第2639号(2020年10月5日)の内容

<1面>
菅政権の反動攻撃粉砕の烽火 9・19
 革命的左翼を先頭に労・学・人民が国会前で怒りの拳
<6面>
「辺野古新基地建設阻止!」
 県学連がゲート前で奮闘 9・17沖縄

「菅政権の反動攻撃を打ち砕け!」
 闘う労学が自民党道連に抗議 9・17札幌

札幌「総がかり行動」集会 9・19
<2面>
全学連第90回大会をかちとる 9・20〜21
<3面>
辺野古新基地
 新たな埋立計画の犯罪性
<5面>
川内原発1、2号機
 「特重施設」工事に狂奔する九電を許すな!
金沢地裁が反動判決――改憲反対運動への弾圧を打ち砕け
Topics 竹中平蔵の反人民的「ベーシックインカム」
<4面>
万華鏡2020――情勢の断層を読む
 ◆「反対なら異動させる」
 ◆「電磁波戦」専門部隊
■『新世紀』最新号(第309号)紹介
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号 

































  

菅政権の反動攻撃粉砕の烽火 9・19


 革命的左翼を先頭に労・学・人民が国会前で怒りの拳



 
 全国から結集した闘う学生が国会前に陣取り
「菅政権の反動攻撃粉砕!」の鬨の声(9月19日)
 菅義偉を首班として発足した新政権が一気呵成にふりおろすネオ・ファシズム反動攻撃を粉砕する闘いに、九月十九日、わが革命的左翼は断固として決起した。
 総がかり行動実行委員会などが主催する「戦争法廃止」を掲げた国会前集会に結集した首都圏三五〇〇名の労働者・学生・市民にたいして、わが同盟は「菅新政権の反動攻撃を打ち砕こう!」と呼びかけるスローガンを朱刷りした紙の弾丸≠ぶちこんだ。全国から結集した闘う学生、そして革命的・戦闘的労働者は、この集会を戦闘的に高揚させるために奮闘した。これに続いて全学連の部隊は、菅政権・NSC(国家安全保障会議)の本拠=首相官邸前に進撃し、断固としてたたかう決意を叩きつけたのだ(前号既報)。
 わが革命的左翼の「安倍政権打倒」を掲げた果敢な闘いとこれに鼓舞された労働者・人民の怒りの渦に重包囲され政権を放りだした安倍の後釜として、二階ら自民党各派閥の領袖どもによって首相に担がれた菅。この男は、「自助・共助・公助」「デジタル化促進」「縦割り行政打破」なるものを喚きたて、反動攻撃をふりおろしている。労働者・人民にいっそうの貧窮を強制し、ネオ・ファシズム支配体制を一段と強化せんとしている。<米中冷戦>のもとで今や東アジアを焦点として戦争的危機が高まるなかで、敵基地への先制攻撃体制の構築など、アメリカとともに侵略戦争を遂行する体制を打ち固めることに、この極反動政権は突進している。
 にもかかわらず、日共の不破=志位指導部は総選挙にむけての票田開拓と立憲民主党との政権合意・政策合意づくりにうつつをぬかし、反撃の闘いを何ひとつ組織していない。この既成指導部の度しがたい腐敗を突破するために、わが革命的左翼は結集した労働者・人民の最先頭で闘いを牽引したのである。

反戦反ファシズムの闘いに起て! ――わが同盟が檄

 
 菅政権に怒りを叩きつける学生たち(9月19日、国会前)
 「菅新政権の反動攻撃を打ち砕こう!」「敵基地先制攻撃体制づくりを阻止しよう!」――集会参加者が結集しはじめた午後一時四十分ごろ、わが同盟情宣隊の力強いかけ声が響き渡る。国会正門前に向かう労働者・学生・市民に、菅新政権の反動性を暴露し反撃を呼びかけるビラを配布した。
 地下鉄の永田町・国会議事堂前の出入り口などに陣取ったわが情宣隊は、結集する労・学・市民に檄を飛ばしつつビラを手渡す。多くの参加者が、「ご苦労さん」「がんばろう」「菅は絶対に許せない」と元気よく応え、次々とビラを受け取っていく。
 首相・菅は「自助・共助・公助」などの言辞をがなりたてている。菅が理念≠ニして喧伝している「自助」とは、<パンデミック恐慌>下で困窮を深める人民にたいして自己責任で解決しろ、国に頼るな≠ニいう棄民政策・社会保障切り捨てをおしすすめる宣言以外のなにものでもない。
 菅のいう「デジタル化促進」とは、国際競争に打ち勝つためにICT機器の活用を急ぎ、労働者にいっそうの首切り・労働強化を強制する独占資本家を、政府が支援するものだ。と同時に、「デジタル庁の新設」をテコとしてあらゆる行政機関・治安機関をNSCのもとに束ね、もって労働者・人民の生活・行動などにかんする一切の情報を掌握する国民総監視=総管理体制を構築しようというものだ。
 さらに菅は、アメリカ・トランプ政権に「属国」の宰相≠謔しくつき従って、敵基地への先制攻撃体制を構築することに突進している。これは、ここ東アジアにおける戦争の危機を飛躍的に高めるものだ。――わが同盟は、これら菅政権の諸政策の極反動性、ネオ・ファシズム性を暴きだし、ともに反撃の闘いに起ちあがることをすべての労働者・市民に呼びかけたのだ。

