第2794号2023年11月13日)の内容

<1面>
ネタニヤフ政権のパレスチナ人民ジェノサイド弾劾!
岸田政権の大軍拡・改憲・大増税を粉砕せよ!
<2〜3面>
各地でガザ人民へのジェノサイドを弾劾
 全学連が対イスラエル大使館闘争 11・3
 人民虐殺を支える米バイデン政権に怒り
  札幌福岡沖縄金沢
辺野古大浦湾で海上抗議集会 10・28
◆南西諸島軍事要塞化の先兵・木原
<4面>
国際卓越研究大――軍民両用技術の研究・開発拠点の構築
第61回国際反戦集会海外からのメッセージH
ロッタ・コムニスタ(イタリア) 〈下〉
<5面>
産業基盤強化のための政労使協議≠ヨの春闘の歪曲
 「連合2024春闘基本構想」の反労働者性
Topics 厚労相が「介護の賃上げは6000円」
《週間日誌》10月29日〜11月4日
<6面>
六ヶ所再処理工場建設を阻止せよ
■土石流・河川氾濫の元凶―政府の林業政策
 「解放」最新号




























  


 ネタニヤフ政権のパレスチナ


 人民ジェノサイド弾劾!




難民キャンプ爆撃・ガザ人民皆殺し攻撃を許すな!

 
 11・3 イスラエル大使館に怒りの声を叩きつける全学連
 ネタニヤフ政権の命令を受けたイスラエル軍は、ガザ地区最大の市街地であるガザ市を包囲し、地上と空と海からの総攻撃を開始した(十一月二日)。この街の北方に位置するジャバリヤ難民キャンプにたいして十月三十一日から三日連続してバンカーバスター弾などの大型爆弾を撃ちこみ数百人もの人民を殺害したイスラエル軍は、これを号砲として何百台もの戦車や装甲ブルドーザーをガザ市に突入させたのだ。イスラエル国防相は地下トンネルをすべて破壊する「独自の解決策」があるとほざいている。ガザ地区に張りめぐらされた地下トンネル網を拠点にして戦うハマスを皆殺しにするためにバンカーバスター弾を何発も撃ちこんできた殺人鬼どもは、いまや自律型殺人ドローン(さらには海水やガスの注入)などのありとあらゆる残忍な手口を使って地下攻撃に狂奔しているのだ。
 シオニストどもはガザ地区北部に居住しつづけている約四〇万の人民への水と食料と燃料の供給を完全に遮断し、空爆によって彼らを無差別に殺戮している。一万人を超える人民が虐殺されたのだ。十一月三日には北部の病院からエジプトにむけて重傷者を搬送していた五台の救急車を、イスラエル軍は二度にわたって爆撃し十数人の患者や医療労働者を殺害した。避難民が集まっている国連運営の学校を標的に爆撃し何百人もの子どもたちの命を奪っているのだ。見よ! 北部住民に「南部に避難しろ」と命令してきたイスラエル軍は、その南部の病院や学校や公園や難民キャンプなどを、北部から避難した人民が身を寄せている諸施設を狙い撃ちにして爆弾を撃ちこんでいるではないか。ネタニヤフを頭とするシオニスト権力者どもは、「ハマス絶滅」の名のもとに、まさしくナチス・ヒトラーばりの人民皆殺し作戦を強行しているのである。断じて許すな!
 ガザ地区内に侵攻した重武装のイスラエル軍にたいして、ハマスをはじめとするパレスチナ抵抗組織は、いまこのときも壮絶な接近戦・ゲリラ攻撃を展開している。彼らは「南部に避難しない者はハマスとみなして殺害する」というシオニスト権力者の脅迫に屈することなく敢然と北部に残った数十万人もの人民に支えられ、そしてアラブ・イスラム圏から全世界に広がる「ガザ攻撃阻止!」の巨大なデモに鼓舞されながら、イスラエル軍にたいするゲリラ戦闘を断固として遂行しているのである。

