第2694号(2021年11月15日)の内容

<1〜2面>
岸田政権の改憲攻撃を阻止せよ
 ネオファシズム政権の翼賛部隊と化した「連合」指導部弾劾!
国会前 改憲反対集会 11・3
国際反戦デー沖縄集会 10・21
鹿大学内集会かちとる 10・29
<4面>
沖縄 精神病院の新型コロナ大量感染死はなぜ発生したか
◎『はじめての防衛白書』
<5面>
リストラ・解雇反対の闘いを放棄する全印総連指導部
Topics 政府の「経済再生」策への挺身を誓った「連合」芳野
<6面>
1928年の中野・蔵原論争「芸術大衆化論争」について
<3面>
万華鏡2021――情勢の断層を読む
◆核融合炉開発の危険
◆ホンジュラスに触手
◆JADC2の運用開始
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

 「解放」最新号   




























  


岸田政権の改憲攻撃を阻止せよ

ネオファシズム政権の翼賛部隊と化した「連合」指導部弾劾!


 先の総選挙において「絶対安定多数」を奪いとった岸田自民党政権は、「改憲推進」勢力が維新・国民を含めて衆議院の四分の三を超えたことに勇みたち、カサにかかって憲法改悪に突進しはじめた。首相・岸田は選挙直後の記者会見で、「党是である憲法改正にむけ精力的にとりくむ」、「与野党の枠を超えて発議に必要な三分の二の賛成を得られるよう議論を深めていく」と傲然と宣言した。そして同時にこの政権は、中・露艦隊の日本一周&囲行動や中国の極超音速ミサイル発射、北朝鮮のミサイル発射などを口実にして、敵基地先制攻撃体制の構築や軍事費二倍増などの大軍拡を一気に進めようとしている。
 「国民の信託を得た」などと叫びながらネオ・ファシスト政権が総攻撃を開始したいま、たたかう労働者・学生・人民は、選挙惨敗にうちひしがれる既成野党の腐敗をのりこえ、ただちに反撃を開始するのでなければならない。
 「自由と民主主義の政権か共産主義が入った政権かの体制選択選挙だ」という自民党のファシスト的キャンペーン、これにたいして「限定的な閣外協力だから心配ない」などという弁明に明け暮れ無惨に敗北したのが、日本共産党・志位指導部だ。このみずから招いた敗北に「野党共闘は始まったばかりだ」と強弁し、立憲民主党との「共闘」を護持するために政策のさらなる右翼的緻密化に腐心している日共指導部の犯罪性は明らかだ。
 この立・共共闘の敗北≠ノほくそ笑んでいるのが、「連合」芳野指導部だ。「連合」を牛耳る民間大労組の労働貴族どもは、共産と連携する立民≠ノたいする支持を拒否したうえで、多くの選挙区で自民党を実質的に応援した。会長・芳野は、「どの政党でも是々非々で良い」と言い放った。岸田自民党政権を支える労働運動≠ヨの道を公然と踏みだしたのだ。そもそも岸田のつくった「新しい資本主義実現会議」に会長を正式メンバーとして送りこんだ「連合」指導部は、岸田政権の諸政策を協議・立案する機構・システムのなかに完全に抱えこまれた。まさにいま、日本労働者階級は決定的な岐路に立たされているのだ!
 すべての労働者・学生・人民にわれわれは訴える。
 自民党政権に抱きついた「連合」指導部を弾劾せよ! 日共をはじめとする既成指導部の腐敗をのりこえ、いまこそ岸田政権による憲法改悪と大軍拡と人民への貧窮強制をはねかえす闘いを、すべての力を結集して創造しよう! 日本型ネオ・ファシズム政権をうち倒すためのたたかう陣形をただちにつくりだせ!

