第2792号2023年10月30日)の内容

<1面>
イスラエルによるガザへの地上軍侵攻を阻止せよ!
パレスチナ人民大虐殺を許すな!
 イスラエル大使館に弾劾の嵐
 10・20全学連
<2〜3面>
全国で労学統一行動 10・15
 「ガザ攻撃弾劾」の声轟く
 東京沖縄関西
<4面>
《灼熱化する地球》
温暖化抑制策を骨抜き化する権力者ども

ナゴルノカラバフの悲劇
<5面>
「住民のための仕事」に駆りたてる本部
自治労連第45回定期大会

Topics アマゾン配達労働者に労災を初認定
6面:「レゾリュートドラゴン23」阻止!
 労・学が日米共同演習に抗議 10・7 宮崎・えびの
沖縄の労・学・市民が「レゾリュート・ドラゴン23」阻止に起つ
泊原発再稼働阻止の声轟く 10・9 札幌
《週間日誌》10月15日〜10月21日
 「解放」最新号





























  


   イスラエルによるガザへの

   地上軍侵攻を阻止せよ!



パレスチナ人民へのジェノサイドを許すな!


 全学連が血に飢えたシオニスト権力者を
弾劾する闘いに決起

 
 国旗を掲げたイスラエル大使館に怒りの拳を叩きつける全学連の学生
(10月20日、東京・麹町)
 イスラエルの狂信的シオニスト・ネタニヤフ政権は、二二〇万の人民を閉じこめたパレスチナのガザ地区を一〇万余の地上軍部隊で完全包囲し、いまこのときにも大戦車部隊を突入させようとしている。アメリカ帝国主義権力者バイデンに全面的に支持され支援された戦争狂のネタニヤフは、「ハマスを一人のこらず根絶やしにする」と叫びたてながら、パレスチナ人民にたいして世紀の大殺戮を強行しているのだ。
 見よ、血に飢えたシオニストの軍隊が強行した残虐きわまりない病院空爆を! 十月十七日にイスラエル軍は、北部ガザ市のアルアハリ・アラブ病院を爆撃し、五〇〇人近くのパレスチナ人民を一挙に虐殺した。連日連夜の空爆で傷ついた人びとが入院し、住居を奪われた民衆が避難していたこの病院に向かって、殺人鬼どもは爆弾をぶちこんだのだ。
 われわれは、全世界の労働者・人民に訴える。アメリカ帝国主義に支援されたシオニスト国家イスラエルによるガザ地上侵攻・パレスチナ人民へのジェノサイドを阻止する闘いにただちに起ちあがれ!
 ネタニヤフ政権は、この二週間、ガザ地区にたいして狂乱的な空爆とミサイル攻撃を強行して住居や公共施設、市街を徹底的に破壊し、五〇〇〇人を超えるパレスチナ人民を殺戮してきた。
 このネタニヤフ政権の蛮行に全世界で囂々たる怒りと非難がまきおこるなかで、このネタニヤフを全面的に擁護しているのがアメリカ権力者バイデンだ。この軍国主義帝国の頭目は「イスラエルには自衛の権利と義務がある」などと叫び、国連安保理ではブラジルが提案した「一時戦闘中断」を求める決議案にたいして「イスラエルの自衛権について言及がない」などとほざいてただひとり反対し拒否権を発動して葬りさったのだ(十月十八日)。イギリス・フランス・ドイツ・イタリアなどの欧州帝国主義各国権力者どももまた、アメリカと歩調を合わせて「自衛権」の名でイスラエルの蛮行を擁護する大合唱に加わった。こうした米欧権力者どもの公然たる支持と支援に支えられて、ネタニヤフ政権はガザ人民にたいする総攻撃に突進しているのだ。
 シオニストどもは、ガザ北部の人民に「南部に待避せよ。待避しなければテロリストの支持者とみなす」と通告し、避難をはじめた人民にロケット弾をぶちこみ皆殺しにしている。ガザ地区全体にたいして水や食料や電気を遮断し、医薬品の供給をも止めている。それだけでなく、避難民が身を寄せている学校やモスクや病院や国連施設をも破壊し彼らを殺戮しているのだ。
 エジプトとガザの国境にあるラファ検問所に辿りついた国連などが派遣した「人道支援」のトラック部隊にたいして、イスラエル軍は「燃料はハマスが使うから運ばせない」とか「武器が入っていないかを点検する」とかと喚いてその搬入を徹底的に妨害している。
 まさにこのネタニヤフ政権の暴虐によって、家族を殺され住居を壊され、飢餓と傷病で極限状態に追いこまれているのが、ガザの労働者・人民(人口の半数以上が十八歳以下であるという)なのだ。現地のNPOは「あと一日しか水と食料はもたない!」と全世界に支援とイスラエルの蛮行の停止を訴えている(十月二十二日)。こうしてガザ人民を完全包囲し一人も逃げられないようにしたうえで、殺人鬼ネタニヤフはこれに大戦車部隊で襲いかかろうとしているのである。幾度もくりかえされてきたイスラエルの空爆から防衛するために全長五〇〇`bにおよぶ地下トンネル網を要塞のように築いているハマスにたいして、シオニストどもはあらゆる残忍な兵器を使って住民もろともに壊滅させようとしている。それは、ガザ人民にたいする皆殺し=世紀のジェノサイド攻撃いがいの何ものでもない。絶対に許すな!

