第2806号(2024年2月19日)の内容
<1面>
<プーチンの戦争>を粉砕せよ
全世界の労働者・人民と連帯し労学統一行動に起ちあがれ!
<2面>
首都に改憲・大軍拡阻止の炎
全学連 国会・官邸に戦闘的デモ 2・3
<3面>
県学連が埋立て阻止のデモ 1・27 那覇
関西の学生が自民府連・米領に抗議 1・27 大阪
闘う学生が奮闘 1・27 大阪「緊急アクション」
<4面>
能登半島大地震
海底活断層を無視した政府・地震調査委
Topics 独占資本家が稼げる地域≠ヨの再編を策す岸田政権を許すな!
<5面>
デブリ採取の展望たたず―福島第一原発
PFASの健康被害を否定する岸田政権
<6面>
中国自動車輸出「世界一」の闇
先端半導体の自給≠ノ狂奔する中国
週間日誌は3面に掲載
「解放」最新号
<プーチンの戦争>を粉砕せよ 全世界の労働者・人民と連帯し労学統一行動に起ちあがれ!
来たる二月二十五日および三月三日、日本全学連のたたかう学生たちと反戦青年委員会のたたかう労働者たちは、日本各地において「<プーチンの戦争>粉砕!」の怒りのデモンストレーションに決起する。 日本の、そして全世界の労働者・人民は、わが革命的左翼とともに、<プーチンの戦争>をうち砕くウクライナ反戦闘争に起て! ロシアのウクライナ侵略開始二年にあたっては、昨年にひきつづき、ENSU(ウクライナ連帯ヨーロッパ・ネットワーク)のよびかけのもと、世界中で統一行動が予定されている。わが同盟も、昨年同様よびかけ団体に加わる。たたかう労働者・学生諸君! 世界各国で起ちあがる労働者・人民とともに、労学統一行動の大爆発をかちとれ! 日本のすべての労働者・人民よ! 全世界人民と連帯し、ロシアのウクライナ侵略反対の闘いに今こそ総決起せよ! われわれは、二〇二二年二月二十四日にプーチンの放った侵略軍がウクライナへの軍事侵攻を開始したその瞬間から、「ロシアのウクライナ侵略弾劾」の闘いを全世界の最先頭で断固として創造してきた。 ウクライナという国と民族を丸ごとロシアに組みこむために、これに抵抗する人民への虐殺・拷問・強姦・拉致を強行してきたプーチンのロシアにたいして、わが革命的左翼は断固たる反戦の闘いを創造してきたのである。 だがしかし、この「スターリンの末裔」にして・今ヒトラーたるプーチンの暴虐を目の当たりにしているにもかかわらず、「ロシアよりもNATOが悪い」などとほざいてこれを擁護してきたのが、欧州をはじめ世界各国の一部の自称「左翼」どもにほかならない。 あまつさえ、プーチンの侵略に抗して戦うウクライナの労働者・人民のレジスタンスに敵対さえしてきたのが、この腐敗した「左翼」どもなのだ。 この自称「左翼」どもの腐敗を怒りを込めて弾劾し、そしてその根拠が「スターリン主義との対決の欠如」にあることを満天下に暴きだし・弾劾しつつ、ウクライナ反戦闘争を唯一創造してきたのが、わが反スターリン主義革命的左翼なのである。 今こそわれわれは、渾身の力を込めて訴える! 全世界の労働者・人民は、<プーチンの戦争>という世紀の暴虐をうち砕くために、ウクライナ反戦の嵐を全世界から巻きおこせ! 日本のたたかう労働者・学生は、日共ネオ・スターリニスト党による闘争放棄をのりこえ、ウクライナ反戦闘争の炎を日本全国から燃えあがらせよ! こうした闘いの前進こそが、たたかうウクライナの労働者・人民への連帯となり、プーチンの侵略をうち砕く現実的な力となるのである。 すべての労働者・人民は、わが革マル派とともに今こそ起ちあがれ! プーチン・ロシアの世紀の大犯罪を断じて許すな! プーチンの放ったロシア侵略軍はいま、東部戦線においてウクライナ軍が死守しているアウディーイウカ(ドネツク州)に猛攻撃をしかけるとともに、首都キーウなど各都市へのミサイル攻撃を連続的に強行している。ウクライナ軍へのアメリカからの軍事支援の再開が――バイデン政権の失政を演出せんとするトランプ・ファーストの「鶴の一声」で、上院の共和党が民主党との合意案をみずから葬りさったことのゆえに――絶望的となっていることにほくそ笑みながら、プーチンはウクライナへの軍事攻撃を拡大しているのだ。 