全国から結集した闘う学生が意気高く独自集会

 全国から結集した闘う学生たちは、午後二時、国会正門前に陣取った。「菅新政権の反動攻撃を打ち砕け!」と大書した横断幕を広げ、そして北海道から沖縄まで全国各大学の学生自治団体・闘争委員会などの色とりどりののぼりを掲げて、独自集会を開始した。
 「敵基地攻撃体制の構築阻止!」「アメリカ製兵器の大量購入反対!」「憲法改悪阻止!」「労働者・学生への貧窮の強制を打ち砕くぞ!」
 眼前の国会にたいして怒りの拳をつきあげシュプレヒコールを轟かせる学生たち。国会正門前はたちまちにして戦闘的雰囲気に包まれていった。
 発言にたった早稲田大学の学生が訴えた。
 「みなさん! 成立した菅政権がうちおろす、敵基地攻撃体制の構築、憲法改悪をはじめとした反動攻撃を断固打ち砕こう! 私たちは、全国の労働者・学生の最先頭で安倍前政権の反動攻撃に仁王立ちになって立ちむかい、首相・安倍をおいつめノックダウンに叩きこんできた。政治的危機ののりきりをかけた自民党政府・権力者どもの策動を粉砕し、<反戦・反ファシズム>の巨大なうねりで菅政権を包囲しよう!」
 「ヨシ!」学生たちが力強く呼応した。
 沖縄のたたかう学生は、菅政権がうちおろす辺野古新基地建設の攻撃を断固打ち砕く決意を表明した。
 「菅こそは、このかん辺野古への新基地建設を主導してきた輩であり、新基地建設阻止のためにたたかう労働者・学生・市民にたいして機動隊をさしむけ暴力的弾圧を指令してきた極悪人だ。絶対に許さない! このかん辺野古の海で、陸で、体を張ってたたかってきた私たちは、菅政権による辺野古新基地建設を断固阻止するために、力の限りたたかう決意です!」
 関西のたたかう学生は、菅政権がうちおろす「敵基地攻撃能力保有」の名による先制攻撃体制の構築や、「自助」をふりかざした人民切り捨ての策動を粉砕するためにたたかう決意を明らかにした。

「反安保」放棄を徹底する日共中央を弾劾

 たたかう学生の烈々たるアジテーションに鼓舞されて、国会正門前にはたたかう熱気が溢れている。正門前の歩道には労働者や市民が、労働組合や市民団体の色とりどりののぼりや横断幕を掲げ、多数結集して集会開始を待つ。独自集会を貫徹した学生たちは、全国の学生自治会などののぼりを林立させ、国会むかって左側の歩道上に陣を敷く。
 午後三時に集会が開始された。総がかり行動実行委員会共同代表の主催者あいさつにつづいて、社民党、立憲民主党、日共の各野党代表が発言にたった。
 日共委員長・志位の発言は、菅政権の反動攻撃への危機感を訴えることも、これに反対する大衆的な闘いの創造を呼びかけることも、いっさいないものであった。菅政権・自民党がたくらむ「敵基地攻撃能力保有」なるものにちょっぴり触れたものの、ただ憲法や立憲主義に反する≠ニつぶやくだけなのだ。
 最後に、沖縄からの辺野古新基地建設阻止を呼びかける発言に大きな拍手がおくられ、主催者の今後の行動提起で集会は締めくくられた。
 集会終了後ただちに、たたかう学生たちは、国会にたいしてシュプレヒコールを叩きつけた。「ネオ・ファシズム支配体制の強化反対!」「侵略戦争法撤廃!」「菅政権打倒をめざしてたたかうぞ!」
 帰途につく労働者・市民が、学生のシュプレヒコールに呼応し拳をふりあげ、「がんばれ」とエールをおくる。こうして全国から結集した闘う学生たちは、この日の国会前行動を戦闘的にぬりかえるべく最先頭で奮闘しぬいたのである。
 また、わが革命的・戦闘的労働者は多くの仲間を職場や地域から組織してこの集会に参加し、闘いを内から戦闘的につくりかえるために奮闘した。「連合」労働貴族による抑圧をはねのけ、労組に「市民と野党の共闘」の「敷き布団」に徹することを指令する日共中央とこれに追随する「全労連」指導部の腐敗を弾劾してたたかいぬいたのだ。

