第2600号(2020年1月1日)の内容
<1〜4面>
今こそ反スタ運動の雄飛を!
憲法改悪阻止! 米・中激突下の戦乱の危機を突き破れ!
<5面>
「辺野古への土砂搬出阻止!」
安和海上大行動で奮闘 12・3
安倍政権打倒の拳 12・11首相官邸前
<6〜7面>
漫画 龍虎羆図
<8〜9面>
「一超」の座を失った軍国主義帝国の最後のあがき
<10〜11面>
年頭の決意
沖縄/北陸/九州
自治体/郵政/交運/電機/化学
<12面>
写真特集 2019闘いの軌跡
「解放」最新号
今こそ反スタ運動の雄飛を! 憲法改悪阻止! 米・中激突下の戦乱の危機を突き破れ! |
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すべてのたたかう労働者・学生諸君! 二〇二〇年の劈頭にあたって、わが同盟は訴える! 本年を、わが反スターリン主義革命的共産主義運動の飛躍的前進の年とするために、うって一丸となって奮闘しよう! 昨年十一月、中国ネオ・スターリン主義官僚・習近平の政権は、不屈にたたかう香港人民に残虐きわまりない血の大弾圧を振り下ろした。われわれは反スターリン主義者としての矜持にかけて、「第二の天安門事件」というべき習近平政権のこの蛮行を弾劾する。 習近平ら中国のネオ・スターリン主義者どもは、今このときにも大量のたたかう学生・労働者を逮捕し長期投獄し、残虐な拷問を加えて「思想改造」を強いている。彼らは「特別行政区に全面的管轄統治権を行使する」と言い放ち、香港人民をみずからの強権的支配のもとに組み敷こうとしている。まさに奴らは、スターリンの末裔としての血塗られた本性を剥き出しにしているのだ。 香港の学生・労働者はいま、狂気の弾圧に抗しネオ・スターリン主義権力者による強権的支配を打ち砕くために、闘志をいっそう燃えたたせ不屈にたたかいぬいている。われわれ日本の革命的左翼は、彼らに連帯を表明し呼びかける。香港のたたかう人民は、中国「市場社会主義国」なるものの反人民性・反マルクス主義性をつかみとり、自称「社会主義国」での闘いの敗北の数かずの教訓に学んで、あらたな闘いにたちあがれ! 日本の、そして全世界の労働者・人民は、たたかう香港人民と連帯して、中国ネオ・スターリン主義権力者を弾劾する闘いに起て! わが同盟は、決起した香港人民にたいして習近平政権が武力弾圧の意志を剥き出しにするやただちに、「習近平政権の武力弾圧を許すな!」「香港人民は中国官僚の強権支配を打ち砕くためにたたかおう!」と闘いの檄を飛ばした。全学連のたたかう学生は、首都・東京の中国大使館をはじめ、全国各地の領事館などにたいする弾劾・抗議の闘いを幾度にもわたってたたかいぬいた。革命的・戦闘的労働者たちもまた、それぞれの闘いの場で、職場の仲間や組合員たちと香港問題をめぐって創意工夫を凝らして論議をくりひろげ、彼らに香港人民への共感と北京官僚にたいする怒りと弾劾の意志をつくりだしてきた。この地平に立って、中国のネオ・スターリン主義権力者どもを弾劾する闘いをさらにたたかいぬこう! 二十一世紀現代世界はいま、アメリカと中国およびロシアとが核戦力強化を競いあい、軍事・政治・経済のあらゆる部面で激突し、熱核戦争が勃発する危機を高めている。このまっただなかで日本の安倍ネオ・ファシスト政権は、トランプ政権に安保同盟の鎖で締めあげられながら、アメリカとともに世界中で戦争する国≠ヨと突き進もうとしている。われわれは、戦乱に覆われたこの暗黒の現代世界≠根底からくつがえしてゆく決意のもとに、<米―中・露の核戦力強化競争反対>を高く掲げて、革命的反戦闘争をさらに強力に推進し、その全世界的な波及をめざして奮闘しよう! 「野党連合政権」構想への合意を各野党からとりつけることにいっさいを従属させ解消している日共・不破=志位指導部を弾劾し、安倍政権の改憲・安保強化・中東派兵を粉砕するためにたたかおう! 首相・安倍は、「桜を見る会」なるものにおいて莫大な公費を使って不正接待=買収をくりかえし、これが発覚するや各省庁の官僚どもを締めつけ動員して揉み消しに躍起になっている。安倍とその政権のこの悪行に、労働者・人民の怒りが高まり噴出している。わが革命的左翼は、怒りに燃えて決起した労働者・人民に、安倍政権のネオ・ファシスト的本質への自覚をうながし、<反安倍政権>の闘いを高揚させるために奮闘しよう! <改憲阻止・安保強化粉砕・中東派兵阻止>の闘いを断固として創造し、安倍ネオ・ファシスト政権打倒に突き進もう! 反スターリン主義運動の怒濤の前進をかちとれ! 以下、見出し 一 戦乱・貧困・強権支配に覆われた現代世界 T 米―中・露の政治的・軍事的・経済的角逐の激化 U 国家エゴを剥き出しにする没落軍国主義帝国 V 反人民性を露出する「市場社会主義国」中国 W 「大国の復権」を目論むロシア・プーチン政権 X 世界各地で火を噴く戦乱 Y 貧窮の深まりと労働者人民の闘い 二 軍事強国化に突進する反動安倍政権 三 安倍日本型ネオ・ファシズム政権を打倒せよ T 「連合」指導部による闘争抑圧を許すな! U 「野党連合政権」の夢にすがりつく日共指導部 V <改憲阻止・安保粉砕・中東派兵阻止>に起て! W 習近平政権の香港人民への血の弾圧を弾劾せよ 四 革命的マルクス主義の真価を発揮せよ! T <暗黒の二十一世紀世界>をくつがえせ U 黒田思想をわがものに強大な前衛党組織を建設しよう! |