シオニスト権力の大殺戮を全面支援するバイデン政権弾劾!

 アメリカ帝国主義のバイデン政権は、ネタニヤフ政権のシオニストどもと完全に一体化し、その軍隊によるパレスチナ人民大虐殺を全面的に支援している。
 十月十八日にテルアビブに飛んだバイデンは、「われわれはいつもイスラエルとともにある」とネタニヤフを激励した。ネタニヤフのパレスチナへの侵攻・大虐殺を全面的に支えることを表明したのだ。
 アメリカ権力者は、すでに地中海に二つの空母打撃群を派遣して、レバノンのシーア派組織ヒズボラさらにイランなどにたいして軍事的威迫をかけている。米軍は、イスラエルに向けて発射されたフーシ派(イエメンの親イラン派)の巡航ミサイルを紅海上で撃墜した、と発表した。いまや米軍は、イスラエル軍を支援する臨戦態勢に入っているのだ。
 バイデンは、十月十九日にホワイトハウスで演説して、「イスラエルにたいする軍事援助はかつてない規模のものになる」と言明し、緊急に一〇〇億jの軍事支援を与えることを明らかにした。そして、「今日の決断が今後数十年間の世界の未来を決定する」と危機感をみなぎらせて叫んだ。これは、イスラエルと一体でアメリカ国家が「ハマスの根絶」を遂行することの宣言にほかならない。しかもそれを正当化するためにバイデンは、侵略者プーチンとハマスとを重ね合わせて「プーチンとハマスはいずれも隣の民主主義国家を絶滅したいと考えている」、「テロリストと独裁者はひとしく報いを受けなければならない」などとほざいた。
 中東における無二の同盟国≠スるイスラエルをなんとしても守りぬく、そのために中国・ロシアの後ろ盾を得たイランを中軸とするシーア派勢力や、ハマスを先頭とする<反シオニズム・反米>の諸組織を弱体化し壊滅することに血道をあげているのが、軍国主義帝国の頭目たるバイデンなのだ。だが、アフガニスタンやイラクへの傲岸きわまりない侵略など、「民主主義」の名において他国を軍事力で破壊しムスリム民衆を虫けらのように殺戮してきたのは、ほかでもない軍国主義帝国アメリカではないか! まさしく国家テロリズムの権化こそがアメリカであり、イスラエルなのだ。
 バイデンは、来年に迫った大統領選挙に向けて、「イスラエル断固支持」を叫ぶトランプの挑戦を斥けるためにも、アメリカ・ユダヤロビーやキリスト教福音派の支持を得ることをももくろんでネタニヤフの暴虐への全面的支援に狂奔しているのだ。
 アメリカ帝国主義バイデン政権の、イスラエルのパレスチナ人民大殺戮への全面的加担を弾劾せよ!

ガザ総攻撃を阻止する反戦闘争の一大奔流を!

