第2905号(2026年2月16日)の内容
<1〜2面>
高市政権の極反動攻撃を労働者階級・
人民の総力で粉砕せよ!
2・1 労働者総決起集会かちとる
ロシアのウクライナ炭鉱労働者殺害・暖房施設攻撃を弾劾せよ!
<3面>
熊本県・健軍駐屯地への長射程ミサイル配備を阻止せよ
ソマリランド国家承認―ネタニヤフの策謀
<4面>
日共『赤本』の反労働者性
修正資本主義者の『資本論』解説
◆国際短信――FLTI
<5面>
TSMCの環境汚染を免罪する熊本県当局
Topics 75歳以上にも医療費3割負担を
経済財政諮問会議民間議員の暴論
<6面>
ロシアの施設破壊に抗して闘うウクライナ医療労働者
「ICE OUT!」――「移民摘発」と闘うミネアポリス人民
「解放」最新号
高市政権の極反動攻撃を労働者階級・人民の総力で粉砕せよ!
極反動高市政権にたいして、反戦反安保・反改憲の闘いも大衆収奪強化反対の闘いも組織しなかった日共中央。そして闘争抑圧をこととしてきた「連合」指導部。これら既成指導部の腐敗のゆえに、物価高に苦しみ、米中激突や日本経済の衰退への将来不安に駆られた数多の労働者・人民が、「政策の大転換」「未来への投資」を叫ぶ高市に「変化」を求めて、痛苦にも票を投じてしまったのである。困窮する労働者・人民の苦しみの彼岸において現実的な物価対策≠ネるものを泥縄で掲げたにすぎない「中道」は、人民に旧態依然たる現状維持の党≠ニみなされて自滅した。 高市は自身の支持率が急降下するまえに総選挙で勝利し、もってみずからへの国民の白紙委任≠手中にするという手口を弄した。「強い日本」を叫びたてたこのファシストに労働者・人民が閉塞状況の突破≠期待し幻想を抱いてしまったことは、日本プロレタリアートにとって極めて由々しき事態であるといわなければならない。 わが同盟はすべての労働者・人民・学生に訴える。いまただちに、すべての戦線において、ネオ・ファシスト高市政権にたいする断固たる反転攻勢にうってでよ! 高市は、自党だけで衆院議席三分の二を占める翼賛議会を手中にした。「強い国家」の名のもとに高市は、首相=内閣官房が軍事・経済政策を専決的に決定し翼賛議会がそれを迅速に追認する体制の構築に突進している。これはまさしく、日本型ネオ・ファシズム支配体制の一挙的な強化を画するものにほかならない。 いまや高市は、「国民の信任を得た」などとほざいて選挙公約に並べた諸政策を「直ちに実行する」と公言している。――大軍拡とそのための軍事費の大増額。「危機管理投資・成長投資」と称しての軍需産業やAI・半導体製造企業にたいする国家資金の大量投入。武器輸出の全面解禁。今日版治安維持法というべきスパイ防止法の制定と日本版CIA=国家情報局の設置。そして、与党で衆院の四分の三の議席を掌握した高市は、「憲法改正の発議を早期に実現できるよう努力する」と傲然と宣言した。高市はいま、これらの反動諸政策を一気呵成に貫徹せんとしているのだ。 「総選挙勝利」に驕る高市ネオ・ファシズム政権のこの極反動攻撃にたいして、いまただちに階級的団結をうち固め、反撃の陣形を構築せよ! 高市のいう「積極財政」「未来への投資」なるものは、軍需産業やAI・半導体産業などの「戦略分野」の独占資本家どもにたいして湯水のように財政支援をおこなうとともに、その財源を捻りだすために、社会保障費を削減し、赤字国債を濫発するものである。このような「積極財政」政策は、現在の諸物価高騰=インフレをさらに加速し、労働者・人民をいっそうの貧窮に叩きこむものにほかならない。しかもこの国債の大量発行による政府債務の膨張は、すでに日本国債の価格下落=長期金利の上昇を招来しているのだ。 高市政権はまた、アメリカ・トランプ政権に運命共同体%Iにすがりつき、歴史的な大軍拡と日米軍事同盟強化に狂奔している。トランプ政権は「西半球防衛」にアメリカの核軍事力の重点を据えるという国家防衛戦略にのっとって、アジア太平洋における対中国軍事包囲網構築の中軸を担え、と日本に要求している。これに応えて高市政権は、日本国軍の大増強に突進するとともに、九州・沖縄・南西諸島を軍事要塞化し、長射程ミサイルの開発・配備やアメリカ製兵器の爆買いなどに狂奔している。 