第2757号(2023年2月27日)の内容
<1面>
ウクライナへの大規模攻撃弾劾!
<プーチンの戦争>を打ち砕け!
2・24 対ロシア大使館労学統一行動に起て
<4〜5面>
大幅一律賃上げ獲得! 政府・独占資本による物価値上げ反対!
23春闘の戦闘的高揚を!
2・5労働者怒りの総決起集会 第一基調報告
Topics 賃下げの主犯・共犯の居直り
◎感想 仲間とともに闘わん
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
<2面>
核ミサイル大増強に狂奔する金正恩政権
「米海兵隊の矢臼別実弾演習阻止!」
「連合北海道」集会に檄 1・21 釧路
<3面>
日米一体の無人機部隊・共同情報分析組織の創設
中国海警のレーザー照射
韓国・尹政権の「徴用工訴訟」圧殺
<6面>
労働者に犠牲を強制しDX推進に狂奔するNTT資本
「解放」最新号
ウクライナへの大規模攻撃弾劾! <プーチンの戦争>を打ち砕け! 2・24対ロシア大使館労学統一行動に起て 二〇二三年二月二十四日――、ロシアのウクライナ軍事侵略開始から一年のこの日にさいして、わが同盟は全世界の労働者・学生・人民に訴える。 ロシア権力者プーチンがいま強行しているウクライナ東部への、そしてウクライナ全土への悪逆無道な軍事攻撃・人民虐殺を弾劾せよ! いまこそ<プーチンの戦争>をうち砕く闘いの炎を全世界から断固として燃えあがらせよ! 憎むべき侵略者プーチンは、ウクライナ侵略開始いご一年の節目に合わせて「特別軍事作戦」の「戦果」なるものをなにがなんでもひねりだすために、ウクライナの労働者・人民に三十数万の侵略軍大部隊をさしむけて襲いかかっている。ドネツク州の要衝バフムトを死守するウクライナ軍・人民にたいして砲弾の嵐を浴びせかけ、大殺戮を強行している。ウクライナ全土の電力インフラ施設や集合住宅、学校にミサイルや自爆型ドローンを撃ちこみ人民を無差別に虐殺し都市を破壊しつくしているのだ。 この凶暴なロシア侵略軍の攻撃にたいして、徹底抗戦の覚悟をうち固めているウクライナ人民は、ウクライナ軍や領土防衛隊の一員として、あるいはパルチザン戦士として長期にわたる死闘戦を勇敢にたたかいぬき都市を守りぬいている。 二月二十一日の年次教書演説においてプーチンは、戦況にはまったく触れることもできずに、「西側が戦争をはじめた」「だが戦場でロシアを負かすことは不可能だ」と強弁し、侵略戦争の継続を傲然と宣言した。 すべての労働者・学生・人民諸君! いまこそ、侵略軍撃破・領土奪還のために身を賭して戦うウクライナ人民と連帯して闘いに起ちあがれ! プーチンによる強権的弾圧に抗してたたかうロシア人民と連帯してたたかおう! 2・24対ロシア大使館労学統一行動に勇躍決起せよ! 東部―全土への総攻撃・大虐殺を弾劾せよ プーチン政権はいま、新たに総司令官にすえたゲラシモフ(ロシア軍参謀総長)配下のロシア軍部隊を、――ルハンスク州境の都市クレミンナからドネツク州の要衝バフムトを経て同州南部ウフレダルにいたる――南北二五〇`bにおよぶ前線に投入し、東部ドンバスへの総攻撃・人民大虐殺を強行している。 「三月末までにドネツク州・ルハンスク州全域をなんとしても制圧せよ」というプーチンの厳命をうけたロシア侵略軍は、開戦時の一・五倍の兵員を総動員して、バフムトをはじめとする各都市への歩兵部隊の波状的な突入作戦を強行している。だがそれは、ウクライナ軍の果敢な反撃に直面し、一日だけで八〇〇人にのぼる累々たる戦死者の山を築いているのだ。ウフレダル攻略作戦に投入された「精鋭」を自任する海軍歩兵旅団もまた壊滅に叩きこまれた。 東部戦線における侵略軍の惨状が露わになるなかで、しかも約一ヵ月後にはドイツ製のレオパルトをはじめとする戦車がウクライナの前線に投入されはじめようとしているなかで、いよいよ焦燥感を募らせたプーチンは、「一周年までにバフムトを落とせ」とがなりたて、動員兵からワグネルの囚人部隊までありとあらゆる兵士を総攻撃に突進させているのだ。 東部二州だけではない。