第2789号(2023年10月9日)の内容

<1〜2面>
闘志みなぎる革共同集会を実現
 
9・24
 
革マル派結成六〇周年
 
<反帝・反スタ>の旗高く怒濤の前進をかちとれ!
<3面>
オリエント・シールド23演習阻止に決起
 ――9・18 釧路
北大生が軍拡反対の拳 9・19 札幌
南太平洋諸国の抱き込みに狂奔する米国
福島の汚染鉄くず売却
<4面>
電機連合「産業政策」の反労働者性
Topics 芳野指導部が首相・岸田を「連合」大会に招請
<5面>
日野と三菱ふそうの経営統合
 新たなリストラ攻撃を許すな!
<6面>
第61回国際反戦集会
海外からのメッセージ D
 FLTI‐第4インターナショナル再創造集団
◎アフリカを舞台に米印が対中巻き返し
《週間日誌》9月24日〜9月30日
 「解放」最新号





























  

闘志みなぎる革共同集会を実現

 9・24




革マル派結成六〇周年

<反帝・反スタ>の旗高く怒濤の前進をかちとれ!

 
全国から結集した1300余の労学が反スタ運動の飛躍を決意(9月24日、松戸市民会館ホール)
 九月二十四日、わが同盟は「革マル派結成六〇周年革共同政治集会」を圧倒的にかちとった。
 会場の松戸市民会館には全国から労働者や学生が続々と結集し、座席はまたたく間に一三〇〇人の仲間たちで埋めつくされた。
 熱気みなぎるなかで司会の同志が開会を宣言した。
 「二〇二三年、現代世界は熱核戦争勃発の危機のまっただなかにあります。われわれは、日本の・世界の労働者人民が直面しているこの危機を突破する道を切り拓くために、全力をあげて奮闘しなければならない」、「革マル派結成いご六十年の節目において、わが反スタ運動の巨大な前進を切り拓く橋頭堡をうち固めようではありませんか」、と。
 彼女は、本集会の直前に強行された愛大・名大の革命的学生と関西の労働者にたいする国家権力の不当弾圧を怒りをこめて弾劾し「逮捕された仲間をわれわれは奪還した」と報告した。「ヨシ!」すべての仲間が歓声と拍手で応えた。
 最初に、「戦争の時代を革命の世紀へ――革マル派六〇年の闘い」と題するビデオが上映された。日本反スターリン主義運動の勃興、RMGの創成と第三次分裂いこうの六十年間のわが闘いの歴史が鮮やかに甦る。最後に、革共同創立三〇周年にさいしての同志黒田の肉声が会場に流れる。「まさしく『地上の太陽』たるの自負をもって、われわれは断固としてたたかいぬかなければならない。」「ガンバロウ! ガンバロウ! ガンバロウ!」
 わが運動の六十年間を凝縮したこのビデオに、すべての参加者が目を凝らして見入る。六〇年代七〇年代の白ヘル部隊の勇姿、日本列島を揺るがしたスト権スト、謀略粉砕=走狗解体闘争の勝利、スターリン主義の犯罪を弾劾したたかいぬいてきた革マル派の激闘、それらの映像に参加者は熱き血潮をたぎらせ万雷の拍手で応えた。