まさに高市は、醜悪な媚態でトランプにすがりつき、「属国」としてありとあらゆる対日要求(「アメリカ・ファースト」のそれ)に応えているのだ。韓国もASEAN諸国もインドも、米中激突の狭間において両天秤%Iに立ち回っているなかで、トランプとの心中≠フ道を選んだ高市は、日本をアジアの孤児≠ニ化す道を一路つきすすんでいるのである。 日本に「明るい未来」をもたらすかのように高市が喧伝している「責任ある積極財政」と「危機管理投資・成長投資」なるものは、そしてトランプの対日要求に応えた大軍拡・軍事同盟強化の策動は、日本の労働者階級・人民に戦争とさらなる貧窮の塗炭の苦しみを強制するものにほかならない。 すべての労働者・学生諸君! 高市政権のこの未曽有の極反動攻撃を、労働者階級・人民の総力でうち砕こう! <大幅一律賃上げ>獲得をめざして二六春闘をたたかうと同時に、高市政権のインフレ政策に反対し社会保障制度の改悪を阻止する政治経済闘争を断固として推進しよう! 大軍拡と日米軍事同盟の強化に反対する闘いを、憲法改悪を阻止する闘いを、あらゆる戦線において組織せよ。いまこそ労働者階級を中軸とする反ファシズム統一戦線を構築せよ! もって高市日本型ネオ・ファシズム政権の打倒をめざしてたたかおう! すべての既成野党・労働運動指導部がファシズムの大濁流に呑みこまれ没しさったいま、わが革共同革マル派は、戦争と強権支配と貧困強制に抗してたたかうすべての労働者・人民・学生の最先頭でたたかうことを宣言する。 (二月九日) |
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労働者総決起集会かちとる 2・1 大幅一律賃上げ獲得! 二六春闘の戦闘的高揚を!
「危機管理投資・成長投資」の名のもとに巨額の国家資金を軍民両用技術や軍事産業に投入することを企む高市政権。この政権による巨額の財政支出とそれを賄うための大量の国債発行は、現下の円安の亢進とそれゆえの狂乱的インフレを加速している。労働者人民を貧窮地獄に突き落としている高市政権、および賃金抑制と解雇・配転・長時間労働を強制している独占資本家どもへの怒りに燃えて、たたかう労働者は、本集会において二六春闘勝利にむけた鬨の声をあげたのである。 春闘勝利! インフレ促進・大軍拡を許すな! 基調報告 午後一時、実行委員長が集会の開会を宣言した。会場内は一気に戦闘的な雰囲気に包まれる。ただちに郵政労働者と電機労働者の司会で第一部が開始された。 実行委員会を代表して山川氏が基調報告に立つ。 「首相・高市は日本の未来を私に任せるかどうかの選挙だ、などとほざき、通常国会冒頭で衆院の解散総選挙にうってでた。この高市の狙いは、『高市人気』が急降下する前に少数与党という現状をひっくり返して、最高権力者としての意思をスムーズに貫徹できる体制をつくりたいということだ。」気迫みなぎる彼女の発言に会場全体が一気に引き込まれていく。 この高市政権がうちだしている総額二一兆円にものぼる「強い経済を実現する総合経済対策」なるもの、それは労働者をさらなる貧窮に突き落とすもの以外の何ものでもないと、山川氏は怒りをこめて弾劾した。 首相・高市はさらに赤字国債を積み増して、軍需産業などの独占資本に巨額の国家資金を投入しようとしている。そして巨額の軍事費を捻出するために「防衛国債」の発行さえほのめかしているのだ。 加えて、インフレ下の今日における低金利の継続と国債購入による通貨供給の拡大を日銀に強要する金融政策。これらの高市政権の財政・金融政策によって、物価のうなぎ登りの高騰と、円安と長期金利の上昇がもたらされ、その破綻は日に日に深刻化している。 しかも、首相・高市は、社会保障費を、とりわけ国民医療費を大削減しようとしているのだ。OTC類似薬の保険適用からの除外、高額療養費制度の改悪、ベッド数一一万床の削減など……。矢継ぎ早にふり下ろされる高市の反動諸攻撃を、山川氏は怒りをこめて弾劾する。 「<軍国日本の再興>を企んでいる高市政権は、その反面で徹底した社会的弱者切り捨て策をとっている。まったく許せないではないか」。会場からは、「その通り!」「ナンセンス!」と怒りに満ちた声があがった。 