撃にほかならない。
 高市政権は、「新しい戦い方」や「継戦能力の確保」を盛りこむ新たな「安保三文書」を今年末までに策定し大軍拡に突進しようとしている。その核心は、かのイラン侵略に際して最高指導者ハメネイを爆殺し二十四時間に一〇〇〇ヵ所の標的を攻撃した軍事作戦において米軍が使用したAI指揮統制システム、この「メイブン・スマート・システム」を陸海空自衛隊の統合作戦司令部に導入・配備することである。高市政権は、このAIシステムを駆使する米軍の指揮・統制下で日本国軍が中国・ロシア・北朝鮮などの「敵国」にたいして攻撃型無人機・水中発射型の極超音速誘導弾などを使った先制攻撃をしかける体制を構築しようとしている。しかも、イラン侵略戦争の泥沼に足を取られ兵器も弾薬も枯渇している米軍にたいして日本の軍需産業がそれらを供給することを策しているのだ。
 高市政権は、<米―中・露の二十一世紀型の東西角逐>というべき現代世界の激動のただなかで軍国主義帝国アメリカが策定した新たな核軍事戦略――この米核戦略に従属して日本の軍事戦略を策定しようとしているのだ。まさにそれは、日本の��アメリカの隷属国化�≠フいっそうの深まりをこそ意味するのであり、対中・対露攻守同盟=日米軍事同盟の核軍事同盟としての新たな次元における強化いがいのなにものでもない。
 AI軍事技術を信奉し「使いやすい核兵器」などと称する戦術核兵器を在日米軍に配備することを企むトランプ政権。この政権に安保の鎖で縛られた「属国」日本の高市政権は、改定「安保三文書」で「非核三原則」の「持ち込ませず」を撤廃しようとしてもいるのだ。「安保三文書」の改定を粉砕せよ!「非核三原則」の破棄=米軍戦術核の日本配備を許すな! 日米核軍事同盟の強化粉砕!
 新「安保三文書」策定にむけた政府の有識者会議においては、民間業者やその労働者を日米共同作戦に動員することが議論されている。医療・自治体・交運などの労働者を戦争に協力させる国家総動員体制の構築を断じて許してはならない。しかも、高市政権は、戦争政策に反対するあらゆる団体・個人を監視・弾圧することを狙って、国家情報会議(局)の設置につづいて日本版CIA=対外情報庁の新設やスパイ防止法の制定に突進している。
 日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化を粉砕せよ! 自民・維新のネオ・ファシストどもは、国旗損壊罪法の制定や皇室典範の改定をテコとして、日本ナショナリズムを煽りたて労働者人民を<軍国日本>のもとに統合しようとしている。政府権力者どもは、「二六〇〇年以上続く皇統」だの「男系男子の天皇を中心とした日本の国柄」だのというイデオロギーを喧伝し日本ナショナリズムを労働者人民に貫徹しようとしている。いまや、莫大な富を蓄積する独占資本家階級と狂乱的インフレ・強搾取にあえぐ労働者階級との階級的対立が可視化されているなかで、いっさいの社会的諸集団を国家のもとに「強制的同質化」することに血道をあげているのが、高市日本型ネオ・ファシスト政権なのだ。貧富の格差・階級間格差を剥きだしにする資本主義の悪をいまこそ暴きだし、反戦・反ファシズムの広大な階級的団結を創造しよう!
 核保有国たる中国・ロシア・北朝鮮に対抗して、アメリカと政治・軍事上のみならず経済安保上も一体化し「戦争国家」へと日本を本格的に改造するという国家意志を固めているのが高市政権である。そのためにこそ、憲法第九条に「自衛隊(国防軍)」を明記し、首相に緊急政令を発布する強権を付与する緊急事態条項を創設しようとしているのだ。高市政権による<軍国日本>再興のための改憲総攻撃を断固として打ち砕け!

ロシアのウクライナ侵略粉砕! 米・イスラエルのイラン軍事侵略をうち砕け!