「対案」対置に終始した立民・日共の惨敗

 新型コロナ感染拡大へのデタラメきわまりない対応で人民の怒りを浴びてきた自民党は、にもかかわらず、この総選挙において、――議席を十五減らしたものの――単独で「絶対安定多数」の二六一議席を獲得した。それはひとえに、自民党政権のネオ・ファシスト的本質を暴きだすこともできずに、もっぱら「政権担当能力」なるものを空叫びしていた立民・日共の犯罪的な対応に助けられての勝利≠ノほかならない。このゆえにまた、自民党にたいする人民の不満は、「改革」を掲げた真正ネオ・ファシスト党たる維新に掠(かす)めとられたのだ。
 中国や北朝鮮の人民弾圧や軍事的威嚇行動、これを最大限に利用した自民党の「自由民主主義か共産主義かの体制選択選挙」というキャンペーンにたいして、立民・日共は防戦一方の対応に終始した。自民党の唱える「自由と民主主義」なるものがネオ・ファシズム的強権政治いがいの何ものでもないことを暴きだすこともせずに、「限定的な閣外協力」であって「共産党は政権には加わらない」とか、「『敵の出方論』を護持しているというのは事実無根だ」とかと、「自分たちは危険な政党ではありません」といった惨めきわまりない弁解をくりかえしたのが、日本共産党指導部なのだ。
 しかもこの日共がすがりつく立憲民主党は、みずからの「政権担当能力」なるものをアピールするために、自民党とほとんど違わない政策を「対案」としておしだしたにすぎなかった。
 経済政策では、「成長と分配の好循環」という欺瞞的スローガンを掲げた岸田にたいして、独占資本と富裕層への富の一極集中の根源をえぐろうともせずに「分配なくして成長なし」を対置したにすぎない。岸田の掲げる「分厚い中間層の再構築」なるものにたいしても、「一億総中流社会の復活」などという大同小異のスローガンを、「コロナ不況」の犠牲を集中的に転嫁されて貧窮の底に突き落とされている労働者・人民の現実からまったく隔絶したそれを掲げたのが、枝野の立民であった。
 外交・安保政策をめぐっても、日米安保同盟の「グローバルパートナーシップ」にもとづく強化を叫び、「敵基地攻撃能力の保有」、「AI・極超音速などのゲームチェンジャー技術の開発」、「国防予算の対GDP比二%超への倍増」などを並べたてた自民党にたいして、それをまったく批判しようともせずに、ただただ「日米同盟を基軸とする現実的な外交・安保政策」なるものを対置したのが立民であった。彼らは、「敵基地攻撃能力保有」についても「慎重な検討」なるものを主張したのだ。そしてこの立民との共闘を維持するために「安保廃棄」をいっさい封印したのが、日共・志位指導部なのだ。
 まさにこれらのゆえに、自民党政権にたいする怒りと憤懣を積もらせてきた人民から、立民・日共は見放されたのである。
 今回の総選挙こそは、強権と汚濁まみれの自民党政権にたいする労働者・人民の怒りの鬱積にもかかわらず、その怒りとはまったく無縁な地平で「現実的対案」なるものを対置することに終始した立民・日共の無能と腐敗をこそ、赤裸々に浮かびあがらせたのだ。このような既成指導部の腐敗を果敢に暴きだし、それをのりこえて「ネオ・ファシズム的反動化反対」の闘いを唯一果敢に創造しているのは、わが革マル派と革命的な労働者・学生だけなのだ。

自民党政権を支える「連合」指導部を許すな!