資本家どもは、稼げる成長産業に必要だと見込んだIT技術者などの一部の労働者のみにある程度高い賃金を払い、それ以外の労働者の賃金を徹底して抑制しようとしている。また、不採算とみなした部門の労働者にたいしては、解雇・配転の大攻撃をしかけてきているのだ。 そして、中小企業経営者どもは――大企業がサプライチェーンを再編し、政府が「生産性が低い」とみなした中小企業の閉鎖をすすめているがゆえに――みずからの生き残りをかけて大企業から要請される稼げる部門への事業の特化、不採算部門の閉鎖をおしすすめ、大量の労働者を路頭に放りだしているのだ。 「連合」芳野指導部の闘争抑圧を弾劾し反撃の闘いを! にもかかわらず、これにたいする労働者階級の反撃の闘いをなにひとつ組織することもなく、それを足蹴にしているのが「連合」芳野指導部にほかならない。山川氏は怒りの声を大にして暴露し弾劾した。 「連合」指導部が掲げる「賃上げ三%」などという要求は、あまりにも超低率ではないか。「労働貴族にとって、四年も続く物価高も労働者の生活もどうでも良いことなのだ。拒否できない超長時間労働にあえぎ、明日の生活に不安を抱える低賃金の非正規雇用労働者など、最底辺で呻吟する労働者の怒りを徹底的に抑圧しているのが、『連合』指導部なのだ!」 「連合」芳野指導部は、春闘をどのようにたたかうかの戦闘配置も闘争形態も提起していない。そればかりか、物価つり上げをも労働者の側から積極的に勧めているのだ。彼らは賃上げをかちとる気などさらさらないのだ。 山川氏の発言に、会場はより一段とたたかう熱気に包まれる。 最後に彼女は、わが革命的・戦闘的労働者が今二六春闘をいかにたたかうのか、その指針を四点にわたって提起した。 まず第一に、「資本家どもとその政府にたいする労働者階級の戦闘宣言として<大幅かつ一律賃上げ獲得>のスローガンを掲げてたたかおうではないか!」と呼びかけた。うち続く物価高騰のもとで、独占資本家どもは一部の労働者のみを賃上げして大多数の労働者には低賃金を強制している。そして、労働者を分断しつつ労務管理を強化し、労働組合を破壊する策動にも狂奔している。それとともに、資本家どもがふり下ろすAI合理化、労働者にたいする首切り・配転攻撃にたいして、山川氏は「連合」や「全労連」指導部による闘争歪曲を弾劾し労働組合を主体に反撃しようと高らかに訴えた。 そして第二に彼女は、今春闘のただなかで、労働組合を強化するために奮闘することをも提起した。 いま日本の労働運動は、「連合」指導部と「全労連」指導部とによって歪められ牙を抜かれ萎靡沈滞しているといわざるをえない。いまこそ、これを下からつくりかえ、労働者階級が血と汗を流して歴史的にかちとってきた労働組合をいたるところで結成し強化しなければならないのだ。 一七八年まえにマルクスが高らかに発した――「労働者は鉄鎖のほかには失うべき何ものももたない」「万国の労働者、団結せよ!」という――呼びかけはいまこそ燦然とした輝きを放っている。資本主義が生命力を失いどん詰まりの危機に陥っているこんにち、いまこそ労働者が団結し未来に向かって前進していくのでなければならない。一九九一年のソ連邦崩壊いご、「共産主義は終焉した」とブルジョアどもはいうが、ソ連型の「社会主義」なるものは、ニセのマルクス主義でありスターリン主義にほかならない。このスターリン主義の誤謬と悪を暴きだし、真のマルクス主義で武装した労働者の階級的団結をこそ強化するのでなければならないのだ。 第三に彼女は、今春闘において<大幅一律賃上げ獲得>とともに、高市政権の極反動攻撃を打ち破る政治経済闘争と反戦反安保・反改憲闘争を、同時に一体的に断固としておしすすめることを呼びかけた。そしてまた、治安維持法の今日版であるスパイ防止法の制定などのネオ・ファシズム的治安弾圧体制の強化に反対することを訴えた。 そして第四に山川氏は、政治経済闘争・反戦反安保・反改憲闘争の大きなうねりを創造するために、労組の共同行動をもめざそう、そして「労組を中心とした共同の闘いを基礎とし土台として、労働者階級を中軸とした反ファシズム統一戦線の結成をめざそうではないか!」と呼びかけた。