第2845号(2024年11月18日)の内容

<1面〜2面>
革共同政治集会に結集せよ
 トランプの圧勝と加速する世界の暗黒化
 今こそ反戦闘争の炎を!
<3面>
「石破政権の反動総攻撃を止めろ!」
 国会前に反改憲・反戦の声 11・3
金沢憲法集会 11・3
<4〜5面>
石破政権の大軍拡・改憲に反撃の火柱
 全国4地方で労学統一行動
 11・2 関西東海
 11・3 北海道九州
<6面>
サカイ引越センター
 「出来高払い制」を偽装し残業代を詐取
「人材開発支援助成金」の不正受給
Topics 物価高と賃上げ抑制の受容を労働者に迫る「連合」芳野
 「解放」最新号





















  


革共同政治集会に結集せよ

トランプの圧勝と加速する世界の暗黒化

いまこそ反戦闘争の炎を!

アメリカ大統領選挙の意味するもの

 落日の軍国主義帝国アメリカの最高権力者の座をめぐり、前大統領ドナルド・トランプ(共和党)と現副大統領カマラ・ハリス(民主党)とが争ったアメリカ大統領選挙(十一月五日投開票)は、共和党トランプの圧勝に終わった。「アメリカ・ファースト」「アメリカを再び偉大に」をかかげるトランプの第二次政権の登場(二〇二五年一月二十日発足予定)がここに画された。
 トランプは、獲得選挙人の数で過半数(二七〇)を大きく超える三一二人を獲得した(ハリスは二二六人)。〔トランプは全米の総得票数でもハリスを四七〇万票以上上回った。共和党の候補者の得票数が民主党候補のそれを上回るのは、共和党ブッシュ(子)が民主党ケリーを破った二〇〇四年の大統領選いらい二十年ぶり。〕前回大統領選(二〇二〇年)ではバイデンがおさえたいわゆる「ラスト・ベルト」の三州――ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシン――でもトランプは全勝し、この三州をふくむ「激戦州」七州をことごとく制した。
 このトランプに多くの票を投じたのは、従来トランプの「岩盤支持層」をなすといわれた白人男性ばかりではない。前回はバイデン支持が多数を占めたヒスパニック・ラテン系や黒人の男性、さらにはアラブ系の人々の票をも、トランプは今回大きく積み増した。
 さらに、同日投票された上院選においても共和党が改選議席の多数を占め、総議席数で民主党を逆転した。行政府の主要人事の承認権限を有する上院をおさえたことによって、トランプは、閣僚と上級官僚とをおのれの意のままになるイエス・マンばかりで占める基礎をかためた。このうえ、現在開票がすすんでいる下院選においても共和党が多数を占めることが確実となっており、トランプ共和党は「トリプル・レッド」を手にしようとしている。いまやトランプとその党による行政府と立法府(上・下両院)の制圧が画されようとしているのだ。
 ちなみに、このトランプの勝利を、サイバー空間で民主党非難のフェイク・ニュースをたれ流す選挙介入≠ノよって側面支援したのが、盟友≠スるロシア大統領プーチンであった。
 これほどまでに大差をつけてのトランプと共和党の勝利という現実は、アメリカ社会の内部において拡大するすさまじい階級的分裂のもとで、痛めつけられ貧苦にあえいできた労働者階級・人民の票をば、「労働者の味方」ヅラをしたデマゴーグ・トランプがかすめとったことの結果にほかならない。
 アメリカでは、いわゆる経済のグローバライゼーションのもとで、「GAFA」を筆頭とする巨大ICT企業が労働者の生き血を吸って巨万の利益を稼ぎだす他方で、製造業の空洞化が著しく進んできた。このゆえに、とりわけ「ラスト・ベルト」において、製造業に従事する多くの白人労働者が「プア・ホワイト」といわれる窮状にたたきこまれてきた。これに折り重なったのが、コロナ・パンデミック発生いこうの四年間で一挙に昂進したインフレーションであった。アメリカの労働者・人民は、白人、ヒスパニック、黒人などを問わず、生活必需品や燃料の価格高騰に苦しめられ、極限の生活苦にたたきこまれてきた。