まさにいまプーチンは「ウクライナの非ナチ化・非軍事化」、すなわち現政権の倒壊を狙って、ウクライナ人民に襲いかかっているのだ。断じて許すな! ロシア国内では、大統領選挙(三月十五〜十七日)をまえにして、プーチン政権は、「反戦」やプーチンを批判する声をあげる人びとへの強権的弾圧に狂奔している。「特別軍事作戦」という名の戦争に反対を訴える候補に、大統領選候補者登録に必要な一〇万人を超える署名が集まったことに恐怖しているのが、臆病者の独裁者・プーチンなのだ。 ロシアの労働者・人民の「反戦」の声を官憲の暴力でもって圧殺し・彼らを組みしきながら、ウクライナへの侵略・人民虐殺に狂奔するプーチン。このプーチンにたいする煮えたぎる怒りに燃えて、全世界労働者・人民はプーチンを包囲する反戦の闘いを今こそ巻きおこせ! ロシアの労働者・人民は、プーチン政権の圧制に抗して起ちあがれ! <プーチンの戦争>とは何であるのか。それは、ウクライナをロシアの版図に組みこむために、ウクライナという国も民族も抹殺することを狙った蛮行にほかならない。 一九九一年に崩壊したスターリン主義ソ連邦の版図を復活させるという野望にもとづいて、ウクライナをのみこもうとしているのがプーチンら特権支配層だ。ソ連時代の国有財産を簒奪したプーチンおよびプーチンを大統領にかつぎあげるシロビキども。この特権支配層が君臨しているのがロシア「FSB強権型」国家にほかならない。そして、その支配地域を拡張せんとして強行しているのがウクライナにたいする侵略戦争なのだ。まさにそれは、KGB出身者などで構成される特権的な支配層の利害を守るための侵略戦争いがいの何ものでもないのであって、「スターリンの末裔」プーチンの世紀の大犯罪にほかならないのである。 このプーチンの暴虐をうち砕くために、断固たる闘いを創造しているのは、わが反スターリン主義革命的左翼をおいてほかにはいない。スターリン主義ソ連邦の自己解体的崩壊をば<歴史の大逆転>ととらえ・これを<再逆転>するために命をかけてたたかいぬいた同志黒田寛一、彼に導かれたわが反スターリン主義運動こそが、<プーチンの戦争>をうち砕く闘いを、世界の先頭で切りひらいているのだ。 全世界の労働者・人民よ! 今こそわが革命的左翼とともに決起せよ! <プーチンの戦争>をうち砕く反戦のデモを全世界から巻きおこせ! 全世界からウクライナ反戦の闘いを創造せよ! すべてのたたかう労働者・学生諸君! わが革命的左翼は、ウクライナ反戦闘争の大爆発をかちとるのでなければならない。 日共の志位=田村指導部は、ウクライナ反戦の大衆的闘いをよびかけることなく、「『国連憲章守れ』の一点での世界の団結」なるものを各国権力者に弱々しくお願いしているにすぎない。 「ウクライナ問題」をめぐるわが革命的左翼のイデオロギー的=組織的闘いの断固たる貫徹によって、わがウクライナ反戦闘争に共鳴して党中央に造反する良心的党員たちと、いまなおプーチンのロシアを擁護するオールド・スターリニスト党員とに、日共党組織は分解・分裂の度を深めている。このゆえに代々木官僚は、ウクライナ反戦にとりくめば党は崩壊する≠ニ戦々兢々となって、ウクライナ反戦の運動から逃亡しているのだ。 代々木官僚は、「ロシアよりもNATOを批判せよ」と党中央を突きあげるプーチン擁護派の連中を抑えこむこともできず党内に抱えつづけている。まさにそれは、代々木官僚じしんもまた――プーチン擁護派の連中と同様に――スターリン主義ソ連邦の自己解体的崩壊という世紀の事態との対決も、世界革命を裏切ったスターリン主義との対決もはなから放棄している輩であるからなのだ。 今こそ、日共ネオ・スターリニストどもの犯罪を満天下に暴きだし・弾劾せよ! たたかう労働者・学生は、心ある日共党員たちに、党中央と袂をわかち、わがウクライナ反戦闘争に起ちあがるべきことをうながしつつ、ウクライナ反戦闘争の怒濤の前進を切りひらけ! すべての諸君! わが同盟は、ロシアのウクライナ軍事侵略の直後から、「ウクライナ社会運動(ソツィアルニィ・ルフ)」をはじめとするウクライナ左翼の人びととの交流を、われわれの声明・論文の送付、手紙・SNSをつうじての意見交換など様ざまなかたちでおこなってきた。