第2937号(2026年9月28日)の内容
<1〜2面>
9・16
全学連第96回定期全国大会かちとる
<トランプの戦争><プーチンの戦争>を打ち砕け!
高市政権の改憲・新安保三文書策定を打ち砕く闘争態勢を固める
日本を「アメリカの武器・弾薬の一大生産地」とする高市
対米・対日の軍事的結託を強める中・露
国会前「19日行動」で学生が奮闘
<3面>
米軍AI戦争システムの導入に突進する高市政権
◎MSSを活用した「ヤマサクラ26」
<4面>
ヒマラヤ氷河大崩落
皇室典範の改定
うた いくさ破れて
<5面>
中部電力の「データ捏造」弾劾!
川内原発の運転継続を許すな!
島根原発の労働者重傷事故隠蔽弾劾
<6面>
日共系御用学者によるマルクス思想の修正資本主義的歪曲
「解放最新号
9・16 全学連第96回定期全国大会かちとる <トランプの戦争><プーチンの戦争>を打ち砕け! 高市政権の改憲・新安保三文書策定を打ち砕く闘争態勢を固める
いまアメリカのトランプ政権は、イランへの敗北にあえぎつつ軍事攻撃と経済制裁とを強行している。ロシアのプーチン政権は、ウクライナ人民の頭上に日々ドローン・ミサイルを叩きこみ数多の人民を殺戮している。<米―中・露新東西角逐>下の現代世界は、世界大戦勃発の危機をいや増しに高めているといわねばならない。 そのまっただなかで日本の高市政権は、日米軍事同盟の鎖で縛られた「属国」としてトランプのアメリカにますます隷従し戦争国家への飛躍をねらって改憲・新「安保三文書」策定の攻撃に突進している。 この重大な局面で実現された本大会において、全学連は、日共翼下の「憲法守れ」運動をのりこえ、「高市政権の改憲総攻撃阻止」「<トランプの戦争><プーチンの戦争>粉砕」の闘いをまきおこしてゆく確固たる闘争態勢をうち固めたのである。 今秋期闘争の革命的指針を練りあげる 全国から結集した学生が集い会場の熱気が高まるなか、有木全学連委員長が登壇し開会を宣言した。 はじめに中央執行委員会から議案第�T部「総括」が提起された。 まずもって、日共系反対運動をのりこえるかたちで今春期に全学連が推進してきた、イラン反戦、ウクライナ反戦の闘い、高市政権による改憲・大軍拡を打ち砕く闘い、学費値上げ反対の政治経済闘争の意義が浮き彫りにされた。 そのうえで、今春期闘争の諸教訓が次のように明らかにされた。――高市政権がふりおろす改憲を焦点とした日本型ネオ・ファシズム統治形態を飛躍的に強化する総攻撃の構造的特質を明らかにしてきたこと。および、高市政権による「安保三文書」改定をめぐって、中・露との<二十一世紀型の東西角逐>の熾烈化に決定された軍国主義帝国アメリカの核軍事戦略に従属した「属国」日本の新たな軍事戦略の策定として分析を深化してきたこと。 学生たちは、今春期の激闘につぐ激闘とそのただなかでの活発な討論を想起し、頷きながらペンを走らせる。 次に、議案第�U部「情勢分析」が提起された。 中東においては、軍国主義帝国アメリカのトランプ政権は、「抵抗の枢軸」諸勢力とも連携したイランの反撃のまえに、半年にわたり強行してきたイランにたいする侵略戦争の敗北の時を迎えている。いまこそイラン反戦闘争のさらなる爆発をもってトランプ帝国を包囲するのでなければならない。 侵略者プーチンはウクライナの防空システム不足につけこんでキーウなど諸都市へのドローン・ミサイル攻撃を連日強行している。侵略者への壮大なレジスタンスを戦いぬいてきた人民はいま、中間選挙をまえにしたトランプがプーチンとともに「ウクライナ和平仲介」の新たな蠢きを開始したもとで困難な局面に立たされている。われわれは、いまこの時こそ、いっそうウクライナ反戦闘争を燃えあがらせるのでなければならない。 侵略者どもへの怒りみなぎるこれらの提起に、そして米―中・露角逐下で熱核戦争の危機を高める東アジア情勢のダイナミックな分析の提起に、学生たちはみずからの責務をかみしめる。 さらに国内情勢分析として、アメリカと中国・ロシアとの倒すか・倒されるかの激突が東アジアを主舞台として激化するもとで、中・露・北朝鮮と対峙するために、日米軍事同盟にもとづいて法外な要求を突きつける主人トランプにますます隷従を深めながら戦争国家への道を突き進んでいる高市政権の動向の全面的な分析が明らかにされた。 