 今回の総選挙において「連合」指導部と民間大単産の労働貴族は、自民党の「過半数維持」のために陰に陽に協力した。これこそは、七百万余の組合員をネオ・ファシズム政権の翼賛部隊として売りわたす歴史的大犯罪にほかならない。
 「連合」会長・芳野は、選挙の結果をとらえて、「〔立民の日共との共闘によって〕連合組合員の票が行き場を失った」と立・共共闘≠改めて非難し、枝野を「連合」本部に呼びつけて「しっかり総括せよ」と引責辞任≠迫った。枝野・福山(幹事長)が辞任を発表するや、「連合の政治方針に理解いただける方にやってほしい」などとほざき、「共産との野党共闘」路線からの転換をゴリゴリと迫っているのだ。
 それだけではない。芳野は、十一月四日の記者会見(日本記者クラブ)において、「自民党と協力するのか」と記者から聞かれて、「連合の対応の仕方も考える時期にきている」と答え、公然と政党支持の再検討≠表明した。
 さらに芳野指導部は、国民民主党・玉木にたいしては立民との違いを明確にするように促した。これをうけて玉木は、国会内野党共闘=「野党国対」からの離脱を発表し、今選挙で議席を拡大した維新との共闘≠追求しはじめた。
 そもそも今選挙の全過程をつうじて、「連合」芳野指導部と・それを支えるJCメタルや旧同盟系などの民間大単産の労働貴族は、日共の支援をうけた立民候補への支援を一貫して拒否し、特定の選挙区では自民・公明の与党候補を応援しさえした。その象徴が、十八年間にもわたって組織内候補を選挙区で勝利させてきた全トヨタ労連(自動車総連)が愛知十一区において前職の候補者を直前で引き下ろし、自民の不戦勝≠演出したことである。このトヨタ労働貴族の犯罪的立ちふるまいに象徴されるように、自動車総連、電機連合、基幹労連、電力総連、UAゼンセンなどの右派労働貴族が牛耳る大単産・および大企業労組の指導部は、ことごとく、選挙区での立民候補(日共の支援をうけてのそれ)への組織的支援を拒否し、「産業政策や原発政策が近い」と称して与党系候補への応援に切り替えたのだ。
 このことは、「連合」新会長となった芳野が、十月末に、岸田政権の最高レベルの政府会議たる「新しい資本主義実現会議」に正式に参加したことを結節点とする。この会議への参加によって「連合」指導部は、首相・NSC(国家安全保障会議)が策定した政策を「労働者代表」の名において追認し、その実行=貫徹に協力するという「責務」をみずから引き受けたのである。この事態こそは、首相・岸田とNSCを頂点とする専制的支配体制――日本型ネオ・ファシズム支配体制の今日的姿態としてのそれ――の機構とシステムのなかに、ナショナルセンターとしての「連合」の指導部ががっちりと組みこまれたことを意味する。まさに「連合」指導部はいま、岸田を首班とする日本型ネオ・ファシズム政権に協力し奉仕する労働運動への道を公然と選択し、そのアクセルを踏みこんでいるのだ。
 自民党政権を支える労働運動≠ヨの道を突き進む「連合」芳野指導部を弾劾せよ! いまこそ、ネオ産業報国会としての本性を露わにした「連合」の脱構築のために奮闘しよう!

(以下、見出し)

「新しい資本主義」の名による犠牲強制をはね返せ!

改憲と大軍拡への突進を阻止せよ!


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改憲と大軍拡を打ち砕け!

11・3 労・学・市民が国会前集会


 

「日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化に反対しよう!」闘う学生が
岸田自民党政権への総反撃を「11・3憲法大行動」に結集した2000人
の労働者・市民に熱烈に呼びかけた(国会正門前)

 総選挙直後の十一月三日、国会正門前において「11・3憲法大行動」(総がかり行動実行委員会・9条改憲NO! 全国市民アクション主催)が開催された。衆院選において岸田自民党が「絶対安定多数」を手にし、公明および議席を四倍増した維新を合わせて改憲発議に必要な衆院三分の二議席を制圧した。岸田政権・自民党が、「国民の信任を得た」などとほざきながら憲法改悪と一大軍拡に突き進もうとしていたこの緊迫した局面で、二〇〇〇名の労働者・学生・市民が「大行動」に参加した。
 総選挙での立憲民主党・日共の惨敗=「野党共闘」の破産をつきつけられたにもかかわらず、日共中央は――立民に抱きつき「反安保」も「反ファシズム」も投げ捨ててきたことへの一片の反省もなく――「立民の代表が誰になろうとも共闘を発展させていく」(書記局長・小池)などとほざき、次は参院選だ≠ニ下部党員・活動家を駆りたてている。
 わが同盟は、この日共中央の腐敗を怒りをこめて弾劾し、岸田政権の反動攻撃にたいする総反撃の闘いの創造を参加者に高らかに呼びかけた。そして早稲田大学をはじめとする「首都圏学生ネット」のたたかう学生たちは、戦闘的・革命的労働者たちと連帯し、集会の戦闘的高揚のために反安保・反ファシズムの旗高く奮闘したのだ。