 この労働者・人民の困窮とそれゆえの現政権への不満・怒りにつけこみ、「私の第一次政権時にはインフレはなかった」「バイデンフレーション≠終わらせる」というように、物価高に終止符を打つ救世主≠ニしておのれをおしだしたのがトランプであった。トランプが公約にかかげてきた「全輸入品に高関税を課す」という貿易政策(後述)は、「物価を下げる」どころか労働者・人民に高額の消費税を支払わせるのと同じことであり、人民をさらなる困窮にたたきおとす以外のなにものでもない。そのことを人民の目からおしかくして、「自分こそが物価高を終わらせる」というペテン的な宣伝にこれつとめたのが詐欺師トランプであったのだ。
 しかもトランプは、労働者・人民の生活苦の原因を、流入する移民のための財政支出を政府が優先していること∞「不法移民」が米国民の職を奪っていること≠ノあるなどと描きだした。そうすることによって、白人のみならず古参の移民≠ナあるヒスパニック労働者のあいだにも、「不法移民」対策が手ぬるいバイデン=ハリス≠ノたいする反感と憎悪をあおりたてたのであった。
 みずからは超・大富豪でありながら「私は忘れられた人々の声を聞く」などと欺瞞的にもおしだしたこのトランプに、痛苦にも少なくない労働者・人民が現状の打破≠求めて「ノー・バイデン」の一票を投じたのである。
 このトランプの前に惨敗を喫したのが、トランプとの候補者討論会で醜態をさらした老バイデンにとってかえてオバマら民主党重鎮が急きょ大統領候補にかつぎだしたハリスであった。
 ハリスは、選挙戦においては、「独裁者トランプから民主主義を守る」こと、および妊娠中絶問題で「女性の自己決定権を守る」ことをもっぱら強調したが、他方で、経済問題についてはまったくの「経済オンチ」であることをたちどころに露呈した。現政権の経済政策などをめぐってマスコミから追及されることを恐れて記者会見すら開かなかったハリスは、そのことを糊塗するために、「インフルエンサー」である「セレブ」の女性歌手を次々に呼び寄せて選挙集会をコンサートばりに飾りたてた。このことは、貧窮に苦しむ労働者・人民の反感をますます買うだけに終わり、完全に裏目に出た。
 さらに、バイデン=ハリス政権が、ガザ人民大虐殺に狂奔するイスラエル・ネタニヤフ政権を兵器支援というかたちで支えつづけたことにたいして、従来民主党支持であったアラブ系ムスリムの人民(激戦州のひとつミシガンにとりわけ多い)は怒りにうち震え、いっせいに離反した。〔一部は「アバンダン・ハリス(ハリスを見捨てろ)」と銘打ったハリス落選運動を展開しさえした。〕彼らは、ハリスよりもトランプの方がいっそう親イスラエルであることを重々知りながらも、今現在のシオニストによる暴虐を支えているハリスにたいして、これを罰する≠スめの一票をたたきつけたのであった。
 こうしてハリスと民主党は、労働者・人民から完全にそっぽを向かれ沈没したのである。
 ハリスをトランプが得票数で大きく上回った今回の選挙結果こそは、アメリカ社会における分断と荒廃の深刻さをむきだしにした。そのことは、「超・格差社会」アメリカにおいて、ひとにぎりの大ブルジョアが莫大な富を享受する他方で、労働者・人民がますます貧窮のどん底に縛りつけられている現実を、すなわちアメリカ社会の階級分裂の加速度的な拡大を、まさに全世界に向けて知らしめたいがいのなにものでもないのである。