 ロシアのプーチン政権はいま、キーウをはじめウクライナ各都市への攻撃をくりかえし労働者人民を虐殺している。同時に、ウクライナを支援する欧州諸国にたいしてドローンを侵入させるなどの軍事的恫喝を強化しているのだ。
 このプーチンと結託してウクライナに「領土割譲」を迫る「和平案」なるものを強要しようとしているのが、米中間選挙をまえに「外交成果」をあげることを欲しているトランプなのだ。ウクライナに譲歩を迫る「和平」の強制を許すな!
 プーチンの侵略に抗して団結固くたたかいぬいているウクライナ労働者人民と連帯し、全世界人民の力で<プーチンの戦争>を粉砕するために、日本の地からウクライナ反戦の炎を燃えあがらせようではないか。
 イランにたいして圧倒的な軍事力をふりかざしイスラーム体制の転覆と核開発阻止をなしとげることをもくろんだトランプの軍国主義帝国は、いまや惨めな敗北を強制されている。それは、彼らヤンキー権力者どもがイスラームの宗教的信念と<反米・反シオニズム>の理念にもとづいて結束するイラン人民の絆の強固さをなにひとつ予測することも理解することもできなかったからにほかならない。
 断末魔のトランプによるイラン再空爆・人民虐殺を許すな! イラン人民に犠牲を強制する経済制裁を弾劾せよ!
 イスラエルの殺人鬼ネタニヤフ政権は、昨年十月の「ガザ停戦」いこうも、ガザの大部分を軍事占領したうえで一方的に設定した「イエロー・ライン」の内側にパレスチナ人民を追いこみ虐殺しているのだ。ヨルダン川西岸では、武装したユダヤ人入植者がパレスチナ人民の住居や農地を破壊し強奪しつづけている。アメリカ帝国主義に庇護されたシオニストどものパレスチナ人民にたいする暴虐を断じて許すな!

<米―中・露激突>下の熱核戦争勃発の危機を突き破れ

 いまこそ反戦反安保・改憲阻止・反ファシズムの一大奔流を創造しなければならない。だが「連合」芳野指導部は、「平和フォーラム」に加盟する労組の反戦平和や憲法改悪反対の闘いを陰に陽に抑圧している。高市政権の大軍拡策動を下支えするネオ産業報国会の頭目たる芳野指導部を弾劾し、職場生産点から闘いをつくりだそう! ナショナルセンターや産別の違いを超えて<反戦反安保・反ファシズム>の労組共同行動を創造しよう!
 日本共産党指導部は、「相手に安心を与える外交でこそ平和はつくられる」などという「国民的な対案」を宣伝している。だが、みずからの国家的利害をかけて相互に角逐しあっている米と中・露の権力者どもにたいして、大軍拡に突進している高市政権にたいして、「平和外交政策」への転換をお願いすることによって平和を創造することができるなどというのはまったくの幻想でしかない。高市政権は、米―中・露の<新東西対決>のもとでトランプ政権に安保の鎖で縛られながら日本の軍事強国化の道を突進しているのであって、この攻撃を打ち砕くためには今こそ<反安保>の旗高くたたかうのでなければならない。
 同時にわれわれは、中国・ロシアの威嚇的な軍事行動・核戦力の強化にも反対しよう! 米―中・露の<新東西対決>下で高まる熱核戦争勃発の危機を突き破る反戦闘争をおしすすめよう!

浜岡原発のデータねつ造弾劾! 原発再稼働阻止!

 東京電力福島第一原発の核惨事から十五年のこんにち、高市政権はこの核惨事がなかったかのように原発再稼働・建て替えに突進している。この政府に尻を叩かれた中部電力は、浜岡原発の再稼働を強行するために「基準地震動」データをねつ造したのである。
 高市政権は、二〇五〇年代に十四基を建て替える計画をぶちあげている。まさにそれは、軍民両用AIの開発・データセンターの稼働には大量の電力が必要であることを見越して、それを確保するためにほかならない。こうした軍国日本のエネルギー安全保障だけではなく潜在的核武装能力をも獲得しようとしているのが高市政権なのだ。
 すべての労働者・学生・市民は、<反戦反安保・反改憲・反高市政権>の闘いに起ちあがれ! 労働者人民に戦争と抑圧と貧困を強いる高市日本型ネオ・ファシズム政権打倒にむけて突き進もう!