昨年には、国際部および全学連OBの若い仲間を中心にヨーロッパの諸都市において、彼らと膝を交えて討論してきた。 わが機関紙『解放』に連続的に掲載された彼らの諸論文を見よ。彼らウクライナのたたかう左翼は、ウクライナ人民のレジスタンスに敵対する自称「左翼」どもにたいして、マルクス主義者として怒りに満ちて対決しながら、プーチンの侵略にたいして果敢にたたかっている。そして、「民主的社会主義」を掲げ、「親ロシア・親ソ連」を峻拒すると同時に資本主義への幻想など微塵ももたないマルクス主義者としてたたかっているのである。 われわれ日本の革命的左翼は、彼らウクライナのたたかう左翼とともに断固としてたたかおうではないか。 われわれは日本の地においてウクライナ反戦闘争を全力で推進するそのただなかで、ロシアの労働者・人民に心からよびかける。 プーチンによる強権的弾圧のもとで呻吟する労働者・人民よ! そしてプーチンによって家族が兵士に駆りだされ無惨な死を強制されたことへの怒りに燃えて、「反戦」の声をあげる人民よ! 今こそ、ウクライナの労働者・人民と連帯し、<ウクライナ侵略反対=FSB強権型支配体制打倒の闘い>に起ちあがれ! 侵略戦争に動員しウクライナの人民に銃口を向けさせている、プーチンらロシアの権力者ども。このソ連時代のKGB出身者でありFSBの中枢であるシロビキどもは、スターリン主義ソ連邦時代の国有財産の簒奪者にほかならない。ロシアの労働者・人民を貧困に突きおとし・彼らの上に君臨する特権支配層が手にしている莫大な富こそ、ありとあらゆる汚いやり方によってソ連邦の国有財産を二束三文で買いたたいて簒奪したものにほかならない。 このことを今こそ自覚し、そして憤激を燃やして、ウクライナ侵略反対=FSB強権型支配体制打倒に起て! 心ならずもロシア兵として動員されている人民よ! その銃口をプーチンら支配者どもに向けよ! 一九一七年のプロレタリア革命を実現し・革命ロシアを樹立したロシア労働者階級・農民が、諸君の父祖たちが発揮したあの革命的精神を、今こそ甦らせてたたかおうではないか! 全世界の労働者・人民よ! たたかうウクライナ人民を決して孤立させるな! プーチンを包囲するウクライナ反戦の炎を全世界から巻きおこせ! すべての諸君! ウクライナ反戦闘争とともに、イスラエルのシオニスト権力によるガザ人民皆殺し攻撃に反対する闘いを巻きおこせ! 一五〇万人もの人民が避難している南部ラファにたいする総攻撃=人民大殺戮を絶対に阻止せよ! パレスチナ解放闘争の拠点となってきたガザからパレスチナ人民を叩きだし・ガザを軍事占領することを狙った、この世紀のジェノサイドを断じて許すな! 岸田政権による大軍拡・辺野古新基地建設・憲法改悪の攻撃をうち砕け! みずからは独占資本家どもからの「パーティー券」=献金にまみれながら、大軍拡のために人民から収奪を強化し、能登半島地震の被災者を切り捨てる岸田自民党政権。この極悪非道の政権を、労働者・学生の総力で打倒せよ! わが革共同革マル派は、<反帝国主義・反スターリン主義>の旗高く、すべての労働者階級・学生・人民の最先頭でたたかいぬく。ともにたたかおう! |
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首都中枢に改憲・大軍拡阻止の炎 2・3 全学連 国会・官邸・米大使館に戦闘的デモ <プーチンの戦争>粉砕! ガザ人民ジェノサイド弾劾! 二月三日、首都圏でたたかう全学連の学生たちと金沢から駆けつけた北信越地方共闘会議の学生たちは、「岸田政権による改憲・大軍拡阻止! プーチン・ロシアのウクライナ軍事侵略粉砕! イスラエルのガザ人民ジェノサイド弾劾!」を掲げ、国会・首相官邸、アメリカ大使館にたいする戦闘的デモンストレーションをたたかいぬいた。 岸田政権は、能登半島大地震の被災者を見殺しにした震災対応にたいする、またいわゆる政治資金パーティー疑獄とその幕引きの策動にたいする労働者・人民の怒りに包囲され、断末魔にあえいでいる。