 ネタニヤフ政権によるパレスチナ・ガザ人民にたいする大殺戮戦争、アメリカ帝国主義国家の全面的支援をうけたこの世紀のジェノサイドにたいして、いま全世界で、反戦、反シオニズム・反米の闘いが陸続と巻き起こっている。
 ガザと分断されているパレスチナ・ヨルダン川西岸地区では、人民がアッバスのファタハ自治政府の統制を打ち破り、シオニスト権力にたいする実力抗議の闘いにうってでた。エジプト、ヨルダン、レバノン、トルコなど中洋のあらゆる国でムスリム人民は、反シオニズム・反米のアラブ民族主義の炎を燃えあがらせ、「パレスチナを救え」と叫んで闘いに決起している。欧州においても、「ハマスのテロ弾劾」に唱和した英・仏・独などの権力者どもの「反イスラエル・デモ禁止」の大弾圧に抗して、アラブ系人民をはじめとする万余の労働者・人民が、「ガザ攻撃弾劾」のデモをくりひろげている。アメリカでは、ユダヤ系のアメリカ人民が「ストップ! パレスチナ・ジェノサイド」を叫んで連邦議会議事堂を占拠した。
 そしてわが全学連は、十月二十日に、イスラエル大使館にたいする抗議闘争に断固として決起した。
 いままさに全世界で、国家・民族・人種や宗教の違いを超えて、労働者・人民の「イスラエルのガザ攻撃反対! ジェノサイドを止めよ!」の声が沸きたち轟いているのだ。
 われわれは全世界の労働者・人民に呼びかける。
 「天井のない牢獄」に十六年間にもわたって閉じこめられ、帝国主義各国とりわけアメリカ権力者に支援されたシオニストどもによって殺戮と経済封鎖の凄まじい犠牲を強制されてきたのが、パレスチナ人民だ。イスラエル軍の重包囲を打ち破った10・7の彼らの闘いを、「世界はパレスチナを忘れるな」の悲痛な叫びとして受けとめ、いまこそ全世界で反戦の闘いに決起しようではないか。シオニスト国家イスラエルのパレスチナ・ガザ人民にたいするジェノサイドを絶対に阻止せよ! イスラエルの蛮行を支えるアメリカ帝国主義を弾劾せよ!
 全世界のイスラム人民は、イスラエルによるパレスチナ人民大殺戮を阻止するために、イスラミック・インター‐ナショナリズムにもとづく闘争を組織せよ!
 すべてのアラブ人民は、反シオニズム・反米の旗を掲げパレスチナ人民を支援せよ!
 イスラエル人民は、ネタニヤフ政権によるガザ侵攻を阻止し、この戦争狂政権を打倒する闘いに決起せよ!
 いまロシア侵略軍をウクライナから叩きだすためのウクライナ人民の戦いは、正念場に立たされている。われわれは、「イスラエルのパレスチナ侵略弾劾」の闘いとともに、ウクライナ反戦闘争を同時的に推進しようではないか。
 日本共産党・志位指導部は、「ハマスによる無差別攻撃と民間人連行は明白な国際法違反だ」と叫び、同時に「イスラエルによる空爆にも反対する」と語って、岸田ネオ・ファシズム政権に「双方との関係を最大限に生かし停戦にむけた交渉を促す」ことを要請している。ここにはシオニストの暴虐にも・これを支援する米帝国主義権力者への怒りもいっさいない。こうした既成指導部の腐敗した対応を弾劾し、われわれは日本の地において、イスラエルのガザ総攻撃・パレスチナ人民皆殺し戦争を阻止する反戦闘争を、全国の労・学両戦線からただちにつくりだそう!

(十月二十三日)
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パレスチナ人民大虐殺を許すな!

