第2819号(2024年5月20日)の内容

<1面>
首都圏の学生が「怒りのデモ」
岸田政権の安保強化・改憲反対!
ロシアのウクライナ侵略粉砕!
ガザ人民大虐殺を許すな!
5・3 早稲田・高田馬場

三万二〇〇〇が反改憲の声
5・3 憲法大集会(東京・有明)
<3面>
イスラエルのラファ総攻撃・ジェノサイドを阻止せよ!
泊原発3号機の再稼働を許すな!
<4面>
「異次元」金融緩和脱却≠ノあがく植田・日銀
<6面>
〈反安保〉掲げ労・学が奮闘
 金沢大生が反戦の市街デモ 4・30 金沢
 神戸大・奈良女大生が自民党と米総領事館に抗議闘争 5・3 大阪
 憲法集会に戦闘的息吹 5・3 札幌
<2面>
各地のメーデーに革命的檄
 5・1 北海道/石川  4・27 福岡
<5面>
5・3大阪憲法集会
 闘う学生が5000の先頭で奮闘
Topics 「第九条2項を削除せよ」と叫ぶ国民民主党・玉木
◆福島原発で停電事故
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
 解放最新号






























  



首都圏の学生が「怒りのデモ」


岸田政権の安保強化・改憲反対! 

ロシアのウクライナ侵略粉砕! ガザ人民大虐殺を許すな!

5・3 早稲田・高田馬場


 
 ウクライナ反戦・ガザ人民殺戮阻止の声を世界に轟かす
首都圏の学生たちが早稲田・高田馬場でデモ
(5月3日、新宿区)
 五月三日、早稲田大学・国学院大学をはじめとする首都圏のたたかう学生は、岸田政権による大軍拡・安保強化・改憲に反対し、ロシアのウクライナ侵略に、またイスラエルのガザ人民ジェノサイドに反対する「怒りの学生デモ」(主催:実行委員会)を早稲田・高田馬場界隈で実現した。
 このデモの直前、アメリカでは、ガザ人民殺戮に狂奔するイスラエルに抗議しバリケード封鎖に決起したコロンビア大の学生たちにたいして、大学当局の要請を受けた警官隊が突入し一〇〇人以上を拘束するという弾圧をふりおろした(四月三十日)。首都圏の学生たちは、イスラエルの庇護者・バイデン政権の命をうけた警察権力によるアメリカの学生たちへのこの大弾圧をも弾劾しつつ、この日のデモを意気高く貫徹したのである。
 たたかう学生たちは午後四時、新宿区・戸山公園からデモに出発した。学生自治団体や有志団体の名を記した色とりどりののぼりや、闘争スローガンの書かれたプラカードを手に、諏訪通りに躍り出た学生たち。司会のたたかう学生が沿道の人びとにデモへの参加をよびかける。
 「衆院補選で三連敗しガタガタの岸田政府・自民党は、そうであるからこそなおのこと、米バイデン政権にすがりつき、超高額のアメリカ製兵器を爆買い≠オながら、米日共同の先制攻撃体制をつくりあげようとしています。<戦争をやれる国>への飛躍のために、憲法第九条を葬ろうとしています。これを断じて許さないために、憲法記念日の今日、私たち首都圏の学生はデモに起ちました。沿道のみなさんもぜひ私たちと共に声をあげましょう!」
 シュプレヒコールをあげながら、デモ隊は高田馬場駅頭をめざして進んでゆく。
 「イスラエルによるガザ侵攻反対!」「イスラエルを支えるバイデン政権を許さないぞ!」「ロシアのウクライナ侵略反対!」「ウクライナ人民と連帯してたたかうぞ!」
 ほどなくデモの隊列は、多くの労働者・学生・市民が行きかう高田馬場駅前ロータリーに突入した。シュプレヒコールがさらに力強く駅頭にとどろく。
 「憲法改悪反対!」「辺野古新基地建設反対!」「日米安保同盟の強化反対!」「軍拡のための増税反対!」
 ロータリーを曲がり、西日を背にして早稲田通りをぐんぐん進みゆくデモ隊。沿道の人びとの注目がいっせいにデモ隊に集まる。通りに面した食料品店の店員たちが歩道に出てきて、鈴なりになってデモ隊に目を見張っている。