だが危機であるからこそこの政権は、大衆的な闘いを放棄した既成反対運動指導部の腐敗に助けられながら、憲法改悪や大軍拡、辺野古新基地建設などの反動攻撃にしゃにむに突き進んでいるのだ。この局面において全学連の学生たちは、日共中央による大衆運動の放棄を弾劾しのりこえるかたちで、通常国会開会中の国会議事堂・首相官邸にたいする改憲・大軍拡阻止のデモをうちぬいた。「反人民性をあらわにする岸田政権を今こそ打倒せよ!」という労働者・人民への呼びかけを高らかに発しつつ。 ロシアによるウクライナ侵略戦争の開始から二年になろうとしている今日、現代のヒトラー・プーチンは、アメリカ・バイデン政権によるウクライナ軍事支援停止にほくそ笑みながら、ウクライナの「非ナチ化」を叫びたて軍事攻撃を拡大している。全学連の学生たちは、<プーチンの戦争>粉砕の闘いをより強力に推進するという決意も固くこの日の闘争をたたかった。日共中央の闘争放棄を弾劾し、自称「左翼」どものウクライナ人民の戦いへの敵対を許さず、全学連の学生たちは、ウクライナ反戦の炎を断固として燃えあがらせたのだ。 「安保粉砕! 内閣打倒!」 白ヘル部隊が進撃
六本木通りを北上し、デモ隊は溜池交差点にさしかかった。すぐ目の前が首相官邸だ。全学連の学生たちはいっせいに拳を突きあげた。「憲法改悪阻止!」「大軍拡粉砕!」「被災者見殺しを許さないぞ!」「政治資金疑獄弾劾!」「岸田政権を打倒するぞ!」反動岸田政権を弾劾するシュプレヒコールが周辺一帯に響きわたった。 デモ隊は外堀通りを虎ノ門方向へと進む。右手にアメリカ大使館が見えてきた。ガザ人民ジェノサイドに手を染めるネタニヤフ政権を庇護するとともに、東アジアにおける対中国戦争遂行体制の構築に突き進むバイデン政権にたいして、学生たちは弾劾の嵐を浴びせかけた。「日米軍事同盟強化反対!」「辺野古新基地建設阻止!」「米日韓三角軍事同盟の強化反対!」「ガザ人民ジェノサイド弾劾!」「イスラエルを支えるバイデン政権弾劾!」「イランへの戦争放火を許さないぞ!」 デモ隊はさらに首都中枢を進撃した。「<プーチンの戦争>を打ち砕くぞ!」「ウクライナ人民と連帯してたたかうぞ!」「米―中・露激突下の戦乱の危機を突き破るぞ!」力強いシュプレヒコールを轟かせながら、全学連の白ヘル部隊は虎ノ門交差点から愛宕通りへと進む。 西幸門前交差点をデモ隊は左折した。午後六時の夕闇のなか国会議事堂が見えてくる。開会中の今通常国会において岸田政権は、大軍拡予算の策定や改憲条文案の具体化へと突き進もうとしている。断じて許すな! 学生たちは怒りのシュプレヒコールを叩きつけた。「先制攻撃体制の構築反対!」「日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化反対!」「革命的学生運動への破壊攻撃を打ち砕くぞ!」「日共系の闘争放棄をのりこえたたかうぞ!」「二四春闘をたたかう労働者と連帯してたたかうぞ!」「岸田政権を打倒するぞ!」 こうして全学連のたたかう学生たちは、日比谷公園までのデモを戦闘的にたたかいぬいたのだ。 「反人民性をあらわにする岸田政権を打倒せよ!」――総決起集会
午後四時、集会の開会が宣言され、有木全学連委員長が基調提起に立った。 有木委員長は冒頭、岸田政権が能登半島地震の被災者を見殺しにしていることを怒りをこめて弾劾した。そして、「震災を利用しての『緊急事態条項』の創設や九条改悪を柱とする岸田政権の憲法改悪を断固として打ち砕け! 大軍拡・辺野古新基地建設を阻止せよ!」「今こそ岸田極反動政権を労働者・学生の実力で打倒せよ!」と熱烈に訴えた。 東アジアにおいては、台湾・南シナ海を舞台として米・日―中の軍事的緊張が高まり、朝鮮半島においてもロシアの軍事援助を受けて核・ミサイル開発を加速させる金正恩の北朝鮮と、米・日権力者とともに対北朝鮮「核軍事同盟」の強化に狂奔する尹錫悦の韓国との一触即発の危機が高まっている。「この戦乱の危機を突き破る反戦の闘いを今こそ巻きおこそうではないか!