第2610号（2020年3月16日）の内容

＜1面＞ 新型肺炎対策で反人民性を 露わにする安倍政権を許すな 　憲法改悪阻止・日米新軍事同盟の強化反対！ ２・２６ 　「辺野古埋め立て土砂の搬出阻止！」 　安和桟橋　海と陸で奮闘 ＜4面＞ 「日本型雇用システム」の最後的破壊を宣言 　経団連『２０２０年版　経労委報告』 ＜3面＞ 出版春闘の高揚かちとれ ＜5面＞ Topics　安倍政権による新型コロナウイルス感染対策の大失敗 国立感染症研究所 　反人民的な感染対策の先兵 金沢市当局による給食パート労働者の大量解雇を許すな ＜6面＞ 日本製鉄呉製鉄所の閉鎖反対！ ＜2面＞ 「ＥＵ離脱」に生き残りの道を求めるイギリス帝国主義

「解放」最新号

新型肺炎対策で反人民性を 露わにする安倍政権を許すな 憲法改悪阻止・日米新軍事同盟の強化反対！ 以下、見出し 改憲阻止・反戦反安保の闘いを！

２・２６ 「辺野古埋め立て土砂の搬出阻止！」 安和桟橋　海と陸で奮闘    安和桟橋ゲートで土砂を積んだトラックの入構を 阻止する労働者・市民（２月２６日） 　沖縄のたたかう労働者・人民は、安和桟橋―塩川港から辺野古への土砂搬出を阻止する決意に燃えて「連続五日大行動」（二月二十五日〜二十九日、呼びかけ・市民団体「あつまれ辺野古」）に起ちあがった。 　二月二十五日には、米軍ヘリによるつり下げ訓練中の事故がひきおこされた。読谷村・トリイ通信施設の西約一・三�`�bの海上で在沖米海兵隊のＣＨ５３Ｅ大型輸送ヘリコプターが「鉄製の射撃訓練用の戦車型標的」を漁船がいきかう航路に落下させたのだ。沖縄の労働者・人民は、一九六五年の少女圧死事故（米軍ヘリがつり下げていたトレーラーを民家そばに落下させ、その下敷きになって小学五年生の児童が死亡した）を想起し怒りにうちふるえている。 　「すべての米軍基地を撤去するぞ！」怒りに燃えた労働者・人民は、決意も固く名護市・安和桟橋の海と陸で、そして本部町・塩川港において辺野古埋め立てのための土砂搬出を阻止する闘いに起ちあがった。 カヌーチームが運搬船に肉迫 　    運搬船に迫るポセイドン号（２月２６日、名護市） 二月二十六日午前九時半すぎ、カヌー九艇とポセイドン号は安和の砂浜から、桟橋先端で土砂を積みこんでいる大型運搬船へむけて次々とこぎ出していく。巨大な運搬船の船体が覆いかぶさるように目の前にせまってくる。「土砂の搬出をストップさせるぞ！」決意をみなぎらせたカヌーチームはただちに運搬船の船首近くと船尾の側へまわりこみ抗議行動を始める。桟橋下にもぐり込みカヌーのロープを桟橋に張られた網に固く結びつける。桟橋下は寒風が強く吹き通り、うねるような波だ。冷たい雨も降るなかでカヌーチームは「土砂搬出をやめろ！」と果敢に抗議をつづけた。 　海上保安庁のゴムボートがあわてて駆けつけてきた。海猿が海に飛びこみカヌーメンバーを拘束しようとする。ポセイドン号のメンバーがただちに「不当な弾圧をやめよ！　戦争のための米軍基地建設は許さない！」と抗議の声をたたきつけた。「中距離核ミサイルの辺野古配備を許さないぞ！」「軟弱地盤のデータを隠蔽して、でたらめな設計変更をごり押しする安倍政権を許さんぞ！」と工事強行を弾劾する。これに鼓舞されたカヌーメンバーたちは手を突き上げて抗議の声をあげつづけた。 　この果敢な闘いによって、運搬船が辺野古に向かうのを一時間にわたって阻止したのだ。 トラックの入構を阻止 　この日、安和桟橋ゲートにおいても、土砂を満載したトラックの入構を阻止するために五十人の労働者・市民が結集した。職場・地域での取り組みを基礎に決起したわが革命的・戦闘的労働者は、その最先頭で奮闘した。 　「全基地撤去・安保破棄」「安倍政権打倒！」の横幕を先頭に、労働者・市民がトラックの前に立ちはだかる。県反戦の労働者がマイクをにぎり、「トランプ政権は辺野古に核ミサイルを配備しようとしている。沖縄を核攻撃の拠点にさせないぞ！」と呼びかけ全体を鼓舞する。「そうだ！」労働者・市民は気迫に満ちて闘いを貫徹した。 　同時に、本部町・塩川港においても五十人の労働者・市民が、土砂を港に搬入しようとするトラックの入構を四時間にわたって阻止したのだ。 　トランプ政権は、軍事事故を頻発させながら、対中国・対ロシアの最前線出撃拠点として在沖米軍基地を強化するために狂奔している。このトランプ政権に尻をたたかれ、軟弱海底地盤データの存在も隠蔽して辺野古の埋め立てをあくまでも強行しているのが安倍政権だ。沖縄の革命的・戦闘的な労働者・学生は「日米核安保同盟の強化反対」の旗幟を鮮明にして職場・学園、そして現地において辺野古新基地建設阻止闘争の高揚を切りひらくために全力で奮闘している。

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