イスラエルの暴虐に抗議する世界の学生と連帯し闘おう

 デモに参加した学生がマイクを手に取り力いっぱい訴えた。
 「イスラエルの暴虐に抗議するアメリカの学生にたいする弾圧は不当だ! 満腔の怒りをこめて抗議する!」「沖縄の人びとの反対の声をふみにじりながら、戦争と大軍拡に突き進む岸田政権に私は怒りをたたきつけたい!」
 学生の大音声が早稲田通り沿いに響きわたる。
 こうしてたたかう学生たちは、道行く人びとの圧倒的な注目と共感をもよびおこしつつ、早稲田大学南門前までのデモ行進を力強くうちぬいたのである。
 この5・3デモの実現にふまえ、革命的反戦闘争のうねりをキャンパスから・街頭からさらに巻き起こすべく、首都圏の学生たちは目下奮闘中である。日米首脳会談を踏み台にした、岸田政権とバイデン政権による日米軍事同盟の飛躍的強化に反対せよ!「戦争をやれる国」にふさわしい治安弾圧体制の強化をねらう経済安保秘密保護法の制定(五月十日)を弾劾せよ! 五期目をむかえたプーチン政権によるウクライナ侵略を木っ端微塵に打ち砕け! イスラエル・シオニスト政権によるラファ突入を断じて許すな!
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イスラエルのラファ総攻撃阻止!


経済安保秘密保護法の制定弾劾!


  自衛隊統合作戦司令部設置を許すな!





  



三万二〇〇〇が反改憲の声


5・3 憲法大集会(東京・有明)


 
 岸田政権への怒りに燃えて「改憲反対」のプラカードを掲げる労働者・学生・市民
(5月3日、東京・有明)
 五月三日、東京の有明防災公園において、「武力で平和はつくれない! とりもどそう憲法いかす政治を 2024憲法大集会」(主催・集会実行委員会)が、三万二〇〇〇人の労働者・人民の結集のもとに開催された。岸田政権による改憲の策動に怒りと危機感をもって結集した労働者・人民は、大軍拡・改憲の攻撃に反対する声を、首都・東京に轟かせたのだ。その最先頭において、わが同盟と革命的・戦闘的労働者は、集会を戦闘的に高揚させるために奮闘した。

わが同盟が熱烈な檄

 集会開始予定時刻の午後一時のはるか前から、多くの労働者・人民が、労働組合や市民団体の幟や旗を手に携えたりして、続々と会場の公園に結集してきた。わが同盟情宣隊は、会場入口と最寄りの駅の二ヵ所に陣取り、参加する労働者・人民一人ひとりに、「大軍拡・安保強化・改憲を阻止せよ!」と大書したビラを、くまなく手渡していった。
 「岸田政権による改憲を阻止しましょう!」という情宣隊の呼びかけに、「オー!」と応えてビラを受け取る参加者。立ち止まり、手を伸ばしてビラを受け取る参加者。入口から会場までの少し長い通路を、わが同盟のビラを読みながら歩く参加者もいる。
 いまや岸田政権は、「政治資金」疑獄や物価高騰への労働者・人民の怒りの炎に包まれている。だが彼らは、労働者・人民の怒りを傲然と踏みにじって、大軍拡と日米安保同盟の強化、改憲に突進しているのだ。断じて許すな! わが同盟は、参加した労働者・人民に熱烈な檄を発した。
 大軍拡・安保強化・改憲を阻止せよ! 改憲を翼賛する「連合」労働貴族を弾劾せよ!「反安保」を放棄した日共指導部をのりこえてたたかおう! ロシアのウクライナ侵略反対! イスラエルのガザ人民皆殺し攻撃を許すな! わが同盟の檄は、集会参加者に共感をもって受けとめられたのだ。
 労働戦線でたたかう革命的・戦闘的労働者たちは、既成労組指導部の抑圧に抗して、職場や組合で改憲をめぐる論議を創造しつつ、本集会に組合員らとともに参加した。会場では、わが同盟のビラをも読みながら、職場や組合の仲間たちと反戦や反改憲の論議を柔軟にくりひろげたのであった。革命的・戦闘的労働者たちは、この日、「怒りの学生デモ」に決起した闘う学生たちとも連帯して、本集会を戦闘的に高揚させるために奮闘した。

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イスラエルのラファ総攻撃・ジェノサイドを阻止せよ!