この政権は、トランプの要求に応じて、戦地ホルムズ海峡への自衛隊派遣をねらっているだけではない。自衛隊の指揮系統への米国製軍事AIの導入をつうじて、AIを組みこんだ米軍司令部の指揮のもとに自衛隊がその��駒�≠ニなって長射程ミサイルやドローンによる大規模先制攻撃をしかける軍事体制を一挙に強化しようとしている。さらに、トランプ政権が「実際に使用しうる核兵器」と位置づけた戦術核兵器の日本への配備を懇願し、「非核三原則」破棄を強行しようとしているのが高市政権だ。 まさに高市政権による「新しい戦い方」「継戦能力の確保」の名での「安保三文書」の改定こそは、核軍事同盟たる日米軍事同盟を新たな次元で飛躍的に強化する跳躍台となる重大な攻撃なのだ――このことが鮮明に提起されたのである。 しかも高市政権は、「防衛産業を再び偉大に」「極左撲滅のためのインテリジェンス機能強化」などのトランプ政権のあらゆる要求に応えて、軍需生産の拡大や「スパイ防止関連法」の制定に突き進んでいる。 学生たちは、高市政権の反動攻勢を打ち砕くパトスを燃やし議事に集中する。 次は各地方からの報告だ。 北海道地方共闘の学生は、米軍AIを稼働させての日米合同指揮所演習や陸自のミサイル実射訓練に断固反対してきたことを報告した。関西共闘会議の仲間は、自治会員を組織し学内外で憲法改悪阻止の運動を創造してきたことを報告した。そして東海地方共闘の学生は、東海地方での軍需産業集積地の形成に反対するとともに、政府・大学当局による自治破壊を打ち砕く反ファシズムの闘いの先頭にたつと宣言した。 つづいて沖縄県学連の学生は、県知事選の敗北で展望喪失に陥る日共官僚を弾劾し、「軍事要塞化反対」の闘いを反安保闘争として燃えあがらせる決意を表明した。北信越地方共闘の仲間は、「スパイ防止関連法案」の反動性を暴露し、これに反対する一大闘争の創造を訴えた。九州地方共闘の学生は、九州を米日両軍の長射程ミサイルの一大発射拠点とする策動を打ち砕く決意を表明した。
これらの報告をうけて、中央執行委員会が、議案第�V部「任務・方針」を提起した。 その第一章においては、高市政権がこの秋にも目論む、改憲・新「安保三文書」策定と日米軍事同盟強化のための一切の策動を打ち砕くために、日共系「憲法守れ」運動をのりこえ<反安保><反ファシズム>の旗幟鮮明にたたかうという方針が明らかにされた。いまこそ<憲法改悪阻止・反戦反安保・ファシズム反対・人民を貧窮に突き落とす経済政策反対>の闘いをまきおこし、戦闘的・革命的労働者と連帯して高市政権打倒めざしてたたかおうと力強く呼びかけられたのだ。 さらに第二章においては、<トランプの戦争><プーチンの戦争>を打ち砕くとともに、<米―中・露新東西対決>下の大戦勃発の危機を突き破るべく革命的反戦闘争を巻きおこすべきことが熱烈に提起された。 以上の白熱した討論を経て、議案採択がおこなわれ、中央執行委員会提出の議案が満場の一致をもって可決された。そして新たな中央執行委員が選出され、有木委員長を先頭とする執行部体制が確立された。 最後に、杉浦新書記長が「私は全身全霊をもってたたかう決意を表明する。全国のたたかう仲間の総力で革命的学生運動の前進を切りひらこう!」と閉会あいさつをおこない今大会を締めくくった。 以下 見出し 革命的反戦闘争の大爆発をかちとれ |
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日本を「アメリカの武器・弾薬の一大生産地」とする高市 高市政権はいま、アメリカ・日本・韓国と中国・ロシア・北朝鮮の対立が激化し、なかでも朝鮮半島および台湾海峡で戦争勃発の危機が高まるなかで、「新しい戦い方」を遂行する「継戦能力の確保」なるものを掲げて、軍需生産の拡大・強化に突進している。 戦後の日本は、憲法のもとで戦前のような国営の軍需工場を所有してこなかった。だがしかし、いまや、国家が主導するかたちで――巨額の国家資金を投入して――武器・弾薬の軍事装備品を生産する軍需独占体を育成・強化する体制づくりに躍起となっているのが、高市政権なのだ。