第2797号2023年12月4日)の内容

<1面>
朝鮮・東アジアの熱核戦争勃発の危機を突き破れ!
11・17
 国立大学法人法の改悪阻止!
 全学連が国会前闘争に決起
<2面・3面>
パレスチナ人民虐殺を許すな!
 11・19 札幌 労学が緊急抗議
 11・11 神戸 イスラエル領事館に怒り
 11・19 名古屋 昼夜連続決起
 11・18 大阪11・12 名古屋
 11・17 金沢/11・19 福岡
<4面>
大幅賃上げを勝ちとったアメリカ・UAWの長期スト
<5面>
北海道
 超低賃金・長時間労働・労組破壊――苦闘するバス労働者
Topics 「停戦交渉」を侵略者やG7権力者に懇願する日共官僚
うた 一枚のガーゼ
<6面>
空自機 豪ローテーション配備
23年度自衛隊統合演習
 民間空港・港湾を使用した日米共同の大規模有事訓練
■『新世紀』最新号(第328号)紹介

 「解放」最新号
































  

朝鮮・東アジアの熱核戦争

勃発の危機を突き破れ!



北朝鮮軍事衛星打ち上げ――高まる戦争的危機
 
「辺野古埋め立て阻止! 軍事要塞化反対!」
闘う学生が11・23国会前集会で奮闘
 
 十一月二十一日、北朝鮮の金正恩政権は、軍事偵察衛星「万里鏡1号」を搭載したロケットの打ち上げを強行した。金正恩は「敵対勢力の軍事的企てを常時把握する監視兵を配置した」などと豪語した。それは、軍事衛星技術やロケット打ち上げ技術にかんするプーチン・ロシアの全面的支援(ロシアへの一〇〇万発の砲弾供与と引き換えのそれ)を基礎として、核戦力体制を今後一挙に飛躍させていくことの宣言である。
 ロシアのウクライナへの侵略戦争、ネタニヤフによるガザ人民へのジェノサイド、そして北朝鮮の対米挑戦の一挙的強化――これらによって、いまや世界で熱核戦争勃発の危機が高まっているのだ。
 今年の夏いこう、アメリカのバイデン政権が「見せる核抑止」と称して原子力空母や戦略核ミサイルを搭載した原子力潜水艦などを釜山港など韓国に頻繁に寄港させてきたこと、これに対抗して金正恩政権は、米軍艦船の動向や対北朝鮮攻撃の拠点となる在日米軍基地をリアルタイムで監視する体制を構築しようとしているのだ。それだけではない。「今後多くの衛星を多角的に配備する」などと宣言し、アメリカ本土をも攻撃しうる大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術の高度化に拍車をかけているのである。この軍備拡張に巨額の国家資金を投入し、自国人民を飢餓に突き落としながら。
 この北朝鮮のロケット打ち上げにたいして、米・日・韓の政府は、ただちに「弾道ミサイル技術を使用した発射は国連安保理決議違反だ」という非難を表明し対北朝鮮の準臨戦態勢に突入している。米・日・韓の三ヵ国軍は、米原子力空母カール・ビンソンおよび米原潜サンタフェを投入しての共同演習を開始した(十一月二十六日〜)。〔十月には、米原子力空母ロナルド・レーガンを韓国の釜山港に寄港させ、戦略爆撃機B52を韓国軍基地に初めて着陸させるという対北朝鮮攻撃の予行演習を強行してきた。〕
 韓国の尹錫悦政権は、北朝鮮との「軍事合意」(二〇一八年に文在寅前政権が締結)の一部を破棄し軍事境界線付近での偵察・監視活動を再開することを発表し(軍事衛星打ち上げの直後の十一月二十二日)、現に三十八度線付近に韓国軍の偵察機を投入しての威嚇的な飛行を再開した。
 こうした米・日・韓政府の軍事行動をまえにして、金正恩政権は、韓国との「軍事合意」を破棄し南北の軍事境界線付近に戦力を増配備することを宣言した。さらに十一月二十二日夜には、日本海に向けて弾道ミサイルを発射した。もって米・日・韓にたいする軍事的挑戦の意志を傲然としめしたのである。