アラブ・イスラム圏に拡がる<反シオニズム・反米>の炎

 イスラエル権力者のガザ人民皆殺し攻撃にたいする怒りと憎しみに燃えて、いまアラブ・イスラム諸国の人民が「イスラエルはただちに攻撃をやめろ!」の叫び声をあげて各地でデモに決起している。このムスリム人民の怒りの爆発に突きあげられたアラブ諸国の権力者ども、とりわけイスラエルと国交を結び・あるいは結ぼうとしていた権力者どもは、いっせいに対イスラエル政策を転換して、イスラエルとの外交交渉の停止(サウジアラビア)や大使召還(ヨルダン・バーレーン)にふみきっているのだ。
 かの十月七日にハマスが決行した対イスラエル攻撃が、こうしたアラブ諸国政府の転換の起点となった。サウジアラビア・ムハンマド政権はハマスの「越境」攻撃の直後に「パレスチナ支持」を表明し「イスラエルとの外交交渉の無期限停止」を宣言したのだ。サウジアラビア政府は今年九月に、イスラエル政府とのあいだで観光相会談と通信相会談を開催し、つづいて外相会談の開催を、国交樹立問題を議題にしたそれを予定していた。ハマスは<10・7>攻撃をもって、この外相会談の開催を阻止したのだ。そうすることによって、イスラムの聖地メッカ・メジナの守護者を自任するサウジアラビア権力者のシオニスト政府との国交樹立を打ち砕いたのである。
 まさしくハマスの対イスラエル攻撃と、シオニスト権力者のガザ総攻撃に敢然とたちむかうパレスチナ人民の勇姿が、アラブ諸国の人民と権力者の反米アラブ・ナショナリズムを燃えあがらせているのである。サウジ権力者をはじめとするアラブ諸国の権力者は、東エルサレムを首都とするパレスチナ独立国家を樹立するという「パレスチナの大義」をふたたび掲げなおしているのだ。
 イスラエル権力者がガザ地区人民にたいする残忍な攻撃を強行すればするほど、アラブ諸国の人民は、ますます<反シオニズム・反米>の怒りを強くして決起している。これに突きあげられているアラブの権力者は、イスラエルのガザ攻撃を「戦争犯罪」と断じて糾弾し、イスラエルにたいして即時無条件の停戦を要求する決議案を国連総会に「ヨルダン案」の名で共同提出したのである。

シオニスト権力者を全面支援するバイデン政権弾劾!

 ヨーロッパやアメリカにおいても何千・何万もの人民がイスラエルのガザ攻撃を阻止すべくデモに起ちあがり「フリー・パレスチナ(パレスチナ解放)!」の声を轟かせている。日本においては、わが全学連のたたかう学生たちが、「イスラエルのパレスチナ人民ジェノサイド弾劾!」の断固たる怒りをイスラエル大使館に叩きつけているのだ。
 いまや全世界人民の怒りと憎悪のマトとなり、世界中の権力者からも孤立しているのが、虐殺者ネタニヤフの政権とこれを全面的に支援しているアメリカ帝国主義のバイデン政権だ。この政権は「イスラエルには自衛の権利と義務がある」とうそぶいて、国連安保理ではブラジル提案決議に拒否権を行使し、国連総会においてはヨルダン(アラブ諸国共同)提案の「即時停戦」決議案に反対票を投じた。このヨルダン提案決議にフランス政府が賛成し、G7帝国主義諸国内で対立が生じているのだ。
 アメリカ国内からも「イスラエルのパレスチナ人民虐殺反対」の怒りの声が囂々(ごうごう)と噴きあがっている。次期大統領選挙においてユダヤ人票を獲得するためにイスラエルのガザ攻撃支援をうちだしたバイデンは、そうすることによって、民主党の支持基盤であるムスリム系アメリカ人およびリベラル派ユダヤ人の離反を招いているのだ。
 こうしたアメリカ国内外から巻きおこる反発に逢着したバイデン政権は、国務長官ブリンケンをイスラエルに再度訪問させて、ネタニヤフに「民主主義国は民間人を保護するのが義務」だと説教し、「民間人を守るための一時的な攻撃中断」を要請した。だがネタニヤフはこれをハマスに時間的猶予を与える≠ニ断じて拒絶したのだ。
 この直後にブリンケンはヨルダンを訪問しエジプトやカタールやサウジなどの親米%Iとみなしたアラブ諸国の外相を集めて会合をもった。そこでアメリカが「一時的な攻撃中断」をイスラエルに働きかけていることをしめして、ガザ人民を無差別に殺害するイスラエルとそれを支えるアメリカにたいするアラブ諸国の反発を緩和しようとしたのだ。だが集まったアラブの外相たちは、イスラエルに「一時的攻撃中断」ではなく「即時無条件の停戦」を呑ませるべきと主張して、ブリンケンを立ち往生させたのである。
 こうしてバイデン政権は、「民間人保護のための一時的攻撃中断」をイスラエルに呑ませることもできず、またアラブ諸国の「即時停戦」要求をはねつけることで彼らの反発をさらにかきたてたのだ。「民主主義国家は民間人を守る義務を持つ」と称して「民主主義国」アメリカの権威をおしだそうとしたブリンケンの画策は完全に頓挫した。「人権・民主主義」のボロ旗にすがりつくバイデン政権の惨めさが、そして軍国主義帝国アメリカの歴史的没落が、ますます赤裸々になったのである。
 ところで、ブリンケンにつづいてイスラエルを訪問したのが、アメリカの属国=日本の外相・上川であった。上川は「イスラエルの自衛権支持」と称してハマス殲滅作戦≠ヨの支持を表明したうえで、かたちばかり「人道的配慮」なるものを要請したのだ。人道的措置とかパレスチナへの援助金とかを宣伝することで犯罪性を隠しながら、ネタニヤフ政権のガザ攻撃=パレスチナ人民虐殺を容認しているのが岸田政権だ。
 いまこそイスラエル・ネタニヤフ政権によるパレスチナ・ガザ総攻撃を阻止する闘いを断固として創造するのでなければならない。イスラエルのガザ総攻撃弾劾! パレスチナ人民大虐殺を阻止せよ! アメリカ・バイデン政権の全面支援を許すな! ネタニヤフ政権のガザ攻撃を支持する岸田政権に怒りを叩きつけよ!

