第2908号(2026年3月9日)の内容
<1、3面>
ロシアのウクライナ侵略4年
全国で労学統一行動が高揚 2・22
<プーチンの戦争>粉砕の火柱
露大使館・米大使館・国会へ進撃 東京
米帝・イスラエルによるイラン軍事攻撃弾劾!
ウクライナ反戦の声轟く 福岡
ロシア総領事館に怒りの拳 札幌
<2面>
「労学統一行動に起ちあがろう!」
全国の学生への全学連の呼びかけ
<6面>
写真特集<プーチンの戦争反対!>
全国・全世界で闘いの炎
<4面>
「経済好循環のための春闘」への歪曲を打ち破れ!
「連合」春闘方針の反労働者性
<5面>
Topics 高市が日銀審議委員にリフレ派≠Q名を登用
「連合沖縄」春闘集会に檄 2・19那覇
「リスキリング」という名の労働者の選別・淘汰
「解放」最新号
| <プーチンの戦争>粉砕の火柱 2・22 高市政権の憲法改悪・大軍拡阻止! 全学連・反戦 露大使館・国会に進撃
いま、侵略者プーチンは、ウクライナ全土のエネルギー施設を徹底的に破壊し、ウクライナの人々を酷寒と飢えと暗闇に叩きこむ連日連夜の猛爆撃に狂奔している。そして前線では占領地拡大のための突撃作戦に狂奔し、占領した東南部四州では六〇〇万人のウクライナ人民に拷問・虐殺とロシア化を強制している。 アメリカ大統領トランプがウクライナにたいして、ロシアの要求をほぼ丸のみにした「和平案」の六月までの受け入れを迫るなかで、プーチンは嵩にかかってウクライナへの攻撃を強めているのだ。 この蛮行を断じて許すな! 労学はプーチン政権の出先機関たるロシア大使館に猛然と怒りの拳を叩きこんだ。 レジスタンスを不屈に闘いぬくウクライナ人民、その先頭で「オリガルヒも占領者もいないウクライナ」の実現めざして奮闘するウクライナ左翼――彼らと固く連帯してわが労学は総決起した。労学は、ウクライナ反戦闘争から逃亡を決めこむ日共・志位=田村指導部を弾劾しつつ、ウクライナ反戦デモに起ちあがった全世界人民と連帯して、日本の首都中枢に「<プーチンの戦争>粉砕」の烽火を高だかと噴きあげたのだ。 それとともにわが労学は、首相・高市が先の衆院選で三分の二議席を制圧した国会の場で、「重要な政策転換」の名のもとに大軍拡や憲法改悪への「挑戦」を呼号する施政方針演説をおこなったその直後に、国会・首相官邸を「大軍拡・憲法改悪阻止!」「労働者人民への貧窮の強制反対!」の怒りのデモで包囲した。もってわが労学は、総選挙の敗北に腰砕けとなる日共中央の闘争放棄をのりこえるかたちで、労働者人民に反動の牙をむき突進を開始した第二次高市政権にたいして、断固たる反撃の巨弾を叩きこんだのだ。 白ヘル部隊が戦闘的デモ 午後二時半、全学連と反戦青年委員会の白ヘル部隊は、芝公園二十三号地からデモ行進にうってでた。 デモの先頭には「<プーチンの戦争>粉砕! 高市政権の改憲・大軍拡反対!」と大書された横断幕、さらに全学連・反戦・革マル派の真紅の旗がひるがえる。手に手に大学旗・反戦旗や「プーチンのFSB強権支配体制を打ち倒せ!」「長射程ミサイルの配備阻止!」などと書かれたのぼり旗を掲げた白ヘル部隊。彼らが一路めざすのはロシア大使館だ。「侵略粉砕!」「プーチン倒せ!」かけ声をあげながら、力強い足どりで進撃する。 デモ隊が神谷町交差点にさしかかると司会の学生が怒りに燃えて呼びかけた。「デモ隊の諸君! われわれの左手にロシア大使館がある。ウクライナ侵略に狂奔するスターリンの末裔どもにたいして満腔の怒りを叩きつけよ!」 労学はロシア大使館に満身の怒りをこめてシュプレヒコールの嵐を叩きつけた。 「ロシアのウクライナ侵略粉砕!」「ウクライナ全土空爆弾劾!」「ロシア人民は反戦闘争に起ちあがれ!」「FSB強権体制打倒へ前進しよう!」「ウクライナ人民と連帯してたたかうぞ!」 シュプレヒコールの大音響が轟きわたる。 桜田通りを虎ノ門三丁目まで進むと、デモ隊の左手がアメリカ大使館だ。労学は、ベネズエラ軍事攻撃につづきイランへの戦争準備に突進し、高市政権に対中国の最前線に立て≠ニ迫るトランプ政権への怒りを炸裂させた。 「プーチンと結託するトランプ弾劾!」