<反ファシズム>の闘いに起て――わが同盟が檄

 わが同盟の情宣隊は、国会前に結集してくる労働者・学生・市民にたいして、「日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化に反撃せよ!」と呼びかけるビラをくまなく配布した。労働者・市民が「本当にこれからどうたたかえばよいのか」「あなたたちは選挙に出ないのか」と、情宣を担う同志に次々に声をかけてくる。集会開会を前に座りこんで食い入るようにビラを読む者もいる。
 わが同盟の情宣隊は、既成指導部の度し難い腐敗ゆえに、岸田自民党の「絶対安定多数」獲得、改憲ファシスト連合の衆院三分の二議席制圧という事態がもたらされたという日本階級闘争の重大な局面において、いかにたたかうべきか≠自問しつつ結集してきた人民に断固として訴えた――自民党と大同小異の政策宣伝に終始した立民・日共指導部、そして自民党の過半数維持に加担した「連合」労働貴族を怒りをこめて弾劾せよ! この選挙をつうじて日本型ネオ・ファシズム支配体制のさらなる強化がもたらされたことを自覚し、いまただちに岸田政権による改憲・大軍拡の攻撃を打ち砕く闘いに起ちあがれ、と。日本プロレタリアートの進むべき道を鮮明に照らしだしたわが同盟のこの檄が、瞬く間に参加者の心をとらえたのである。
 するとそこへ、日共副委員長・田村の一団が通りかかった。一団の党員・活動家たちは、日共中央による「反安保」の放棄を弾劾するわが同盟のビラをしっかと受けとってゆく。唯一、田村だけがビラを受けとらず、苦々しい表情を浮かべながら足早に立ちさっていったのであった。

首都圏の闘う学生が奮闘

 午後一時すぎ、早稲田大学をはじめとする首都圏のたたかう学生たちが国会前に登場した。彼らは「岸田政権による憲法改悪・大軍拡を打ち砕け! <ファシズム反対>のうねりを!」と大書した横断幕をひろげると、ただちにシュプレヒコールを開始した。
 「憲法改悪阻止!」「敵基地攻撃体制の構築阻止!」「軍事費一〇兆円への大増額反対!」「日米グローバル同盟粉砕!」
 たたかう学生たちの怒りに燃えたシュプレヒコールが轟きわたり、国会正門前は一挙に戦闘的ムードに塗りかえられた。
 参加者が続々と集まってくるなかで、たたかう学生が発言にたつ。「岸田政権は、『選挙で信任を得た』などとほざき、憲法改悪と大軍拡の攻撃を振りおろそうとしている。<米中冷戦>の熾烈化のもとで、バイデンのアメリカの要求に応え、対中国の戦争遂行体制強化に突進することを断じて許すな! <日米グローバル同盟反対><ファシズム反対>の旗高く反戦反安保・改憲阻止の一大闘争を巻きおこそう!」
 闘いの方向性を鮮明にさししめした学生の発言に、聞いていた労働者・市民からも拍手が起こる。たたかう学生たちはさらにシュプレヒコールをあげた。「<米中冷戦>下の戦争的危機を突き破れ!」「日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化反対!」「岸田政権打倒めざしてたたかうぞ!」
 午後二時、「11・3憲法大行動」の開会が宣言された。主催者代表のあいさつにつづき、立憲民主党・日本共産党・社民党の野党各党の国会議員が発言した。
 立憲民主党・近藤の発言につづいて登壇した日共副委員長・田村は、「野党共闘が豊かに進んだところは打ち勝った」などと総選挙の敗北の弁明に汲々とした。田村は、改憲阻止の一大闘争を呼びかけるでもなく、維新・公明の掲げる学費無償化や環境権は、野党も掲げている≠ネどと、この期におよんで野党共通政策の宣伝に終始した。この発言に参加者たちはしらけきり拍手一つ起きない。
 田村は発言の最後に「いま台湾をめぐって米中がいつ武力衝突するかわからない状況だ。アジアで戦争を起こさせないという共闘の原点に戻ろう」などと言ってのけた。なにが「共闘の原点」だ。選挙の過程で「敵基地攻撃能力」「防衛費倍増」を叫びたてた岸田自民党を前にして、日共中央は立民からソデにされないようにと、「反戦」も「反安保」も放棄し、あまつさえ「日本有事の際は安保条約第五条で対応する」という犯罪的代案の宣伝に明け暮れてきたではないか! 党官僚・田村の発言こそは、まさにこの犯罪的対応にたいするわが同盟の批判が、下部党員の心を一挙にとらえつつあることへの、官僚的自己保身をあらわにしたものにほかならない。
 国会議員の発言につづき大学教授や市民団体の代表が、改憲に反対する発言をおこなった。
 集会終了後、首都圏のたたかう学生たちは、再び国会議事堂にたいして怒りの拳を叩きつけた。
 「憲法九条改悪阻止!」「緊急事態条項の創設反対!」「改憲案の国会提出を阻止するぞ!」「岸田政権を打倒するぞ!」
 こうしてたたかう学生たちは、労働者・市民にたいして、腐敗を露わにする日共中央をのりこえ岸田政権の反動攻撃を打ち砕く反撃の闘いを巻きおこすべきことを呼びかけつつ、集会の戦闘的高揚を切り拓くために奮闘したのである。