『反安保』を放棄する日共中央翼下の反対運動をのりこえ、<日米グローバル同盟粉砕>の旗高くたたかおう!」「プーチン・ロシアのウクライナ軍事侵略粉砕! シオニストどもによるガザ人民ジェノサイドを弾劾せよ!」有木委員長が力強く呼びかけると、会場の学生たちからは満場の拍手がまきおこった。 つづいて、マル学同革マル派の代表が連帯あいさつをおこなった。彼はまず第一に、能登半島大地震に際して首相・岸田が無対応を決めこみ、被災人民を見殺しにしたことを怒りをこめて弾劾した。岸田が発災直後に関係閣僚を首相官邸に集めることすらせず拱手傍観を決めこんだこと、日米合同軍事演習や対中国・対北朝鮮臨戦態勢の維持を優先し被災人民の救命のための自衛隊投入を渋ったこと、北陸電力志賀原発の損壊を軽微に見せかけるために情報隠蔽・情報操作をくりかえしていること――これら岸田政権の罪業を列挙し、その震災対応の反人民性をあますところなく暴きだしたマル学同代表は、ひときわ力をこめて「反人民性をあらわにする岸田反動政権を打倒せよ!」と訴えた。 第二にマル学同代表は、ウクライナ反戦闘争をよりいっそう強力に推進せよと檄を飛ばした。「ウクライナの『非ナチ化』を掲げて人民に襲いかかるプーチンの暴虐を打ち砕け!」 マル学同代表は、『解放』紙上に掲載されているウクライナ左翼の人びとの諸論稿に触れつつ、次のように訴えた。「見よ! 自称『左翼』どもの『インチキ国際主義』を暴きだす、ウクライナ左翼のマルクス主義者としての怒りに満ちた弾劾を」「わが革命的左翼は、ロシアのウクライナ侵略開始以降、さまざまなかたちでウクライナのたたかう人びととの交流をおこなってきた。またENSU(ウクライナ連帯ヨーロッパ・ネットワーク)呼びかけの国際連帯行動にも加わってたたかってきた。今こそわれわれは、全世界の先頭に立って、<プーチンの戦争>を粉砕する闘いの火柱を燃えあがらせようではないか!」と。 <プーチンの戦争>は、スターリン主義ソ連邦の崩壊という現代史の結節点との関係でいえば、旧ソ連邦構成諸国の独立とその後の「NATOの東方拡大」という事態をプーチン的に覆すという意味をもつ。このようにマル学同代表は明らかにし、「スターリンの末裔」プーチンの世紀の犯罪を暴き弾劾せよと呼びかけた。「ソ連邦崩壊という<歴史の大逆転>を<再逆転>するためにたたかいぬいているわれわれ反スターリン主義革命的左翼は、ウクライナ、そしてロシアの労働者・人民と連帯し、プーチン政権打倒をめざしてたたかおうではないか!」 さらにマル学同代表は訴えた。「<プーチンの戦争>を震源として、米―中・露の<新東西冷戦>にはらまれた戦争的危機は、いまや東アジアにおいても一挙に高まっている。その縮図が朝鮮半島にほかならない」「今こそ、米―中・露激突下で高まる戦乱勃発の危機を突き破る革命的反戦闘争の嵐を巻きおこせ!」 「よし!」全学連のたたかう学生たちは、わがマル学同代表の呼びかけをみぞおちで受けとめ、闘志をいっそうみなぎらせた。 つづいて、北信越地方共闘会議を代表して金沢大学の学生が発言した。彼は、能登半島地震の被災者を見殺しにする岸田政権を満腔の怒りをこめて弾劾し、1・12対自民党県連闘争をはじめとする街頭闘争やキャンパスでの闘いをくりひろげてきたことを力強く報告した。最後に、早稲田大学のたたかう学生が、震災を利用しての憲法改悪や、大軍拡、辺野古新基地建設など、反動性をむきだしにする岸田政権にたいして断固たたかうことを決意表明した。 こうして全学連の学生たちは、意気高く決起集会をかちとり、街頭デモへとうってでたのである。 断末魔にあえぐ岸田政権が反動攻撃を労働者・人民の頭上に一気に振りおろしているこの重大な局面において、全学連の学生たちは、日共系の闘争放棄をのりこえ、二四春闘をたたかう戦闘的・革命的労働者たちと連帯して、首都中枢に改憲・大軍拡阻止のうねりを巻きおこした。「岸田日本型ネオ・ファシズム政権打倒!」を掲げてたたかわれたこの闘争は、既成反対運動の沈滞を突き破り、岸田政権の反人民的所業に怒る数多の労働者・人民に進むべき道を赤あかと照らしだしたのだ。 