「自助」の名による貧窮人民見殺しを許すな!

 自民党幹事長・二階をはじめとする派閥のボスどもに首相に担ぎあげられた菅は、本格政権≠ノ向けて実績≠つくるという野望をもこめて、「自助・共助」などと公言し貧窮人民の切り捨て・社会保障の大削減を傲然と主張している。これこそ弱肉強食のファシズム・イデオロギーそのものではない

 
 9・19 全学連が首相官邸に怒りの拳
9月19日、全国から結集した全学連のたたかう学生たちは、極反動
攻撃をふりおろしはじめた菅新政権にたいして反撃の闘いに決起した。
か。また菅は、「デジタル強靱化」なるものを叫びたて、AI・ICT関連の独占体支援と国民総監視=総管理体制の構築・強化に狂奔している。これらの諸政策を貫徹することをつうじて、日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化に、ますます突進しようとしているのが、反動・菅政権なのだ。
 さらに菅は、トランプ政権の強硬な要求に応えて、敵基地への先制攻撃体制づくりなど日米新軍事同盟の飛躍的強化にのりだしているのだ。
 菅ネオ・ファシズム政権が反動攻撃の凶暴な刃をむきだしにして突撃を開始しているときに、不破=志位の日共指導部は総選挙にむけた票田開拓と「野党共闘」づくりに腐心しているありさまだ。枝野の立憲民主党にすりより、政権合意・政策合意・選挙協力に応じてもらうことに汲々としている。「連合政権」の一角に参加させてもらいたい一心の不破=志位指導部は、「日本有事」には安保条約第五条にもとづく「日米共同対処」をおこなうことを求める、などという「安全保障政策」の宣伝に血道をあげている。それは、一朝事あらば日米共同で軍事作戦を遂行する≠ニ公言するに等しいではないか。こうした代案を宣伝するなどというのは、労働者・人民の反戦反安保の闘いを内側から破壊する犯罪いがいのなにものでもない。
 すべての労働者・学生諸君! こうした日共中央の腐敗した対応を弾劾しのりこえ、反戦反安保・反ファシズムの闘いに決起しよう! <パンデミック恐慌>下の労働者・人民への犠牲強制を打ち砕く政治経済闘争の高揚をかちとれ! 菅日本型ネオ・ファシズム政権の打倒めざしてたたかおうではないか!
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全学連第90回大会をかちとる 9・20〜21


菅政権の反動攻撃を打ち砕く闘争態勢を築く


 全学連は、九月二十・二十一日の両日、首都・東京において、第九十回定期全国大会を開催した。
 大会前日の十九日に全国のたたかう学生たちは、菅政権の反動攻撃を打ち砕く決意に燃えて対首相官邸闘争に勇躍決起した。敵基地先制攻撃体制の構築、「自助」の名による困窮人民切り捨て、マイナンバーを利用した人民総監視体制の強化など一挙に反動攻勢にうってでた菅新政権にたいして、全国の学生たちは闘いの巨弾を断固としてぶちこんだのだ。
 もって菅新政権にたいする戦闘宣言を発した全学連のたたかう学生たちは、この秋、<反戦・反ファシズム>の闘いの爆発をかちとるという烈々たる決意に燃えて全学連大会を実現したのである。

以下見出し


今春期闘争の地平をうちかためる

わが同盟代表が熱烈な檄

今秋期の指針をめぐり活発な討論

〈反戦・反ファシズム〉の闘いに起て
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辺野古新基地

「設計変更申請」にもとづく新たな埋立計画の犯罪性

菅政権による大浦湾埋立を許すな!