ウクライナ反戦闘争をいまこそ巻き起こせ!

 同時にわれわれは、ロシアのウクライナ侵略を打ち砕く<ウクライナ反戦>の闘いを、今こそ全力で組織するのでなければならない。アメリカ議会下院は、ウクライナ支援予算を削除しイスラエル支援予算だけに絞った軍事予算案を可決した。アメリカ政府・支配階級はウクライナを見捨てる方向にカジを切ろうとしているのだ。これにほくそ笑んでいるのがロシアの権力者どもだ。こんにちウクライナ軍・人民の領土奪還の反転攻勢は、火力・砲弾・航空戦力の不足ゆえに停滞させられている。厳冬期を前にしたいまロシア権力者は、ウクライナ各地に無差別の空爆を加えているのだ。いまやウクライナ労働者・人民は正念場にたたされている。まさにそれゆえにこそわれわれは、<ウクライナ反戦>の闘いを日本の地から断固として推進し、これを全世界に波及させなければならない。<プーチンの戦争>粉砕の闘いでロシアの侵略者どもを包囲せよ!
 すべての労働者・学生諸君! イスラエルのガザ総攻撃阻止の闘いと同時に、今こそ<プーチンの戦争>を打ち砕く闘いの炎を断固として燃えあがらせよう!
(十一月六日)

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11・3

「イスラエル軍のガザ地上侵攻を許すな!」

全学連 大使館に怒りの拳


 十一月三日、全学連のたたかう学生たちは、地上部隊をガザ地区に突入させ人民虐殺に狂奔するイスラエル権力者への煮えたぎる怒りに燃えて、対イスラエル大使館闘争に決起した。この直前の二日、ネタニヤフ政権は、ガザ地区に突入させた地上軍部隊による「ガザ市の包囲完了」を宣言した。難民キャンプや病院・学校に連日猛空爆をくわえ、すでに一万のガザ人民を血の海に沈めたイスラエル軍。その大戦車部隊が、いまにもガザ地区の最大都市に襲いかかり、ハマスの武装部隊もろともに人民を皆殺しにし都市を破壊しつくそうとしていた。この切迫した局面で、学生たちは決意も固く闘争に起ちあがったのだ。
   国旗を掲げたイスラエル大使館に怒りのシュプレヒコール
(11月3日)
   「パレスチナ・ガザ人民大虐殺を弾劾する!」全学連がイスラエル大使館にたいする抗議闘争に決起
(11月3日、東京・千代田区)
 
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岸田政権の大軍拡・改憲・大増税を粉砕せよ!