「今こそ労働者階級の階級的団結をおし拡げ、労働者・学生・人民の実力で高市日本型ネオ・ファシズム政権打倒にむけて前進しよう!」 この決然たる発言をもって締めくくられた山川氏の基調報告にたいして、会場からは雷鳴のごとき拍手がまきおこったのだ。 ハンガリー革命70年―― 21世紀の暗黒を突き破れ 革共同革マル派代表 休憩後の第二部冒頭に、わが同盟・革マル派の同志が連帯の挨拶に立った。開口一番、わが同志は満場の労働者・学生に熱烈に呼びかけた。 「今年はハンガリー事件が勃発した一九五六年から七十年になる。この節目にあたり、われわれは『戦争と暗黒支配の時代』の様相をますます深めるこの世紀を、『真の人類史の始まる世紀』へと逆転することをめざして、決意も新たに前進しようではないか!」 「よし!」闘志あふれるわが同志の呼びかけに会場の労働者・学生は身をのりだし大きくうなずく。 まず第一にわが同志は、二〇二六年の世界の歴史的激変の意味を鮮明に暴きだす。本年幕開けと同時に、トランプ政権は、ベネズエラへの軍事攻撃を強行した。このトランプがおこなった蛮行は、ネオ・モンロー主義のむきだしの貫徹にほかならない。 そして、このトランプ政権の傲岸なふるまいが世界の暗黒化を一挙に深刻なものにすることを、わが同志は怒りをこめて暴露した。「アメリカがこれまでみずから振りかざしてきた『自由と民主主義』の旗を今や公然と投げすてて、世界最大の軍事力をもって、『力による現状変更』に踏みだした。こうして世界は、米・中・露の核大国が、力でおのれの勢力圏を排他的に拡大する時代に突入した」と。 いうまでもなく、この悲惨な世界に暗転するその転回点は、ロシアによるウクライナへの軍事侵略にほかならない。わが同盟とたたかう労働者・学生は、ウクライナ人民との連帯と、ウクライナの真の左翼との交流のもと、日本の地において<プーチンの戦争粉砕>の反戦闘争をたたかってきた。そのただなかで、世界の一部の心なき自称左翼にたいする思想闘争を断固としてくりひろげてきた。 ウクライナを対岸の火事のように眺める者、これを旧ソ連邦内部の民族紛争のごときものとみなしてウクライナ人民の抵抗を嘲笑さえする者――わが同志は、これら自称左翼どもの犯罪を満腔の怒りをこめて弾劾する。 「彼らに欠けているのは、『社会主義』の看板を掲げたスターリン主義・ソ連邦とはいったい何であったのか、なぜにそれは人民の怨嗟の的となって自滅したのかについての全世界プロレタリアートの自己解放の立場に立脚しての省察なのである。それなしには、暗黒のこの世紀がなぜに現出したのかも、そしてこの時代を労働者階級はいかなる方向へ突破するべきかも、明らかにすることはできないのだ。」 「そうだ!」わが反スターリン主義革命的左翼に課せられた重大な使命を明らかにした同志の語りかけに、会場の労・学はたたかうウクライナ人民に思いを馳せ、万感の思いをこめ拍手で応える。 第二にわが同志は、<大幅一律賃上げ獲得>のスローガンの思想的な意味について提起する。 「このスローガンは、悪辣な政府ならびに資本家どもにたいするわれわれの断固たる闘争宣言である。同時に、腐敗しきった労働貴族どもの『春闘』なるものをのりこえていくべきことをあらわす、たたかう労働者のスローガンでもある」と。それだけではなく、<大幅一律賃上げ獲得>というこのスローガンは、労働者が賃金奴隷としての自己存在に目覚め「今に見ていろ」と怒りに燃えて階級的に団結し、やがていつの日か労働者階級の自己解放をかちとらんと決意して、仲間とともに前進していく――その意志を場所的に固めていくためのスローガンでもあるのだ。 組織現実論をわがものにしよう! 第三に、同志黒田が国鉄戦線などの先輩同志とともに開拓した・「私たちの宝」である組織現実論と、その土台をなす「実践の場所の哲学」について、わが同志は提起した。 「組織現実論は、たとえ日本の労働運動がかつてのような戦闘性を失い、産業報国会みたいなものまでに変質してしまっているとしても、決して色褪せるといったものではない。まったく逆に、私たちの日々の組織実践のなかに適用されなければならない。」 マルクスが「フェイエルバッハ・テーゼ」などにおいて示唆した実践そのものの構造の解明に踏みこんだのは、世界でただひとり同志黒田である。