「イラン軍事攻撃反対!」「ベネズエラ軍事攻撃弾劾!」「辺野古新基地建設阻止!」「日米軍事同盟の強化反対!」 さらに進撃を続けるデモ隊。霞が関二丁目交差点にさしかかり、国会議事堂がデモ隊の眼前に姿をあらわしたそのときだ。司会の学生がひときわ力をこめて大音声を発した。「議会を制圧し極反動攻撃を人民の頭上に振りおろそうとしている高市政権にたいして怒りの巨弾を叩きつけよ!」労学はただちにシュプレヒコールをあげる。 「高市政権の大軍拡粉砕!」「憲法改悪阻止!」「安保破棄めざしてたたかうぞ!」「スパイ防止法制定阻止!」「労働時間規制撤廃を許さないぞ!」「高市政権を打倒するぞ!」 こうして国会・首相官邸にたいして波状的にシュプレヒコールを浴びせかけた労学のデモ隊は、日比谷公園までのデモ行進を終始戦闘的に貫徹したのだ。 米―中・露激突下の大戦勃発の危機を突き破れ! ――総決起集会
午後一時、司会の学生が集会の開会を宣言する。まずは有木全学連委員長の基調提起だ。有木委員長は、開口一番断固たる闘争宣言を発した。 「プーチン・ロシアがウクライナへの侵略を開始して四年、われわれは『スターリンの末裔』どもの蛮行への怒りを燃やし<プーチンの戦争>を打ち砕くために断固たたかいぬこう!」 有木委員長は満身の怒りをこめてロシア軍による炭鉱労働者の虐殺、ウクライナ人民に酷寒と暗闇を強いるエネルギー施設爆撃を弾劾した。 「いまウクライナ反戦の闘いは重大な局面を迎えている。アメリカのトランプ政権が、ロシアの要求を丸のみした『和平案』の六月までの受け入れをウクライナに迫っている。トランプの頭には建国二五〇年までに戦争を止めた大統領≠ニいうレガシーを創ることしかない。こうしたトランプの対応ゆえにプーチンはいま、ウクライナに降伏を強いるための猛攻撃をしかけているのだ。これを絶対に許すな!」と。 彼はひときわ力をこめて訴えた。「ロシアのウクライナ侵略戦争こそは、ウクライナ人民を殺戮し、土地を奪い、民族を抹殺するという『スターリンの末裔』どもの世紀の犯罪にほかならない。侵略軍の蛮行に、スターリン主義ソ連邦のもとでの圧政を見て、あの時代には決して戻さない≠ニ決意し不屈にたたかっているのがウクライナ人民であるにちがいない。われわれは彼らとどこまでも連帯し、力の限りたたかおうではないか!」と。「ヨシ!」労学が決意をこめて呼応する。 有木委員長はさらに訴えた。「首相・高市は、施政方針演説において安保三文書の改定や武器輸出の全面解禁、憲法改悪の国会発議などを傲然とぶちあげた。われわれは、第二次高市政権がうちおろす反動攻撃を断固として打ち砕こう!『普天間基地は返さない』と傲然とほざくアメリカ権力者とともに、沖縄の軍事要塞化をおしすすめようとしているのが高市政権だ。『日本は対中国の最前線に立て』と要求する『ドンロー主義』者トランプに世界で唯一つきしたがい、日本の軍事強国化に突進する高市政権を断じて許すな!」 「高市政権が、政治・軍事のみならず経済安保上もトランプのアメリカにつきしたがい、その一切の犠牲を生活苦にあえぐ労働者人民に強制することを許してはならない。改憲・大軍拡阻止の闘いと貧窮の強制に反対する政治経済闘争とを同時的・一体的に巻き起こし、高市政権を包囲せよ!」 有木委員長の熱烈な基調提起に労学は拍手で応えた。 次に反戦青年委員会の代表が発言に立つ。 「ロシアのウクライナ侵略から四年、われわれは決意も新たに全世界の労働者とともに、ウクライナ反戦闘争を日本の地においてこれまで以上に大きくつくりだそうではないか!」 いまウクライナ人民は、ロシア侵略軍がエネルギー施設の破壊に狂奔し人民に極寒と暗闇とを強制しているなかで、「不屈の砦」と呼ばれる大型テントを各地に設置し、そこで暖をとり食事をしながら、互いに支え合い・団結心を高め極限状況をのりこえようとしている。「文字通りこのテントは『不屈の砦』と呼ぶにふさわしいと私は思います。」「そうだ!」労学が大きく呼応する。 つづいて彼は、緊急作業班を結成して破壊された施設をただちに復旧し・負傷者の治療をおこなうウクライナの基幹産業に従事する労働者たち、そしてその先頭で「戦争も抑圧も搾取もない社会」の実現をめざしてたたかうウクライナ左翼の奮闘にたいする心よりの連帯を表明した。