日米共同の対中国先制攻撃体制の構築を許すな

 アメリカのバイデン政権はいま、パレスチナ・ガザ人民大虐殺に狂奔するイスラエルのネタニヤフ政権を全面的に支えるための臨戦態勢の強化、そして同時にプーチン・ロシアのウクライナ軍事侵略へ対抗することに血眼となっている。このゆえにアメリカ権力者は、岸田政権にたいして、東アジアでの対中国軍事包囲網づくりにおいて日本国軍の役割をより一段と拡大することを要求しているのだ。
 東アジア地域においては、「台湾併呑」にむけた軍事態勢を急速に強化している習近平の中国と、これを阻止するために同盟諸国・パートナー国を束ねて米軍主導の対中軍事行動を展開するバイデンのアメリカとが激突する危機が一挙に切迫している。
 このまっただなかにおいて、岸田政権は、アメリカ帝国主義の対日要求の高まりを渡りに船≠ニして、日米軍事同盟の強化、大軍拡・憲法改悪、日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化に一挙に突き進んでいるのである。
 岸田政権は、在沖縄米海兵隊の最大拠点となる辺野古新基地の建設工事をなにがなんでも強行するために、最高裁の極反動決定を振りかざし「強制代執行」にうってでようとしている。この政権は、沖縄の労働者・人民の反基地闘争を根絶することを狙った凶暴な弾圧をふりおろしつつ、沖縄本島・宮古島・石垣島などの南西諸島に自衛隊のミサイル基地を次々に新増設しているのだ。
 台湾をめぐる中国との軍事的激突に備えて、あるいは朝鮮半島における北朝鮮との激突に備えて、対中・対北朝鮮の最前線部隊たる在日米軍に戦時における統合部隊の指揮権限をもたせ、このもとに「属国軍」たる日本国軍を組みこむことを策しているバイデン政権。これに岸田政権は全面的にこたえて、中国軍を撃破する日米共同の軍事体制(EABO構想にもとづくそれ)を構築しつつあるのだ。こうした日米共同の対北朝鮮・対中国の先制攻撃体制を構築するために、長射程の国産ミサイルの開発・配備を急ぐとともに、四〇〇発のアメリカ製巡航ミサイル「トマホーク」を前倒し購入し二〇二五年にも自衛隊艦船に装備しようとしているのだ。
 これにたいして習近平の中国は、南シナ海に「十段線」を一方的に設定し東・南シナ海から西太平洋にかけて威嚇的軍事行動を恒常的にくりひろげている。台湾対岸に中距離核ミサイルや極超音速兵器の槍ぶすまを築き、かつ空母打撃部隊による台湾島の包囲という「台湾侵攻」の予行演習をもくりかえしているのだ。
 南シナ海におけるアメリカの同盟国フィリピンがスカボロー礁の領有を主張していることにたいして、中国海軍はフィリピン海軍艦艇に中国軍艦艇を急接近させたり、アユンギン礁近海を航行中のフィリピン補給船に中国海警局船を体当たりさせたりしている。
 この中国の軍事的攻勢をまえにして、岸田政権は、バイデン政権とともに、「台湾有事」に際して中国軍の太平洋進出を阻止し・これを撃破する軍事体制を構築することに血道をあげている。台湾南方の戦略的要衝に位置するフィリピンとの軍事的連携を強化する追求に拍車をかけているのが岸田政権なのだ。
 十一月三日にフィリピンを訪問した首相・岸田は、大統領マルコスとのあいだで、「同志国」の軍隊への装備品を無償で提供する枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を初適用し、フィリピン軍に小型警備艇や沿岸監視レーダーを供与することを合意した。さらに岸田は、日本国軍とフィリピン軍との共同演習などをスムースにおこなうことを名目とした「円滑化協定(RAA)」締結にむけて交渉を開始することをもマルコスとのあいだで確認したのであった。この岸田政権によるフィリピンとのRAA締結の策動、それは、日米安保条約のような軍事条約を締結することなく、一片の協定・とりきめをもって事実上の軍事同盟をとりむすぶ道へとふみだしたことを意味する。
 日本・韓国・オーストラリアなどの同盟諸国を中軸として、アジア太平洋地域に多国間の軍事同盟を構築することに血眼となっているバイデン、このアメリカ権力者との腹合わせのもとに岸田政権は、アジア太平洋版NATOというべきアメリカ主導の多国間軍事同盟の一角にフィリピンをも抱きこむことに狂奔しているのだ。


以下 見出し

憲法改悪・軍拡大増税を阻止せよ!

反戦反安保・反ファシズムの闘いの前進を!