イスラエル大使館に弾劾の嵐

10・20全学連

 
 イスラエル大使館一帯に「ガザへの地上侵攻を許すな!」の声轟かせる全学連
(10月20日、東京・麹町)
 十月二十日、全学連のたたかう学生たちは、イスラエル政府・軍によるパレスチナ人民大虐殺を弾劾する対イスラエル大使館抗議闘争を展開した。
 この三日前の十七日には、血に飢えたシオニストどもがガザ地区の病院を爆撃し、五〇〇人ものパレスチナ人民の命を奪いさった。残虐きわまりないイスラエルの無差別攻撃を断じて許すな! イスラエル軍の地上侵攻を絶対に阻止せよ! 全学連の学生たちは怒りに燃えて闘いに起ちあがった。
 全学連の学生たちは、<イスラエルのガザ総攻撃弾劾! アメリカ帝国主義の軍事介入を許すな!>の闘いを断固として巻きおこすとともに、全世界の人民にたいしてともに闘いに起ちあがるべきことを呼びかけた。「パレスチナ人民は団結し、イスラエルの暴虐を打ち砕け!」「全世界のムスリム人民は<イスラミック・インター ―ナショナリズム>にもとづき<反シオニズム・反米>の闘いを巻きおこせ!」「イスラエルの労働者・人民はネタニヤフ政権によるパレスチナ人民皆殺し戦争を阻止し、この政権を打倒する闘いに起て!」全学連はこのように檄を飛ばしつつ、この日の闘争を戦闘的にたたかいぬいたのだ。


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灼熱化する地球

温暖化抑制策を骨抜き化


国家エゴをむきだしにする欧・米・日・中の権力者ども


世界各地を襲う熱波、山火事、干ばつ、大洪水

 いまや事態は、さらに悪化する方向に向かっている。ロシアのウクライナ侵略が惹起させたエネルギー危機――ロシア産天然ガスの供給途絶と天然ガス・石油の価格高騰――のもとで、「地球温暖化抑制」の旗手を自任してきたEU諸国の政府が石炭火力発電の再開と原発推進にカジを切ったのだ。それゆえ国際的なCO2排出削減政策は実質上空洞化させられ、欧・米・日などの独占諸資本とネオスターリン主義国家・中国の諸企業などは、大量にCO2を排出しつづけている。このような事態を許しつづけるならば、そして根本的には現代世界の根底的転覆をなしとげないかぎり、十年後、二十年後の世界は、今よりさらに猛烈な高熱化と大災害に襲われるであろう。南極とグリーンランドの氷河が急速に溶けているがゆえに海水面が上昇し、太平洋やカリブ海の島嶼諸国は文字どおり国土消滅に向かっている。またヒマラヤとそれに連なる山脈群の氷河が急速に縮小しているがゆえに、中国やインドなどユーラシア大陸に暮らす約四〇億人の水源となっている大河が枯渇しかねないのだ。
 地球の高熱化は、熱核戦争に転化しかねない米―中・露の激突とともに、まさに人類存亡の危機を切迫させているのである。

以下 見出し

ウクライナ侵略に直面し石炭火力発電の再利用に走る欧州諸国権力者

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自治労連第45回定期大会

「働きがいと魅力ある職場づくり」を掲げ

「住民のための仕事」に労働者を駆りたてる本部


 八月二十七日から二十九日にかけて山口県宇部市において、新型コロナ感染症拡大以降じつに四年ぶりに、自治労連第四十五回定期大会が全代議員の参加で開催された。
 今大会において自治労連本部は「働きがいと魅力ある職場へ、住民とともに公共を取りもどそう」をメインスローガンとして掲げた。大会は、「住民のために良い仕事がしたい!」「公共を取りもどす!」という代議員の発言の大合唱だったのだ。
 今、自治体労働者はますます過酷な労働に追いこまれ、公務員への応募は減少し、早期退職者が相次いでいる。こうした困難な職場の現実に直面して自治労連も、組合脱退が相次いでいる。新規加入者の獲得困難、後継役員の育成困難という組織存亡の危機に立たされているのだ。
 自治労連本部は「働きがいと魅力ある職場をつくること」をその打開策としてうちだした。そして、そのことが「公共を取りもどす」ことにつながり、「戦争国家」化と「対峙」する「憲法が生きる社会をつくること」「政治を根本から変える運動」につながると意味付与している。そして、それらを彼ら日共系指導部は、選挙での日本共産党への集票に結びつけたいと願望しているのだ。
 東アジアにおいても戦争的危機が一気に高まり、岸田政権による大軍拡、憲法第九条改悪の攻撃が切迫している今、自治労連本部の犯罪的指導を弾劾し、自治体労働運動の戦闘的強化をめざしてたたかおう。

以下 見出し

「戦争国家、改憲阻止」は方針案に掲げるだけ

「働きがいと魅力ある職場をつくる」「公共を取りもどし」「憲法が生きる社会」をつくると強弁

会計年度任用職員の組織化と処遇改善「3Tアクション」について多くの発言

「より良い保育サービス提供」への駆り立て

自治体労働運動の戦闘的再生を!