 イスラエルのネタニヤフ政権は五月七日に、ガザ最南端の街ラファにたいして、戦車部隊をはじめとする地上軍を突入させた。イスラエル軍は、ラファ検問所を制圧・封鎖し、一五〇万人近い避難民を飢餓に追いこみ、逃げ場のない人民にたいして空と地上からミサイルと戦車で襲いかかっているのだ。
 まさしくこれこそは、パレスチナ民族絶滅≠フジェノサイドにほかならない。パレスチナ・ガザ自治区そのものを地上から抹殺するためにネタニヤフ政権は、この地を焦土と化し・抵抗する人民を皆殺しにする凶暴な攻撃に狂奔しているのだ。血に飢えたシオニスト権力者によるジェノサイドを断じて許すな!
 アメリカ帝国主義権力者バイデンは、全世界で巻き起こる「ジェノサイドの共犯者」という弾劾の嵐に包囲されている。まさにそれゆえに、ネタニヤフが地上軍を突入させラファ検問所を制圧したその後になってから、「ラファへの大規模な地上攻撃をおこなうなら特定の武器の輸送を一時停止する」などとほざいた(五月八日)。
 だが、いまこのときにもイスラエル軍は、アメリカが提供したF35戦闘機や大型爆弾を使ってパレスチナ人民を虐殺しているではないか。イスラエル軍がラファに突入したこの期におよんでもバイデン政権は、「まだ限定的攻撃だ」と強弁し、「ハマスを永続的に破壊するという目標はわれわれも共有する」(戦略広報調整官カービー)などと言い放っているのだ。ジェノサイドの共犯者=アメリカ帝国主義のバイデン政権を弾劾せよ!
 いまイスラエルとそれを支援するアメリカ政府にたいして、全世界の労働者・学生・人民の怒りは沸騰している。アメリカ、イギリス、フランスなどで、キャンパスを占拠した学生たちが、自国政府のイスラエル支援を弾劾しつつ、「ストップ・ジェノサイド」の声をあげてたたかっている。アラブ・中洋をはじめとする全世界で、ムスリム人民が反シオニズム・反米の闘いに陸続と起ちあがっている。
 日本においては全学連をはじめとするわが革命的左翼が、全世界のたたかう労働者・学生と連帯して「イスラエルによるパレスチナ人民ジェノサイド反対」の闘いを――ウクライナ反戦とともに――、既成指導部の闘争放棄を弾劾しつつ果敢につくりだしている。
 すべての労働者・学生・人民は、憎むべきシオニスト権力者によるパレスチナ人民ジェノサイドを阻止する闘いにただちに起ちあがれ! 虐殺者ネタニヤフ政権を全世界人民の怒りの炎で包囲せよ!
(五月十三日)
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泊原発3号機の再稼働を許すな!