急転回する東アジア情勢

 金正恩政権が今このときにこうした対米攻勢にうってでたのは、欧州・中東地域における相次ぐ世界史的激変をにらんでのことにほかならない。
 パレスチナ人民にたいするシオニスト国家の暴虐を打ち破る決意のもとにイスラム急進主義組織ハマスが敢行した10・7の対イスラエル越境軍事攻撃、これに驚愕したバイデン政権は、イスラエル支援を急拡大し他方ではウクライナへの軍事支援打ち切りの姿勢を一段と鮮明にしつつある。それとともに中東地域においてシーア派国家イランやレバノンのヒズボラ、イエメンのフーシ派にたいする臨戦態勢を強化している。こうしてバイデンのアメリカが米軍兵力を東アジアから中東地域に分散配置せざるをえなくなっている、この間隙をついて対米核戦力体制の一挙的強化に突き進もうとしているのが金正恩政権なのだ。
 ロシアの軍事協力によって金正恩政権は、軍事偵察衛星の打ち上げ技術、米本土を攻撃しうるICBM技術、さらには韓・日に照準を合わせた極超音速の戦術核兵器技術の獲得に、独自開発期間を飛び越えて一挙に近づいた。自国を「核保有国」として国際的に認知させることに生き残りの道を見いだしている金正恩政権。この政権は、憲法に「責任ある核保有国」と明記し核兵器の先制使用をも辞さないことを宣言している。
 ウクライナ軍・人民の果敢な反撃に直面して核のボタン≠ノ手をかけている侵略者プーチンのロシアを横目でみながら、「核戦力をもてばやられることはない」という妄念をふくらませているのが金正恩なのだ。
 北朝鮮の政治的後ろ盾を任じてきた中国の習近平政権は、金正恩政権が中国の制止をはねつけ、プーチン政権の強力なテコ入れをうけて「核保有国」への道を驀進しつつあることに苛立ちを募らせている。このゆえに、軍事衛星打ち上げをめぐる北朝鮮と米・日・韓の角逐にかんしては、一歩距離を置きながら「対話による解決」を冷ややかに唱えているのである。
 同時にこの政権は、「対北朝鮮」を掲げての米・日・韓の核軍事体制の強化が中国主敵≠フ包囲網構築を眼目としていることを熟知しているがゆえに、これに対抗して軍事的攻勢にうってでている。
 とりわけ、来年一月の台湾総統選にむけて中国が「独立派」とみなしている民進党候補が優勢にたっているなかで、習近平政権は「台湾独立は戦争を意味する」(国務院台湾事務弁公室報道官)などという露骨な恫喝をかけながら、台湾海峡や南・東シナ海での軍事的威嚇行動を一段とエスカレートさせているのだ。
 この中国を「唯一の競争相手」と烙印し、それを封じこめる政治的・軍事的・経済的包囲網を構築するためにバイデン政権は、日本・オーストラリア・韓国・フィリピンなどのアジア・太平洋地域における同盟諸国の力を総動員することに狂奔している。これらの諸国家を束ねつつ東シナ海・南シナ海などで連続的に合同軍事演習をくりひろげるとともに、沖縄・南西諸島からフィリピンにいたる第一列島線上に、中国軍を撃破する米日両軍の軍事要塞を構築する策動に拍車をかけている。それは、バイデン政権が中国を主敵としたアメリカ帝国主義主導の多国間軍事同盟の形成をアジア・太平洋地域において急ピッチでおしすすめていることをしめしているのである。
 明らかに、現代世界はいまや急速に転回しつつある。プーチン・ロシアのウクライナ軍事侵略、パレスチナにおけるハマスの決起とネタニヤフ政権のむごたらしいガザ人民への軍事攻撃、そして、習近平政権による「台湾の中国化」の策動、これと時を同じくして緊迫の度を高めている朝鮮半島情勢――これらの世界史的激動をまえにして、欧州・中東・東アジアにおける三つの正面戦≠同時に遂行する軍事的・政治的・経済的な力の喪失ぶりをさらけだしているのが没落軍国主義帝国アメリカなのだ。このゆえに、米中首脳会談(十一月十五日)においてバイデンは、習近平とのあいだで偶発的な軍事衝突を避けるための国防当局・軍幹部間の「高官対話」を再開することなどのリスク管理¢[置にかんする合意をとにもかくにも獲得することに血眼とならざるをえなかったのである。
 そして、このバイデンの足下を見透かしながら中国の習近平は、「地球は十分に大きく両国の共存は可能だ」などと語り、中国をアメリカに対抗する「世界の中華」へとおしあげていく野望をむきだしにしているのだ。だが、その足下では、深まりゆく経済危機に見舞われているのが習近平政権なのである。不動産バブルの崩壊と地方政府の債務膨張・財政危機の深刻化、さらにはアメリカ政府の先端半導体規制による経済的ダメージの深まりなど……。
 中国経済の破局にむかっての危機の深刻化があらわになるなかで、労働者・人民を困窮地獄に叩きこみながら、莫大な国家資金を核戦力の増強や半導体の国産化などの国策に集中的に投じているのが習近平政権なのだ。かつて帝国主義の植民地支配のもとで蹂躙されてきた中国が人類運命共同体のリーダーの地位を獲得するときが到来した=\―こうした中華ナショナリズムを宣揚しつつ、「台湾併呑」にむけた軍事的強硬策に、そして南シナ海の南沙・西沙諸島を軍事要塞化する策動に一段と拍車をかけている。
 こうして東アジアにおいて、朝鮮半島および台湾を焦点として、三角軍事同盟の強化に突進する米・日・韓と、対米軍事攻勢にうってでている中・露・北朝鮮とが熾烈な軍事的角逐をくりひろげている。このゆえに東アジア発の熱核戦争=第三次世界大戦勃発の危機が日増しに高まっているのである。