ロシア軍は、キーウ、リビウ、オデッサ、ドニプロなど主要都市にミサイルを撃ちこみ、電力・水道などのライフライン、集合住宅・病院・学校さらには原子力発電所関連施設を次々に破壊して、住民に飢餓と凍死を強制している。制圧した諸都市においてロシア軍は、人民への拷問・大虐殺、女性への陵辱、子供の誘拐・連行など悪逆きわまりない蛮行を重ねている。 労働者・人民にたいするこのような残忍な所業は、ウクライナ民族を丸ごと抹殺することを狙ったスターリンの手口そのものではないか。 プーチンはいま、「ナチスをうち負かした大祖国戦争の精神」を喧伝し、「戦争を勝利に導いたスターリン」を礼賛している。「大祖国戦争」のように戦死者をどれほど生みだしてもロシアへの「忠誠心」と「自己犠牲」の精神を発揮して命を投げだせ、と人民に強制しているのだ。 このスターリンの末裔=<vーチンをいまただちにうち倒せ! ウクライナ軍・労働者人民の決死的戦い プーチンの侵略軍の残虐な総攻撃にたいして、ウクライナ軍・領土防衛隊と労働者人民はいま、うって一丸となって拠点都市・補給路を死守するために戦いぬいている。 三方をロシア軍に囲まれたバフムトでは、武器や弾薬の不足に耐えながら、「侵略軍を撃退するまでたたかう」という固い決意のもとに、ウクライナ軍・労働者人民は、ロシア軍の空と地上からの執拗な攻撃をはね返す決死の戦いを継続している。 いま、戦車・戦闘機・弾薬の援助を求めているウクライナのゼレンスキー政権にたいして、欧米の権力者どもは、表向きは「ウクライナ支援」をおしだしている(ミュンヘン安全保障会議)。けれども欧州諸国は、プーチンによる天然ガスや食糧の供給削減という逆制裁≠まえにして、足並みの乱れを露わにしている。とりわけ独・仏・伊などの権力者どもは、「NATOとロシアとの戦争にはしない」「ロシアを崩壊させてはならない」などと公言している。欧米権力者たちは、ウクライナ侵略戦争が長期化すればするほど、ウクライナを見捨てようとするにちがいない。 国家エゴイズムをむきだしにした欧米権力者どものウクライナの見殺しを許すな。そしてまた、ロシアに兵器や半導体の提供を企むネオ・スターリン主義中国の習近平政権を弾劾せよ。 ウクライナの労働者・人民を孤立させるな。今ヒトラー≠フ侵略戦争を、全世界の労働者・人民の総決起によって絶対に粉砕しよう。 ウクライナ反戦闘争の巨大な奔流をつくりだせ! すべての労働者・学生諸君。今こそ世紀の虐殺者=プーチンによる悪逆無道な侵略戦争をうち砕く巨大な<ウクライナ反戦>の闘いを、この日本の地から創造しようではないか! こんにち日本共産党の志位指導部は、「ロシアのウクライナ侵略反対」の闘いの創造を完全に放棄している。「国連のもとでの話し合い解決を」などと口先でつぶやいているだけだ。 すべてのたたかう労働者・学生は、こうした日本共産党中央の闘争放棄を弾劾し・のりこえ、プーチン・ロシアによるウクライナ侵略を弾劾する反戦闘争を、ウクライナの、ロシアの、そして全世界の労働者・人民と固く連帯して強力に推進するのでなければならない。 われわれは、プーチン・ロシアの侵略に立ち向かい果敢に戦っているウクライナの労働者・人民にたいして心から呼びかける。今ヒトラー≠ノしてスターリンの末裔≠スるウラジーミル・プーチンの領土強奪戦争を、労働者・人民・兵士が一致結束して撃破しよう。占領地の戦う住民は、レジスタンス闘争をさらに強化せよ。プーチンの戦争に反対するロシアのたたかう労働者・人民と連帯してたたかおう。 プーチン・ロシアの蛮行を「社会主義ソ連邦」による過去の暴虐と重ねあわせ、憤怒を燃やして戦っているウクライナの人民よ。諸君に塗炭の苦しみを強制してきた「社会主義ソ連邦」こそは、革命ロシアの簒奪のうえにつくられたニセの「社会主義」であり、スターリン主義の官僚専制国家だ。このスターリン主義の反マルクス主義としての虚偽性にめざめ、今こそロシア・ウクライナの労働者・人民が相呼応して実現したロシア=ウクライナ・ソビエト革命の精神を今日によみがえらせつつ、プーチン政権の暴虐とたたかおうではないか。 われわれは、プーチンを頭とするFSB強権型国家の強圧のもとで呻吟するロシアの労働者・人民に呼びかける。