しかもそれは、アメリカ政府・国防総省が主導し・防衛省が参加するかたちで「日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議」(DICAS)が設置された(二〇二四年)ことに示されるように、日本を「アメリカの兵器生産工場」たらしめるためのものなのだ。 高市政権は、米―中・露激突の最前線にある日本を、侵略帝国たるアメリカとともに他国を軍事的に攻撃し、さらには米軍に武器・弾薬を提供しつづける「継戦能力」をもつ軍事国家に飛躍させるために、――アメリカ政府・国防総省の露骨な統制のもとで――官民一体で軍需産業の育成・強化をおしすすめようとしているのだ。 トランプの「防衛産業再興」策に従属した日本の軍需産業振興策 二〇二六年版『防衛白書』(以下、『白書』)において、防衛省は「防衛生産・技術基盤の強化」を「第�W部」として独立させた。 この新しく設けた「部」において防衛省は、武器・弾薬の備蓄や継戦能力の維持、軍需産業における重要物資のサプライチェーンの確保、先端技術の開発・導入などについての進捗状況を明らかにしているのであるが、それらはすべて、すでにDICASで確認してきたことばかりである。防衛省はDICASについて、第3章(「防衛装備・技術協力と防衛装備移転の推進」)にわざわざ「米国との防衛装備・技術協力」という「節」を設け、論及している。もう少し具体的にみていこう。 日本政府・防衛省は、「防衛産業・技術基盤の強化」を「防衛力そのもの」と位置づけ、すでに多額の資金を投入してきたのであるが、今後もさらに国家的な資金を注ぎこんで軍需独占体による兵器生産能力の増強をなしとげようとしている。そして防衛省は、AIをはじめとした先端技術(諸形態)をくみこんだ軍事兵器を開発する軍需独占体や諸企業にたいしては、「高度な機能や性能」や「セキュリティー保全」をもとめているのだ。 それらはすべて、アメリカ・トランプ政権の「国家防衛戦略」(NDS、二〇二六年一月)に明記されている「防衛産業基盤強化」策に呼応するものにほかならない。「防衛産業基盤を再び偉大に」という看板を掲げているトランプ政権は、同盟国に「大規模かつ迅速に、最高水準の品質で供給できる世界最高の兵器庫となるべきだ」などと強く迫っている。とりわけ「属国」日本にたいしては、「国家総動員に匹敵する産業動員」の名において、��五十一番目の州�≠ニみなして日本国家の軍事的・経済的の力を総動員しようともしているのである。そしてこれに積極的にこたえようとしているのが「属国」日本の高市政権なのだ。 イラン侵略を強行したトランプ政権は、わずか一ヵ月で四〇〇〇発にものぼるミサイルを撃ちこみ、ミサイル不足に直面した。このようななかで、国防総省は今年四月のDICASにおいて、日本の防衛省にたいして、SM3‐ブロック�UAの生産を四倍にすることなど、ミサイルの生産や米軍艦船・航空機の共同維持整備、重要物資を含むサプライチェーン強靭化をよりいっそう推進することを求めたのである。このトランプ政権の指揮・統制のもとに、日本はいま、アメリカの武器・弾薬の生産地、米軍艦船・航空機の整備拠点として飛躍的に強化されつつあるのだ。 だが、戦後の日本は、国営工廠をもつことはなかったので、自衛隊に必要な軍事物資の多くを民間企業(防衛省から直接発注を受ける三菱重工業や川崎重工業などの大独占体、そこから部品生産を受託する中小事業者)から調達してきた。戦車や戦闘機は一〇〇〇社以上、護衛艦では八〇〇〇社以上の企業がかかわってきたといわれている。 日本政府は現在、中国・ロシアがAI兵器・無人機の開発・配備を急速にすすめているなかで、AIや無人機の技術をくみこんだ軍事装備品の技術革新をはかることをトランプ政権からこれまで以上に迫られている。にもかかわらず、資金不足から必要とされる水準を備えた高度な最新設備を導入できなかったり、高齢化した熟練工が退職したりするなど、企業経営が困難となり、事業撤退や規模縮小をはかる中小企業が現出している。 このことに危機感を募らせた高市政権は、「日本成長戦略」(七月二十一日閣議決定)の十七分野のひとつとして軍需産業を位置づけ、この軍需企業に莫大な国家資金を投じることで自衛隊向けだけでなく、米軍向けの武器・弾薬の生産体制増強をはかっているのである。 