「彼らウクライナ人民と同じ労働者階級の兄弟として、いつまでもどこまでも国境を越えた真の連帯をめざし、ウクライナ反戦闘争を断固たたかおうではないか!」と。 彼は最後に、「連合」芳野指導部がウクライナ問題についてまったくの沈黙を貫いていることを弾劾し呼びかける。「二六春闘を戦闘的にたたかうただなかで、ウクライナ反戦の闘いを大きくつくりだそう! 極右高市政権の前に仁王立ちとなって立ちふさがりたたかおう!」と。 「ヨシ!」反戦青年委員会代表の決意表明に応え、労働者の隊列からひときわ大きな拍手が起こる。 労働者階級の団結でプーチンの暴虐を打ち破れ わが同盟代表が連帯挨拶 集会の熱気が高まるなか、わが同盟の代表が連帯挨拶をおこなった。 彼は発言を次のようにきりだした――米露が結託してロシアの要求を丸のみにした「和平案」の受け入れを迫るという極めて困難な状況のなかでウクライナ人民が不屈に闘っているのは、ロシアが一方的に「併合」を宣言した東南部四州の同胞を見捨てることができないからにちがいない、と。そして彼は、ひときわ怒りをこめて、占領地におけるロシア軍の蛮行を暴露し弾劾した。 「プーチンは、六〇〇万のウクライナ人が暮らす占領地にロシア人を大量に入植させ、ウクライナ人民から没収した住居をあてがっている。ウクライナの子供たちにはロシアの言語・国歌・歴史が強制され、将来ウクライナ人と戦う兵士として教育されている。国家反逆罪で一万六〇〇〇名もの人々が捕えられ、収容所では拷問やレイプが横行している。あるジャーナリストは、見せしめのために、両目を抉られ脳の一部を切除された遺体となって捕虜交換で返された。これらの蛮行を決して許してはならない!」と。 わが同盟代表は続ける。 四年におよぶプーチンの侵略戦争にたいして、いまロシア人民のなかに憤懣が静かに広がっている。膨大な戦死者、インフレの波、帰還兵の犯罪による社会の荒廃……。だがプーチンには「前方への遁走」しか道は残されていない。この輩は、「偉大なロシアの再興」をかかげた戦争によって静かに高まるロシア人民の不満を鎮めるしかないのだ、と。 こう喝破した彼はロシア人民に決然と呼びかけた。 「今から一一〇年ほど前、ロシアの労働者・農民・兵士は、『共産党宣言』の理念にのっとり帝政ロシアにおけるプロレタリア革命を成し遂げた。だがスターリンは一国で社会主義を建設すると宣言して全世界のプロレタリアートを裏切った。このスターリンとスターリニスト官僚どもが君臨する『社会主義』ソ連邦とは、官僚には宮殿を提供し、勤労人民には貧困を強制し、不満分子は『人民の敵』として粛清するという、マルクス主義とは縁もゆかりもない反労働者国家なのだ。」「スターリン主義ソ連邦が自己崩壊して以降、スターリン主義国家=党官僚どもは、国有財産を簒奪し経済官僚的マフィアにのし上がり、プーチンを大統領に据えたFSB強権型支配体制を築いた。ロシアの支配者どもが『大ロシア主義』を煽りウクライナをロシアのもとに組みこもうとしているのは、この特権官僚どもの官僚的利害のためでしかない。いまこそFSB強権型支配体制の打倒めざして前進しよう!」と。 「そうだ!」わが同盟代表の迫真の呼びかけに労学が大きく呼応する。 彼はさらに訴えた。 「世界はいま、米・中・露の核大国が、力ずくで『勢力圏』を排他的に拡張する時代へと突入した。『ドンロー主義』を掲げるトランプ帝国は、ベネズエラ軍事攻撃につづいて反米国家キューバの政権転覆をはかっている。しかも中東に二つの空母打撃群を送りこみ、イランへの軍事攻撃をも強行しようとしている。この『ドンロー主義』者をいただく軍国主義帝国にたいして、中・露は結託し挑戦を強化している。世界は新たな大戦前夜の様相をいよいよ深めているのだ。」「暗黒の二十一世紀の闇はますます深い。だが資本主義の終わりはすでにはじまっている。この資本主義の『終わりの始まり』を『現実の終わり』に転化し、今世紀を新たな社会を創造する出発点たらしめることこそが、賃金奴隷としてのプロレタリアートの歴史的使命にほかならない。いまこそわが革マル派とともにたたかおう!」と。 わが同盟代表の熱烈な呼びかけに、満場の労学は万雷の拍手を送った。 決起集会の最後に、たたかう早稲田大生が、キャンパスからウクライナ侵略粉砕の闘いを巻き起こしてきたことを誇りをもって報告しつつ本闘争をたたかう決意を表明した。 こうして総決起集会を実現した闘う労学は、満を持してデモ行進にうってでたのである。 以下、見出し 革命的反戦闘争の爆発を! |