危機的現代を覆す反スタ運動の前進を!――基調報告

 会場全体が熱い闘志に包まれ、同志掛川渉が基調報告に立つ。
 彼はまず、ロシアのウクライナ侵略開始いこう一年七ヵ月が経過した現在の世界情勢について提起した。
 ウクライナにおいては、ウクライナ軍がロシア軍の防衛線を一歩一歩突き破りつつあるとはいえ、その反転攻勢はロシア軍の抵抗のまえに困難を強いられている。ロシア軍は、都市や生活インフラを狙い撃ちにして住民を無差別に殺戮し、穀物積出港オデーサなどを狙って卑劣なミサイル攻撃をくりかえしている。そしていま米・欧の権力者は、それぞれの国家利害をむきだしにしてウクライナ支援を減速しはじめた。「今こそわれわれは、<プーチンの戦争>をうち砕く巨大な反戦闘争のうねりを巻き起こさなければならない」――こう彼は訴えた。
 そのうえで彼は、「<プーチンの戦争>を発火点として世界の構造は激変した」と述べ、二〇二三年世界の特質について提起した。
 第一。広島・長崎への原爆投下から七十八年、世界熱核戦争勃発の危機が一挙に高まっている。
 戦争狂プーチンによる「核兵器使用」のたび重なる恫喝。台湾でも米・中のあいだで一触即発の核戦争の危機が高まっている。北朝鮮はミサイル発射をくりかえし、核兵器の開発と配備を進めている。しかも米・中・露各国は「使える核兵器」と称して小型の戦術核兵器の開発を競いあっている。まさに世界は、核戦争勃発の瀬戸際に立っているのだ。
 第二。この戦争と大軍拡に連動して、米・欧・日の帝国主義各国とネオスターリン主義・中国との経済的争闘が激烈化している。
 AIや半導体などの軍民両用の技術分野において、アメリカが中国を抑えこむための強烈な経済・技術封鎖をしかけている。またウクライナ侵略の衝撃波をうけて、帝国主義各国は「経済安全保障」を前面におしだし、中・露に依存しない排他的なサプライチェーンの構築にのりだした。かくして新たな<経済ブロック化>の時代が到来している。
 第三。地球温暖化による気象異常。熱波と干ばつと山火事。台風・ハリケーン・サイクロンと大洪水。南極・北極の氷の融解。これらは、帝国主義とスターリン主義による地球環境破壊の産物にほかならない。権力者どもは、この破局的な気象異常の犠牲を全世界の貧しい民衆に集中的に転嫁している。そしていま、ロシアのウクライナ侵略と穀物封鎖で<南>の人民の飢餓は一気に拡大している。
 こうした米―中・露激突のなかで、欧米帝国主義への積年の怨念を燃やすグローバルサウスの諸国を束ねて、インドが新たな大国≠ニして抬頭しつつある。この<南>の権力者たちを、「西欧式民主主義の押しつけ反対」などを一致点にして「BRICS+」の枠組みに抱きこもうとしているのが、中・露の権力者である。
 同志掛川は、「現代世界の矛盾がこれほどまでに惨(むご)たらしく噴出しているにもかかわらず、これを革命へと転じるべき全世界労働者階級の闘いは決定的に弱体化させられている。各国における左翼諸政党や労働運動指導部の度しがたい腐敗のゆえだ!」と断じた。そして渾身の力をこめて訴える。――「われわれは今こそ、一九九一年の<歴史の大逆転>を<再逆転>し、<革命の世紀>への突入を画した一九一七年ロシア革命の精神を甦らせて、プロレタリア世界革命に向けた大道を切り拓くのでなければならない。その戦略は<反帝国主義・反スターリン主義>にほかならない」と。

わが革命的左翼の任務

 
 反スタ運動の怒濤の前進を切り拓け! 労学がパトスに溢れて奮闘誓う
(9月24日、松戸市民会館ホール)
 同志掛川は、今二〇二三年においてわれわれはいかにたたかってきたかを提起した。最初に、ウクライナ反戦闘争について。
 (1)この戦争は、ソ連邦崩壊を「二十世紀最大の地政学的大惨事」とほざいてきた大ロシア主義者プーチンが、旧ソ連邦の版図を復活するためにウクライナという国家と民族をこの地上から抹殺せんとしてしかけた世紀の蛮行にほかならない。――このことをわれわれは、反スタ主義者としての矜持にかけて暴きだし、この蛮行をうち砕くために、沈黙し・あるいはプーチン擁護≠ノうつつをぬかす既成指導部を弾劾しのりこえ、日本の地においてたたかってきた。また全世界の労働者人民にたいして、各国でウクライナ反戦の闘いに決起し共に連帯してたたかおうと呼びかけてきた。
 (2)われわれは、ウクライナ反戦闘争を推進するとともに・そのただなかにおいて、ロシア人民・そしてウクライナ人民にむけて、反スタ主義者としての熱烈な呼びかけを発してきた。
 (3)われわれは、反プロレタリア性を自己暴露した世界の自称「左翼」にたいする断固たるイデオロギー闘争を展開してきた。核大国ロシアの軍隊によって数多のウクライナ人民が殺戮されているときに、侵略されている人民の側に立たない「左翼」などは左翼ではありえない。こうした徒輩の驚くべき腐敗を弾劾し、その根底にあるのが<スターリン主義との対決>の放棄にほかならないことを剔りだし批判してきたのだ。
 (4)さらに六月末に惹起した「ワグネルの反乱」について、われわれはその意味を「FSB強権型支配体制の終わりの始まり」としてとらえ暴露し、ロシアの労働者人民にむかって「今こそ<ウクライナ侵略戦争反対―FSB強権型支配体制打倒>の闘いをまきおこせ!」と呼びかけた。
 われわれは、このように総力をあげてウクライナ反戦闘争を推進してきた。「だが、この闘いはなお微弱である。さらに頑張ろう!」と同志掛川は呼びかけた。
 そして同志掛川は、以下のように現時点の任務を提起した。
 ウクライナにたいするプーチンの大殺戮戦争を断固としてうち砕く反戦闘争をさらにいっそう燃えあがらせよう。東アジアにおいて白熱の度を高めている米・日―中・露・北朝鮮の軍事的激突―戦争勃発の危機を打ち破る革命的反戦闘争を、「米―中・露の核戦力強化競争反対!」の革命的スローガンのもとにたたかおう。
 そして日米軍事同盟の対中対露のグローバル核軍事同盟としての強化に反対せよ。岸田日本型ネオ・ファシズム政権の大軍拡・改憲の総攻撃を阻止しよう。
 岸田政権の増税や社会保障切り捨てに反対する政治経済闘争を、既成指導部による闘争歪曲をのりこえ創造しよう。
 同志掛川の提起に身をのりだして集中していた満場の仲間たちは、「ヨシ!」と応える。