(以下、見出し)

岸田政権の大軍拡・改憲・安保強化を打ち砕け!

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大幅賃上げを勝ちとったアメリカ・UAWの長期スト

 全米自動車労組(UAW)の労働者たちは、GM、フォード、ステランティス(旧クライスラー)のいわゆる「ビッグ3」の経営陣にたいして、大幅賃上げなどの要求を突きつけ、九月十五日から三社同時のストライキ闘争に突入した。そしてこのストライキの力を基礎にして、十月下旬には三社すべての経営陣から「四年半で二五%の賃上げ」などの回答を相次いで引きだし、「暫定合意」を勝ちとった。「ビッグ3」の労働者が敢行したこの史上初の同時ストライキは約一ヵ月半(最長四十六日間)におよび、八工場・三十六の流通センターで約四万五〇〇〇人もの組合員がストに参加するという空前の規模となった(三社のUAW組合員は一五万人)。
 UAWのショーン・フェイン会長は、「われわれは記録的な労働協約を勝ちとるため容赦なくたたかい、達成した」と勝利宣言をあげた。

勝利したスタンドアップ・ストライキ
 四年に一度の労働協約の改訂にむけてUAWは、三社経営陣にたいして次のような要求を掲げた。――@四年間で三六%の賃上げ(交渉開始時は四〇%要求、過去四年間において最高経営責任者CEOの報酬が四〇%以上あがったことを根拠にして要求)、A「二層賃金制」(既存の労働者の賃金はそのまま据えおき、新たに採用する労働者の賃金は前者の半額程度に抑えるという制度)の廃止、B賃金をインフレ率と連動させる生活費調整(COLA)制度の復活、C退職者へのボーナス支給、D臨時工の待遇改善、Eガソリン車製造から電気自動車(EV)製造に移行しても労働者の雇用を保障すること(EVへの移行が進めば生産に必要な労働者は四〇%も削減されるといわれている)。また、UAWは、EVに搭載される電池やその他の部品の生産をおこなっている労働者にも、UAWの組合員と同じ待遇が適用されるよう求めた。
 しかし、このUAWの要求にたいして三社経営陣は、当初ことごとくこれを拒否した。これにたいしてUAWは九月十五日に三社の工場でいっせいにストライキを開始し、それ以降週ごとにストの対象となる工場や施設を拡大してきた。そして、ストの長期化に備えて、工場の出入り口に配置しているピケ隊を一ヵ所十人程度にし六時間シフトで交代してストを続けたのである。さらに経営陣に要求受け入れを迫るために、次第に主力工場へストライキを拡大し参加人員を増加させていった。このような闘争方式を彼らは「スタンドアップ・ストライキ」と呼んだ。経営陣が頑なな態度を若干軟化させ労働協約の改訂に応じる姿勢を示した場合には、ストを縮小・中断したりして硬軟おりまぜながら粘り強くストライキを貫徹し、ついに勝利を勝ちとったのである。
 十月下旬にUAWが三社の経営陣と暫定合意した内容は、@四年半で二五%の賃上げ(会社側の初期回答は九%)、A「二層賃金制」の廃止、B生活費調整(COLA)制度の復活など、賃上げ率が当初の要求を下回った以外は、ほぼすべての要求を受け入れさせたものである。それ以外にも、工場を閉鎖する際に、ストを打つ権利を認めたり(フォード)、EVむけ電池工場の労働者を労働協約の対象にすることを認める(GM)ことなども暫定合意した。〔十一月二十日にUAWは、この暫定合意を組合員投票で批准・確認したと発表(賛成六四%)。〕
 まさしく一ヵ月半の一大ストライキ闘争の力で、UAWの労働者はこれらの要求を勝ちとったのである。

