第2710号(2022年3月21日)の内容
<1面>
ロシア軍のキエフ総攻撃を許すな
全世界人民はウクライナ人民と連帯してたたかおう!
<2〜3面>
全国でウクライナ反戦に決起
3・5
わが同盟が新宿駅頭で大情宣
渋谷「ウクライナ支援パレード」
渋谷労・学・市民が怒りのデモ
3・6札幌 労学が反戦統一行動
3・4名古屋 労学が侵略弾劾に起つ
3・4那覇 県学連が国際通りをデモ
沖縄・金沢でウクライナ反戦の炎
<4面>
郵政春闘の戦闘的爆発を!
<5面>
トヨタ労組「22春闘方針」批判
Topics 権力者の外交努力に期待する「連合」「全労連」指導部
<6面>
「一帯一路の光と影」をみて
◆スターリンの末裔≠フ暴虐を許すな
週間日誌は6面に掲載
「解放」最新号
ロシア軍のキエフ総攻撃を許すな 全世界人民はウクライナ人民と連帯してたたかおう! プーチンによる首都無差別攻撃を阻止せよ!
開戦後早々にキエフを占領し傀儡政権を樹立するというプーチンの当初の目論見は、ウクライナ人民の勇猛果敢なレジスタンスによって完全に打ち砕かれた。逆上したプーチンは、ウクライナの軍事拠点を集中的に破壊するという当初の作戦を転換し、人民を恐怖のどん底に叩きこむためにアパートや学校や病院などを情け容赦なく破壊する都市焦土作戦≠フ強行をロシア軍に命じたのだ。 見よ、ウクライナ第二の都市ハリコフと東部の港町マリウポリを。首都キエフで徹底抗戦の旗を掲げるゼレンスキー政権を屈服させることを狙ってプーチン政権は、この二つの街にたいする見せしめ的な無差別攻撃を命じたのだ。ロシア軍はハリコフの市庁舎や高層アパートなどのいたるところにミサイルと爆弾をぶちこみ、人民を殺戮し市街地を廃墟と化した。マリウポリを包囲したロシア軍は、水・食料・電気・ガスの供給を断って人民に極寒のなかでの餓死を強制している。三月の半ばまでにマリウポリだけで二千数百人もの人民を殺害したのだ。 ロシア軍はこの街の小児・産科病院を狙い撃ちし、「過激派の拠点を攻撃した」などと開き直った。負傷者や病人の治療を不可能にすればウクライナ人民の闘志を挫くことができるなどと思いこんだプーチンは、各地の病院を真っ先に破壊せよと命令しているのだ。 プーチンは、あらゆる手口を使ってウクライナ人民のレジスタンスを圧殺せよとロシア軍に号令している。脅迫と拷問と殺人を日常茶飯事にしてきたソ連KGBの冷酷なやり口を身につけ、大ロシア主義の熱狂にとりつかれたプーチンとごく一握りの側近ども(シロビキ)は、まさにスターリニストの末裔としての残忍さを剥きだしにしてウクライナ人民に襲いかかっているのである。 こうした攻撃を目の当たりにしたウクライナ人民は、ますますプーチン政権への怒りを倍加させている。彼らはいまこのときも「祖国を守れ」を合い言葉にして、各地でロシア軍を撃退するゲリラ攻撃を敢行しているのだ。草原や農村の家屋に身を潜めたウクライナ軍兵士は、携行式の対戦車ミサイルや対空ミサイル、ドローンなどを駆使してロシア軍の戦車を次々と破壊しヘリを撃墜している。ウクライナ軍と民兵組織「領土防衛隊」には成年男女が陸続と志願している。キエフ・ハリコフ・オデッサなどでは、軍と「領土防衛隊」と街に残った住民たちが、バリケードを築き、小銃や火炎瓶を準備している。 ウクライナ人民の不屈のレジスタンスによって、ロシア軍は万余の死者をだした。戦意を喪失する者・ウクライナ人民に説得されて撤退する者・逃亡したり命令を拒否したりする者が続出している。こうした兵士たちを「敵前逃亡罪」をふりかざして強権的に締めつけるだけでなく、前線では命令を拒否した兵士を射殺しているのがロシア軍の上層部だ。 ウクライナ人民の強靱な抵抗のまえに動揺するロシア兵では戦えないと見たプーチン政権は、新たな侵略部隊を国外からかき集めている。国防相ショイグが「中東から一万六〇〇〇人が義勇兵に応募した」と語った。シリアで残虐な人民殺害に手を染めてきたアサド政権の傭兵部隊をキエフ総攻撃に動員しようとしているのだ。 