(以下、見出し)

革マル派建設六十年の苦闘と教訓をわがものに

改憲阻止の巨大な闘いを創造せん――全学連委員長

革マル主義で武装したケルンを!――医療・福祉労働者

労働戦線からウクライナ反戦を!――沖縄自治体労働者

現代のレッドパージ攻撃を打ち砕け――中央学生組織委員会


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電機連合「産業政策」の反労働者性

「政策・制度提言」の意味するもの

 九月十五日、岸田政権は電機連合出身の元参議院議員(元国民民主党副代表)矢田稚子(わかこ)を賃金・雇用担当の首相補佐官に起用することを閣議決定した。岸田自民党政権は国民民主党との連立をさしあたり棚上げにしたものの、電機連合出身の矢田を抱きこむことによって「連合」内の民間産別指導部を一気にからめとる策動に着手したのだ。矢田の首相補佐官への起用は、電機連合指導部が電機資本家どもと一体となって「産業政策」や「賃金雇用政策」を実現するために自民党政府から投げ与えられたエサに飛びついた、ということにほかならない。電機労働戦線でたたかうわれわれにとってきわめて屈辱的な事態である。いまこそわれわれは職場から電機連合指導部弾劾の声を大きくつくりだしていこうではないか!

電機独占資本家の意思を代弁する「提言」

 電機連合指導部は、二〇一九年の定期大会において決定した「第七次産業政策(〜三〇年)」にのっとって、翌二〇年六月から毎年「電機産業に関わる政策・制度課題と私たちの提言」(以下「提言」)という一〇〇頁にもおよぶ文書を発表している。
 電機連合指導部は、春闘における労使協議や電機産業労使懇談会(日立、パナソニック、富士通、三菱電機、NEC、東芝)、各業界団体(JEITA〔電子情報技術産業協会〕、CIAJ〔情報通信ネットワーク産業協会〕、JEMA〔日本電機工業会〕、JISA〔情報サービス産業協会〕)との話しあいをつうじて、電機資本家どもとの緊密な「意識あわせ」なるものをおこなっている。電機産業が「強固な国内事業基盤」を確立し、グローバルに「企業の持続可能性」を確保し発展するためにはどうすべきかについて、文字通り労使一体となって対政府の「政策・制度」要求を捻りだし、電機連合の名においてまとめあげたもの――それが、かの「提言」にほかならない。
 彼らはこうした「提言」を、対政府・対省庁への要請のためにこそ作成している。国会での予算審議に合わせて発表することによって、国民民主党所属の組織内議員や電機連合の産業政策に共鳴する与野党議員に国会質問や省庁への働きかけを促し、電機産業に有利な国家予算の獲得につなげていくことをもくろんでいるのである。
 電機連合指導部は「提言」の冒頭でぬけぬけと言う。これは「電機産業やそこで働く労働者・生活者の視点で課題認識を示し、その課題解決へ向けた提言をまとめたものです」と。だが、この膨大な「提言」に貫かれているのは、電機資本家とりわけ電機独占資本家の意思・思惑をみずからのものとし、その利害を代弁することを任務としているネオ「産業報国会」というべき電機連合、その指導部の「労使運命共同体思想」にほかならない。
 ここでは、二〇二二年六月に発表された二〇二二年版「提言」のなかから「V脱炭素社会の実現(3)原子力発電に関わる課題への対応」と「W産業をけん引する人材の育成・確保」を主にとりあげ、その反労働者的な内実を暴きだしていきたい。