(以下、見出し)

UAWの組織存亡をかけた闘い

転機に立つアメリカ労働運動

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最新号紹介

新世紀

The Communist

第328号
2024年1月 















パレスチナ人民大殺戮を許すな
革マル派結成60周年 闘志漲る政治集会


 「イスラエルのガザ総攻撃弾劾! パレスチナ人民大殺戮を許すな」――わが同盟のアピールを巻頭に掲げた『新世紀』第三二八号を、すべてのたたかう仲間におくる。
 ◆ネタニヤフ政権の軍は、ガザ市街、難民キャンプ、学校、病院に砲弾・ミサイルを撃ちこみ、人民の生存に不可欠な水・食料・燃料を遮断している。これこそは、パレスチナ人民にたいする狂気のジェノサイド以外のなにものでもない。シオニストどもはパレスチナ・ガザ自治区そのものを人民もろともにこの地上から抹殺する蛮行に猛り狂っているのだ。このイスラエル権力者の所業を支えつづけているのが、バイデン政権であり欧・日の権力者どもだ。
 ハマスをして10・7イスラエル領内への大規模越境攻撃に駆りたてたものは、イスラエル・シオニスト国家によって「天井のない牢獄」に十六年間も閉じこめられ、これに反抗すればシオニストの軍や官憲によって虫けらのごとく殺されてきたパレスチナ人民の積もり積もった憤怒だ。それだけではない。UAE、バーレーン、そして「アラブの盟主」を自任してきたサウジアラビアまでもが、「アラブの大義」を投げ捨てイスラエル権力者と妥協し癒着しはじめたことへの憤激にほかならない。ハマスは座して死を待つよりは撃って出ん≠フ精神で越境攻撃を決行したのだ。全世界の労働者階級・人民は、このハマスの武装闘争を世界はパレスチナを忘れるな∞シオニスト国家の暴虐を許すな≠ニいう悲痛な叫びとしてうけとめ、いまこそ奮起し闘いをまきおこせ、と巻頭論文は訴える。
 「ガザ人民へのジェノサイド弾劾! イスラエル軍の地上侵攻を許すな」は、パレスチナ人民の苦難と悲劇の根底には、帝国主義とスターリン主義との相互角逐と相互瞞着という現代史の悪≠ェ色濃く刻みこまれているとえぐりだしている。
 ◆「9・24 闘志みなぎる革共同政治集会」は、革マル派結成から六十年を迎えたいま、わが同盟・革命的労働者・学生がきりひらいた現地平を明確にしている。基調報告者はわが反スタ運動の歴史的歩みをふりかえりつつ、「わが反スタ運動の革命性は何か」を提起した。その第一は<反帝国主義・反スターリン主義>世界革命戦略の根底性・現代性・革命性であり、第二は組織現実論を基礎にしたわが革命運動の底力である、と。スターリン主義との対決を放棄してきた世界の自称「左翼」どもは、ウクライナ侵略という歴史的大事件との対決において自滅しさった。「ウクライナ人民はわずかな土地のために戦ってはならない」などと、プーチンを擁護する腐敗した姿を露呈しているのだ。これを暴き弾劾しつつ、プーチンの大殺戮戦争をうち砕く反戦闘争を展開しているのがわが革命的左翼にほかならない。
 ◆今秋期における反戦闘争の基本指針を明らかにしているのが中央学生組織委員会の「熱核戦争勃発の危機を突き破れ」である。岸田政権はいま、辺野古・大浦湾埋め立て=米海兵隊新基地建設、南西諸島の軍事要塞化、米国製巡航ミサイル「トマホーク」の日本国軍への前倒し配備に狂奔している。「大軍拡反対」方針から反安保を抜きさった日共中央翼下の反対運動の瓦解を突き破り、大軍拡・憲法改悪・日米軍事同盟の強化を粉砕する闘いの火柱をうちあげよ、と中央学生組織委は呼びかける。
 アメリカでは共和党内トランプ派の圧力をうけてバイデンがウクライナへの軍事支援を打ち切る傾動を強めている。これにほくそ笑むプーチンは「米欧の支援が止まればウクライナは一週間しかもたない」などとほざきながら、ウクライナ諸都市への無差別攻撃=人民大虐殺に狂奔している。今こそ<プーチンの戦争>をうち砕くウクライナ反戦闘争のうねりを全世界に波及させるために奮闘せよ、と。
 「灼熱化する地球 温暖化抑制策を骨抜き化する欧・米・日・中権力者」(菖田常雄)は、世界を襲う熱波、山火事、干ばつ、大洪水などの深層を鋭く抉りだしている。