警戒せよ! キエフの建物内や地下壕に立てこもるウクライナ軍・人民を一挙に殺害するためにこの政権は、化学兵器による攻撃をたくらんでいる。プーチンはロシアの国連大使に「キエフ政府がアメリカとともに生物兵器を開発している」などと叫ばせた。ウクライナへの軍事侵略を正当化するために「ウクライナ政府の大量破壊兵器疑惑」をでっちあげたのだ。そして「ウクライナ軍の仕業」とみせかけて生物化学兵器による攻撃をみずから強行することを狙っているにちがいない。シリア内戦に介入したロシア軍が塩素ガス攻撃をくりかえしたことを想起せよ! プーチン政権は、キエフ総攻撃のために兵士を入れ替え、生物化学攻撃をも準備している。残虐な手口の限りをつくせばウクライナ人民の民族的闘志そのものをへし折ることができるなどと、愚かにも思いこんでいるプーチンは、都市をまるごと廃虚と化すような無差別攻撃をたくらんでいるのだ。 プーチン政権による無差別攻撃・人民大殺戮を許すな! 屈服を強制するための「停戦交渉」 プーチン政権は、ウクライナ政府との「停戦交渉」に応じると称してウクライナ政府に無条件降伏を迫っている。ウクライナ人民の頭上に爆弾やミサイルを雨あられと撃ちこみながら、「停戦条件」と称して「中立化・非軍事化」すなわち全面的武装解除をウクライナ政府に突きつけているのだ。ウクライナ政府に「NO」と言わせ、それを口実にしてさらに無差別攻撃をエスカレートしているのだ。 ベラルーシ領内でのウクライナ政府との交渉においてプーチン政権は、「ロシア軍は民間人を保護する」などとうそぶきながら、キエフをはじめとする六都市に、なんと避難先をロシア領内に指定した「人道回廊」なるものを設置するとほざいた。 プーチン政権はこの提案をウクライナ政府に拒否させ、もって「キエフ政府は住民を人間の盾にしている」などと強弁して住宅地や病院や学校への攻撃をロシア軍に命じている。しかも「人道回廊」として指定した経路に配置したロシア軍に、避難しようとする人民を攻撃させているのだ。 「ウクライナはもともとロシアの不可分の一部だ」「ロシアとウクライナは同一民族だ」とプーチンはくりかえしほざいている。この男はウクライナ民族の存在そのものを否定し、すべてロシア民族だと強弁しているのだ。大ロシア主義にもとづいてロシア人への同化を強制し、ウクライナ民族としての誇りを抱く人民を根絶やしにしようとしているのが、二十一世紀のヒトラー<vーチンにほかならない。 ロシア侵略軍をレジスタンスで撃破せよ! 口先では「専制主義との民主主義の戦い」などと喚いてきたアメリカ・バイデン政権や英・仏・独の帝国主義諸国権力者どもは、今ヒトラー=プーチンの核恫喝に真っ青になり、ウクライナ大統領ゼレンスキーの「ロシアの空爆を止めてくれ」という要求を拒絶した。そのなかでウクライナの労働者人民は、全世界の労働者人民の熱い連帯に支えられながらたたかっている。 たたかうウクライナ人民は、「スターリンのロシア」とたたかってきた自国人民の歴史を噛みしめ、その怒りを胸に、いま決死のレジスタンスを敢行している。スターリンは、「分離の後の連邦制」というレーニン的原則を踏みにじって「ウクライナのロシア化」政策を強行し、数百万のウクライナ人民を虐殺し餓死に追いやった。それは、スターリン主義(「一国社会主義」を根幹とするそれ)という偽のマルクス・レーニン主義の犯罪にほかならない。このようなスターリンの民族政策をさえ「ウクライナを甘やかした」とうそぶきながら、ウクライナという国と民族をこの地上から消滅≠ウせることに狂奔しているのが、大ロシア主義者プーチンなのだ。 いまこそウクライナの労働者人民は、ロシア革命と連帯して勝ちとられたウクライナ・ソビエト革命の精神を甦らせ、プーチンとその軍隊の侵略をレジスタンスで撃破せよ! プロレタリア国際主義にのっとり、プーチンの圧制下でたたかうロシア人民と連帯してたたかおう! プーチンのFSB強権型支配体制を打倒せよ! ロシア軍の残忍な攻撃の実態を、そしてウクライナ人民のレジスタンスに撃退されているロシア軍の惨めな姿を、プーチンは国内で徹底的に隠蔽している。