変貌するアメリカ国家――
<トランプ帝国>の出現

 今回の大統領選(および上・下院選)におけるトランプ・共和党の圧勝=ハリス・民主党の大敗は、東部エスタブリッシュメントの代弁者たる民主党にたいして、容易に立ち直りがたいほどの決定的な打撃を与えた。いまや勝ち誇ったトランプは、四年前におのれをホワイトハウスから追い出した民主党への復讐心をたぎらせながら、「極左」「共産主義者」に牛耳られたと烙印したこの党をさらに弱体化に追いこむ策謀をめぐらせている。
 まさに今回の大統領選は、十九世紀いらいアメリカ国家がとってきた共和党―民主党の伝統的な二大政党制、その瓦解の出発点を刻んだものと言わなければならない。
 民主党に壊滅的打撃を与えるとともにみずからを絶対的な支配者へとおしあげるために、トランプはいま、現行の政治支配体制の大改変に着手しようとしている。
 第一に、トランプは、「ディープ・ステート(闇の政府)に操られたエリート」とみなした行政諸機関の上級官僚五万人の首をいっせいに切り落とし、みずからの手足となって動く官僚にすげかえようとしている。新たに任命される「トランプ官僚」たちは、トランプへの忠誠の証として、「二〇二〇年の大統領選挙は民主党によって盗まれた」ことを認める踏み絵を踏まされるにちがいない。
 第二に、四件の刑事事件で訴追されたことを「バイデン民主党による魔女狩り」とみなしているトランプは、これへの報復≠ニして、大統領に就任すると同時に、おのれを訴追した特別検察官を解任しようとしている。さらに、かの二〇二一年一月の「連邦議会議事堂襲撃事件」にかかわって有罪となった者たちを「愛国者」と呼び、彼らにたいして――そして自分じしんにたいしても――「恩赦」を与えようともしている。まさに大統領権限をフルに活用しながら、自分じしんの犯罪をなきものにしようとするのは、合衆国大統領をば「超憲法的存在」たらしめる意図をむきだしにしたものにほかならない。
 すでに、「保守派」に牛耳られた連邦最高裁(判事九人中六人が「保守派」であり、そのうちの三人は第一次トランプ政権が任命)は、「大統領は『公的な行為』をおこなうかぎりにおいては絶対に訴追されない」という司法判断をくだしている(今年七月)。この司法判断をも最大限に活用しながら、トランプはおのれをもはや法によっては決して裁かれることのない「王」へとおしあげることを画策するにちがいない。
 外に向かっては「アメリカ・ファースト(アメリカ第一主義)」の名のもとに国家エゴイズムをあらゆる国に強引に貫徹することをたくらむトランプ。このトランプは、内に向かっては、形ばかりは保たれてきた現行のブルジョア的「三権分立」制度をも破壊し、ナチス型の全体主義国家をつくりあげようとしているのだ。そしてこのことを、「民主党を牛耳る極左の撲滅=ディープ・ステート解体のための労働者階級の階級闘争」だなどとイデオロギー的に粉飾しているのがトランプなのである。「極左」という「内なる敵」の壊滅のためには「軍隊を使う」ことをも公然とうたいながら(選挙戦終盤におけるトランプの発言)。
 こうしたトランプの「言と動」こそは、ドイツ・ワイマール共和国を「腐敗の象徴」として攻撃しつつ、「共産主義者とユダヤ人」という「内部の敵」にたいしては「突撃隊」をさしむけながら、みずからを「労働者の味方」としておしだし権力を握っていったナチス・ヒトラーのやり方に酷似しているではないか。トランプこそはまさしく「二十一世紀のヒトラー」なのであって、このトランプが現存の国家諸制度を解体することをつうじてつくりあげようとしているのは、まさしく<トランプ帝国>とでも呼ぶべきものにほかならない。
 だがしかしそれは、国内的には社会経済的な荒廃を深め、国際的にも威信の喪失にみまわれた落日のアメリカ帝国主義が、そのあまりの没落ゆえに呈している暗黒化≠「がいのなにものでもないのだ。