 二〇二四年一月一日、マグニチュード7・6の大地震が能登半島を襲い、二〇二六年一月に再稼働が策されている北陸電力志賀原発は震度五の激震に見舞われた。変圧器の破損にともなう外部電源喪失などの深刻な事故を引き起こした。原発施設の損害だけではない。避難路の寸断や家屋倒壊などで、原発三〇`b圏内の多くの住民が取り残され路頭に放り出された。志賀原発が再稼働していたならば、深刻な原発事故の発生と労働者・人民の放射線被曝を招きかねない事態だったのだ。
 北海道の泊原発も日本海に面した積丹半島の西側に立地している。日本海の東縁部に連なる活断層群が能登半島大地震―志賀原発の事故を引き起こしたことは、積丹半島沖の海底活断層を震源とする大地震の発生とそれによって泊原発施設の壊滅的破壊がいよいよさし迫っていることを知らしめたのである。
 だが北海道電力社長・斎藤は、能登半島地震直後の一月四日の記者会見で、志賀原発で発生した深刻な事態などどこ吹く風≠ニばかりに無視し、泊原発3号機の再稼働について「二〇二四年度はあらたなステージに移行する」などと言い放った。あくまでも二〇二六年十二月の泊原発3号機の再稼働に向けて斎藤は、今年四月(後に九月まで延期)までに北電の審査会合最終説明を終了させ、もって原子力規制委員会の「再稼働の了承」にこぎつけるという意志をあけすけに語ったのだ。
 ここでは能登半島地震の直撃を受け浮き彫りになった志賀原発の危機的事態に照らして、政府・経産省と北電経営陣がおしすすめる泊原発再稼働の反人民性を明らかにする。

以下見出し

切迫する積丹半島沖の巨大地震の発生

西方沖活断層の大地震で泊原発大惨事の危機

デタラメな道当局の原発災害避難計画

火砕流の危険の打ち消しに狂奔する北電経営陣

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「異次元」金融緩和脱却≠ノあがく植田・日銀


 四月二十五〜二十六日の金融政策決定会合において日本銀行が「緩和的な金融環境の継続」をうちだし、しかも総裁・植田が「基調的な物価上昇率に、円安は大きな影響を与えてはいない」と言及して円安対策としての利上げはしない≠ニいう姿勢をおしだした。このことを引き金として、投機マネー≠ェ円売り・ドル買いに殺到し円安が一気に加速、四月二十九日には一j=一六〇円台にまで急落した。
 三十四年ぶりとなるこの歴史的な円安水準を突きつけられた岸田政府・日銀は、大慌てで大規模な円買い・ドル売りの覆面♂入を二度にわたっておこない、こうして円相場はいったんは一j=一五一円台まで上昇したのであったが、その後はふたたびジリジリと円安が進んでいる(五月八日時点では一j=一五五円台に)。
 合計八兆円を超える巨額の資金を投入したとみられる政府・日銀のこの為替介入は、円安の大きな要因となっている日米の金利差が縮まらない現状においては、所詮は一時しのぎでしかない。アメリカFRB(連邦準備制度理事会)が五月一日にインフレの収束が進んでいないとして政策金利の据え置き(五・二五〜五・五%)を決め、議長パウエルが「利下げは遠のいた」とほのめかしているなかでは、日銀が政策金利(マイナス金利を解除したとはいえわずか〇〜〇・一%という超低率)の引き上げを進めないかぎり、しかも長期金利をも抑えこむための国債買い入れをなお続けているかぎり、円安の大きな流れは変わるはずもないからである。植田・日銀は、三月の金融政策決定会合において「異次元」金融緩和政策から脱却≠オて「普通の金融政策」に戻すことを宣言しながらも、金利の急騰を怖れて「緩和的な金融環境の継続」の姿勢をなおも護持しつづけているのである。
 「アベノミクス・第一の矢」=「異次元」金融緩和政策がもたらした負の遺産=i後述)を抱えこんでしまっているがゆえに、ただただ金利の急騰を招くことなく金融政策を徐々に正常化≠キることを思い描き、石橋を叩いて渡る℃p勢をおしだしつづけることによって、投機マネー≠フ跳梁に翻弄され右往左往しているのが植田・日銀にほかならないのだ。
 〔「普通の金融政策」へのスローペースでの正常化≠ニいう基本姿勢を是認して植田を日銀総裁に据えた岸田はいま、学者の見識にもとづく金融政策≠ニでもいうべき姿勢を固持して、急激な円安に直面しても機動的に対応しようとしない植田・日銀へのいらだちを強めている。岸田は五月七日には植田を呼びつけ、円安に対応する姿勢をしめすべきことをあからさまにねじこんだのであった。〕