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漫画 龍虎羆図 |
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「一超」の座を失った軍国主義帝国の最後のあがき いまアメリカでは本二〇二〇年十一月の本選にむけた事実上の大統領選が激しさを増している。 大統領トランプは、昨年末に民主党がしかけた議会(下院)での弾劾訴追の開始に直面した。みずからの政敵である民主党バイデンを追い落とすために、ウクライナのゼレンスキー政権にバイデンとその息子の捜査を要求し、それに応じなければ軍事支援と首脳会談はおこなわないというディール(取引)をもちかけたという「ウクライナ疑惑」。これをめぐって、野党民主党は大統領の「権力の乱用」と議会による捜査を妨害した「議会にたいする妨害」の罪でトランプにたいする弾劾訴追を開始した。 史上三人目となる「弾劾訴追された大統領」という恥ずべき称号≠与えられたトランプは、大統領選挙に勝ちぬくために、バイデンに続くウォーレンやサンダースなどの「民主党左派」の候補たちにたいして「アメリカを社会主義にしようとしている」という非難の集中砲火を浴びせることに躍起となっているのだ。 トランプ政権が登場していこう、世界は、没落する軍国主義帝国アメリカと、「市場社会主義国」中国とが全世界的に激突し合う時代に突入した。ロシアとのあいだで事実上とり結ぶにいたっている条約なき反米同盟を基礎としてアメリカを追い抜こうとする中国。この挑戦をうち砕くために、トランプ政権は、核戦力の大増強と中国にたいする貿易=通商戦争の強硬的貫徹に狂奔している。 スターリン主義ソ連邦の「世紀の崩落」の出発点となった「ベルリンの壁」崩壊―「東欧社会主義国」諸国の連続的倒壊から三十年。すでにわれわれが十五年も前に予言したように、ソ連邦崩壊後に世界各国を隷従化せんとする野望に燃えた軍国主義帝国アメリカは、野蛮と専横をほしいままにすることによってみずから墓穴を掘り、歴史的に凋落したのである。 いまやこの没落帝国と、これを追いあげる中国とが政治・経済・軍事のあらゆる部面で激突し、世界は熱核戦争と貧困と圧政、加速度的に進行する地球環境破壊によって覆われている。 アメリカ、日本、そして全世界の労働者階級・人民は、いまこそ、二十一世紀世界を覆う<戦争と貧困と圧政>をうち破るために、国境を越えて団結してたたかうのでなければならない。 極悪のトランプ政権のこれ以上の延命を断じて許してはならない。われわれは、いまこそ、アメリカの労働者階級・人民にたいして、<反トランプ政権>の闘いに起ちあがるべきことを呼びかけようではないか! 以下見出し T 中・露を圧服する核戦力の増強に狂奔するアメリカ帝国主義 A 中距離ミサイルの配備・宇宙軍拡 B 中国にたいする貿易=通商戦争 C 中東からの遁走 D 同盟国の総離反と日本隷従化 U アメリカの国家意志への隷従を強制する没落帝国 V 帝国の没落とその歴史的意味 暗黒の世紀を覆す闘いを! |
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「辺野古への土砂搬出阻止!」 安和海上大行動で奮闘 12・3 |
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沖縄防衛局が名護市安和の琉球セメント桟橋から船を使った辺野古埋め立て用土砂の海洋搬出を強行して一年の二〇一九年十二月三日、「安和海上大行動」がおこなわれた。 | |
海上阻止行動をくりひろげる抗議船・カヌーの船団 (19年12・3、安和桟橋周辺) |
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労働者・市民が土砂を積載したトラックの前に立ちはだかって入構を阻止 (12・3、安和桟橋構内の入口ゲート前) |
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安倍政権打倒の拳 12・11 首相官邸前 |
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反人民性をむきだしにする安倍政権の延命をこれ以上断じて許さない! 一九年十二月十一日、早稲田大学・国学院大学などの首都圏のたたかう学生たちは、首相官邸にたいする緊急闘争に起ちあがった。 | |
「安倍政権打倒!」闘う学生が怒りの抗議 (19年12・11、首相官邸前) |
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