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「抵抗の枢軸」の大逆襲

紅海の出口を��制圧�≠オたイエメンのフーシ派

 九月十一日、イエメンのシーア派武装勢力フーシ派がバブエルマンデブ海峡の沿岸一帯を完全制圧した。サウジアラビア権力者の軍事的支援を受けて延命してきた「暫定政権」勢力を、彼らはこの地域から一気に駆逐したのだ。イランの軍事的支援を受けて「反米・反シオニズム」の「抵抗の枢軸」の一角を担うフーシ派が、ホルムズ海峡とならぶ中東産石油の搬出航路の急所を制圧したのである。
 この前日にフーシ派は、紅海に面した港湾都市モカを制圧した。まさしくそのタイミングを見計らって、イラン革命防衛隊の指揮のもとにイラクの親イラン武装部隊がサウジアラビアのアラビア半島横断石油パイプラインをドローン攻撃によって破壊した。ペルシャ湾岸の大油田地帯から紅海へ原油を運ぶ日量七〇〇万バレルの大動脈を切断して、中東一の原油輸出国を輸出完全停止に追いこんだのだ(十五日。二十二日に一部再開)。
 この結果、一時は一バレル八〇�jにまで下落していた原油価格が、イランによるホルムズ海峡封鎖直後(三月)と同じ一バレル一一〇�j台にまで急騰した。明らかにイラン指導部は、国際石油市場に衝撃を与えることを狙って、フーシ派のモカ制圧と時をあわせてサウジのパイプラインを破壊する攻撃を敢行したのである。さし迫る米中間選挙での共和党敗北を避けようとして「ホルムズ海峡は米軍が管理している」なるフェイクをたれ流して石油価格低減を誘導してきたトランプに痛打を喰らわせるために、イラン革命防衛隊の直接的統括のもとに、この攻撃は決行された。まさしくサウジ石油パイプライン破壊攻撃とフーシ派によるバブエルマンデブ海峡沿岸部の完全制圧は、軍国主義帝国アメリカとシオニスト・イスラエルにたいするシーア派「抵抗の枢軸」による一大反撃という意味をもつ。

以下、見出し

「暫定政権」打倒にふみだしたフーシ派

<トランプの戦争>を打ち砕く反戦闘争に起て!

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ドイツ

ファシストを通すな!