防衛省は「防衛生産基盤強化法」(二〇二三年施行)にもとづいて軍需産業への支援策を講じてきた(「特定取組実施企業」に選定した企業にたいする「サプライチェーン強靭化」、「製造工程効率化」、「サイバーセキュリティー強化」、「事業継承」などへの支援)。こうした国家的な支援をうけた軍需関連の諸企業は、半導体や無人航空機・ロケットなどの部品の製造、サイバー対策のための最新設備の導入、最新の工作機械の導入などを進めてきたのである(二〇二五年度の認定は一六四件)。 それだけではない。アメリカが中国と軍事的に激突することにも備えて武器・弾薬のさらなる増産体制の構築を策す高市政権は、政府が工場などの設備を取得・保有し、民間企業にその運営を委託する「国有施設民間操業(GOCO)」という経営形態での軍需生産をよりいっそう拡大しようともしているのだ。 政府・防衛省はいま、アメリカのように、国家が軍需産業をになう民間企業を育成・管理するかたちで、いわば今日版の��軍事工廠�≠�つくりあげようとしているのだ。 以下 見出し 「スタートアップ企業」「大学」の総動員に躍起 経済の軍事化を許すな! |
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対米・対日の軍事的結託を強める中・露 いま東アジアにおいては、米・日と中・露・北朝鮮が激しくぶつかりあい、一触即発の戦争勃発の危機がうみだされている。 「西半球中心」の国家安全保障戦略にもとづき、アジア太平洋においては「属国」日本の「責任と役割と負担」を一気に拡大するかたちで米日軍事同盟を飛躍的に強化し、もって中・露の軍事的な結託と膨張に対抗しようとしているトランプのアメリカ。その対日要求に積極的に応え、トランプ帝国の先兵としてアジア太平洋における対中国軍事包囲網の形成を主導するとともに、��軍国日本の再興�≠�賭けて大軍拡と憲法改悪に突進している極右軍国主義者・高市に率いられた日本。――この米日の軍事同盟の強化に対抗して、習近平の中国は、プーチンのロシアと結託しこれを従えつつ金正恩の北朝鮮をも抱きこむかたちで、いまアジア太平洋地域における対米・対日の軍事行動を強化している。 以下 見出し 対中国軍事同盟強化に突進する高市を許すな! |
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米軍AI戦争システムの導入に突進する高市政権 高市政権・防衛省はいま、「『新しい戦い方』への対応」と称して、日本国軍=自衛隊への人工知能(AI)やドローンの導入を急ピッチで進めている。二〇二七年度概算要求で防衛省は、「統合作戦司令部の〔AIによる〕意思決定支援システムの整備」を事項要求(額を明示しない要求)として積みあげた。 この高市政権がげんざい自衛隊に導入しようとしているのが、米軍がイラン侵略で使用したAI戦争システム=「メイブン・スマート・システム(MSS)」である。 メイブン・スマート・システムの導入 メイブン・スマート・システムは、アメリカCIA御用達のAIデータ解析企業パランティア・テクノロジーズが米軍向けに開発した戦場データ統合・攻撃対象選定(ターゲティング)・作戦策定支援用のAIシステムである。今年の三月に戦争省(国防総省)は、このシステムを全軍に導入・配備することを決定した。 二月二十八日に開始されたイランにたいする奇襲作戦において米軍は、イラン・イスラーム国家の最高指導者ハメネイ師をはじめとする指導部四十数名を一瞬で爆殺し、二十四時間のあいだにイラン中の政府施設・軍事施設・住宅など一〇〇〇ヵ所以上にミサイルを撃ちこんだ。この攻撃にさいして米中央軍司令部は、MSSを使って「標的」に選んだ指導者や施設の動静をリアルタイムで掌握し、どこに・いつ・どのようなミサイルや無人機を撃ちこめば「最大の打撃」を与えられるかを瞬時に弾きださせた。司令室の指揮官は、画面上にMSSが提示した「選択肢」を追認するかたちで――まるで戦争ゲームのように――「GO」のボタンを押したのである。 