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| 米帝・イスラエルによるイラン軍事攻撃弾劾! 二月二十八日に、アメリカ・トランプ政権とイスラエル・ネタニヤフ政権は、イラン全土を大量のミサイルやドローンで爆撃し、最高指導者ハメネイをはじめとする政府・革命防衛隊の幹部と多くの子どもを含む二〇〇名を超える人民を殺害した。 イランの核開発をめぐる「交渉」のさなかにトランプとネタニヤフは、「反米・反イスラエル」を標榜するイランのイスラム国家体制の転覆を狙って、この大規模軍事攻撃を強行したのだ。それは、「非西半球」であってもアメリカに刃向かう国家は「世界最強の軍事力」で叩きつぶす、という「ドンロー主義」の凶暴な本質を剥きだしにした蛮行にほかならない。 われわれは、アメリカ帝国主義とシオニスト・イスラエルによるこのイラン軍事攻撃を満腔の怒りを込めて弾劾する。 中洋人民は今こそ反米・反シオニズムの闘争に起ちあがれ! 世界の労働者階級・人民は、巨大な反戦闘争の爆発をもってトランプとネタニヤフを包囲せよ! 全世界人民の総力で第三次世界大戦の危機を突破せよ! (三月一日) |
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轟くウクライナ反戦の声
福岡市中心部の天神・警固公園に結集した革命的・戦闘的な労働者・学生は、デモに先立って決起集会を実現した。「春一番」の風をうけ、革マル旗や全学連旗がひるがえる。司会のコールに合わせてまずシュプレヒコールだ。「ロシアのウクライナ侵略粉砕!」「ウクライナ人民と連帯してたたかおう!」公園内の市民がいっせいに注目した。 最初に九共闘の代表が基調提起にたった。彼は開口一番「侵略開始から四年、いまプーチン政権は東部ドンバスで占領地を拡大するための作戦を強行している。無人機、ミサイルによる都市部への無差別攻撃とインフラ破壊に狂奔している。これを断じて許すな」と訴えた。「今この時も、ウクライナの労働者人民は極寒のなかを助け合いながらロシア侵略軍と戦いつづけている。ウクライナ人民を孤立させるな」と力を込めた。この発言者の心からの叫びを、参加者は拍手でガッチリと受けとめた。 つづいて反戦青年委員会の仲間の決意表明だ。彼は冒頭、ロシア軍がウクライナの炭鉱労働者のバスを爆撃し十五名を虐殺したことを弾劾した。「彼らは氷点下で凍える人民に暖房を供給するための燃料を命がけで届けていた」「彼らはわれわれと同じ労働者だ。私は我が身が切られるような思いだ。プーチンの人非人的な虐殺を怒りを込めて弾劾する」と。そして「ウクライナ労働組合連盟青年評議会」のアピールを紹介し、これを「心の底から受けとめ、日本の地でウクライナ反戦闘争を進めよう」と呼びかけた。 最後に発言にたったのはわが同盟の同志だ。彼はまず、四年におよぶウクライナの労働者人民の抵抗の偉大さについて話した。「プーチンが人民の抵抗の意志を挫くために労働者や子どもを虐殺しインフラを破壊しつづけている。しかし極寒のなかウクライナ人民は助け合い不屈に抵抗しつづけている。多くの犠牲者を出しながらたたかいつづけるのはなぜか。郷土を守るために戦った家族や仲間の死を無駄にしないためだ。そして、スターリン主義ソ連の時代に決して戻りたくないからだ。さらに先進的な労働者たちは戦火がヨーロッパや全世界に広がるのを阻止するために戦っている」と。 そして、同志は腹の底から声をふりしぼって訴えた。「レジスタンスをたたかうウクライナ人民と連帯して<プーチンの戦争>をうち砕く闘いは、世界史の今後を決する闘いだ。二十一世紀の深まる暗黒化を突破し、戦争も貧困も抑圧もない時代を切りひらく闘いなのだ。<帝国主義打倒・スターリン主義打倒>を掲げるわが革マル派は、アメリカ帝国主義の横暴とも、ロシアや中国の反人民的悪逆ともたたかってきた。われわれとともに、新たな時代を切りひらくためにたちあがれ!」