ネオ・ナチとニセ「左翼」が「ウクライナ支援反対」で結託

 九月二十日におこなわれたドイツ北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州の州議会選挙(定数七十一)で、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が三十二議席を獲得して第一党に躍り出た。九月六日のザクセン・アンハルト州議会選(定数八十三)でAfDが第一党となった(三十九議席)のにつづいて��躍進�≠オた。これで、二〇二四年選挙でAfDが初めて第一党となったチューリンゲン州議会とあわせて、ドイツの三つの州――いずれも旧東ドイツ地域――で、「反移民」「反EU」を掲げるこのネオ・ナチ政党が第一党の座を占めたことになる。
 その一方で、首相メルツの与党キリスト教民主同盟(CDU)の凋落はとめどもない。メクレンブルク・フォアポンメルン州議会選では、得票率五%を下回ったことで、規定により一つの議席も獲得できなかった。連邦議会選・州議会選を含め、CDUがすべての議席を失ったのは結党以来はじめてのこと。メルツは「大惨事だ」とうめき声をあげるほかなかった。
 このCDUやドイツ社会民主党(SPD)など主要政党は、いまやAfDが州議会のみならず国政レベルでもさらに勢力を増しかねないことに戦々恐々となっている。
 メルツ政権下で昂進する物価高や低賃金・失業にたいするドイツ人民の不満と怒りにつけこんで、AfDは��政権の移民優遇策こそがドイツ民衆の生活苦の原因�≠ニ「移民」にたいする憎しみをあおりたててきた。そればかりではない。この連中は、ドイツ連邦政府による対ウクライナ武器支援と対ロシア経済制裁を槍玉にあげ、「ウクライナよりドイツのためにカネを使え」「ウクライナへの支援をやめよ」と声高に唱えている。プーチンのウクライナ侵略の公然たる加担者としてあらわれているのが、プーチンのエージェントから汚いカネをもらっているにちがいないAfDなのだ。
 このAfDが、とりわけ東西ドイツ統一後の産業衰退・人口流出のなかで「自分たちは中央政府から見捨てられた」と受けとめてきた旧東ドイツの人民(「東」の平均賃金は「西」の八割にとどまる)に「東独の誇り」なるものをかきたてることで、州議会選の票をかすめとったのである。
 ところで、真正ファシストかつ「親プーチン」のこの極右AfDと、あろうことか「ウクライナ支援反対」を一致点として野合することをたくらむ自称「左翼」政党がいる。「ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟(BSW)」がそれだ。
 ザクセン・アンハルト州において、単独過半数の議席には達しなかったAfDが州政府を掌握するために他党に「連立政権樹立のための予備協議」を呼びかけた。これにたいして他のすべての政党がこの協議を拒否するなかで、唯一協議に応じるという対応をとったのがBSWであった。BSWは同州議会選で五議席を獲得しており、三十九議席のAfDがこの党と組めば過半数を超える。史上初めての「AfD=ネオ・ナチを与党とする州政府成立」が現実味を帯びてきているのだ。
 このBSWとは、ドイツ左翼党の党員であったザーラ・ヴァーゲンクネヒトとその一派が、執行部の「ウクライナ支持」方針に反発し、二〇二四年に分裂して成立した党である。初代党首ヴァーゲンクネヒトは、「ベルリンの壁」崩壊直前に東独のスターリニスト党=社会主義統一党の党員となり、その後身=民主社会党の幹部を務めてきた過去をもち、ロシアのウクライナ侵略開始後一貫して「ロシアと西側の関係悪化の原因はNATOの東方拡大」と唱えてきた女。このゴリゴリのスターリニストにして親プーチン分子が率いる「インチキ左翼」政党が、いまやAfDの別働隊として立ち回り、「ウクライナ支援反対」の州政府樹立に手を貸そうとしているとは! もちろん、このBSWもまた、プーチン=FSBのテコ入れをうけているにちがいない。
 ドイツ人民は、プーチンの侵略とたたかうウクライナの兄弟姉妹をゆめゆめ見捨てることなかれ! 生活苦にあえぐドイツ人民の怒りを「移民」と「ウクライナ」にふりむけようとするネオ・ナチとその別働隊の跳梁をうち砕け!
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AfD(ネオ・ナチ)主導の州政府樹立を許すな!

極右が第一党となったドイツ東部州議会選挙

 九月六日におこなわれたドイツ東部ザクセン・アンハルト州議会選挙において、極右「ドイツのための選択肢(AfD)」が議席の半数近く(八十三議席中の三十九)を制した。AfDが、旧東独スターリン主義者の党「ザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟(BSW)」(五議席)の取り込みに成功するならば、第二次大戦後はじめて極右ネオ・ナチ政党が主導する州政府が発足する。これを断じて許すな!〔他政党は、キリスト教民主同盟(CDU)十五、社民党(SPD)八、緑の党八、左翼党八。〕
 ドイツにおける「親ロシア」の旗手たるAfDのこの伸長をみてプーチンは、「欧州各国政府がロシアとの紛争を煽ってきた結果だ」とうそぶき、さっそくプーチン側近のドミトリエフとAfDとのロシア産天然ガスの再供給をめぐる会談を設定するという情報を流させた。
 プーチンは、ロシアへの経済制裁を続けるドイツをはじめとするEU(欧州連合)を内側から分解に追いこむことを狙って、このかんAfDなどの極右政党に資金援助をはじめ様ざまなテコ入れをおこなってきた。彼らは今回の地方選挙においても、AfDの支持拡大を狙って大規模な偽情報工作(「ドッペルゲンガー」作戦)を展開したといわれている。
 他方、アメリカ大統領トランプも「ドイツのポピュリスト政党が実にすばらしい夜を過ごした」とAfDの急伸を称賛した。彼らは、昨二〇二五年二月の連邦議会選挙の直前に副大統領バンスがドイツにのりこみ、公然と「AfD支持」演説をおこなっていらい、このネオ・ナチ政党を一貫して支援してきた。
 このようなプーチンやトランプのAfDへの公然・隠然のテコ入れにたいしては、CDU・SPD・緑の党などの既成諸政党は、「内政干渉」「選挙介入」と口を揃えて非難してきた。それにもかかわらずAfDは、ドイツ経済の危機のもとでの人民のメルツ政権にたいする不満の高まりにつけこんで難民・移民やウクライナ(支援)にたいする排外主義を煽りたて、とりわけ旧東独部において人民の票を掠めとったのだ。