この政権は、ウクライナ侵略を正当化するためにでっちあげた虚構――「東部住民をネオナチ政府から守る特別な軍事作戦」という嘘――を、報道機関をつうじてロシア人民に強引に押しつけている。プーチンとシロビキは、国家諸機関や報道機関の担い手を銃口を突きつけて圧服している。FSB強権型支配体制の国家暴力によって、人民の反逆を徹底的に抑えこもうとしているのだ。 だが、ロシア国営テレビのディレクターは、ニュース番組放映中に、プラカードを掲げて「NO WAR」「プロパガンダを信じるな」とロシア人民に訴えた。いまロシア全土において、凶暴な弾圧に抗して「プーチンの戦争」に反対する闘いが一挙に燃えあがっている。 今ヒトラー=プーチンは、いまや断末魔のときを迎えている! われわれはロシアの労働者人民に呼びかける。「ロシア人の防衛」という偽旗のもとにウクライナの同胞・兄弟たちを血の海に沈めているプーチンに断固として反旗を翻し、いまこそ自国政府打倒の闘争に起ちあがれ! ロシア軍兵士たちよ、その銃口をウクライナの兄弟たちに向けるな! その銃口をクレムリンにこそ向けよ! 君たちをウクライナ人民殺戮のために前線に送りこんだ戦争狂のプーチンを打ち倒せ! プーチンの侵略戦争によってロシア経済は破局に転落し、いまや労働者人民はソ連邦崩壊後と同様の地獄に突き落とされている。 ロシアの労働者階級・人民は、いまこそ<反戦=反プーチン>の闘争を断固として組織せよ! プーチン=シロビキを頂点にしたFSB強権型支配体制を打ち倒せ!「侵略を内乱へ」と呼びかけたレーニンの革命的精神を二十一世紀ロシアに甦らせよ! 労働者・学生はウクライナ反戦闘争に起て! われわれはたたかうウクライナ人民と連帯して、日本の地において<ロシアのウクライナ侵略弾劾>の闘いを断固として推進しなければならない。労学両戦線において既成指導部の闘争放棄を弾劾し、ウクライナ反戦闘争を強力に推進しよう! すべての日本の労働者・学生は、ウクライナ反戦闘争に決起せよ! ロシアのウクライナ侵略を利用して日本の核武装を叫ぶ自民党タカ派などの蠢きを粉砕せよ。 日共・不破=志位指導部は、ロシア政府と米・欧・中国の政府とによる「国連憲章にもとづく外交交渉」を要求している。だが「戦争反対」の声を権力者の外交への期待に収斂することほど犯罪的なことはない。われわれは「外交的解決」を権力者に要求する日共中央指導下の反対運動をのりこえ、レジスタンスを戦うウクライナ人民と、凶暴な弾圧に抗して<反戦=反プーチン>の闘いに決起するロシアの人民と固く連帯し、プロレタリア・インターナショナリズムに立脚して、革命的反戦闘争の嵐を巻きおこすのでなければならない。 ロシア軍によるキエフ総攻撃を絶対に許すな! 今こそわが反スターリン主義革命的左翼の真価を発揮してウクライナ反戦闘争の嵐を日本の地から巻きおこそう! すべての労働者・学生・人民は、わが同盟とともに奮闘せよ! (三月十五日) |
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全国でウクライナ反戦闘争に決起 | ||
3・5 「ロシアのウクライナ軍事侵略弾劾!」 わが同盟が新宿駅頭で大情宣
轟く熱烈なアジテーション『解放』号外に圧倒的共感 土曜日夕方の午後四時、若者らで賑わうJR新宿駅の東南口広場に闘いの鬨(とき)の声が轟いた。「ロシアのウクライナ軍事侵略弾劾! ロシア人民はプーチン政権を打倒せよ! レジスタンスをたたかうウクライナ人民と連帯して全世界から反戦の闘いをまきおこせ!」――宣伝カーの上からわが同盟代表、全学連委員長、反戦青年委代表、マル学同の同志らが次々と闘いの檄を飛ばす。わが同盟の情宣隊は「ロシアのウクライナ軍事侵略弾劾! 全世界の人民は反戦闘争に起て!」の朱見出しが躍る『解放』号外と、その英語版およびロシア語版(『解放』第二七〇九号第七、八面に掲載)とを広場の各所で大量に配布する。