この侵略戦争に駆りだされているロシア連邦の労働者・農民・人民よ。今こそ、隣国ウクライナの兄弟たちへの大殺戮を諸君に命じている現代のツァーリ=<vーチンを人民の力でうち倒せ! ロシア兵士は、その銃口をクレムリンと将軍どもに向けよ。侵略軍にたいして血を流して戦っているウクライナ労働者・人民と連帯し、そして全世界のたたかう労働者・人民と連帯して、プーチン政権の打倒に突き進もう。 いまロシアのウクライナ侵略を発火点として、世界のいたるところで米―中・露が激突し熱核戦争の危機が切迫している。東アジアにおいては、「台湾併呑」の衝動を強める習近平の中国と、それを封じこめようとするバイデンのアメリカとが軍事的・政治的に激突している。アメリカの「属国」たる日本の岸田政権はいま、中国(北朝鮮)の基地に打撃を加える先制攻撃体制の構築、これを柱とする大軍拡に突進し、そのための憲法改悪と軍事費大増額に血道をあげている。 今こそわれわれは、ウクライナ反戦とともに、反戦反安保・反改憲の闘争に起ちあがるのでなければならない。岸田政権の大軍拡を阻止せよ! 日米軍事同盟のグローバルな強化反対!憲法改悪阻止! 米―中・露激突下の世界大戦勃発の危機をうち破ろう! すべての労働者・学生は、2・24対ロシア大使館闘争をはじめとして全国で総決起せよ! <プーチンの戦争>をうち砕くべく全世界で決起している労働者・人民と連帯して共にたたかおう! |
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2・5労働者怒りの総決起集会 第一基調報告 大幅一律賃上げ獲得! 政府・独占資本による物価値上げ反対! 二三春闘の戦闘的高揚を! 二三春闘をたたかう決意も固く結集されたすべてのたたかう労働者のみなさん。戦争と貧窮の強制をうち砕き、労働者の団結した力で今春闘を戦闘的にたたかいぬこうではありませんか! 私たちは今、激しいインフレのもとで春闘をたたかっています。政府・独占資本家どもは電気・ガスなどの公共料金を今春には再び三〇〜四〇%も引き上げるなど、生活必需品の価格を二度三度と引き上げようとしています。すでに昨年、食料品だけでも二万五〇〇〇品目以上も値上げしてきたうえに、さらに値上げをもくろんでいるのです。 ところが、「連合」指導部は、この歴史的な物価高騰のただなかにあっても、超低率の賃上げ要求「指標」しか掲げていません。彼ら労働貴族は、ネオ産業報国会の本性をむきだしにして、あらかじめ春闘敗北のレールを敷き、このレールに労働者を引きずりこもうとしているのです。断じて許せません。 みなさん! 私たちは、このような「連合」指導部を弾劾しのりこえ、今こそ<大幅一律賃上げ獲得>のスローガンを高だかと掲げて、今二三春闘をわれわれ日本労働者階級の反転攻勢としてくりひろげようではありませんか。 T 独占資本家どもの賃金抑制攻撃を打ち砕け! U 政府主導の産業構造大再編と一大リストラ攻撃 V 賃上げ闘争を抑圧する「連合」指導部を許すな W 成果主義的賃金支払い形態の導入に反対する闘い X <大幅一律賃上げ獲得>をめざして闘おう! すべてのたたかう労働者のみなさん! 春闘を破壊し日本経済再生のための政労使協議に埋没する「連合」指導部を弾劾し、これをのりこえて、今二三春闘の戦闘的高揚をかちとろうではありませんか。 (1)われわれは、歴史的インフレのまっただなかでむかえた今春闘においてこそ、大幅な賃上げをたたかいとろうではありませんか。 私たちの<大幅一律賃上げ獲得>のスローガンが、今ほど高く掲げられるべきときはありません。 政府・独占資本家どもは今、「構造的賃上げ」などと言っています。しかし、これは労働者階級をあざむく、ごまかしの言辞でしかありません。プーチンの戦争と米・中激突、そしてグローバリズムの終焉のなかで、日本の政府・支配階級はエネルギー・食糧の危機に見舞われています。しかもDXやGXにおいて決定的な立ち遅れをあらわにしています。