以下、見出し

「ウクライナ支援停止」を掲げるプーチンの手先=AfD

移民・難民排斥とナチス式の教育・文化政策

ネオ・ナチに手を貸すスターリニストBSWを弾劾せよ!


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高市改造内閣による改憲・戦争国家づくりを許すな!


 26秋期賃金闘争勝利!

 大幅一律賃上げ獲得!

 沖縄県自治体労働者委員会

 極右・高市が率い維新が入閣した新たな内閣は、戦争国家に日本を改造することを狙う日本型ネオ・ファシズム政権だ。この政権は「新しい戦い方」を掲げ五万二〇〇〇機の無人兵器や長射程ミサイルの大量導入をうちだす安全保障関連三文書の年内改定を強行しようとしている。
 警戒せよ! 改憲・大軍拡に突きすすむ高市政権は、沖縄県知事選挙であらゆる手口を使い当選させた新知事・古謝を押したて、反戦・反基地の闘いや自治労運動を抑圧・破壊する攻撃をうちおろしてくるにちがいない。
 われわれは怒りに燃え、この攻撃を断固はね返したたかいぬこう! 自治体労働者は、沖縄の反戦反基地運動を牽引してきた自治労のたたかう伝統を今こそ発揮し、反戦・反ファシズム・憲法改悪阻止の闘いに決起しようではないか!

以下、見出し

憲法改悪阻止!「スパイ防止法」制定阻止!

戦争国家づくりにむけた「公務員人事管理報告」弾劾!

「予備自衛官」応募の強制に反対しよう!

実質賃下げの「賃金勧告」弾劾! 大幅一律賃上げを獲得しよう!

業務のデジタル化による人員削減反対!

米軍新基地建設阻止!
沖縄の軍事要塞化反対!



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万博で購入したEVバス
全一九〇台を廃車に

 血税を食い物にした自民党政権と「維新」大阪府・市当局

 維新・大阪市当局が一〇〇%株主の大阪メトロの経営陣が、大阪・関西万博(二〇二五年四月〜十月)で、万博会場―JR桜島駅間の輸送用として試験的に半年にわたって走らせ、その後は市内のすべての路線バスをEV化するという「経営計画」にもとづいて継続使用する、と称して購入した一九〇台のEVバス。このバスを、「車両トラブルや不具合をあいついでおこしたこと」「その後の国交省の指示にもとづく総点検によって車両の安全を保証できないこと」が判明したことを理由に、「一九〇台すべてを廃車処分にする」という「社内調査報告書」を経営陣は公表した(二〇二六年七月)。「維新の会」代表の吉村が大阪府知事として��非常に大きな投資をして果敢にチャレンジする�≠ニ豪語していた大阪メトロによるEVバスの導入は、購入した全車両を「廃棄物」にせざるをえないという無惨な破綻を露わにしたのだ。

以下、見出し

欠陥バス購入をゴリ押しした経産相・西村(当時)