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全国で労学統一行動をかちとる  10・15

「ガザ攻撃弾劾」の声轟く 


大軍拡阻止! <プーチンの戦争>粉砕!


首都中枢を戦闘的デモ
 「イスラエルによるガザ人民大虐殺弾劾! ガザへの地上軍の突入を阻止するぞ!」――十月十五日、首都中枢にたたかう労働者・学生の怒りの声が轟いた。まさにいまイスラエルのネタニヤフ政権が、ガザ地区を一滴の水も一粒の小麦も入らぬように封鎖したうえで、病院・学校をも狙い撃ちにした空爆を連日くりかえしている。このうえさらに一〇万をこえる大軍を明日にもガザに突入させようとしているのだ。
 このシオニスト権力によるパレスチナ・ガザ人民にたいする皆殺し攻撃を粉砕する闘いに、全学連と反戦青年委員会は断固として決起した。わがたたかう労働者・学生は、全中洋のムスリム人民に「<反シオニズム・反米>の闘いの爆発でもってイスラエルによる地上侵攻を阻止せよ!」のよびかけを断固として発しつつたたかいぬいたのだ。それとともに、全学連と反戦青年委員会は、「反安保」を放棄する日共中央翼下の反対運動をのりこえるかたちで、「大軍拡・改憲阻止! 辺野古新基地建設阻止!」の反戦反安保の炎を燃えあがらせた。
「熱核戦争勃発の危機を突き破れ!」首都中枢を進撃する労学の白ヘル部隊
(10月15日、東京都港区虎ノ門)
   「ガザ空爆を許すな!」怒りの拳をつきあげデモ
(10・15、東京)
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辺野古埋立て阻止の雄叫び

国際通りを白ヘル部隊が進撃

沖縄
 十月十五日、沖縄のたたかう労働者・学生は、那覇市において労学統一行動に決起した。午後六時すぎ、白ヘルのデモ隊が松山公園からうってでた。横断幕を先頭に那覇市中心部、国際通りに向けて力強く進撃する。左手が自民党県連だ。たたかう労学は怒りのシュプレヒコールをたたきつける。「勝連半島への自衛隊ミサイル部隊配備反対!」「沖縄市への陸自弾薬庫建設反対!」「岸田政権を打倒するぞ!」 意気あがるデモ隊は「日米統合軍事演習強行を許さないぞ!」「沖縄の軍事要塞化反対!」の掛け声高く国際通りへ入る。労働者・市民・学生たちがいっせいに注目する。労学は、ひときわ高く「パレスチナ・ガザへの地上侵攻を阻止しよう!」「ロシアのウクライナ侵略反対!」と呼びかけ、「安保粉砕! 基地撤去!」の声を轟かせつつ前進する。街宣車から、「反戦をたたかう愛知大生にたいする退学処分を撤回させましょう」と訴える。女子高校生たちが隊列にとびこみ拳をつきあげた。若者が「全学連だよ! 一番左翼の人たちだよ!」と声をあげる。共感した女性グループが「がんばれ! がんばれ!」と手をあげて呼応する。こうして、たたかう労学は、労働者・人民の圧倒的な共感をまきおこしながら、戦闘的にデモを貫徹したのだ。
国際通りを進撃する白ヘル部隊に労働者・市民から共感の声
(10月15日、那覇市)
  「新基地建設阻止!」決意打ち固める労学
(10月15日、那覇市・松山公園)
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改憲・大軍拡阻止! ウクライナ侵略粉砕!