この黒田さんの「実践の場所の哲学」を、われわれの組織実践そのものの解明に具体化したものこそが組織現実論である。 さらにわが同志は、内在的超越の論理にふまえて大衆闘争論を解明するとはどういうことか、それはどのようにして確立されたのかをも反省し、同志黒田の思想的営為を追体験しようと呼びかけた。 最後にわが同志は語った。今から七十年前のハンガリー革命の勃発にさいして、クレムリンのスターリン主義官僚による支配に反逆して起ちあがったハンガリーの労働者・人民と彼らのソビエトが、ソ連官僚の放ったタンクによって無慈悲にも血の海に沈められたこと。このことを眼前にした盲目の哲学者・黒田寛一は、反スターリン主義の革命家へと命がけの飛躍をし、ついにわが運動の創成に踏みきったのだった。「このときの若き黒田の胸中に渦まいていたもの・彼の決断をつき動かしたもの」は次の歌に込められていると思う、とわが同志は黒田さんの歌を紹介した。 <虐げられ蔑まれし人びとにひたすらに思ひを馳せわれ生きにけり> 「私たちが一九五六年の黒田さんから学ぶべきこと、その一番大切なことは『実存的決断の瞬間を空間化してはならない』ということではないか。」「こういう黒田さんの自己変革に学ぶのでなければならない」と。 かつて旧ソ連邦の一角にあってスターリニストによる苛烈な圧制を経験し、そして今また資本制社会で疎外された労働を強制されているウクライナの労働者たち。現代世界の不条理を一身に背負ったかのような彼らの苦悩に共感し共苦できるのは、黒田思想に生きる反スターリン主義革命的左翼のわれわれしかいない。帝国主義とスターリン主義の悪を弾劾してきたわれわれは、二十一世紀の暗黒を突破し明るい未来を創造するその最前線に立たなければならない。 みずからの決意をこめたこの革マル派代表の呼びかけにたいして、結集した労働者・学生は万雷の拍手で応えた。参加者の一人ひとりが胸を熱くし、たたかう決意をうちかためたのである。 以下 見出し 全学連・各産別労働者代表が決意表明 「運賃値上げ」要求運動への歪曲を許さない! 交運労働者 格差手当の導入を粉砕 沖縄・教育労働者 印刷不況≠フ犠牲転嫁を許さず奮闘 印刷労働者 賃下げ・労働強化の攻撃を許さない! 医療・介護・福祉戦線から |
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| わが同盟の二〇二六春闘スローガン T 大幅一律賃上げ獲得! 春闘勝利! ◇政府・独占資本の賃下げ・諸物価引き上げを許すな! ◇賃上げ抑制・物価引き上げに加担する「連合」指導部を弾劾せよ! U 一切の解雇・配転攻撃を労働者の団結で打ち砕け! V 高市政権のインフレ政策・社会保障切り捨て・軍拡大増税反対! ◇軍需生産の拡大・武器輸出を許すな! ◇労基法改悪を打ち砕け! W 大軍拡・安保強化・改憲反対! スパイ防止法の制定阻止! ロシアのウクライナ侵略反対! アメリカ帝国主義のベネズエラ軍事攻撃弾劾! イスラエルのガザ・ジェノサイドを許すな! 労働組合を戦闘的に強化し、ネオ産業報国会=「連合」を脱構築しよう! 反ファシズム統一戦線を構築し、極右高市政権打倒にむけて突きすすめ! <戦争も搾取も圧政もない世界>をめざしてたたかう全世界の労働者・人民と連帯して闘おう! |
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ロシアによるウクライナ炭鉱労働者殺害・ 暖房施設攻撃を弾劾せよ! 二月一日午後、ロシア軍は、ウクライナ東部のドニプロペトロウシク州で仕事あけの炭鉱労働者を乗せたバスを四機のドローンで攻撃し、十五名の労働者を虐殺した(負傷者多数)。襲われた炭鉱労働者たちは、ロシア軍の攻撃の危険にさらされながらも毎日地底に潜り、ウクライナ全土にエネルギー・暖房用の石炭を送り届けてきたのだ。この勇気ある炭鉱労働者たちを憎悪をこめて狙い撃ちにしたのがプーチンだ。 ウクライナ自由労働組合連合(KVPU)は弾劾している。――「死者に永遠の輝きの記憶を! 私たちは決して忘れません! 決して許しません!」と。 この殺人鬼の蛮行を弾劾せよ! 