通りかかった労働者・人民は、アジテーションに聞き入り、われ先にと号外を受け取り食い入るように読んでいる。 わが同志たちは怒りをたぎらせて訴えた。――プーチンのウクライナ侵略・人民大虐殺こそは、ウクライナを属国化せんとする大ロシア主義≠むきだしにしたものだ。しかもプーチンは「核兵器使用」の準備を軍に命じるとともに、四日には欧州最大のザポリージャ原発を、防衛に起ちあがった地元住民を戦車隊で蹴散らし砲弾を浴びせて制圧させた。旧ソ連諜報機関=KGBの中佐出身であるプーチンは、まさにスターリニストの末裔としての反人民性をむきだしにしているのだ、と。絶対に許すな! ウクライナの労働者・人民は、侵略者どもへの怒りに燃えて、老いも若きも・男も女も銃を手にとり、火炎ビンをみずから製造しこれを武器にして勇猛果敢にロシア軍に立ち向かっている。口先では「ウクライナ支援」を語る米・欧・NATOの権力者どもは、ロシア軍の空爆を止めるためにゼレンスキーが発した「ウクライナ上空を飛行禁止空域に」という必死の訴えを冷淡に拒否した。まさに国家エゴイズムをむきだしにしたのだ。 わが同志は、渾身の力を込めてウクライナ人民に呼びかける。プーチンの凶暴な軍事侵略を打ち砕くために、ロシア軍にたいするレジスタンスをたたかいぬけ! ロシアの人民にプーチン政権打倒に起ちあがることを呼びかけ、帝国主義諸国の労働者・人民と連帯してたたかおう、と。 そしてプーチンの凶暴な弾圧をはねのけて「戦争反対」に起ちあがったロシア人民に訴える。今こそレジスタンスに決起しているウクライナ人民と連帯してプーチン政権打倒の闘いに起て! そしてわが同志は新宿駅頭に集まった労働者・学生・人民に訴える。「勇猛果敢にレジスタンスをたたかうウクライナ人民と連帯し、この日本の地からウクライナ侵略弾劾の反戦闘争をまきおこし、その全世界への波及をめざしてたたかおう!」――広場を行き交う人びとは次々と立ち止まって耳を凝らし、同志たちの火を吐くようなアジテーションに魂を揺さぶられ・怒りを燃えたたせる。新宿駅頭は<プーチンのウクライナ侵略弾劾!>一色に塗り変えられたのだ。 いまこそ<反スターリン主義>の闘いを! 発言にたった同志の一人は、この日の昼、渋谷でおこなわれた「ウクライナ支援パレード」におけるとりくみについて報告した。在日ウクライナ人を中心にロシア人やヨーロッパ諸国の人びと・そしてこれと連帯する日本の労働者・学生・人民とともに、たたかう学生たちはこのパレードに参加し、「ウクライナ侵略弾劾!」の雄叫びを断固としてあげた。そしてパレード終了後には、わが同盟の情宣隊がロシア語版の『解放』号外を大量に配布し連帯を呼びかけたのだ。 わが同志は誇らかに訴える――われわれは、スターリンとスターリン主義者どもの罪業が深く刻まれたウクライナやロシアの地からやってきた人民にたいして、まさに反スターリン主義の革命的コミュニストとして、スターリニストの末裔=プーチンによるウクライナ侵略を打ち砕くためにともに起ちあがろうと呼びかけ、熱い連帯をつくりだしてきた。「ロシアのウクライナ侵略弾劾! スターリニストの末裔=プーチン政権を打倒せよ!」のわがアピールは、プーチンの侵略に憤り故郷の家族や同胞を思いやる在日ウクライナ人らの胸に染みとおるとともに、今まさにロシアの侵略軍にたいして不屈のレジスタンスをたたかっているウクライナ人民に、そしてプーチンの圧制に抗したたかうロシア人民のもとにも届けられるにちがいない。彼ら旧ソ連圏の労働者・人民がみずからの解放をかちとるその闘いの旗印は<反帝国主義・反スターリン主義>いがいにありえないのだ。すべての労働者・人民はわが革共同とともに起て!と。――アジテーションに聞き入っていた多くの労働者・人民が、今こそ<反スターリン主義>の闘いが決定的に問われているのだ、というわが同盟の訴えをしっかりと受けとめたのだ。 さらに同志は訴える。このウクライナ侵略のまっただなかで、それを口実として「核シェアリング」の名において「日本核武装」に一気に踏みだそうとしている安倍ら日本のタカ派政治エリートどもを絶対に許すな、と。