以下見出し

1 「普通の金融政策」への回帰の空疎な宣言

2 「異次元」緩和脱却に日本経済復活≠懸ける政府・独占資本家

3 「アベノミクス」がもたらした剥きだしの階級分裂

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各地のメーデーに革命的檄

 
 
 革命的・戦闘的労働者がメーデーを春闘勝利、改憲・大軍拡
反対の総決起の場とするために奮闘(5月1日、札幌市)
 
 メーデーに結集する労働者に檄
(5月1日、札幌市)
  超低額妥結に怒り渦巻く

    5・1「連合北海道」札幌

 五月一日、札幌市・大通西八丁目広場において、「連合北海道」主催の第九十五回全道メーデー大会が開催された。
 大会会場には、自治労、北教組、JP労組、UAゼンセン、フード連合、そしていまだ妥結にいたっていない中小企業の労働者など三〇〇〇名の組合員が、深紅の組合旗や色とりどりの幟旗をなびかせ結集した。
 現下の猛烈な物価高騰とうちつづく公共料金の値上げによって、実質賃金を切り下げられてきた労働者は政府・独占資本への怒りに満ちて結集してきている。わが革命的・戦闘的労働者は職場において「連合」中央の掲げる物価上昇にも満たない超低率の三%賃上げ要求の犯罪性を突きだし「大幅一律賃上げ獲得」をめざし春闘をたたかい、組合員を組織しメーデーに結集した。
 わが同盟の情宣隊は「大幅一律賃上げ獲得!」「改憲阻止! <戦争する国>への突進を許すな!」「岸田政権打倒!」と呼びかけるビラを参加組合員に配布し、メーデー集会に戦闘的な息吹を吹きこんだのである。










 岸田政権の被災民切り捨てに抗しメーデーに結集した組合員
(5月1日、金沢市)
軍拡・改憲阻止の訴えに共感

5・1「連合石川」金沢

 五月一日、「連合石川」は、金沢市の「いしかわ四高記念公園」において「令和六年能登半島地震復興祈念」第九十五回石川県メーデー金沢中央大会を開催した。
 岸田政権・県当局による「創造的復興」と称する被災民切り捨て政策によって、今なお四五〇〇名を超える労働者人民が悲惨な避難生活を強いられ、多くの被災民が苦しい生活を強いられている。そのうえに岸田政権のもとでの相次ぐ物価高騰が労働者人民の生活を直撃している。それだけではない。岸田政権は、安保強化・改憲、そして治安弾圧体制の飛躍的強化などの攻撃を矢継ぎ早に打ちおろしている。これらの一大攻撃に加担しているのが「連合」芳野指導部だ。この現実に怒りを燃やして、一三〇〇人の組合員が集会に結集した。
 今メーデー大会を「地震復興祈念」一色にぬり変えようとした「連合石川」指導部。これに抗して、わが同盟の情宣隊は、職場深部で奮闘する革命的・戦闘的労働者と連帯し、集会を戦闘的に創りかえるために奮闘した。「低額妥結弾劾!解雇・配転攻撃を許すな!」「日米軍事同盟の強化と改憲を阻止しよう!」「戦争・圧政・貧困を強制する岸田政権を打ち倒せ!」「岸田政権による被災民切り捨てを許すな!」と呼びかけるビラを参加した組合員にくまなく手渡した。
 わが革命的・戦闘的労働者は、賃上げ抑制攻撃や組合組織破壊攻撃をはねかえし、労働組合組織の強化をかちとるための論議を重ね本集会に多くの組合員とともに参加した。わが同盟情宣隊は彼らと連帯してたたかいぬいたのである。




 
 「団結ガンバロー」で集会を締める組合員
(4月27日、福岡市)
 