「プーチンが暖房施設攻撃の一週間停止を受け入れた」と発表したトランプ(一月二十九日)をあざ笑うかのように、プーチンのロシア軍は二月初めからウクライナ全土への猛空爆をくりかえしている。二月二日から七日にかけてロシア軍は、キーウ、スムイ、ハルキウ、リビウなどウクライナ全土の発電・暖房施設、集合住宅、医療施設・救急車に大量の弾道ミサイル・無人機を撃ち込み破壊した。キーウをはじめウクライナ全土の半分が完全停電を強いられ、地下鉄も都市間列車も止まった。労働者人民・子供たちは、零下二〇度〜三〇度の極寒のもと、真っ暗闇の中での苦難の生活を強いられているのだ。今ヒトラー・プーチンのこの人非人的な蛮行を許すな! ウクライナ人民と連帯して<プーチンの戦争>粉砕に起ちあがれ! |
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長射程化12式ミサイルの健軍配備を阻止せよ! 高市極反動政権の空前の大軍拡・安保強化を許すな 高市政権は三月にも、一〇〇〇`b超まで長射程化した国産の「地対艦ミサイル」をはじめて陸上自衛隊・健軍駐屯地(熊本市)に配備しようとしている。2・8総選挙において、自民党単独で衆院議席の三分の二以上をおさえた高市は、いま日本の大軍拡に一気に突進しようとしている。昨秋の首相就任早々に「台湾有事は存立危機事態」と対中国戦への参戦を公然と言い放ったこの極右ファシストは、対中国の先制攻撃体制構築の柱として、長射程ミサイルの全国への配備に力を入れているのだ。 われわれは、「反安保」を放棄する既成反対運動をのりこえ、日本の<アメリカとともに戦争する軍事強国>への飛躍をかけたこの攻撃を粉砕する闘いに決起しようではないか! 長射程攻撃ミサイルの日本全土への配備を許すな! いま政府・防衛省は、地元住民の「説明会の実施を」という要求すら蹴飛ばして、三月までに「12式地対艦ミサイル能力向上型」を配備しようとしている。この事実上の「敵基地攻撃」用長射程ミサイルを載せる「発射機」と呼ばれる八輪の大型トラックを駐屯地に配備する計画なのだ。〔同時に駐屯地内の弾薬庫の改修が計画されている。〕 健軍駐屯地には、中国・朝鮮半島に相対する九州・沖縄の陸自部隊を統括する西部方面総監部が所在する。この駐屯地を司令拠点≠ニして、日米両軍はこのかん対中国戦を想定した共同演習を頻繁にくりかえしてきた。しかも、ここにはミサイルを運用する「第五地対艦ミサイル連隊」とそのメンテナンスにあたる「補給処」だけでなく、電子戦部隊もサイバー戦部隊も配備されている。司令部と補給と輸送を中心とした基地から、最新の戦闘に対応する出撃拠点へと強化されているのだ。 政府・防衛省は、この長射程「12式ミサイル」(地上発射型)の熊本・健軍への配備を皮切りに、二七年度には富士駐屯地(静岡)に配備する計画だ。今後はミサイル連隊のおかれた湯布院駐屯地(大分)や勝連分屯地(沖縄)にも次々と配備するにちがいない。 防衛省は、この地上発射型だけでなく、艦艇発射型を横須賀配備の護衛艦「てるづき」に、空中発射型を空自・百里基地(茨城)のF2戦闘機に、いずれも二七年度に配備することも発表した。これとは別に「高速滑空弾」(早期配備型は射程一〇〇〇`b、後継は同三〇〇〇`b)を三月までに富士駐屯地に、二六年度に上富良野駐屯地(北海道)とえびの駐屯地(宮崎)に配備するとしている。全国に、陸・海・空を問わず国産の長射程ミサイルを次々に配備し、日本全土にミサイルの壁≠構築しようとしているのである。 そればかりではない。彼らは、佐世保に配備しているイージス艦「ちょうかい」を今年度中に改修し、アメリカ製の巡航ミサイル・トマホーク(射程一六〇〇`b超)をすぐに装備しようとしている。トマホークを四〇〇発も爆買いした日本政府は今後、保有する全イージス艦を改修しこれを順次導入する計画なのだ。 自・維連立の高市政権は、「国家防衛戦略」(二〇二二年策定)で「防衛力の抜本的強化」の筆頭に挙げてきた「スタンド・オフ防衛能力」=長射程ミサイルの開発・配備をさらに加速させようとしている。それは、沖縄・辺野古新基地建設、佐賀へのオスプレイ配備、宮崎への空母艦載ステルス戦闘機の配備、馬毛島新基地建設など九州・沖縄の軍事要塞化と一体の対中国軍事体制構築の一環なのである。 