他方、日共の不破=志位指導部は、ただただ「ロシアの侵攻は国連憲章違反だ」とつぶやき、国連総会などでの事務総長グテーレスやドイツ外相ベーアボックら各国権力者の「ロシアの侵攻反対」の発言をもちあげ宣伝しているだけだ。この期におよんでも「国連憲章にもとづく平和」の幻想を撒き散らし労働者・人民を武装解除しているのがこの転向スターリニストどもなのだ。 「既成指導部の腐敗した対応を弾劾し、全国津々浦々から『ウクライナ侵略弾劾! プーチン政権を打ち倒せ!』の闘いをまきおこそう!」――午後六時、日も暮れた新宿駅頭で投光器に照らしだされた宣伝カーの上から呼びかけるわが同志に、集まった労働者・学生・人民は熱い共感を込めて拍手で応えたのだ。 たたかう労働者・学生はここを新たな出発点に、ウクライナ反戦の闘いを大きく創造するためにいま各職場・学園・地域で奮闘しているのだ。 |
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ウクライナ人民・ロシア人民と連帯し学生が奮闘 3・5渋谷「ウクライナ支援パレード」 |
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三月五日、東京・渋谷において、「ウクライナ支援パレード」がおこなわれた。このパレードには、日本に在住する多くのウクライナやロシアの人民、欧米をはじめとする世界各国の人民、そして日本の労働者・人民など、総勢四〇〇〇名が結集した。早稲田大学・国学院大学などのたたかう学生たちも「ロシアのウクライナ侵略弾劾!」を掲げて闘いに起ちあがった。 こうしてたたかう学生たちは、在日のウクライナやロシアの人民との連帯をつくりだしながら、二時間にわたるデモを戦闘的にたたかいぬいたのである。 デモ終了後、わが同盟の情宣隊は、表参道駅や宮益坂上交差点付近において、帰途につく人民にたいして、日本語・英語・ロシア語で発行した三種類の『解放』号外を配布した。この日のデモに決起した労働者人民に、ウクライナ人民と連帯してロシアのウクライナ侵略に反対する反戦闘争をさらに強力に推進すべきことを呼びかけるとともに、ロシア人民にたいしてプーチン政権打倒を熱烈に呼びかけたのだ。 |
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労・学・市民800が怒りのデモ 3・5渋谷 |
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三月五日、代々木公園において、「ロシアはウクライナの侵攻をやめろ! 原発を攻撃するな! 緊急集会」が八〇〇名の労働者・学生・市民の結集のもとに開催された(主催・さようなら原発一〇〇〇万人アクション実行委員会)。 早稲田大学・国学院大学などの首都圏のたたかう学生たちは、「ロシアのウクライナ軍事侵略弾劾! ロシアの労働者人民はプーチン政権を打倒せよ!」と大書された横断幕とともに、「No to aggression in Ukraine!」と書かれた幟旗や、ロシア語・英語のスローガンが書かれたプラカードを掲げて、集会に戦闘的息吹を吹きこんでいった。 |
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3・6札幌 「プーチン政権を打倒せよ!」 北海道の労・学が統一行動
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闘う労学が侵略弾劾の雄叫び 3・4名古屋
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県学連 国際通りデモに起つ 3・4那覇
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沖縄・金沢でウクライナ反戦の炎