この日本独占資本の立ち遅れを打開するために、政府・独占資本家どもは、いわゆる「高スキル人材」を確保することに躍起となっているのです。まさにそのために、「構造的賃上げ」と言っているにすぎないのです。彼らが大多数の労働者にはあくまでも低賃金を強いようとしていることは明らかなのです。 そもそも、政府・資本家どもはこれまでいったいなにをやってきたのか。バブル経済崩壊から約三十年間、資本家どもは労働者の賃金を絶えず引き下げつづけてきたではないか。それだけでは足りず、二〇〇〇年代に入ると、正規雇用労働者を減らして低賃金の非正規雇用労働者や限定正社員を激増させ、賃金総額を徹底的に抑えつづけてきたではないか。さらに、コロナ・パンデミックのもとでは非正規労働者の雇い止め、賃金カット、人員削減を強行してきたではないか。 それだけではありません。自民党政府は、この約十年間、アベノミクス・「異次元の金融緩和策」によって大企業・富裕層を肥え太らせ、その対極において労働者・人民に貧窮を強いてきた。いまや貧富の格差は極限的に拡大している。われわれがつとに暴いてきたように、安倍が言ったトリクルダウン、「企業が儲かればやがて労働者の賃金も上がる」などというのは、文字通りまやかしでしかなかったことは、いまや誰の目にも明らかではないか。 だがみなさん! この許しがたい政府・独占資本家どもにつき従ってきたのは、いったい誰なのだ! ほかでもない「連合」指導部ではないか。この労働貴族どもは今、かつてない物価高騰で労働者が苦しんでいる今も、労働者の賃上げ要求を抑えこんでいるのです。 彼らは、こんにちこの時も、賃金闘争を放棄し、ストライキを構えることも統一闘争を組むことも抑圧して春闘を破壊しています。まさに「連合」指導部は、ネオ産業報国会の頭目としての本性をむきだしにしているのです。 私たちは、このような「連合」指導部の、とる気もまったくない超低率の「指標」を掲げた春闘なるものを、断固としてのりこえていかなければなりません。このわれわれの旗印が、本集会でも大きく掲げられている<大幅一律賃上げ獲得>のスローガンなのです。 私たちが今掲げている<大幅一律賃上げ獲得>のスローガン――それはまず第一に、超低額の要求をおずおずと掲げているにすぎない「連合」など既成指導部による春闘の歪曲をのりこえていくためのわれわれに独自な闘争=組織戦術を集約的にしめすスローガン的形式なのです。 私たちは、このスローガンに集約される闘争=組織戦術をそれぞれの産別・労組・職場において、組合の要求として具体化していかなければなりません。 第二に、このスローガンは同時に、春闘をたたかう労働者が、この闘いをとおして己れを階級としてめざめ、高め、団結していくためのスローガンでもあります。「賃金闘争とは何か」、「賃金とは何か」、「労働者とは何か」をみずからに問うていくためのスローガンなのです。 われわれ賃労働者は資本家によって低賃金を強いられ奴らの労務管理のもとで日々疎外された労働を強いられている存在です。そして、われわれを搾取して利潤を得ているのが資本家どもです。賃金闘争というのはまさに、労働者階級と資本家階級とのぶつかり合いなのです。したがって<大幅一律賃上げ獲得>は、本質的には、われわれ労働者じしんが賃金奴隷からの解放をも自覚しその決意をうちかため、そして労働者階級として団結しつつ、来るべきものをめざして前進していくためのスローガンでもあるのです。 私たちは春闘をたたかうただなかで同時に、<大幅一律賃上げ獲得>のスローガンに秘められたこのような労働者階級としての自覚と団結と闘争にかかわることをめぐっても組合で、職場で論議し前進していこうではありませんか。 そして、私たちは、今春闘の戦闘的高揚とそのただなかでうちかためていく労働者階級の階級的団結とを基礎として、政府・独占資本家階級と一体化して「救国」産報運動をすすめる「連合」そのものをつくりかえることをめざしていきましょう。私たちは、労働組合を労働者階級の団結にふさわしいものへとつくりかえるために、「連合」の脱構築をめざしてたたかいましょう。 (2)みなさん! 