高市政権は、この未曽有の大軍拡に国債を乱発し空前の軍事費を投入している。「強い経済」を標榜する高市は、「総合経済対策」に政府主導の軍需産業の拡大を位置づけ、「武器輸出三原則」の制約も取り払って、あらゆる殺傷兵器の輸出にのりだしているのだ。これこそ死の商人≠フ育成にほかならない。 敵=中国(北朝鮮)を直接攻撃できる国産長射程ミサイルの熊本・健軍への配備こそは、現行憲法を完全に踏み潰し「軍国日本」を再興する暴挙だ。この<アメリカとともに戦争する軍事強国>への飛躍を画す高市政権の極反動攻撃を絶対に許してはならない。 米―中・露激突下の大戦勃発の危機を突き破れ! 極右・高市政権が大軍拡に突進するのは「日本は対中国の最前線に立て」(米国防長官ヘグセス)というアメリカ・トランプ政権の要請にこたえて、対中国の軍事体制構築を全面的に担うためにほかならない。 いま<世界の中華>への飛躍を目指す習近平・中国は、米日両軍の介入を許さずに台湾の武力併合を果たすために突進している。 この中国を主敵にすえるトランプ政権は、西半球をみずからの勢力圏とみなすネオ・モンロー主義にもとづいて、東アジアではあくまでも日本を前面におしたてて対中国の軍事体制を構築しようとしているのだ。このアメリカと運命共同体%Iに一体化することに生き残りの道をみいだしている日本帝国主義の高市政権は、「台湾有事は日本の存立危機事態」と叫びながら対中国の先制攻撃体制を構築・強化することに全体重をかけているのである。 一月はじめのアメリカ・トランプ政権によるベネズエラ軍事攻撃を契機に、世界は核軍事大国の横暴がまかり通り戦乱の暗黒が覆っている。この世界の暗黒化への転回をもたらしたものこそ、プーチン・ロシアによるウクライナ侵略にほかならない。高市政権による中国との戦争を構えた安保強化・軍事強国化こそは東アジアの戦乱の危機をいよいよ深める暴挙なのだ。 われわれは、熊本・健軍への長射程「12式ミサイル」の配備を阻止する闘いに決起しよう。長射程ミサイルの全国配備阻止! 敵基地先制攻撃体制の構築反対! 「反安保」を放棄し、現存政府に「平和外交」を対置するにすぎない日共系平和運動をのりこえ、「日米グローバル同盟の強化粉砕」を掲げてたたかおう!憲法改悪阻止! 軍事費の大増額反対! 軍需生産の拡大反対! 辺野古新基地建設阻止! 馬毛島基地建設反対! 沖縄・九州の軍事要塞化を許すな! 習近平・中国による台湾の武力統一策動反対! 中国の一切の軍事挑発と核軍事力増強を許すな! 四年を迎えるロシア・プーチン政権による悪逆無道なウクライナ軍事侵略に反対しよう! ウクライナへの領土割譲の強制を許すな! レジスタンスを続けるウクライナ人民を孤立させてはならない。反戦闘争の国際的高揚をかちとろう! ガザ大虐殺弾劾! <米―中・露激突>下の大戦勃発の危機を突き破れ! |
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日共『赤本』の反労働者性 修正資本主義者・志位の『資本論』解説なるもの 破産した「自由時間の拡大」政策の弥縫策 日本共産党中央が、『Q&A いま「資本論」がおもしろい』と題した冊子、通称『赤本』を宣伝している。筆者の志位は言う。 ――二〇二四年に「自由時間の拡大」に焦点を当てた『Q&A 共産主義と自由』(通称『青本』)を出しましたが、そこでは「資本主義的搾取の仕組みの立ち入った説明」をしていません。その説明を抜きにして「搾取によって奪われているのは自由な時間だ」というのは「論理の飛躍と言われれば飛躍です」が、『青本』は自由論を焦点にしたものだったので「どうかお許し願います」。しかし「搾取の仕組み」などの「『資本論』第一部の内容を『ごくごくのあらまし』でもお話しすることが必要になりました。この課題にとりくんだのが『赤本』です」(『月刊学習』二五年十一月号)。 二四年一月の第二十九回党大会において日共指導部は、「自由時間の拡大=労働時間短縮」を政府に要請するという選挙政策を決定し、その宣伝に党員を引き回した。