 結集する組合員に「岸田政権打倒!」の檄
(4月27日、福岡市)
  価格転嫁要求への歪曲を弾劾

   4・27「連合福岡」


 四月二十七日、福岡市中央区舞鶴公園で、第九十五回「連合福岡」メーデーが開催され五五〇〇人が結集した。
 雨上がりの朝、春闘をたたかい今もたたかっている労働者たちが、続々と集まってくる。
 わが同盟情宣隊は、会場入り口に陣取り、「岸田政権による大軍拡・改憲・大増税阻止!」と大書した横断幕を広げ、深紅の革マル派ののぼり旗をひるがえした。情宣隊はマイクで「連合」労働貴族による春闘の物価値上げ促進運動≠ヨの歪曲を許さずたたかおうと熱烈に訴えた。
 「連合」指導部による抑圧に抗してわが革命的・戦闘的労働者は、職場から闘いをつくりだした。この闘いと固く連帯し、わが同盟情宣隊は、メーデーを戦闘的につくりかえるためにたたかったのだ。また同時に「ロシアによるウクライナ侵略弾劾」「イスラエルによるパレスチナ人民虐殺を許すな」と訴えたのである。
北九州・鹿児島でも情宣
 北九州市でも、約五〇〇人が参加して、北九州集会が開催された。また「連合鹿児島」の鹿児島中央メーデーには約七〇〇人、北薩地区メーデーには約三〇〇人の労働者が結集した。それぞれにおいても、わが同盟は、同様に情宣をくりひろげ共感をつくりだしたのである。




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「岸田ネオ・ファシズム政権打倒!」

闘う学生が五千の先頭で奮闘

5・3 大阪憲法集会
 五月三日、大阪市内において「輝け憲法! 平和といのちと人権を 5・3おおさか総がかり集会」が開催され、五〇〇〇人の労働者・学生・市民が結集した(主催は「おおさか総がかり行動実行委員会」)。
 憲法改悪を「自己の任期中におこなう」と公言する岸田政権・自民党は、公明党や維新の会、国民民主党らをつき従え、「緊急事態条項」条文案を早急に作成し国会に発議することを策している。ガタガタになりながらも日本を「アメリカとともに戦争できる国家」へと飛躍させるために狂奔する岸田政権を弾劾し、神戸大学と奈良女子大学のたたかう学生たちは、大衆的な闘いの組織化を放棄し選挙カンパニアに埋没する日共・田村指導部を許さず、結集した労働者・市民の最先頭で奮闘した。
神戸大生・奈良女大生が<反安保>の旗高くデモ
 午後一時、集会場である扇町公園に労働者・市民が続々と結集してくる。公園北東の入り口では、わが同盟の情宣隊が「憲法改悪を許すな!」の深紅の見出しも鮮明に反戦反安保・反改憲の奔流を創造すべきことを呼びかけるビラを配布する。また学生たちは「日本国軍へのミサイル配備をうち砕け! 改憲阻止! 日米グローバル同盟反対!」と大書した大横断幕をバックにして、「いまこそ労働者・学生・人民は団結して、憲法改悪と日米軍事同盟の強化、大増税に突進する疑獄まみれの岸田政権を打倒しよう!」と結集する労働者・市民に熱烈に訴える。学生の力強い呼びかけに共感した労働者や市民が、神戸大反戦netと奈良女子大学自治会の連名ビラを次々に受けとっていく。
 集会では、市民団体の代表が「今は第三次世界大戦の一歩手前の状況になっている。今こそ平和憲法の大切さを訴えよう」と呼びかけた。つづけてイスラエルによるガザ攻撃に反対する市民らによるスピーチや、各政党のアピールがおこなわれた。日共議員・宮本は、「憲法改悪阻止」の大衆的な運動の組織化を呼びかけることもなく、もっぱら「野党共闘」への幻想を煽りたてる発言に終始した。
 午後三時すぎ、いよいよデモに出発だ。学生たちは平和人権センターを先頭とする中崎町コースのデモにうってでた。
 たたかう学生たちのシュプレヒコールが、買い物客でにぎわう天神橋筋の一帯にこだまする。「自衛隊へのミサイル配備反対!」「大軍拡をうち砕くぞ!」「日米グローバル同盟の強化反対!」「アジア太平洋版NATOの構築反対!」「憲法改悪阻止!」「岸田ネオ・ファシズム政権を打倒するぞ!」学生に鼓舞されて周りの労働者・市民も大きな声をあげる。
 「<プーチンの戦争>をうち砕くぞ!」「ウクライナへのミサイル攻撃弾劾!」「イスラエルのガザ人民大虐殺を許さないぞ!」「アメリカの学生と連帯してたたかうぞ!」沿道では子ども連れの女性が拍手を送り、拳をともに振りあげている。
 こうして関西のたたかう学生たちは、結集した五〇〇〇人の参加者の先頭でこの日の集会・デモをたたかいぬくとともに、大阪の労働者・市民の圧倒的な共感をまきおこしたのだ。
熱気あふれる集会場へ闘う学生が戦闘的息吹きを吹きこんだ
(5月3日、大阪市・扇町公園)
   闘う学生は大阪憲法集会でも奮闘
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4・30 金沢