愛大自治会への治安維持法型弾圧粉砕!

 ◆「愛大生・名大生の住居、解放社東海支社への不当捜索弾劾!」(マル学同革マル派)は、革命的学生運動破壊攻撃にたいする断固たる反撃の声明である。愛大と名大の学生はいま、警察権力による「詐欺罪」を捏造した治安維持法型の弾圧を粉砕するために、そしてまた愛大・川井当局による自治会役員「退学処分」攻撃をうち砕くために、総力をあげて闘いを創造している。マル学同は訴える。愛大自治会役員への「退学処分」弾劾!「現代のレッドパージ攻撃」を全学連の総力で粉砕せよ、と。この声明とともに、「関西の労働者にたいする9・9不当逮捕弾劾!」を掲載した。
 ◆電機、自治体、印刷の各戦線での闘いの報告もぜひ検討されたい。

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11・17

国立大学法人法の改悪阻止!

全学連が国会前闘争に決起


 十一月十七日、岸田政権が衆院文部科学委員会において国立大学法人法改悪案の採決を強行したこの日、全学連のたたかう学生たちは、ただちに国会前闘争に起ちあがった。
国立大学法人法改悪の採決強行に断固として抗議する全学連
(11月17日)
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パレスチナ人民虐殺を許すな!

   
パレスチナ人民虐殺に怒りの拳


労学が緊急闘争に決起

11・19 札幌

 十一月十九日、全学連北海道地方共闘会議のたたかう学生と全道から結集した反戦青年委員会のたたかう労働者は、イスラエル・ネタニヤフ政権が強行しているガザ人民ジェノサイドとこれを支える米バイデン政権を弾劾して在札幌米総領事館にたいする緊急抗議闘争に起ちあがった。
米総領事館にむけ北海道の労学が戦闘的にデモ
(11・19、札幌市)
   「ガザ・ジェノサイドを許すな」の雄叫び
(11・19、札幌市)
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イスラエル名誉領事館に抗議


11・11 神戸


 十一月十一日、神戸大と奈良女子大のたたかう学生は、ネタニヤフ政権のパレスチナ人民大虐殺への怒りに燃え、在神戸イスラエル名誉領事館にたいする抗議闘争に決起した。
闘う学生が元町で情宣
「ガザ人民虐殺弾劾!」怒りの拳を叩きつける学生たち
(11・11、神戸市)
   労働者・市民に熱く呼びかける
(11・11、神戸市元町)