このシステムは、軍事衛星の画像、ドローンによる映像、レーダーや赤外線センサーの情報、監視カメラの映像、SNSや電話の傍受データなどの諸々の情報を統合して解析し、そこから軍事的標的となるものを抽出すると同時に、その刻々の変化・動静をモニター画面に表示する。そしてこれを、高性能の生成AI=大規模言語モデル(イラン侵略の際にはアンソロピック社の「クロード」が使われた)と組みあわせることで、指揮官の言葉での質問・要求に応えて瞬時に作戦案を回答する、というものである。米軍は、このMSSの導入によって、これまで一人の分析官が半日以上かかっていた標的の特定を一分以内でおこなうことができた、と「効果」を誇示している。〔だがイランの女子小学校の児童・関係者一五〇人を爆殺した残忍な��誤爆�≠焉AこのMSSの「標的選定」にもとづくものであった。〕 トランプ政権と戦争省は、東アジア・太平洋において「属国」日本を対中国の最前線に立たせ、その軍隊を米軍の直接的なコントロール下で戦わせるために、このような米軍用AI戦争システムを、高市政権に導入させようとしているのである。 このトランプ政権の求めに応じて、防衛相・小泉は、今年一月の訪米時にワシントンのパランティア本社を訪問し、MSSについての技術的レクチャーを受けた。三月には、同社の会長であるピーター・ティールが来日して首相官邸に高市を訪問し、売り込みの��商談�≠�進めた。これにもとづいて防衛省(防衛装備庁)は、今夏にパランティア社と「標的特定」システムの試行・検証契約を締結した。これはMSSの本格導入に向けた��お試し契約�≠ノほかならない。 また、一月におこなわれた日米両軍の共同指揮所演習「キーンエッジ26」では、米軍統合司令部が実際にMSSを使用し、AIを駆使した作戦策定・指揮統制の「迅速さ」を自衛隊幹部に見せつけた。さらに、八月末から始まった米日豪の共同指揮所演習「ヤマサクラ26」(陸軍・海兵隊中心)において、米軍はMSSをアジア太平洋地域で初めて本格的に運用して日本周辺での戦闘を想定した図上演習をおこなった。日本列島の北(北海道)と南(九州・南西諸島)の二方向から「敵国」が同時に侵攻してくるというシナリオのもとで、MSSに「敵軍」の戦力・戦闘配置を��分析�≠ウせると同時に作戦計画を��提案�≠ウせ、それにもとづいて米軍指揮下の三ヵ国軍が連携して南西諸島などの島嶼防衛・奪還作戦を遂行するというシミュレーション訓練がおこなわれたのである。〔米日豪軍は、この「ヤマサクラ」に直続して、実際に部隊を動かす実動軍事演習「オリエントシールド26」を九月中旬におこなっている。〕 このようなMSSを駆使した実戦訓練をつうじて米軍は、日本国軍を自軍のAI指揮統制システムを使った共同作戦態勢に組みこむことを着々と��既成事実化�≠オているのだ。またこの演習は、日本国軍にとっては、導入を予定しているMSSを自軍の「意思決定支援システム」としていかに活用するかのテストにほかならなかったのだ。 以下 見出し 米軍のAI化への「属国軍」としての一体化 「国産AIとのハイブリッド運用」という小細工 国内治安弾圧強化への��応用�� |
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ヒマラヤ氷河大崩落 チベット人民支配の維持を最優先にした習近平指導部 ネパール・中国人民を襲った大土石流 八〇〇〇�b級の高峰が連なるヒマラヤ山脈の一角において、八月二十六日午前八時三十七分(現地時間)、幅六〇〇�b以上の氷河が岩盤とともに大崩落した。氷と岩の巨大なかたまりが一気に一二〇〇�b下の渓流に落下し、川の水や氷河の内部に溶けていた水を含む大量の土石流を発生させた。それが下流に向かって流れ落ち、氷河崩落から九分後には二〇�`�b下流の中国チベット国境検問所(吉隆〔ギロン〕検問所)のビルを粉々に破壊し、数多の人民を大型バスやトラックもろともに呑みこんだ。さらに大濁流は時速一六〇�`�b超の猛烈な勢いでネパールのトリシュリ川を駆け下り、約一〇〇�`�bにわたって下流の町や村や水力発電所を襲った。 上流の観測所がすべて瞬時に破壊されたがゆえに、何の警告も発せられることなく多くの労働者・人民が大濁流に無残にもおし流されてしまった。