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国際卓越研究大――軍民両用技術の研究・開発拠点の構築

ネオ・ファシズム的大学再編を許すな

以下 見出し

学内の統制・管理を強化してきた東北大を第一号に認定

中国に対抗しての最先端技術の開発推進

軍事強国化のためのデュアルユース技術研究

首相・CSTI専制の大学再編


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産業基盤強化のための政労使協議≠ヨの春闘の歪曲

「連合二四春闘基本構想」の反労働者性


物価上昇分を下回る超低率の「賃上げ要求」

 「連合」芳野指導部は、十月十九日の中央執行委員会において「二〇二四春季生活闘争基本構想」を決定した。そこで彼らがうちだした「賃金要求指標」は、「賃上げ分三%以上、定昇相当分を含め五%以上の賃上げを目安とする」というものである。昨二三春闘における「五%程度」の「程度」という文言を「以上」に替えただけなのだ。
 現にいま、消費者物価上昇率が三%を超え(これには生鮮食料品の価格が含まれていない)、実質賃金は十七ヵ月連続で下落した、と政府でさえ発表している。このような猛烈な物価高騰下で、あらかじめ物価上昇分にも満たない、だからさらなる実質賃金低下を容認するような低率を、「賃上げ要求指標」などとして掲げたのが芳野指導部なのだ。
 芳野はほざいている。――「昨春闘は三十年ぶりの高水準での賃上げを実現した。二四春闘では、その流れを確固たるものとしていくために、本格的な反転攻勢に向けたステージ転換の闘いと位置づけていく」、と。
 だが、「三十年ぶりの高水準」などと喧伝しているが、定昇相当分を水増ししても三・五八%(「連合」発表)、定昇分をのぞけば一%ちょっとだ。そんなわずかな「賃上げ」分は、このかんの狂乱的な物価上昇であっという間に吹っ飛んだではないか。しかもそのような数字さえ、賃上げ要求を出し回答が得られた「連合」傘下労組だけを集計したものだ。多くは未組織のままの非正規雇用労働者にいたっては、その八割が「賃上げなし」なのだ。
 円安の急激な進行やロシアのウクライナ侵略による原油や穀物の価格高騰を要因として、国内においては、食料品や生活必需品、電気・ガスなどの公共料金、ガソリンなどの価格が軒並み大幅に引き上げられてきた。こうした生活必需品価格の上昇は、政府発表の「三%」前後などという生やさしいものではない。最低賃金ギリギリの水準で生活している数多の労働者たちは、日々の衣・食・住もままならないほどの困窮を強いられている。多くの労働者・組合員たちがかつてない生活苦に直面しているこのときに、物価上昇分以下の低率「要求」を平然と掲げているのが、「連合」労働貴族なのだ。なにが「反転攻勢」だ!
 記者会見では、記者たちから「実質賃金が下がっているのになぜ数字を引き上げないのか」、「実質賃金をプラスに転換させるという考えはないのか」などの質問が殺到した。これにたいして芳野は、「これからの状況がどのようになっていくのかが非常に難しい局面だ」とか、「賃上げは二〇二三年、二四年で終わるものではないので、毎年持続的に着実に上げていく」とかと屁理屈をこねてはぐらかし、この超低率要求を開き直ったのである。断じて許すな!

以下 見出し

「経済社会のステージ転換」のための春闘!?

「連合」指導部による賃上げ闘争の破壊を許すな!


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各地でガザ人民ジェノサイドを弾劾
 


対米総領事館闘争に起つ


10・30 札幌

 十月三十日、全学連道共闘の学生と反戦青年委員会の労働者は「イスラエルによるガザへの地上軍侵攻を許さないぞ! 大虐殺を全面支援するバイデン政権弾劾!」の横断幕を掲げて、在札幌米総領事館への抗議闘争に起ちあがった。
 十月二十八日にイスラエル・ネタニヤフ政権は軍事作戦の「第二段階」を宣言して地上部隊をガザへ侵攻させた。空爆も激化させ、ガザ人民の大虐殺を強行している。米バイデン政権はすでに空母打撃群を地中海へ派遣し、イスラエルのガザ侵攻を全面支援する臨戦態勢をとっている。バイデン政権は国連総会の「人道的休戦」を求める決議案に反対を表明した(十月二十七日)。パレスチナ人民への世紀の大虐殺を今まさに強行するイスラエルのネタニヤフ政権を支えているのが米バイデン政権なのだ。絶対に許すことはできない! たたかう学生と労働者は怒りに燃えて闘争に決起した。
道共闘・反戦の労学がガザ人民虐殺を支援する米バイデン政権に抗議
(10月30日、札幌市・米総領事館前)
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全面加担する米政府に抗議

10・20 福岡

 十月二十日、福岡反戦青年委員会のたたかう労働者は、イスラエルによるガザへの地上軍の侵攻に反対するとともに、ネタニヤフ政権を支える米バイデン政権を弾劾するために、在福岡アメリカ領事館にたいする抗議闘争に勇躍決起した。