大阪市街に反ファシズムの炎

関西
 十月十五日、全学連関西共闘会議と反戦青年委員会は「大軍拡・改憲阻止! ウクライナ侵略粉砕! イスラエルのガザ侵攻阻止!」を掲げ、労学統一行動に決起した。 午後三時、大阪市北区の南天満公園から労学の白ヘル部隊が威勢よくデモにうってでた。「イスラエルのガザ侵攻を許すな!」「反戦デモ参加の愛大生三名への退学処分撤回!」のステッカーが貼られた街宣車に続き、「米―中・露激突下の核戦争の危機を打ち破れ! 岸田政権の大軍拡・改憲阻止! ロシアのウクライナ軍事侵略粉砕!」と大書された横断幕がひるがえる。たたかう労学が各大学の幟や「辺野古新基地建設断固阻止!」「日米安保同盟のグローバルな強化反対!」などと書かれた幟を林立させ、「侵攻反対!」「安保粉砕!」「改憲阻止!」「プーチン倒せ!」のかけ声を発しつつ力強く進撃する。 デモ隊はシュプレヒコールをあげながら松屋町筋を南進する。闘志みなぎる労学の声がビル街に響きわたる。デモ隊が堺筋を北上すると右手に自民党大阪府連が見える。機動隊に守られた岸田自民党に労学の怒りが爆発する。「南西諸島へのミサイル配備阻止!」「日米グローバル同盟粉砕!」「改憲条文案の国会提出阻止!」「治安維持法型の弾圧粉砕!」「岸田政権打倒!」大阪府警の規制をはねのけ、デモ隊は怒りの拳を幾重にも叩きつけた。 さらにデモ隊が土佐堀通から御堂筋を北上すると右手は大阪市役所だ。岸田政権の極反動攻撃に加担する維新の会を許してなるものか!「改憲を翼賛する維新の会弾劾!」「軍事費大増額の叫びたてを許さないぞ!」「労組破壊糾弾!」デモ隊の怒りが炸裂した。こうしてたたかう労学は、中之島公園女神像前までのデモを戦闘的に貫徹し、大阪の労働者・市民に圧倒的な共感をよびおこした。
「岸田政権を打ち倒せ!」関西の労学が断固として呼びかける
(10月15日、大阪市)
  デモに向け闘志を燃やす労学
(10月15日、大阪市・南天満公園)
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「レゾリュート・ドラゴン23阻止!」


労・学500が日米演習に抗議


10・7宮崎・えびの

 十月七日、「日米共同訓練反対宮崎・鹿児島連絡会議」の主催で「日米合同軍事演習抗議集会」が宮崎県えびの市の国際交流センター前広場で開催された。この日、宮崎・鹿児島・熊本の三県からえびの現地に約五〇〇名の労組員・市民が結集した。鹿児島大学のたたかう学生たちは現地闘争の高揚のために奮闘したのだ。
横断幕を高だかと掲げて闘う鹿児島大生
(10月7日、えびの市)
  宮崎・鹿児島・熊本3県の労働者と連帯し鹿児島大の闘う学生が奮闘
(10月7日、えびの市国際交流センター前広場)
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沖縄の労・学・市民が日米合同軍事演習

「レゾリュート・ドラゴン23」阻止に起つ
県学連のたたかう学生を先頭にした労働者・市民は、自衛隊車両の前にスクラムを組んで座り込み、昼過ぎまで物資の移送を阻止したのだ。
(10月20日、沖縄県うるま市、ホワイト・ビーチ前)
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泊原発再稼働阻止の声轟く

10・9「さようなら原発」札幌集会
 
   十月九日、「さようなら原発1000万人アクション北海道実行委員会」主催の「STOP再稼働! さようなら原発北海道集会」が札幌市の大通公園で開催された。わが戦闘的・革命的労働者たちは、原発再稼働を推奨する「連合」指導部を職場で弾劾する論議をつくりだし、組合員、職場の仲間たちとともに結集した。また、たたかう学生たちは、「岸田政権の原発・核開発阻止!」のスローガンを大書した横断幕とメッセージボードを掲げて、集会中央に陣取り、闘いを高揚させるために奮闘したのである。
  泊原発3号機の再稼働に反対して開かれた「さようなら原発」集会で労働者・市民とともにたたかう北海道の学生たち
(10月9日、札幌市・大通公園)
 
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