 NSC専制の安倍政権の中枢を担い強権を発動して辺野古新基地建設を進めてきた菅が新首相の座に就いた。この徒輩は、トランプ政権の対日要求に応えて、新基地建設を一気に加速させようとしている。
 対米挑戦の軍事行動を強める習近平の中国をおさえこむために対中国軍事包囲網の構築を急ぐトランプ政権は、日本政府にたいして辺野古新基地の早期完成、米軍中距離ミサイル配備の受け入れ、日本国軍の対中国・対北朝鮮の先制攻撃体制の構築などを矢継ぎ早に要求している。このトランプ政権の要求を全部受け入れ、対中国の最前線と位置づける南西諸島の基地強化に拍車をかけているのが菅政権にほかならない。この日米両権力者が対中国軍事包囲網の要として位置づけ建設を急いでいるのが辺野古新基地――オスプレイやF35のためのV字型滑走路、強襲揚陸艦接岸可能な軍港、核兵器貯蔵可能な弾薬庫を備えた核軍事基地なのである。
 まさにそのゆえに政府・防衛省は、大浦湾側埋め立て予定地の七割を覆う超軟弱地盤が明らかとなり埋め立て工事の「設計変更」申請を余儀なくされたとしても、玉城県当局の抵抗をふみしだき新基地建設を強行しようとしているのだ。マヨネーズ状の超軟弱地盤の上に軍事基地を建設することを策し、この地盤改良工事を何がなんでも強行しようと血眼になっているのが菅政権なのだ。

以下見出し

「地盤改良工事」の詳細を明示せず

埋立予定地に広がる軟弱地盤

大浦湾への大量の汚泥拡散をもたらす

工事強行のためにデータを隠蔽・操作

NSC専制下での情報統制
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最新号紹介

新世紀

The Communist
第309号
2020年11月 


菅新政権のウルトラ反動攻撃を打ち砕け!