天神を圧倒する戦闘的デモ 「いざ、デモにうってでるぞ!」気合いに満ちたデモ指揮者の声で、白ヘル部隊は出発だ。「<プーチンの戦争>粉砕! 高市政権の大軍拡阻止!」と大書した横断幕を先頭に、反戦旗などの赤旗、そして色とりどりのノボリを林立させてデモ隊は天神の街並みを練り歩いた。 渡辺通りを三越前から北上し、西鉄福岡駅前、パルコ前を抜けた。たくさんの市民が歩道を埋めるように歩く横を、わが仲間たちは元気に行進した。「<プーチンの戦争>を許さないぞ」「アメリカのイラン攻撃を許さないぞ」「日米安保粉砕」「スパイ防止法の制定反対」「闘争放棄を決めこむ日共中央弾劾」――わが部隊のシュプレヒコールが天神一帯に轟き渡った。 |
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ロシア総領事館に怒りの拳
「<プーチンの戦争>粉砕! エネルギー施設への攻撃反対! 米露によるウクライナ分割反対!」「イスラエルのパレスチナ人民虐殺弾劾!」「アメリカのイラン軍事攻撃を許すな!」デモ隊がシュプレヒコールをあげて力強く市街地を突き進む。 デモ隊の左手に在札幌ロシア総領事館が見えてきた。労学は総領事館にむけて怒りの拳を突きあげる。「スターリンの末裔の犯罪を許さないぞ!」「たたかうウクライナ人民と連帯してたたかうぞ!」「米―中・露激突下の戦争勃発の危機を突き破るぞ!」こうして全道の労学はこの日の闘争をたたかいぬいたのだ。 |
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| 「経済好循環のための春闘」への歪曲を打ち破れ! 「連合」26春闘方針の反労働者性 <大幅一律賃上げ獲得>めざして闘おう! 今二〇二六春闘をたたかいぬいている日本の労働者階級はいま、重大な局面を迎えている。二月の総選挙で絶対安定多数≠掌中にした首相・高市は、「国民の皆様から賜ったご信任」などとほざいて、「責任ある積極財政」と称する経済財政政策を一気に実行しようとしている。それは、凋落する日本経済のテコ入れのために諸独占体には国家資金を湯水のごとく注入し、国債乱発によって円安・インフレの加速をもたらし、労働者・人民にはさらなる物価高と貧窮を強いるものだ。この高市政権の「危機管理投資・成長投資」推進策に支えられて事業の再編につき進む独占資本家どもは、みずからが生き残るために労働者階級に首切りと賃金切り下げを強制し、いっそうの困窮につき落としているではないか。 日本労働者階級は、二六春闘を独占資本家階級とその政府にたいする階級的な反撃として戦闘的にたたかいぬくのでなければならない。革命的・戦闘的労働者は、<大幅一律賃上げ獲得>をめざして、その最先頭でたたかおうではないか! T 独占資本家との「心あわせ」に雀躍する芳野指導部 今二六春闘は開始早々から、「連合」労働貴族によって政府・独占資本家どもとの「心あわせ」に解消されようとしている。 独占資本家どもは今春闘にあたって「ベースアップ」は「重点配分が基本」「人事評価・成果等に応じた査定配分を拡大する」と公然と述べたてている。この奴らの言辞は、賃上げは資本家どもが必要とするごく一部の労働者に限定し、大多数の労働者にはいっそうの低賃金を強いることの宣言にほかならない。 これにたいして「基本的認識に齟齬はない」などと応じ独占資本家どもに媚びへつらっているのが「連合」労働貴族どもだ。彼らは、「ベースアップは賃金交渉のスタンダード」などという甘言を弄している独占資本家に抱きついてはばからないのだ。 二月五日の「二〇二六春闘開始宣言中央集会」で「連合」会長・芳野は、「一月二十七日に経団連と会合をおこない認識あわせができた」などとぬけぬけと語った。