第2840号(2024年10月14日)の内容
<1面>
石破新政権の大軍拡・改憲阻止!
アジア版NATOの構築反対!
沖縄・南西諸島の軍事要塞化粉砕!
<2面>
能登被災民の切り捨て弾劾
自民党石川県連に抗議 10・2 金沢
レバノン空爆弾劾!
関西ガザ緊急アクション 9・28 大阪
<3面>
全学連第94回大会かちとる
小松「航空祭」強行・能登被災民見殺しを弾劾せよ!
<4面>
全印総連の戦闘的強化のために闘おう
<5面>
賃下げ・労働強化に苦しむ沖縄のバス労働者
Topics 日共の選挙向け目玉商品
「自由時間拡大推進法」
<6面>
国際反戦集会海外アピールを読み直して考えたこと
島根原発2号機再稼働を許すな
「解放」最新号
石破新政権の大軍拡・改憲阻止! アジア版NATOの構築反対! 沖縄・南西諸島の軍事要塞化粉砕!
新首相・石破は十月四日の所信表明演説において、「日本を守る」と呼号し、大軍拡と日米核軍事同盟の強化に突進する意志を傲然と表明した。「日米同盟の抑止力・対処力の強化」「同志国との連携強化」といった岸田政権のフレーズを石破はオウム返しにした。先の総裁選の過程で吹聴していた「対等な日米同盟」「地位協定の改定」などはおくびにも出さずに、岸田政権が策定した安保三文書とりわけ国家安全保障戦略を踏襲し、大軍拡・日米軍事同盟強化に突進することを、しかもそれを一段と加速させることを宣言したのである。 岸田らに支えられて党総裁となった石破は、新政権の人事においても岸田政権の閣僚と旧岸田派を重用した。政権中枢には官房長官に岸田派ナンバー2の林を、また内閣官房の副長官や補佐官をほとんど留任させた。これに「国防族」と呼ばれる連中を加えたのが、ゴリゴリの軍事タカ派たる石破を首班とする新内閣だ。これはまさしく、岸田が着手した防衛予算のGDP比二倍増への大軍拡、アジア太平洋版NATOの構築の策動を加速し、さらに第九条を事実上破棄する憲法改悪へと突進する布陣にほかならない。 石破は総裁就任直後の十月二日にアメリカ大統領バイデンとの電話会談をおこない、「岸田政権の路線をひきつぎ、日米同盟をさらに強化したい」などと語った。対米自立志向≠ニアメリカ権力者が疑念をいだく持論を封印し、アメリカの「属国」たる日本国家の首相としてアメリカの対日要求に応えて自衛隊の大増強と米軍への一体化、沖縄・南西諸島の軍事要塞化に、そして辺野古への米海兵隊新基地建設に突進することを誓約したのである。 そして今、こうした極反動攻撃を強行しうる政権基盤を確立するために石破政権・自民党は、新政権の発足直後に衆院を解散し総選挙にうってでようとしている。いわゆる裏金°^獄や統一協会問題をめぐって自民党に労働者・人民の怒りが向けられている。この政治支配体制の危機ののりきりをかけて石破は、旧安倍派幹部の若干名を党公認からはずすなどの術策を弄したうえで、十月九日に衆院を解散し総選挙になだれこもうとしているのだ。 独占資本家どもから巨額の献金を受けとるのと引き換えに資本家階級の利害を貫徹する政策を実施してきた自民党政治エリートどもの、醜悪な延命策を断じて許すな! いまこそ疑獄・腐敗にまみれ反人民性をあらわにした自民党を奈落の底に叩き落とせ! すべての労働者・学生は、怒りに燃えて石破新政権による日米軍事同盟の強化・憲法大改悪の攻撃をうち砕く闘いを爆発させようではないか! 以下 見出し 台湾・南シナ海を焦点とする米・日―中の角逐 対中先制攻撃体制構築に突進する米日両権力者 日共中央の「反安保」の放棄を弾劾し闘おう! <日米グローバル同盟反対>の旗幟鮮明に闘おう! |
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全学連第94回大会かちとる 9・20 盤石の闘争態勢を確立 自民党新政権の改憲・大軍拡阻止! 〈プーチンの戦争〉〈ネタニヤフの戦争〉をうち砕け! 激動する内外情勢の分析を深化 白熱の討論をつうじて今秋期闘争の指針を確立 |
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全印総連第74回定期大会 首切り・賃下げ攻撃粉砕! 全印総連の戦闘的強化のために闘おう 「全労連」加盟の全印総連は、七月六・七日、滋賀県大津市で第七十四回定期大会を、対面とオンラインの併用で九十五名の組合員参加のもと開催した。 今大会は、組合員の激減という全印総連存続の危機的状況を「反転」させるために、「希望ある印刷関連産業をつくる運動方針の議論をお願いする」と訴えた委員長挨拶で始まった。 大会に提起した運動方針案において本部は、印刷産業の現状は「昨年より混沌としている」と中小印刷業者の経営がいっそう悪化していることを訴え、「印刷出版産業を守れ」「価格転嫁できない中小企業を守れ」「働き続けられる産業をつくろう」と叫びたてた。これは、労使が共同して政府や自治体に中小企業支援策の拡充および価格転嫁の推進策を要請する運動にとりくもうと提案するものなのだ。貧窮に苦しむ労働者にたいして各企業経営者がさらなる犠牲を強要していることを顧みないどころか、「企業を守る」ことを最優先課題として、会社経営者が振り下ろすコスト削減などの諸施策に全面協力しろというのが、本部日共系指導部にほかならない。「印刷産業防衛」運動へと全印総連の運動を歪曲する本部の裏切りを許すな! 中小零細企業で働く数多の労働者が急激な物価高騰のもと低賃金を強いられ、生活苦のどん底にたたきこまれている。われわれ革命的・戦闘的労働者は、本部の闘争放棄や裏切りを許さず、大幅でかつ一律の賃上げの獲得をめざして、職場から二四春闘を高揚させるために奮闘した。さらに「コロナ不況」や印刷産業をめぐる環境が激変するもとで吹き荒れるリストラ・首切り攻撃を粉砕する闘いをつくりだしてきた。これにも支えられて、大会では多くの組合員から怒りや不満の声が発せられ、本部方針案の採決では反対票が投じられたのである。 われわれは、多くの良心的・戦闘的組合員とともに、全印総連の戦闘的強化のために断固としてたたかおう! 以下 見出し 賃金闘争の放棄 解雇・配転攻撃を許すな! 労働者的団結の創造を放擲した「組織拡大」方針 改憲反対運動の議会主義的歪曲 |