「大軍拡・安保強化・改憲阻止!」

金大生が反戦の市街デモ

 四月三十日、金沢大学共通教育学生自治会のたたかう学生は、首都圏・東海から駆けつけた学生とともに、「岸田政権の大軍拡・改憲阻止」「ロシアのウクライナ侵略反対」「イスラエルのラファ総攻撃阻止」を掲げデモ行進をおこなった。四月十日の日米首脳会談において首相・岸田は、自衛隊の「統合作戦司令部」を米インド太平洋軍の指揮統制下に組みこむことや、米軍兵器の日本での生産・整備、日本の軍事技術のAUKUSへの提供などをバイデンに誓約した。アジア太平洋において多国間軍事同盟を構築することを策すバイデン政権の要求に全面的に応えたのだ。たたかう学生たちは、日米安保同盟の飛躍的強化が画されたこの局面において「反安保」を放棄する日共中央への怒りに燃えてデモに決起した。
「大軍拡・改憲阻止」を掲げ金大と首都・東海の学生が金沢市街をデモ
(4月30日)
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闘う労学が戦闘的息吹き


5・3 札幌憲法集会
 五月三日、札幌市大通公園で、「戦争をさせない北海道委員会」が主催し、「STOP改憲! 5・3憲法集会」が五〇〇名をこえる労働者・学生・市民の参加のもとに開催された。わが同盟情宣隊は、「大軍拡・安保強化反対・改憲を阻止せよ!」と赤刷りしたビラを、「プーチンの戦争を粉砕しよう」「イスラエルのガザ人民大虐殺を阻止しよう」と呼びかけながら結集する労働者・学生・市民にくまなく配布した。参加者は「頑張ろう」とこたえて受けとっていく。「全労連」系の労働者も次々と受けとっていった。
 集会会場は北教組や自治労などの組合や市民団体の色とりどりの旗や幟が林立し、横断幕も多く掲げられている。これまで主催者は「旗なし行動」を強要してきたが、労働者の下からの突き上げを受けて転換したのだ。たたかう学生とわが戦闘的・革命的労働者はこの集会を戦闘的にぬりかえるために奮闘した。たたかう学生は、「憲法改悪阻止! 大軍拡反対!」「日米のグローバル同盟強化反対!」と大書した横断幕を会場のど真ん中で掲げ、闘いの方向性を鮮明に指し示した。
「改憲阻止」の声を札幌市街に轟かす北大生
(5・3、札幌)
   札幌市大通公園の集会会場の真ん中に「日米グローバル同盟反対!」の
横断幕を掲げ闘う北大生(5月3日、札幌市)
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「日本国軍へのミサイル配備阻止!」

神戸大・奈良女大生が抗議

5・3 大阪
 五月三日、神戸大学と奈良女子大学のたたかう学生たちは、米日両権力者による日本全土のミサイル基地化と辺野古新基地建設、日米軍事同盟強化の策動をうち砕く烈々たる決意に燃えて、自民党大阪府連と在大阪・神戸アメリカ総領事館にたいする連続闘争に起ちあがった。
自民党大阪府連前で奮闘(5・3、大阪)
   アメリカ総領事館に怒りのシュプレヒコール
(5月3日、大阪)
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