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リストラ・解雇反対の闘いを放棄する全印総連日共系指導部


 新型コロナ・パンデミックのもとで、夥(おびただ)しい数の労働者が資本家どもによって職を奪われ、自民党政権の棄民政策により貧窮のどん底に叩きこまれている。岸田政権と独占ブルジョアどもはいま、熾烈化する諸国家間・企業間の技術覇権・市場争奪戦を勝ちぬくために「デジタル化と脱炭素」を叫びたて、日本の産業構造・各企業の事業構造の大転換に突進している。
 その渦中にある大手印刷資本も、「DXを活用した生産」と「印刷産業の構造改革」に突進し、「不採算」部門を休業・廃止し、数多の労働者に首切り・配転・一時帰休・賃金カットを強制している。
 そのあおりを受け、下請けの中小・零細企業では廃業・倒産が加速している。労働者にとって非常事態≠フいま、印刷産業の産別労組=全印総連(「全労連」加盟)の日本共産党系指導部は、「リストラ・首切り反対」の声をあげるどころか、闘いの指針すらうちだせない。それどころか、「中小経営者を守る」を合言葉にして、「産業政策提言」運動に闘いを歪めているのだ。
 われわれ革命的・戦闘的労働者は、<パンデミック恐慌>のもとで加速する印刷出版資本家どものリストラ・首切り攻撃を受け入れ、それに協力する全印総連日共系指導部を弾劾しつつ、職場生産点から反撃の闘いを断固創造している。
 このようなわが闘いをさらに前進させるために、ここでは、今夏に開催された全印総連定期大会(七月三日)、そこで決定された運動方針の批判をおこないたい。

(以下、見出し)

1 首切り・賃下げ攻撃との闘いの放棄

2 「社会的賃金闘争」の名による賃金闘争の放棄

3 労働者的団結の創造を放擲した「組織拡大」方針

4 改憲反対運動の議会主義的歪曲


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 「連日連夜の日米共同訓練阻止!」
闘う琉大・沖国大生が決起

10・21国際反戦デー沖縄集会(嘉手納)
 十月二十一日、琉球大学と沖縄国際大学のたたかう学生たちは、「10・21国際反戦デー沖縄集会」(主催・沖縄平和運動センター)に決起した。台湾・南シナ海を焦点にして米―中が互いに軍事演習と称した威嚇的な軍事行動をくりひろげている。そのさなか、在沖縄米軍の嘉手納基地や普天間基地に海兵隊岩国基地所属のF35戦闘機やFA18戦闘機が相次いで飛来し、連日夜遅くまで戦闘訓練を強行している。そのもとで沖縄の労働者・人民は、激しい爆音と軍事事故の恐怖にさらされ戦争的危機を肌で感じないわけにいかないのだ。
 今こそ<核基地の島・沖縄>の地から<米中冷戦>下の戦乱勃発の危機を断ち切る革命的反戦闘争をまきおこせ! 琉大・沖国大のたたかう学生たちは、職場・生産点からねばり強く闘いをつくりだしている革命的・戦闘的労働者とともに起ちあがったのだ。
「辺野古新基地建設阻止!」労・学・市民が沖縄防衛局に怒りの拳
(10月21日、嘉手納)
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「敵基地攻撃体制構築を許すな」
10・29  鹿大学内集会かちとる
 鹿児島大学のたたかう学生たちは、十月二十九日、キャンパス中心部において「敵基地攻撃体制NO! 貧困の強制を許さない! 10・29リレーアピール集会」と銘うって学内集会を実現した。岸田政権による極反動諸攻撃を許さない決意に燃えて、十月中旬から久しぶりに対面授業が再開されたキャンパスにおいて約一年半ぶりの屋外での集会を実現したのだ。
1年半ぶりに屋外で学内集会を実現!
(10月29日、郡元キャンパス)
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