以下、見出し

 「アメリカ・ファースト」の傲岸な貫徹

「一超」軍国主義帝国の崩落とその根拠

危機を深める現代世界の転覆をめざして闘おう
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 11・3

「石破政権の反動総攻撃を止めろ!」

国会前に反改憲・反戦の声

 憲法公布から七十八年となる十一月三日、国会議事堂正門前において「憲法変えさせない! 戦争反対! 今こそ平和と人権 11・3国会大行動」(主催:戦争させない・九条壊すな! 総がかり行動実行委員会/九条改憲NO! 全国市民アクション)がとりくまれた。この「大行動」は、先の総選挙で自民党が少数与党に転落するという局面において開催された初めての大衆集会となった。それだけではない。世界的大戦が勃発する危機が日増しに高まるそのまっただなかで、この集会はとりくまれたのであった。
 われわれは、集会に集まった労働者人民にたいして、わが同盟とともに改憲阻止・反戦反安保闘争に、いますぐ起ちあがるべきことを訴える情宣を断固として展開した。
 ロシアのプーチンによるウクライナ侵略の続行、そして新たにアジアから北朝鮮軍の参戦が強行されている。中東ではイスラエルのネタニヤフが、ガザ・レバノン人民にたいする狂気の大虐殺を続けている。東アジアにおいては、台湾や南シナ海をめぐって米・日と中国・ロシアとが戦争さながらの軍事演習の応酬を激化させ、ロシアから軍事技術を供与されている北朝鮮は弾道ミサイル実験をくりかえしている。米・日―中・露・北の対立は、いまや日々高まっているのだ。
 このさし迫る大戦勃発の危機のただなかにおいて、わが同盟は、11・3集会に集まるすべての労働者・市民にたいして、「石破政権による改憲・日本の軍事大国化反対、日米軍事同盟の強化反対」「<プーチンの戦争>粉砕、イスラエルによるガザ・レバノン人民虐殺反対」を呼びかけたのである。
石破ガタガタ政権による改憲・大軍拡攻撃に反対し国会前で闘う労働者・市民
(11月3日)

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11・3 金沢憲法集会

「反安保・改憲阻止」の息吹
 十一月三日、わが同盟北陸地方委員会の情宣隊は、金沢市で開催された憲法集会の高揚をかちとるために、結集した労働者・市民に「ガタガタ石破政権の総攻撃を打ち砕け」と題したビラを配布した。この日、アメリカ政府は先月末の北朝鮮・金正恩政権によるICBM「火星19号」発射強行にたいして、B1ステルス戦略爆撃機を日本国軍・韓国軍の戦闘機を従えて朝鮮半島へ急派した。米日韓一体で北朝鮮軍中枢を壊滅させる圧倒的攻撃力を見せつけたのである。東アジアにおける戦争勃発の危機が一段と高まっているなか、わが同盟は、いまこそ既成指導部の闘争放棄と抑圧を許さず、戦争の危機を突き破る反戦反安保、改憲阻止の闘いをおしすすめようと訴えたのだ。
   労組員たちが市庁舎前広場で「改憲阻止」の拳
(11月3日)
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石破政権の大軍拡・改憲に反撃の火柱



大阪市街に反安保の声轟く
11・2 全関西労学統一行動

 十一月二日、吹き荒れる豪雨をついて大阪市西梅田公園に結集した関西の反戦青年委員会と全学連関西共闘会議の労学は、全国各地でたたかう仲間と固く連帯して、ガタガタ石破自民党政権がふりおろす極反動攻撃に反撃する労学統一行動に決起した。