そして水力発電所の建設に従事していた九〇〇人の労働者のうち六〇〇人が土石流に呑まれ・三〇〇人がトンネル内に閉じこめられた。最貧国ネパールとチベットを襲ったこの大惨事によって、死者・行方不明者あわせて約七〇〇〇人(九月十五日現在)もの労働者・人民が犠牲になったのだ。 この大惨事の後になって��一週間前から氷河が異常な速度で崩落しはじめていたことを欧州や民間の衛星が捉えていた�≠ニ公表された。欧州よりもはるかに大量の衛星をもつアメリカ・中国がその異変を観測していないはずがない。しかしトランプ政権は、温暖化防止の国際条約から脱退し、アメリカ政府とりわけ海洋大気庁が捉えていたであろう情報を気候変動被害の防止のために提供することを全面的に禁止した。そして中国の衛星情報もまた、おそらくは軍事優先であるがゆえに、気象学者などにはほとんど伝えられていなかったと推測できる。米中両国が捉えていたであろう氷河崩落の兆候が災害対策に使われなかったことによって、人民の犠牲は倍加したのだといわなければならない。 そもそも土石流の発端となった氷河崩落の原因が、この地域の気温を一九九〇年代比で三度以上も上昇させるほどの地球の高熱化であることは、誰も否定できない。今や世界各地において、地球の灼熱化による豪雨、熱波、干ばつなどの異常気象が多発している。その原因が、アメリカを先頭とする帝国主義諸国の独占資本と「社会主義市場経済」中国およびロシア(旧ソ連)の巨大企業による膨大な温室効果ガスの排出であることは明らかだ。 だが、おそらくそれだけではないであろう。ウクライナやイランやパレスチナにおけるおびただしい爆弾の炸裂とジェット・ロケットエンジンの燃焼、森林火災〔ロシアはウクライナに意図的に山火事を引きおこしている〕が発生させた熱が偏西風にのってヒマラヤ山脈を直撃していると思われる〔四年半におよぶロシアのウクライナ侵略によって排出されたCO2は、フランスの年間排出量に匹敵するという〕。 こうして二重・三重に地球灼熱化を加速させているアメリカ帝国主義のトランプは、いま地球の荒廃にさらに拍車をかけている。「地球温暖化はフェイクだ」などとほざいてアメリカ産石油・天然ガスの大量消費を奨励するだけでなく、中国とのAI開発競争に勝ちぬくために��エネルギー爆食�≠フデータセンター建設に独占資本家どもを駆りたてているのだ。 このトランプを非難し、表向きは温暖化防止にとりくんでいるかのような姿勢を装っているのが、世界最大量のCO2排出国である中国の習近平政権だ。彼らは今世紀半ばまでに「世界一の総合国力をもつ社会主義現代化強国」にのしあがるという国家戦略にのっとって、鉄鋼・船舶・EV・太陽光パネルなどの大量生産を国有・民営諸企業に号令している。過剰生産をもいとわずに大量生産を号令している北京官僚は、その結果として無慈悲な企業淘汰を強行して大量の労働者を失業と困窮に追いこんでもいるのである。 以下 見出し 被災の実態を徹底的に隠蔽した北京官僚 |
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中部電力の「データ捏造」事件を弾劾せよ! 浜岡・全原発の再稼働を許すな 中部電力社長・林欣吾と会長・勝野哲は、九月十四日に記者会見を開き、浜岡原発の「耐震データ捏造」の「責任」をとって社長・会長を辞任するとともに、浜岡3・4号機の再稼働申請を取り下げると表明した。この日、外部弁護士らでつくられた特別調査委員会が、中部電力が地震動の評価にかんして「長期間にわたり不適切な行為を行っていた」という報告書を発表した。辞任はこの発表に合わせたものである。 今年一月に原子力規制委員会がはじめて社会的に公表した中部電力の地震データ捏造事件は、歴代社長の三名(先の二名と相談役・水野明久)の辞任で幕が引かれようとしている。中部電力の一部専門家と一部経営陣に一切の責任を押しつけ・きりちぢめて、原発再稼働の裏側に広がる深い闇を隠蔽しようとする高市政権・独占資本家どもの策動を断じて許してはならない。 低く設定した基準地震動の値に合わせてデータを捏造 南海トラフ地震の想定震源域の直上にあり��世界一危険な原発�≠ニいわれている浜岡原発、この3・4号機の再稼働を規制委に申請するにあたって(二〇一五年と一四年)、中部電力経営陣は基準地震動(想定される地震の最大の揺れ)を一二〇〇ガルと設定した。