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郵政春闘の戦闘的爆発を! JP労組本部の賃上げ要求の放棄を許さずたたかおう 郵政経営陣は、一時金の切り下げ、七年連続のベアゼロなど郵政労働者にかつてない賃金抑制とデジタル化推進を柱とするリストラ・合理化攻撃にうってでている。 これにたいしてJP労組本部は、先の中央委員会(二月九日)で、一時金にかんしてグループ統一で交渉し膠着状態となった場合には会社別交渉に入る、月例賃金にかんしては一般職と地域基幹職の初任賃金に「充当」する、などの方針を決定した。この方針は、一時金の切り下げの受け入れ・郵政労働者全体の賃上げ要求を完全に放棄するものでしかない。 いま、生活必需品の高騰によって実質賃金が切り下げられ、生活苦にたたきこまれている郵政労働者に、さらなる賃金・労働条件切り下げ攻撃がかけられている。いまこそ、大幅で一律の賃上げが必要なのだ。 郵政のたたかう労働者は、「事業危機」を煽り、賃上げを放棄するばかりか、春闘を「事業構造改革のための労使協議」へ歪曲する本部を弾劾し、二二春闘の戦闘的高揚のために一致団結してたたかおう。そして同時に、ロシアのウクライナ軍事侵略弾劾! 世界大戦の危機を突き破る反戦闘争に起ち上がろう。 以下見出し T 賃金抑制に狂奔する郵政経営陣と呼応する本部 U 賃上げ要求の放棄 休暇制度大改悪の受け入れ V 本部の「事業ビジョン」の反労働者性 W 職場生産点から春闘の戦闘的爆発をかちとろう |
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「脱炭素」下での企業生き残りへの挺身 トヨタ労組「二二春闘方針」批判 トヨタ自動車の社長・豊田章男は、金属労協が指定した集中回答日の一週間前(三月九日)におこなわれた第三回労使協議会において、「賃金・一時金」について「(労組の)要求通り」とする回答をおこない、「春の労使協議会の終了」を宣言した(予定されていた三月十六日の第四回は中止)。 何が「満額回答」だ。労組指導部の要求じたいが、経営陣との腹合わせのもとに作成した要求、すなわち「賃金改善分」も平均賃上げ額も示さず、「職種・職能資格」ごとに考課が低い労働者には賃上げゼロを強いるような、賃上げ要求を自制した「賃金要求」にすぎないではないか。 しかも社長・豊田は、労組が要求の第一に「(労使の)話し合い」を掲げたことを賞賛し、「この三回の話し合いは、従来の『労使協議』から抜け出し、全員参加の『経営会議』のようになってきた」などと言い放った。この輩は、労使協議において賃金や労働条件をめぐってではなく、もっぱら「カーボンニュートラル」と「デジタル化」をめぐる論議に終始したことを誇ったのだ。ふざけるな! そもそも今年の「春の労使協議会」は、「第一回」(二月二十二日)に出席した社長みずからが「会社と組合の間に認識の相違はない」などと述べて、あらかじめ満額回答≠キる意向を示すかたちではじまった。賃金交渉をいっさいおこなうことなく、初回の「協議」において経営陣が満額回答≠キることはこれまでにない事態である。これは、労使の腹合わせによるものであることは疑いない。 春闘≠ノおいては賃金交渉ではなく企業の生き残りを賭けた「労使協議」をこそ徹底しておこなうのであるということを、トヨタをはじめ傘下の下請け企業、そして日本の諸企業に向けてトヨタ経営陣とトヨタ労働貴族どもが共同して発信したのだ。 賃金交渉もなく早々に回答を出すなど、これほど労働者をバカにしたことがあるか。労働者の団結を基礎にした賃金闘争を真っ向から否定した、独占資本の下僕=トヨタ労働貴族を弾劾せよ!(三月十日) 以下見出し 「EVシフト」加速下のトヨタ22春闘 「脱炭素・デジタル化・全員活躍」の呼号 「職種・職能資格ごとの賃金要求」の反労働者性 春闘を破壊したトヨタ労働貴族を弾劾せよ! |
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