アメリカ総領事館に怒りのシュプレヒコール


 午後二時過ぎ、白ヘルとゼッケンで身を固めた労学のデモ隊は勢いよく、曾根崎通(国道二号線)にうってでた。
数多くの幟旗を掲げアメリカ総領事館に向け進撃する。「<プーチンの戦争>粉砕! ガザ人民虐殺・レバノン侵攻弾劾! 改憲・大軍拡を打ち砕け!」と大書した横断幕が雨の中にひるがえる。「日米合同軍事演習の強行弾劾!」「辺野古新基地建設阻止!」「京都舞鶴基地へのトマホーク配備反対!」「アジア版NATOの構築を許さないぞ!」労学がシュプレヒコールを怒濤のごとく轟かせる。歩道橋から女学生が手を振って応えている。デモ隊は曾根崎通を右折して御堂筋に入る。いよいよ、アメリカ総領事館前だ。「イスラエルのイラン攻撃弾劾! ガザジェノサイド・パレスチナ民族抹殺を許さないぞ!」「アメリカの軍事支援反対! 虐殺に加担するバイデン・ハリス政権弾劾!」デモ隊は正面で幾度も渾身のシュプレヒコールをあびせかけた。
 労学は、さらに、大阪市役所前で「維新の会」・大阪市当局にたいして「改憲に手を貸す『維新』弾劾!」と、怒りを叩きつけた。わが労学は戦闘的デモを最後まで貫徹し、ガタガタの石破政権にたいする闘いの烽火をあげたのだ。
  豪雨をついて労働者・学生の部隊がアメリカ総領事館に進撃
(11月2日、大阪市北区)
  石破政権への反撃の決意固く決起集会
(11月2日、大阪市)
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天神に石破政権追撃の炎
11・3 全九州労学統一行動

「南西諸島の軍事要塞化反対」の雄叫び

 十一月三日に、全学連九州地方共闘会議と反戦青年委員会は、「石破政権による大軍拡・改憲阻止」「ロシアのウクライナ侵略反対」「イスラエルのパレスチナ人民虐殺弾劾」を掲げて、労学統一行動に勇躍決起した。少数与党に転落しながらも石破政権が労働者人民に振りおろそうとしている大軍拡と憲法改悪、そして貧窮の強制の攻撃を打ち砕くために、わが闘いの狼煙をあげたのだ。
 午後二時すぎ、福岡市中心部・天神の南側に位置する今泉公園で決起集会をかちとった労学の部隊は、デモに出発した。白ヘルメットとゼッケンで身を固めた仲間たちは、「憲法改悪・大軍拡阻止!」と大書した横断幕を先頭に一路天神の中心街へと向かった。「南西諸島の軍事要塞化反対」「佐賀空港へのオスプレイ配備阻止」というスローガンを貼った宣伝カー、つづいてデモ隊が「安保粉砕!」「改憲阻止!」の掛け声を一帯に轟かす。
 福岡三越前、西鉄福岡駅前と天神ド真ん中を北へと進撃したデモ隊は、天神交差点に着くと今度は大きく南へUターンした。白ヘルの戦闘的な隊列が「<米中冷戦>下の戦争的危機を突き破れ!」「日米グローバル同盟の構築反対!」などのスローガンを書いたカラフルなノボリを林立させて交差点を大きくターンするその光景は、まさに圧巻だ。つづいて彼らは、福岡大丸前でシュプレヒコールをあげた。「ロシアのウクライナ侵略反対」「イスラエルのパレスチナ人民虐殺弾劾」「レバノン侵攻反対」まさにインターナショナルな反戦闘争としてたたかったのだ。
 少なくない労働者人民が総選挙で自公連立政権に不信と拒絶の意思を突きつけた。それから間もないこの日、多くの人々が共感のまなざしでわが部隊を迎えた。わが闘いは、現下の危機を突破しうるのは反スタ左翼のわれわれ以外にないことを断固として示したのだ。  
   大横断幕と旗・ノボリを林立させ天神交差点をデモする九州の労学
(11月3日、福岡市)
  「石破政権を怒りの炎で包囲せよ!」労学が決意
(11・3、福岡市)
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札幌中心部を戦闘的にデモ