これはM(マグニチュード)9・0が予測されている南海トラフ地震に直撃された場合の値としては、あまりにも低い。二〇〇七年に新潟県中越沖地震(M6・8)に直撃された柏崎刈羽原発3号機のタービン建屋では二〇五八ガルが観測されているのだからである。 この低く設定した基準地震動を正当化するために、中部電力の原子力土建部は、コンピュータ上でおこなう実験のデータがこの基準を超えないようにあらかじめ設定したうえで、これが様ざまな実験=計算の平均であるかのようにみせかけていたのである。 調査委の報告においては、このような不正がおこなわれていることが内部から通報され、経営陣も知っていたことが明らかにされている。内部通報にたいして経営陣は、これをにぎりつぶしただけでなく、新規制基準適合性審査への「対応を迅速化しろ」と原子力土建部に圧力をかけていたのだ。 ところが調査委は、「内部通報制度が機能しなかった」などと経営陣の責任を曖昧にしている。さらに今回のデータ捏造という犯罪(原発大事故という原発労働者や周辺住民の生死にかかわる)を、「不適切行為」などと極めて軽くレッテル貼りしたうえで、「独自の正当化理論」があったなどと��解説�≠オているにすぎない。このように犯罪行為を免罪したうえで、��考え方を改めよ�≠ニお説教をたれているだけなのだ。ここには、原発再稼働・新増設に狂奔する高市政権の意志が貫徹しているのは明らかである。 原発再稼働・新増設反対の闘いをさらに推進せよ 中部電力がデータ捏造に走ったのは、いうまでもなく「安全対策」費の増額を回避するためである。毎年停止中原発の維持費と「安全対策」費を計上し、十五年間で一兆五〇〇〇億円を支出してきた中部電力は、経営陣の指揮のもとに、基準地震動値の上昇=「安全対策」費の増大を抑える策動に狂奔してきたのだ。 そして、このことに見て見ぬふりを決めこんで、一二〇〇ガルという基準地震動を承認(二三年)してきたのが規制委である。しかも規制委は、二五年二月に「データ捏造」の通報を受けていたにもかかわらずこれを社会的に公表せず、柏崎刈羽原発の再稼働が新潟県に承認される(二五年十二月)のを見とどけたうえで、今二六年一月にようやく公表したのだ。 中部電力社長・林はさきの辞任表明記者会見において、浜岡原発再稼働のための「再申請に向けた取り組みをすすめる」などと口にした。再稼働の申請を取り下げたその口で「再申請」を表明したのだ。中部電力の再稼働の取り下げは、「データ捏造」の責任を取るポーズをとって捏造事件に幕を引き、もって浜岡原発再稼働に向けて新たな策動を開始する宣言以外の何ものでもない。 また規制委委員長・山中伸介は、「事業者がデータそのものに不正行為をおこなった場合、見抜くことは困難」などと称して、みずからの責任を回避している。また、「中部電力以外の不正の可能性についても調査せよ」との労働者・人民の要求にたいしては、「水平展開する考えはない」と、これを拒否している。 かの世紀の核惨事をもたらした東京電力福島第一原発をめぐっては、二〇〇八年に高さ一五・七メートルの津波に襲われる危険性が東電経営陣に報告されていた。にもかかわらず経営陣は何の対策もとらなかった。これと同様の犯罪行為を中部電力はくりかえしているのである。 また、政府・支配階級の意志をくむ最高裁判所は、東電経営陣の福島第一原発事故をもたらした責任を追及した告訴にたいして、無罪判決をくだしたのであった(二五年三月)。 いま高市政権と日本独占ブルジョアジーは、福島第一原発事故の「教訓」など完全に投げ捨て、「エネルギー安全保障」を掲げて原発再稼働・新増設に突きすすんでいる。これは日本へのアメリカの核もちこみや、独自核武装をも射程に入れた策動と一体のものにほかならない。 中部電力の浜岡原発「地震データ捏造」事件弾劾の闘いを推進せよ。浜岡原発再稼働阻止! 再稼働したすべての原発を即時に停止せよ! 原発・核開発反対闘争の高揚をかちとろう! |
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