(以下、見出し)

政府の原子力政策の先導・尻押し

「国家戦略としての人材育成」を呼号

岸田式「労働市場改革」の先兵

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トヨタ経営陣による新たなリストラ攻撃を許すな!

日野自動車と三菱ふそうの「経営統合」

 米・欧・中の自動車諸独占体・諸企業とのEV(電気自動車)化をめぐる競争において決定的に立ち後れ、その後塵を拝してきたトヨタ自動車。その経営陣が失地回復をかけてEV生産に本格的に着手しようとした矢先(二〇二二年三月)に、子会社である日野自動車のエンジン認証手続きをめぐる燃費や排ガスデータの改ざん問題が発覚した。
 この不祥事発覚に苛立ちと焦燥感を募らせたトヨタ経営陣は、出荷停止によって経営赤字を一段と深刻化させた日野自動車を独力で経営再建する追求をついに断念し、ドイツのダイムラー・トラックの提携申し出をうけいれるかたちで、その子会社・三菱ふそうトラックとの経営統合に日野自動車再建の方途を委ねたのだ。
 五月三十日に発表された、トヨタとダイムラーとの提携にもとづく日野と三菱ふそうとの「経営統合」の合意こそは、EV化を急ぎ・これに資金を注ぎこむとともに、水素連合=k*〕を構築するために赤字部門の商用車子会社を切り捨てることで生き残りを策すトヨタの焦りと、それにつけこんだドイツの自動車独占体ダイムラーの商用車(トラック)メーカーの再編によるシェアの一挙的拡大という野望を如実に示したものにほかならない。
 〔* 水素を燃料とするFCV(燃料電池車)や水素エンジンなどの開発と水素の利用・普及をすすめる企業間の国際的な連携〕

(以下、見出し)

異例の「特別補償」付き経営統合策

水素連合″\築に向けての合従連衡

EV化に立ち後れたトヨタの躓きと焦り

労働者への過酷な犠牲転嫁を許すな!

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9・18釧路

「オリエント・シールド23阻止!」

道共闘 労働者と連帯し決起

 九月十八日、晴れわたった青空のもと、「釧根平和運動フォーラム・米軍くるな! 釧根連絡会」が主催して「日米共同訓練23 反対道東集会」が釧路市街中心部の栄町平和公園で開催された。全学連道共闘のたたかう学生はこの集会に結集した労働者・市民に、「日米共同演習阻止! 日米グローバル同盟の強化反対!」を訴えるビラを手渡し、「オリエント・シールド反対!」、「HIMARS実射訓練を許すな! 米日韓の核軍事同盟反対! <プーチンの戦争>を打ち砕け!」と大書した横断幕を広げ、集会の戦闘的高揚をかちとるべく奮闘した。
全学連道共闘の闘う学生が「オリエント・シールド23阻止!」現地闘争に決起
(9月18日、釧路市)
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9・19札幌

北大生が大軍拡反対の拳

「戦争法強行採決から8年!」総がかり行動

 九月十九日夜、「戦争をさせない北海道委員会」が主催した「戦争法強行採決から8年! 総がかり行動」が札幌大通公園で開かれた。
 わが同盟の情宣隊は集会に結集した労働者・市民にたいして「岸田政権の憲法改悪・大軍拡を打ち砕け!」、「アジア版NATO=対中・対北の多国間軍事同盟の構築を許すな!」と大書したビラを断固として配布し、革命的檄を飛ばした。北海道大学のたたかう学生たちは「日米共同訓練『オリエント・シールド』反対!」と書かれた横断幕や「<プーチンの戦争>を打ち砕こう!」と書かれたプラカードを掲げ、集会・デモの戦闘的高揚のために奮闘した。
たたかう北大生が横断幕を掲げデモを戦闘的に牽引
(9月19日、札幌市)
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