11・3 全道労学統一行動

 十一月三日、全学連北海道地方共闘会議のたたかう学生と全道から結集した反戦青年委員会の戦闘的・革命的労働者は、石破ガタガタ政権の総攻撃を打ち砕く決意も固く、札幌市中心部において全道労学統一行動に決起した。
自民党道連へ白ヘル部隊が進撃
 午後二時二十分、降りだした雨をついて、闘志あふれる労学の部隊が大通公園西十丁目広場から札幌市街にむけてデモンストレーションにうってでる。「改憲・大軍拡阻止! <プーチンの戦争>を打ち砕け! <ネタニヤフの戦争>粉砕!」と大書された横断幕を先頭に、白ヘルとゼッケンを身にまとったデモ隊がプラカードやのぼり旗を掲げて進んでゆく。「改憲・大軍拡阻止!」「日米グローバル同盟粉砕!」「<プーチンの戦争>を打ち砕くぞ!」「<ネタニヤフの戦争>粉砕!」シュプレヒコールがあたり一面に響きわたる。大通公園の紅葉した木々を右手にデモ隊は進み、駅前通りを左折し北上する。デモ隊の勇姿に労働者・市民がみな注目してゆく。
 デモ隊の前方に自民党道連の入るビルが見えてきた。「ガタガタ石破政権にシュプレヒコールを叩きつけよう!」たたかう学生が檄を飛ばし、労学の拳にいっそう力がこもる。「石破政権の総攻撃粉砕!」「アジア版NATOの構築反対!」「ファシズム支配体制を打ち砕くぞ!」
 こうして全道のたたかう労学は札幌市街を席巻するデモを最後まで戦闘的にたたかいぬいたのだ。
  「改憲・大軍拡阻止!」力強くシュプレヒコールを轟かせ札幌市街をデモ
(11月3日、札幌市)

 
  全道から結集し熱気あふれる決起集会
(11月3日、札幌市)
  
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自民党愛知県連に怒りの拳
11・2 全東海労学統一行動

 十一月二日、全東海のたたかう労働者・学生は、「石破ガタガタ政権の反動攻撃粉砕!」の決意も固く労学統一行動に決起した。折からの激しい嵐をついて戦闘的デモで自民党愛知県連に進撃し、怒りの拳を叩きつけたのだ。
 名古屋市・栄公園で熱気溢れる総決起集会をかちとった労学は、意気高くデモにうってでた。「石破政権の改憲・大軍拡への突進を粉砕するぞ!」戦闘的シュプレヒコールが広小路通に高らかに響きわたる。先頭の「反戦」「全学連」の真紅の旗は強風を受けて力強く翻った。「ウクライナ労働者と連帯して闘おう」「プーチンの戦争粉砕」「ネタニヤフ政権のガザ人民虐殺を許すな」の色とりどりの幟を掲げたデモ隊列が風雨をものともせずに突き進む。栄の繁華街に出るや、沿道の市民がデモ隊にいっせいに注目する。
 デモ隊が自民党県連に近づくや愛知県警は県連の入るビル前を機動隊で固め、駐車場にも警察車両を配備してものものしい警備態勢をとった。石破政権はわが闘いの爆発を心底恐れているのだ!「石破政権の打倒めざしてたたかうぞ!」、たたかう労学は渾身の力で怒りのシュプレヒコールを浴びせかけた。
 東海のたたかう労学は、国民民主党を抱きこみ延命の道をまさぐる石破政権を痛打する断固たる闘いを貫徹したのだ。
  激しい嵐をついて自民党愛知県連へと怒りに燃えて進撃する白ヘル部隊
(11月2日、名古屋市)
 
  闘志みなぎらせシュプレヒコール
(11月2日、名古屋市・栄)

  
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