「企業の持続的成長・日本全体の生産性向上のため」という独占資本家の「問題意識を共有し」、そのための「人への投資」「未来への投資」が賃上げだ、などと声高に叫びたてる芳野指導部。まさしくネオ産業報国会の頭目にふさわしい言辞ではないか! そして彼らは、「ノーモア・デフレマインド」の名のもとに、労働者にむかって「日本経済の安定成長」のために「デフレマインド(節約志向)」を払拭せよ≠ニ説教している。国内消費拡大による「経済好循環」を実現するために、「実質賃金の一%上昇軌道」と「格差是正」を重視し、「五・六・七」(全体五%・中小六%・非正規七%)の賃上げをめざすというのが「連合」指導部のいう「春闘」なのだ。 狂乱的物価高騰のもとで困窮する労働者の苦悩とは無縁の・この「未来づくり春闘」なるものをおしすすめるために、彼らは「地方版政労使会議を活用し賃上げにむけた機運を醸成」せよと地方連合会にむけて号令している。「連合」労働貴族は、今春闘を「経済好循環」のための政労使協議に解消している。それは、労働者にとって資本家との組織的な闘いである賃金闘争を圧殺・破壊する犯罪的対応なのだ。 また「連合」芳野指導部は、労働組合を主体とした反戦平和の取り組みを抑圧している。衆議院の立憲民主党と公明党とが合流し中道改革連合を発足させたさいに、「安保法制の違憲部分の撤回」も「原発ゼロ」も投げ捨てたことを、「方向性は概ね共感できる」と評価したのが「連合」会長・芳野だ。しかも高市政権のもとでの「改憲の動きの強まり」に呼応して「三役会での学習会再開」に踏みきる姿勢を強めているのだ。 総選挙での中道改革連合の惨敗を契機として、平和フォーラム系諸労組の内部からは安保法制容認・原発推進・改憲支持の「方向性」に反対する声が高まりつつある。これを抑えこむために血眼となっているのが芳野指導部なのだ。反戦平和の取り組みを抑圧する「連合」指導部を弾劾し、反戦反安保・反ファシズムの闘いを創造するのでなければならない。 革命的・戦闘的労働者は、賃金闘争を抑圧し政府・独占資本の賃下げ・諸物価引上げに加担する「連合」指導部を弾劾し、<大幅一律賃上げ獲得>めざしてたたかおうではないか! 二〇二六春闘の戦闘的高揚をかちとろう! U 超低額・格差つき賃金を要求する春闘方針 今二六春闘にとりくむにあたって「連合」指導部はいかなる方針をうちだしているのか。その特徴は以下のようなものである(引用は二〇二六年版『連合白書』など)。 まず第一に、昨年以上に物価が高騰しているにもかかわらず、賃上げ要求があまりに低額・低率であることである。 「連合」指導部は賃上げ要求の「目安」として「五%以上(定期昇給二%、賃上げ分三%)」を掲げている。「賃上げ分三%」などといっても、「物価上昇率二%」を見こんでいるのであって、実質賃金の改善分は一%でしかない。 「連合」指導部は「二年連続で五%以上の賃上げを実現したが実質賃金はマイナスだ。生活が良くなったという人は少ない」などと言いながらも、昨年とまったく同様の極めて低率の要求を掲げているのだ。このような要求では、よりいちだんと実質賃金がマイナスに落ちこむことは確実ではないか。 そして第二に、企業規模間・雇用形態間の「格差是正にこだわる」などと言ってはいるがその要求額(率)があまりにも低いことだ。 「企業規模間格差の是正」として「連合」加盟の中小企業労組にたいして示している「賃上げ要求の目安」なるものは、「定昇相当分含め六%」であり、その「最低到達水準」は<三十歳・二四万五〇〇〇円>に設定している。この要求額は昨年の要求額に七〇〇〇円(二・九%)加えただけである。(「連合」が昨年集計した同じ三十歳の高卒・標準労働者の所定内賃金と比べても、約五万円も低額である。) また、「雇用形態間格差の是正」にあたる有期・短時間の非正規雇用労働者の賃上げ要求も、「定昇相当分含め七%」という超低率に抑えこんでいるのだ。そして非正規雇用労働者の時給単価を制約する「企業内最低賃金」は「時給一三〇〇円以上をめざす」などという。「底支え」と称して示されているこの要求額は、昨年の一二五〇円に五〇円(たった四%!)