<米中冷戦>下の反戦反安保闘争の指針を提起

 「わが同盟は、すべての労働者・学生・人民に呼びかける。菅新政権がふりおろす一切の反動諸攻撃を打ち砕くために、いまただちに労学両戦線から総決起せよ!」――間髪を入れずにこの呼びかけを発した『新世紀』第三〇九号を、たたかう仲間に贈る。
◆不様に政権を放りだした安倍の後釜に担ぎあげられた菅は、新政権発足後ただちにNSC専制体制を一段と強化する攻撃を猛然と開始した。この菅ネオ・ファシスト政権にたいしてわが同盟が発した戦闘宣言が、巻頭論文「今こそ<反戦反ファシズム>の炎を!」(無署名)だ。
 安倍政権の官房長官としてNSC専制体制をとり仕切ってきた菅は、いまや新首相としてウルトラ反動攻撃をつぎつぎに振りおろしている。人民監視を強化し「経済のデジタル化」を推進するための「デジタル庁」新設、消費税増税、「敵基地」を先制攻撃する軍事システムの構築、そして改憲。
 しかも、菅がうちだした「自助・共助・公助」なる理念は、「貧しき民は国家に頼らずのたれ死ね」という棄民政策の宣言にほかならない。このネオ・ファシスト政権にたいして、いまこそ<反戦・反ファシズム>の闘いに起て、と論文は力強く呼びかけている。
◆南シナ海・台湾海峡・尖閣諸島周辺で米・中の軍事的緊張が高まるもとで、日本政府が「敵の領域内での攻撃」を米軍とともにおこなう軍事体制の構築にのりだした。ここにおいて反戦闘争の指針を鮮明に提起しているのが、第五十八回国際反戦中央集会基調報告「米中冷戦下の戦争勃発の危機を突き破る反戦闘争を創造せよ」(大内章文)である。
 新型コロナウイルス・パンデミックにアメリカがのたうっている今を決定的な好機ととらえたネオ・スターリン主義中国が、アメリカを一挙に抜きさるための総攻勢にうってでた。これにたいして、「中国共産党の世界的な覇権の野望」を打ち砕くという「新たな対中国戦略」をうちだし、盾だけではなく矛も持て≠ニ日本に迫っているのがトランプ政権だ。
 この時に日共は何をしているのか。トランプ政権の要請に応えようとする日本政府に向かって、米軍が「矛」で日本は「盾」という「安保条約の建前」どおりの日米共同作戦の遂行を対置するありさまではないか。報告は怒りをこめて彼らを弾劾し、「反戦反安保・改憲阻止のうねりをまきおこせ」と呼びかける。
 「『社会主義現代化強国』への猛進」(青島路子)は、「香港国家安全維持法」を制定した中国全人代に焦点を合わせ、香港「一国二制度」の最後的破壊に踏みきった北京官僚の国家戦略を分析し、米中冷戦の能動的実体が習近平中国であることを浮き彫りにしている。「<パンデミック恐慌>下の解雇・賃下げ攻撃を打ち砕け」(無署名)は、コロナ感染拡大下での経営危機を労働者・人民に犠牲転嫁してのりきろうとする独占資本家どもと、彼らを支援する政府を怒りをこめて弾劾する。解雇・雇い止め・賃金切り下げだけではない。「テレワーク」などの感染防止策の実施をむしろチャンスとみなして、彼らは「産業のデジタル化」と称する事業構造・産業構造の再編を進め、同時に「ジョブ型雇用」などを一挙に拡大することをたくらんでいる。これを断じて許すな、と。
 そして、このような攻撃をはね返すために、自治体(保健所)・郵政・教育・化学などの各戦線で奮闘している労働者同志たちが、職場での苦闘と同志との討論を基礎にして執筆した論文を掲載した。
◆「対象認識と価値意識または価値判断」(太宰郷子)は、「対象認識と価値判断の統一」についてのみずからの論文に、かつて黒田さんが書き加えてくれた部分を、こんにち学び直した論考である。学習会での論議を基礎にして、黒田さんの問題意識、アプローチ・方法に迫りつつ黒田思想を主体化せんと苦闘している。
◆黒田寛一著作集・第一巻『物質の弁証法』がKK書房から刊行された。いよいよ全四〇巻の刊行という大事業の開始だ。
 <反帝国主義・反スターリン主義>を戦略とする革命的前衛党の創造のために奮闘しプロレタリアートの自己解放のために生涯を捧げた同志黒田。彼の哲学と革命思想を集大成した著作集をわれわれの血肉としてゆこう。「黒田の渾身の諸労作を変革の武器として学んでいかれんことを!」と、著作集刊行委員会は「刊行にあたって」で熱く訴えている。
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9・17沖縄


「菅政権による辺野古新基地建設阻止!」

県学連がゲート前で奮闘

 九月十七日、沖縄県学連のたたかう学生たちは、名護市キャンプシュワブ・ゲート前での埋め立て工事資材搬入阻止闘争に決起した。
100名余がキャンプ・シュワブの工事用ゲート前に座り込んで工事用車両を阻止
(9・17、辺野古
   <基地撤去・安保破棄!>を掲げ闘いの最先頭にたつ琉大・沖国大の学生たち
(9・17、辺野古)
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9・17札幌


「菅政権の反動攻撃を打ち砕け!」

闘う労学が自民道連に抗議

 九月十七日、全学連北海道地方共闘会議の学生と反戦青年委員会の労働者は、自民党道連にたいする抗議闘争に勇躍決起した。安倍反動政権をその中枢でとりしきっていた菅が新首相の座に就いた翌日のこの日、ただちに、菅新政権による反動攻撃を打ち砕く決意に燃えて起ちあがったのだ。
菅の首相就任翌日、ただちに自民党道連への抗議闘争に決起した北海道の闘う労学
(9・17、札幌)
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わが同盟が反ファシズムの檄


9・19 札幌「総がかり行動」集会

 九月十九日、札幌市大通公園西三丁目広場で、「戦争をさせない北海道委員会」主催の「総がかり行動」が開催された。九月十六日の国会での首相指名選挙によって、菅政権が発足した。安倍政権の官房長官を務めた菅を首班とするこの新政権は、これまでにもまして強権的=軍事的支配体制をうち固めつつ、敵基地先制攻撃体制の構築と憲法改悪、「自助」の名による貧窮人民切り捨て、消費税再増税、「デジタル化」と称しての人民監視体制の強化などの反動諸攻撃を次々にうち下ろそうとしている。この菅反動政権への危機感に燃えて、労働者・市民約三〇〇名が結集した。
菅反動政権への危機感に燃え結集した労働者・学生・市民(9・19、札幌市・大通公園)
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