しかし日本の多くの労働者は独占資本によって長時間労働を強制され、低賃金のゆえに残業や副業を余儀なくされている。そうしたなかで長時間労働の強制を許さない闘いや賃上げ闘争を呼びかけるのではなく、「自由時間の拡大」のすばらしさをもっぱら能天気に宣伝することが、どれほど労働者から浮きあがっていたか。労働者から見放された日共は、当然にも選挙で惨敗を喫した。 この党中央にたいする反発が党内に渦巻いている。「搾取を無視している」「搾取されているのは自由時間だというのは論理の飛躍だ」という批判が噴出した。とりわけ近い過去に「労働組合は市民と野党の共闘の敷き布団になれ」と公言して労働者の闘いを蔑視した党中央への不信を抱いてきた労働者党員たちが、――わが革命的・戦闘的労働者の闘いにも揺さぶられて――ふたたび反発を強めている。 こうした労働者党員にたいする党中央の権威回復を企んだ志位は、『赤本』を持って全労連会館を訪問した。論理の飛躍だなどと批判しやがって≠ニいうド官僚的怒りを内心に隠しながら、「ともに『労働者階級の自覚と誇りをつちかう学習運動』をやりましょう」と幹部連中に呼びかけた(『しんぶん赤旗』二五年十月二日付記事)。党中央は労働者の闘いを重視している≠ニ精一杯おしだすために志位は、「労働者階級の解放闘争」などという数十年このかた口にしていない言辞を弄し、『赤本』を『資本論』の解説書だと宣伝したのだ。 加えて、いま全世界的に貧富の格差が拡大し、人民の窮乏は極限に達している。「もう資本主義は終わりだ」と多くの若者が直感している。こうした若者たちのトレンド≠、衰滅の危機に瀕した日共党組織を延命させるチャンスと見たのが志位らだ。彼らは「高度に発達した資本主義の生命力」に跪拝した最近の主張を棚上げにして、若者たちをマルクスや『資本論』の「学習運動」に――貧困と抑圧を強制する権力や資本家との闘いにではなく――囲いこもうとしている。あさはかにも、それだけで中味のインチキさが透けて見えるキャッチコピー「この一冊で『資本論』がわかる」をつけて『赤本』を若者たちに宣伝しているのが日共指導部だ。 だが、この『赤本』で『資本論』がわかるのか? 労働者階級の階級的自覚に役立つのか? とんでもない話だ。ここでは『赤本』の「搾取の仕組み」のくだりに絞って、その反労働者性を暴きだすことにする。 以下 見出し 志位の「搾取の謎解き」のインチキ 「利潤第一主義の克服」路線の行き着く先 |
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ウクライナ ロシアの医療施設破壊に抗して闘う医療労働者 病院・医療従事者を狙い撃ちするロシア軍 世界保健機関(WHO)によれば、二〇二二年二月のロシア軍の本格侵攻開始いらい、ウクライナでは毎年二〇〇台もの救急車がロシア軍の攻撃によって破壊されつづけている。また昨二〇二五年二月までの三年間に、ロシア軍のウクライナの医療施設にたいする攻撃は二〇〇〇件以上にのぼり、少なくとも二八五人の医療従事者が殺害され、二四五人が負傷したという。 しかもいま、プーチンのロシアは発電所や変電所さらに精油所や天然ガス貯蔵所などのエネルギー・インフラを意図的にねらって、集中的な空爆をくわえている。こうした攻撃により、ウクライナはいま酷寒のさなか、各地で停電が頻発し長期化する緊急事態に直面している。 長期にわたる停電は、とりわけ医療の現場に致命的な危機をうみだしている。手術の中断や遅延、懐中電灯の明かりだけを頼りに外科医が手術を強いられる事態の頻発、人工心肺などの生命維持装置の停止・故障、病院への給水の停止、診断・治療機器類の使用不能、患者のパニック発作や不整脈の発生、そして酷寒のなかでの院内暖房設備の長期間の停止――。 だがウクライナの医師と看護師たちは決して挫けてはいない。これまでも彼らは、爆撃・停電・ドローンによる狙い撃ち攻撃などのあらゆる困難に耐えぬいてきたし、いまもなおいかなる状況下にあっても患者への医療を維持しつづけているという。それは、彼ら医療労働者たちの固い決意にもとづく、自分たちの持ち場での侵略者との闘いなのだ。 |
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