上乗せしただけの・実に労働者をバカにした犯罪的なものなのだ。 「連合」指導部は、「中小組合の取り組みの実効性を高めていく」とか「格差解消に向けた取り組みの徹底」とかと述べたて、あたかも大企業と中小企業との、正社員労働者と非正規雇用労働者との賃金格差を是正することを要求しているかのようなポーズをとっている。だが彼らは、非正規雇用の労働者の賃金について、昨年にひきつづき「能力の高まりに応じた処遇」を要求している。非正規雇用労働者にたいしても中小企業労働者にたいしても、資本家どもが判定する「能力」や「成果」で賃金に差をつける「格差配分」とか「格差賃金」を甘んじて受け入れろと迫っているのだ。 彼ら「連合」指導部はこの超低率の「賃上げ」要求を、――「日本経済を安定した巡航軌道(実質経済成長率一%、物価上昇率二%、実質賃金一%〔=名目三%〕改善)に乗せていく」という――政府・日銀の政策目標をもって基礎づけている。これが第三の特徴である。「連合」労働貴族は、日本経済を「巡航軌道」に乗せるために政府・日銀がうちだした数値目標を全面的に受け入れ継続させることを春闘の最優先事項としているのであり、この数値目標(実質賃金改善分一%)より高い要求をすべきではないと考えているのだ。 第四の特徴は、これらの要求を獲得するために「連合」指導部がうちだしている闘争手段ないし闘争形式(戦闘配置や闘争形態)にかんしてである。 基本的には、「問題意識の共有と社会的機運醸成をはかる」ために「中央と地方における政労使協議の開催」をおしだしているにすぎない。<企業別労組の産業別勢揃い・横並び>という形式をとってたたかわれてきた日本型賃金闘争としての春闘。これを「産別自決」の名のもとに完全に破壊してきた「連合」労働貴族どもは、またしても春闘を各労組の労使協議と情報の共有・発信に切り縮めているのだ。 「中央闘争委員会」や五つの産業部門別に設置する「共闘連絡会議」の設置を謳ってはいるが、その役割は「情報の共有と発信」とされ、労働組合に結集した労働者たちがみずからの階級的団結を強化し、資本家にたいして組織的にたたかうこととは、およそ無関係なものなのだ。ただもっぱら、「ヤマ場」や三月中旬の「回答引き出しゾーン」を設定し資本の側の回答を集中させるというだけなのだ。 たとえ芳野指導部が表面上は「労働基本権(団結権、団体交渉権、争議権および勤労権)にこだわる闘争の展開をはかる」などと言及しているとしても、それがお題目にすぎず、ストライキ、デモンストレーション、支援闘争などの闘争形態をとる気などまったくないことは明らかなのだ。「回答が受入れがたい場合の対応などを含め戦術設定の準備を進める」ともいう。あくまで「設定の準備」をするだけであり、やりたくない感が露骨に示されているではないか。 また「闘争の進め方」の一つとして、「連合」指導部は傘下の各産別・単組にたいしては、生産性向上や「価格転嫁」にかんする労使協議をおこなうよう求めている。この労使協議で加盟組合が、「連合」が作成した「取引適正化・価格転嫁に関するチェックリスト」を活用して自社の点検をおこない、会社経営陣のおこなう取引先企業との価格転嫁の交渉を支援することを求めている。これが「連合」指導部がすすめる「春闘」だというのである。 V 「ノーモア・デフレマインド」呼号の犯罪性 A 賃上げ要求の抑制と労働者への消費拡大の号令 こうした「連合」指導部がうちだしている「春闘方針」――それは労働者に賃上げ要求を抑制することを強制する実に反労働者的なものなのだ。 まずもって、「連合」指導部による「三%」という超低率要求を絶対に許すことはできない。その内実は「二%」という架空の物価上昇率を設定したうえで、それに「実質賃金改善分」としてわずか「一%」を上乗せしたにすぎないものなのだ。 政府・厚労省の統計ですら二〇二五年の実質賃金は十二ヵ月連続のマイナスであり、マイナス幅は二四年よりも拡大している。 こうした事態こそは、「連合」労働貴族どもによる賃上げ闘争の裏切りのゆえにもたらされたのではないか。