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11・19 名古屋

ガザ・シファ病院攻撃を弾劾

闘う労・学が昼夜連続決起

 十一月十九日、名古屋市中心部の久屋大通公園・光の広場で、午後一時半から「あいち総がかり行動」の主催で「『軍拡・改憲よりもくらし、平和』東海四県一斉行動」がおこなわれた。さらに午後六時から同広場で、「ガザ緊急アクションなごや」の主催で「ガザ攻撃の即時中止を! イスラエルは虐殺をやめろ! 11・19デモ」がおこなわれた。
 わが革命的・戦闘的労働者と名古屋大・愛知大のたたかう学生たちは、意気高くこれらの行動に連続的に決起し、集会・デモの戦闘的高揚のために奮闘した。これと呼応し、わが同盟の情宣隊は「ガザ人民皆殺し攻撃を許すな」と朱書きしたビラをそれぞれの集会参加者に配布し檄をとばした。
「総がかり行動」に戦闘的息吹き
 「総がかり行動」の集会には約三〇〇名の労働者・市民が参加した。名大・愛大の学生たちは、集会場に「ガザ人民皆殺し戦争を許さない!」「反戦をたたかう愛大学生自治会・学術系サークルつぶしに抗議を!」と書かれた横断幕を掲げ、結集する労働者・市民を鼓舞した。
名大生の発言に共鳴の渦
――「ガザ緊急アクション」

 夕刻の「ガザ緊急アクション」では、在日ムスリム人民を含む約五〇〇人が結集した。デモ行進の前段におこなわれた集会では、名大のたたかう学生が最初に発言にたった。彼は「ネタニヤフ政権によるガザ攻撃のニュースを見て胸が締めつけられる思いがする。絶対に見殺しにすることはできない」「岸田政権は『イスラエルの自衛権は認められるべきだ』とネタニヤフを擁護している。何が『自衛』だ! 私はこの岸田政権を弾劾する」と怒りを込めて訴えた。集会場を埋めるムスリム人民たちは日本の戦闘的学生の発言を食い入るように聞き、共鳴して拳を振りあげた。つづいて市民が代わる代わる発言した後に、デモ行進にうってでた。
「反戦を闘う自治会破壊反対」掲げ学生が奮闘
(11・19、名古屋市)
   闘う名大生の発言に参加者全体が共感
(11・19、名古屋市)
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11・12 名古屋

「イスラエルは虐殺やめろ!

労・学・市民500が怒りの声

 十一月十二日夕、名古屋市・栄の「光の広場」において「イスラエルは虐殺やめろ! 11・12デモ」(BDS名古屋/不戦へのネットワーク主催)がおこなわれた。このデモには五〇〇名余の在日パレスチナ人やムスリム人民、労働者・市民・学生が参加した。
 わが革命的・戦闘的労働者たちや愛知大・名古屋大の学生たちは、このデモに参加し闘いの戦闘的高揚のために奮闘した。わが同盟の情宣隊も「ネタニヤフ政権のパレスチナ人民ジェノサイド弾劾!」と赤々と大書したビラを配布し革命的檄を飛ばした。
「愛大当局の退学処分を許すな」のビラに共感
 名大、愛大のたたかう学生たちは、日共中央の腐敗を弾劾し、「ネタニヤフ政権によるガザ人民皆殺し戦争をゆるさないぞ!」と大書したのぼりを掲げて集会・デモの中心で奮闘した。また「愛知大学当局による反戦デモ参加を理由とした退学処分を許すな!」と訴えるビラをもくまなく配布した。革命的・戦闘的労働者たちは「イスラエルのガザ攻撃を全世界の労働者人民の闘いで阻止する」という気概に燃え、職場の仲間を組織化し参加した。
「ネタニヤフ・バイデン政権弾劾!」を訴える闘う学生
(11月12日、名古屋市)
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 11・18 大阪

「ガザ人民皆殺しを許すな!」

1000名が御堂筋をデモ

 
 十一月十八日に大阪市西区の新町北公園で、「ガザ侵攻を止めろ! 関西緊急アクション」が開催され(主催は「関西ガザ緊急アクション」)、シオニスト権力の暴虐に怒る労働者・学生・市民一〇〇〇人が結集した。関西でたたかう労働者・学生は、怒りに燃えてこの日の闘いに決起した。
   関西の闘う学生が御堂筋デモを戦闘的に盛り上げる
(11月18日、大阪市)
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