政府と府・市当局の居直りを許すな


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 新世紀


   The Communist

   第345号

    2026年11月

最新号紹介

世界大戦の危機を突き破れ
――反戦闘争の指針を提起


高市政権の戦争国家づくりを暴く

 『新世紀』第三四五号の巻頭に第六十四回国際反戦中央集会の基調報告「世界大戦勃発の危機を突き破れ」(播田昇)を掲載した。論文は米―中・露<新東西角逐>下でさし迫る熱核戦争勃発の危機を突き破るために、全世界の同志仲間とスクラム固くたたかおう、と力強く呼びかける。そして、問いかける――「われわれはどんな歴史的時代を生きているのか? この暗黒の時代をどのように変革するのか?」と。
 核を持つ大国が「力こそ正義」とばかりに「主権国家」を破壊し勢力圏を拡大せんとする二十一世紀世界。この世界の基軸をなしているのが、没落軍国主義帝国アメリカと、「社会主義現代化強国」の看板を掲げロシアを従えて世界の覇者の座を奪おうとするネオ・スターリン主義中国との、「新東西角逐」というべき両者の激突であることを明らかにする。そして、この「暗黒の時代」を開いたくぎりこそ、旧ソ連邦の版図復活を策したロシアのウクライナ侵略であることをつきだす。さらに、スターリン主義ソ連邦の崩壊の歴史的意味にまで掘り下げ、「現代世界の悲惨の根底にあるスターリニズムそのものへの主体的反省」をも読者に訴える。
 この米―中・露激突のもとで、東アジアにおいて最前線に立たされているのが高市ネオ・ファシスト政権だ。この政権は、日本帝国主義の政治的・軍事的・経済的危機をアメリカと一体になって突破せんとしている。この政権が仕掛けている改憲・安保強化・大軍拡の攻撃と日本ナショナリズムの宣揚にたいして、いまこそ総反撃を、と論文は呼びかける。
 いま国会前をはじめ全国各地で人民が「改憲反対」「高市やめろ」の声をあげている。これらの人々に票田開拓の魂胆ですりより、闘いを議会主義的・市民主義的に歪めているのが日共中央だ。核軍拡競争をくりひろげる権力者に対話を求めて平和を創造しうるなどというのは幻想にすぎない。このような闘争歪曲をうち破って、労働者・人民の国境を越えた連帯を創造するためにたたかおうと、論文は呼びかける。また、緊急事態条項の創設にたいして「議会制民主主義を守れ」と対置する日共中央にたいして、権力者が投げ捨てたものを守れと要求する、このような後ろ向きの闘いでは「民主主義的諸権利」すらも守れないのだ。――論文はこう喝破し、「ブルジョア階級自身によるブルジョア民主主義的原理の破壊」にたいしては「本質的にはプロレタリア民主主義の実現こそがめざされなければならない」(黒田寛一)ということについても省察を促す。そして、「日共指導部翼下の『憲法守れ』運動をのりこえてたたかおう」と呼びかける。
 ◇今年の国際反戦集会には、実行委員会のアピールにこたえて、世界各地から連帯のメッセージが寄せられた。本号にその第一回として、ウクライナ連帯ヨーロッパ・ネットワーク(ENSU)、ドイツ左翼党、タビニ・フイラアティラからのメッセージを掲載した。
 アメリカとともに戦争を遂行する軍事強国へと日本をおしあげるための具体的追求について、その諸側面を分析しているのが「『安保三文書』改定に賭けた高市政権のドス黒い企みを暴く」である。「AI中心の戦いへの抜本的転換」と無人兵器配備、アメリカの日本への核持ち込みの公然化、西太平洋への中国軍部隊の進出を阻止するための「シーレーン防衛強化」、「継戦能力」確保のための兵器の大量備蓄、「防衛産業の抜本的強化」などを暴きだす。
 戦争する国家づくりのために高市政権は、米軍基地に反対する運動や「平和教育」の破壊に狂奔し、レッドパージを企んで「スパイ防止法」を制定しようとしている。これらのネオ・ファシズム的諸攻撃を分析し反撃の闘いの方向性を提起しているのが、「教育の国家統制の強化を許すな」、「『子ども版防衛白書』の学校配布拡大を許すな!」、「予備自衛官への応募かりたてに反対しよう」、そして「<軍国日本>再興のための『造船業再生ロードマップ』」の諸論文である。
 ◇労働戦線における闘いに関連した論文として、郵政の「事業救済運動に突進するJP労組本部」を弾劾する論文、「魅力ある産業構築」「人への投資」を要求する私鉄総連の運動方針批判、停電事故を続発させているJR東日本の技術性劣化の根拠を暴く論文、そして「治す医療」の縮減と医療労働者への極限的労働強化を策す診療報酬改定の狙いを暴く論文を掲載した。
 ◇「日共系御用学者によるマルクス思想の修正資本主義的歪曲」(村岡元気)は、党官僚・志位和夫の「自由時間拡大」論をマルクスの『フランスの内乱』で基礎づけるデタラメを斬る。「『資本の生き血』とは何か?」(須田文雄)は、自己の労働体験をふりかえりつつマルクスの『直接的生産過程の諸結果』に食らいついてマルクス主義者としての思想変革・思想形成を追求している。「ウクライナ人民と真に連帯する拠点をうち固めるために」(白山越志)は、「海を越えた階級的連帯」(『新世紀』第三三二号掲載の若原里菜論文)を読み直しつつ自己省察を深めている。