労働者の生活向上などそっちのけで、資本家どもによる賃金抑制に協力・加担しているのはおまえたちではないのか! この超低率の要求では、うちつづいている実質賃金の低下をとり戻すことはできない。とり戻せないどころか、現在の物価は十数%以上高騰している。 今後の物価上昇率が「二%」になるなどという予測じたいに「連合」労働貴族どもが、困窮する労働者の生活からいかにかけ離れた世界に存在しているかが浮き彫りになっているではないか。 見よ! 米の価格は倍になり、食品は軒並み二〜三割値上がりし、生鮮食料品は二倍から三倍になっている。生活必需品をはじめ衣料、電気・ガス・水道、交通費、家賃をはじめあらゆる物価の上昇が続き、労働者・人民は日々の生活に困窮している。スーパーでは、一個売りのジャガイモやタマネギを前に思案し立ちつくす母親や高齢者の姿が、いまや日常と化しているではないか。〔二五年の一年でも生鮮食料品をのぞいた消費者物価は前年比三・七%も上昇。また、総務省の家計調査(二五年)では「エンゲル係数」が過去四十四年間で最大の二八・六%に上昇し、世帯別年収の低位二〇%の世帯では三三・一%と支出の三分の一を食費に費やしている。〕 「賃金、経済、物価を安定した巡航軌道に乗せる」などという「目標」を掲げる「連合」指導部。彼らが何よりも第一義的に優先しているのは、「日本経済の安定的・持続的な成長」であり、労働者の生活困窮を打破することではまったくないのだ。労働者には諸物価引き上げを受け入れよ、賃上げはガマンせよ、生産性向上に励めと強要するものなのだ。 日本経済の「安定成長」のために「ノーモア・デフレマインド≠フ決意を社会全体で共有」することによって企業収益を向上させ、もって「賃上げノルムを定着」させる――これが「連合」芳野指導部が思い描く「二六春闘」なるものである。そうであるからこそ、労働者の多くがいまだに「デフレマインド」にとりつかれて財布の紐を緩めず、景気の足をひっぱって「賃上げノルム」の定着を妨害している≠ネどと労働者にたいする非難を傲然と浴びせかけることにもなるのだ。「低所得者層ほど消費性向は高いから、賃金格差の是正は消費マインドを喚起する」などと平然と口にするにいたっては、何をかいわんやである。あたかも「低所得者層の消費喚起」が春闘の課題ででもあるかのように言いなすとは! あまりに反労働者的言辞ではないか! 「強い日本経済」を呼号する高市政権に呼応し、労働者に低賃金を強い・労働強化を強い・高い商品の購買を強いる「連合」労働貴族は、正真正銘の労働者階級の敵いがいのなにものでもない。 以下、見出し B 労働者の分断に加担する「格差是正」方針 C 「人への投資」論の反労働者性 D 労働基準法大改悪反対闘争の放棄 E <労使政運命共同体>思想の流布を許すな! |
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大幅一律賃上げ獲得! わが同盟の訴えに共感 2・19「連合沖縄」春闘開始宣言集会 |
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| 二月十九日の午後六時から「連合沖縄」の「二〇二六春闘開始宣言集会」が那覇市県民広場において開催され、約三〇〇名の労組員が参加した。革命的・戦闘的労働者たちは、今春闘を戦闘的にたたかう決意に燃え、すさまじい物価高のなかで実質賃金が下がりつづけ困窮に苦しむ労働者たちを職場から組織化して、会場に入ってくる。 わが同盟は、入場する労働者たちに、「大幅一律賃上げ獲得」をめざして春闘を戦闘的にたたかおうと檄を飛ばすビラを次々と配布していった。そして衆院選で絶対安定多数をかすめとった高市政権による大軍拡・憲法改悪とインフレ促進の経済政策と軍拡大増税に反対しようと強く訴えたのだ。 |
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26春闘にむけて「団結がんばろう!」労組員が拳をつきあげる (2月19日、那覇市県民広場) |
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