独占資本家どもは産業再編・事業再編にともなう解雇・転籍、遠距離の配転、賃下げ、労働強化、非正規雇用・個人請負への切り替えをすすめようとしています。これを後押しするために解雇規制の緩和などをすすめようとしているのが、岸田政権です。私たちは、「失業なき労働移動」とか「公正な移動」とかと称して事業再編にともなう労働者への犠牲強要を受け入れている「連合」指導部を許さず、この一大リストラ解雇攻撃を打ち砕こうではありませんか。 粘り強く組合員と論議をつくり、職場から「労働者に犠牲を転嫁するな! 資本家に勝手なことはさせない!」という声を大きくつくりだし、反撃しましょう。 (3)私たちは賃金闘争と同時に、資本家どもによる生活必需品の値上げや政府による大衆収奪、すなわち公共料金引き上げ・社会保障切り捨て・軍事費大増額のための大増税に反対する闘いを断固としておしすすめよう。 (4)これらの闘いと同時に、不屈にたたかうウクライナの労働者人民と固く連帯し、日本の地でウクライナ反戦闘争の高揚をかちとりましょう。日米軍事同盟の飛躍的強化と日本の軍事強国化、憲法改悪という岸田政権の画歴史的な攻撃をなんとしても打ち砕きましょう。これについては第二基調報告で詳しく報告されます。 (5)私は確信します。六十年前、国鉄戦線をはじめとする諸戦線の先輩労働者たちの闘いを出発点として、先輩方がたたかって創造されてきた組織現実論。これに学び、また仲間の闘いの教訓をわがものとしてうってでよう。そうすれば、私たち労働者階級の闘いは必ず前へ、前へと切り開いていくことができるのです。 産業構造の転換策について資本家と協議する場へと春闘をねじ曲げる「連合」芳野指導部。彼らを許さず、二三春闘の大高揚をかちとるために、ここに集まった、あらゆる戦線でたたかうすべての仲間は団結し、日本労働者階級の最先頭で奮闘しましょう。 すべての職場で二三春闘を力強くたたかいぬこう! ともにたたかおう! |
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核ミサイル大増強に狂奔する金正恩政権 二月十八日夕、北朝鮮の金正恩政権は、平壌近郊からICBM級弾道ミサイルを発射し、北海道渡島大島西方二〇〇`bの日本のEEZ(排他的経済水域)内に着弾させた。高角度で発射し飛距離を抑えたロフテッド軌道で飛行したこの弾道ミサイルは、通常軌道に換算するならば、射程一万四〇〇〇`bを超え米本土を射程内におさめるといわれる。米・日・韓の権力者のみならず労働者・人民を傲然と威嚇し戦争勃発の危機に叩きこむ北朝鮮権力者のこのミサイル発射を、われわれは怒りをこめて弾劾する。〔二十日朝に金正恩政権は、日本海にむけて短距離弾道ミサイル二発を撃ちこんだ。〕 対北朝鮮の準臨戦態勢をとり軍事的圧力を一挙に高めている米・日・韓の権力者に対抗して、中・露の政治的・軍事的バックアップに支えられて核戦力の一大増強に突進しているのが金一族ネポチズム支配体制下の北朝鮮である。 北朝鮮の金正恩政権は、二月八日の「朝鮮人民軍創建七十五年」の軍事パレードに新型ICBMや「戦術核運用部隊」を登場させ、核戦力の強化をおしすすめていることを内外に示した。軍と人民に金一族への忠誠を誓わせるために、正恩の娘を金王朝の「血統」をひく次世代の象徴として軍事パレードのひな壇の中心にたたせるという演出をほどこしながら、米韓に対抗して核ミサイル開発へと突進していることを誇示してみせたのだ。 いまロシアのウクライナ侵略と中国の台湾併呑の策動を契機にして米―中・露の対立がますます激化している。このただなかで、中・露を後ろ楯とする金正恩政権は、みずからの支配体制の生き残りをかけて、「核保有国」として北朝鮮をおしだすことに躍起となっている。そのために「戦術核」の増産・配備を号令し新たな核ミサイル開発に突進しているのだ。 以下 見出し 「戦術核大増産」とICBM開発への突進 「核先制使用」の呼号 プーチン・ロシアによる全面的バックアップ 北朝鮮による日本海への弾道ミサイル発射弾劾! |
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