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9・23 東京
大軍拡反対! 原発再稼働阻止!

労・学・市民四千の声轟く

平和フォーラム集会
「さようなら原発」集会
 九月二十三日に、東京・代々木公園において、平和フォーラム主催の「進む軍事力強化に反対する全国集会」と、それに続いて「さようなら原発 9・23全国集会」(「さようなら原発」一千万署名市民の会主催)が開催された。
 米―中・露激突のもとで世界大戦勃発の危機をふかめる現代世界のなかで、高市政権は、日本を戦争国家へと飛躍させるための憲法改悪と大軍拡に突進している。この緊迫した情勢のただなかで、二つの集会が連続的に開かれた。
 小雨が止むことなく降りつづくなか、首都圏にとどまらず、日本全国から平和フォーラム・平和運動センターの労働組合員をはじめとして、労働者、学生や市民など四〇〇〇名が結集し、高市政権の軍拡・改憲攻撃、そして原発再稼働・新増設に反対する声をあげた。たたかう労働者・学生はその最先頭で奮闘したのだ。
わが同盟が全参加者に檄
 公園内では、十一時から「さようなら原発」関係のミニ・ステージやブースが開かれ、すでに多くの労働者・市民が集まっている。「進む軍事力強化に反対する全国集会」に参加する労働者たちは、十二時五十分開会のまえから、組合の幟旗をもって結集してきた。自治労、日教組、私鉄総連の幟、そして北海道や関東、中四国、九州などの平和フォーラム・平和運動センターの幟。会場内に次々と立てられた幟のもとに、雨をついて参加した組合員たちの輪や列がつくられた。
 わが同盟情宣隊は、会場入り口三ヵ所に陣どって、参加する組合員たちに、「改憲・安保強化を阻止せよ!」と大書したビラを、ひとりひとりに手渡していった。「雨のなか、ご苦労さまです」「頑張ってください」と声をあげ、皆がビラを受けとっていく。雨で濡れないように丁寧に折りたたむ労働者もいる。
 高市政権は、<新東西角逐>のもとで、アメリカの核軍事戦略に従属した軍事戦略として、「安保三文書」を改定しようとしている。「核持ち込み」を容認する高市政権による「安保三文書」改定・「非核三原則」の破棄を許すな! 日米核軍事同盟の強化粉砕! 改憲総攻撃を粉砕せよ! プーチンの戦争とトランプの戦争粉砕! わが同盟は断固たる檄を飛ばし、戦争と抑圧と貧困を強いる高市日本型ネオ・ファシズム政権を打倒しようと訴えたのだ。
 革命的・戦闘的労働者たちは、それぞれの職場・組合の仲間たちとともに結集した。彼らは、組合員の仲間とのあいだで、今こそ「連合」指導部による抑圧に抗して、平和フォーラムの諸労組を先頭に反戦・反改憲の闘いを断固としてとりくもうと論議をつくりだし、集会を高揚させるために奮闘した。
   「日本の大軍拡・新安保三文書の策定阻止! 改憲阻止!」「原発再稼働・新増設反対!」「高市政権をうち倒せ!」――首都圏の闘う学生たちは、
日共中央による議会主義的闘争歪曲をのりこえ9・23集会の戦闘的高揚をかちとるために、4000人の労働者・市民の最先頭でたたかいぬいた
(9月23日、東京・代々木公園)

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