ロシア大統領選を間近に控えたいま、プーチンは「戦果」のアピールをもくろんでウクライナ全土への攻撃を拡大している。ウクライナ人民はこの凶暴な攻撃にたいし、軍・領土防衛隊とともに挫けることなくたたかっている。この局面において全学連がうちぬいたこの日の闘いは、<プーチンの戦争>を打ち砕くウクライナ反戦の巨大な闘いの爆発を切り拓く嚆矢にほかならない。 全学連の諸君! この日の闘いにふまえ、職場深部でたたかう労働者たちとともに「ロシアのウクライナ侵略粉砕! 2・25労働者・学生統一行動」に勇躍決起せよ! |
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1・27那覇 大浦湾埋立て阻止! 岸田政権打倒! 沖縄県学連が怒りのデモ |
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一月二十七日、沖縄県学連のたたかう学生たちは、能登半島大地震の被災人民を見殺しにしながら辺野古新基地建設に突進する岸田政権への憤激に燃えて、自民党沖縄県連にたいする怒りのデモに勇躍決起した。被災地で奮闘する金沢大学のたたかう学生たちをはじめ全国の全学連の学生やたたかう労働者と固く連帯して、岸田政権打倒の雄叫びをあげたのだ。 | |
国際通りに「岸田政権打倒!」の声を轟かせ意気も高く行進 (1月27日、那覇市) |
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自民党県連に弾劾の嵐を突きつける県学連の学生 (1月27日、那覇市) |
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自民府連・米総領事館に抗議 1・27大阪 関西の学生が連続闘争 |
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一月二十七日に奈良女子大、神戸大のたたかう学生たちは「被災民見殺しの岸田政権打倒!」「イスラエルを擁護するバイデン政権弾劾!」を掲げて、自民党大阪府連と在大阪・神戸アメリカ総領事館にたいする抗議闘争に連続決起した。 | |
「極反動の岸田政権打倒!」関西の学生が自民党大阪府連前で声高らかにシュプレヒコール (1月27日、大阪市) |
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「日米グローバル同盟の強化反対!」米総領事館に怒りの拳を叩きつける (1月27日) |
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「イスラエルのガザ人民大虐殺弾劾!」 闘う学生が最先頭で奮闘 1・27「関西緊急アクション」 大阪 |
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一月二十七日に関西のたたかう学生たちは、「1・27パレスチナに自由を! 関西緊急アクション」(主催は「関西ガザ緊急アクション」)の集会・デモに参加し、結集した四〇〇名の労働者・学生・市民の最先頭でイスラエルによるガザ人民大虐殺を弾劾する闘いの高揚のために奮闘した。 ネタニヤフ政権は、すでに二万六〇〇〇人を超えるパレスチナ人民を血の海に沈める狂気の蛮行に手を染めている。この政権は、パレスチナ解放闘争の拠点であるガザ地区そのものを抹消するために、バイデン政権の強力な支援のもとに、ガザ人民ジェノサイドに狂奔しているのだ。学生たちは、イスラエルのガザ人民ジェノサイドをうち砕く闘いのさらなる高揚をかちとるために起ちあがった。 |
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闘う学生の呼びかけにデモ隊の労働者・市民が呼応 (1月27日、大阪市・御堂筋) |
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