国際反戦デー集会にわが同盟が熱い檄

 同日午後五時、福岡市天神の西鉄福岡駅前において、わが同盟情宣隊はイスラエルによるガザ侵攻反対を訴える街頭情宣をくりひろげた。そしてさらに、夕刻六時半から警固公園(福岡市天神)で開催された「10・21国際反戦デー福岡地区集会」(「平和・人権・環境福岡県フォーラム」等の主催)にも、わが同盟の情宣隊は、結集する「平和フォーラム」傘下の労組員や市民に「イスラエルのガザ攻撃反対」「岸田政権の大軍拡・改憲阻止」の闘いへの決起を呼びかけた。
「イスラエルのガザ攻撃を支えるバイデン政権弾劾!」
福岡反戦の労働者が米領事館に怒りの拳
(10・20、福岡市)
  国際反戦デー集会に「ガザ総攻撃弾劾!」の檄
(10・20、福岡市)
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イスラエルを支えるバイデン政権を許すな!


琉大・沖国大生が緊急闘争

10・30 沖縄

 十月三十日、琉球大と沖縄国際大のたたかう学生たちは、パレスチナ・ガザ地区に地上軍を突入させ大虐殺に手を染めるイスラエル・ネタニヤフ政権と、これを全面的に支えるアメリカ・バイデン政権を弾劾する緊急闘争に決起した。
 狂信的なシオニストであるネタニヤフの政権は十月二十八日、「戦争が新たな段階に入った」などとほざき、ガザ地区への猛空爆に加えて北部に戦車部隊を突入させた。イスラエルの殺人鬼どもは「ハマス殲滅」を叫びたてて病院や住宅地を無差別に砲撃し、避難できないパレスチナの女性や子供や病人もろとも皆殺しにしているのだ。このイスラエル政府による蛮行を、巨額の資金や兵器の提供というかたちで全面的に支えているのがアメリカ帝国主義のバイデン政権なのだ。パレスチナ人民へのジェノサイドを断じて許すな! たたかう学生たちは、怒りを燃えたぎらせ、緊急闘争に起ちあがった。
米総領事館(中央奥)に断固抗議
(10月30日、浦添市)
  闘う学生たちが怒りに満ちて集会
(10月30日、那覇市・県庁前)
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香林坊で熱烈な訴え


10・21 金沢

 十月二十一日、わが同盟北陸地方委員会は金沢市の中心街・香林坊で「イスラエル軍のガザ総攻撃を許すな」と市民に訴える緊急の情宣をおこなった。
わが同盟の「ガザ総攻撃弾劾」の檄に共感広がる
(10月21日、金沢市・香林坊)
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「設計変更承認の代執行を許すな!」

大浦湾埋立て阻止の声轟く

10・28 辺野古 緊急海上抗議集会

 十月二十八日、ヘリ基地反対協・海上行動チームは、「政府の設計変更承認の代執行を許すな! 新基地建設阻止! 沖縄を再び戦場にするな!」を訴える緊急海上抗議集会を開催した。参加者は辺野古崎沿岸の海上で、設計変更承認の代執行につき進む岸田政権に怒りの声と闘いの決意をつきつけた。この先頭で沖縄県学連のたたかう学生と県反戦の労働者は、「基地撤去・安保破棄」「南西諸島の軍事要塞化反対」を掲げ反戦・反安保闘争として高揚させるために奮闘した。ポセイドン号に乗りこみ埋め立て工事現場に肉迫して、大浦湾埋め立てを実力で阻止し日米安保同盟の強化を打ち砕く烈々たる決意を、岸田政権にたたきつけたのだ。午前九時半、ポセイドン号を先頭にカヌー二十艇と三隻の抗議船が集結し工事エリアに迫る。フロート(封鎖用浮き)を挟んで二十余艇の海上保安庁警備艇と対峙する。カヌーチームはフロートにまたがり「NO US BASE」の横断幕を掲げ、「STOP 基地建設」のプラカードを手に高くつきあげた。ポセイドン号に乗りこんだたたかう学生と労働者は「基地撤去 安保破棄」のゼッケンを身にまとい最先頭でたたかいぬいた。
ポセイドン号上で<反安保>を高々と掲げて闘う
(10月28日、辺野古崎沿岸)
   海保艇と対峙して闘うカヌーチーム
(10月28日)
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