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「国際反戦集会海外アピール」を読み直して考えたこと 冒頭から、ウクライナ、ガザでの戦争の意味を明確につきだしている。「ひとつの民族そのものをこの地上から抹殺しようとする残虐無比な戦争を目の当たりにしている」、と。緊迫感に満ちており、このように今の戦争の意味を明らかにすることによって、すべての労働者階級の党を自称するものに、この事態に対決することを促している。まさに共産主義者か否かを問う試金石なのだ。 この冒頭の部分からは、眼前の情勢に主体的に迫っていく筆者の世界への向き合い方を感じる。<ネタニヤフの戦争><プーチンの戦争>を決して許さないという立場に立って、情勢を分析しその意味するものを暴き出している。みずからの怒りをわきたたせることが情勢に対決する前提だと改めて思った。それとともに、やはり筆者は読む者すべてに問うているのだと思った。この世紀の蛮行を、全世界の労働者階級への攻撃を、座視してはならない、と。 このような向き合い方は、ウクライナの左翼と交流してきたことが根底にあるのだろうか。いや、あるに違いない。 「私は、あのウクライナ・レフトの人たちが、そして彼らの同志や友人や家族がロシア軍に銃撃され拷問され陵辱されることを絶対に許せない。ロシアの侵略と戦う彼らウクライナ人民を決して孤立させてはならないと思う。私たち反スタ革命的左翼は、ウクライナ国内の・そしてかつてのソ連邦の国内の、抑圧され虐殺されている労働者人民の現在と過去の血叫びをも背負ってたたかっているのだ、という思いを強くしたのです。」(若原里菜「闘うウクライナ人民と連帯して その7」) この戦争に仲間が身を投じて戦っているのだ、というリアルな実感を持っているのだ。そして、ウクライナの労働者と心を一つにしてたたかう者として、この日本の地でどのように連帯するのか、どのように闘うのか。ウクライナ侵略に直面して腐敗した対応をする西洋諸国の左翼を、反スターリン主義者としての矜恃にかけて批判しつくし弾劾してきたわれわれの責務を自覚しているからこそ、このように主体的に向き合えるのだ。このような感覚をわがものとしなければならない。私じしんの反スターリン主義の思想をさらに鍛えなければならない。 以下 見出し 労働者の国際連帯とは ウクライナ労働者の立場に立って考える |
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中国電力島根原発2号機の十二月再稼働を許すな 中国電力は、島根原発2号機(松江市鹿島町片句)の本年十二月の再稼働に遮二無二突きすすんでいる。今年の一月に能登半島地震で志賀原発が壊滅的な打撃を被っていたことが明るみになっているにもかかわらず、志賀原発と同様に多くの断層に囲まれている島根原発2号機の「安全対策は万全」と平然と居直り稼働を強行しようとしているのだ。 以下 見出し 死亡事故をもひきおこしながら準備工事を強行 「安全対策は万全」なる言辞の欺瞞性 |
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能登被災民の切り捨て弾劾 自民党石川県連に抗議 10・2 金沢 |
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十月二日、全学連北信越地方共闘会議のたたかう学生たちは、成立した石破自民党政権が被災人民を二度三度と切り捨て、軍事強国化・憲法大改悪に突き進むことを絶対に許さない決意に燃えて、自民党石川県連への抗議行動に起ちあがった。 | |
全学連北信越共闘の闘う学生が石破政権への怒りをこめて シュプレヒコールを叩きつける (10月2日、金沢市) |
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関西ガザ緊急アクション 9・28 大阪 |
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九月二十八日、大阪市西区の新町北公園において、「イスラエルのガザ侵攻から一年 虐殺やめろ! 今すぐ停戦!」と題した集会・デモが開催され、二〇〇名の労働者・市民が結集した。神戸大・奈良女子大のたたかう学生は、ネタニヤフ政権の暴虐を打ち砕く決意に燃えて起ちあがった。 | |
「イスラエルのレバノン空爆弾劾!」神戸大・奈良女大生が 労働者・市民とともに大阪市街をデモ (9月28日) |
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