第2591号(2019年10月21日)の内容

<1〜3面>
労学統一行動に結集せよ
 憲法改悪阻止・反戦反安保の闘いの大爆発を!
 中央学生組織委員会
<4面>
日米貿易協定
 日本農畜産業を犠牲に供した安倍政権
Topics 文科省版「働き方改革」を美化する日共小官僚・藤森
<5面>
電機連合
 「日本社会と電機産業の再構築」を呼号する労働貴族の犯罪性
<6面>
・中国大使館に対する抗議闘争に参加して
・反スタの革命家として飛躍する! 私の決意
万華鏡2019――情勢の断層を読む
 「気候危機」/セクシー大臣
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

 「解放」最新号
























  


労学統一行動に結集せよ

憲法改悪阻止・反戦反安保の闘いの大爆発を!

中央学生組織委員会

 全国各学園において革命的反戦闘争の高揚をきりひらくために日夜奮闘している全学連のすべての学生諸君! 職場深部で不屈にたたかう戦闘的・革命的労働者のみなさん!
 安倍政権・自民党は、今臨時国会において憲法審査会を開き、「改憲条文案」の提示へとふみきろうとしている。事態は切迫している! 憲法大改悪阻止! 憲法審査会開会を許すな! 国民投票法改定阻止! いまこそ闘いに起て!
 いまアメリカ帝国主義のトランプ政権は、沖縄をはじめとして日本各地に、中国・ロシアを射程におさめる中距離核ミサイルを大量配備しようとしている。日韓GSOMIA(軍事情報包括保護協定)破棄=日米韓三角軍事同盟の崩壊に示される、アジアの政治的構図の激変のなかでトランプ政権は、世界で唯一の「属国」となっている日本の安倍政権をますます<安保の鎖>でしめあげつつ、ここ日本列島を中国・ロシアにたいする最前線の核攻撃基地としてうちかためようとしているのだ。「日米新軍事同盟の強化反対」の巨大なうねりを日本全国でただちに巻き起こそうではないか!
 まさにいま、史上初めて国会に改憲案を提示するという一大攻撃を安倍政権がふりおろしているこのときに、日本共産党の不破=志位指導部は「改憲阻止」の闘いをまったく放棄している。彼らは国会の代表質問ですら、立憲民主党・国民民主党との「共同歩調」を何より優先し、改憲阻止のカ≠フ字も口にしない始末なのだ。われわれはこの日共指導部を弾劾し、いまこそ改憲阻止・反戦反安保の闘いの炎を燃やすのでなければならない。
 10・20、27労学統一行動に総決起せよ! 米―中・露の核戦力強化競争に反対する革命的反戦闘争を断固として創造せよ!

以下見出し

T 改憲・安保強化――安倍政権の歴史的反動攻撃

U 現代世界の大激動と戦乱の危機

 激化する米―中・露の核戦力強化競争
 米―中・露対決のはざまで噴きあがる戦火


V 既成反対運動の腐敗と革命的左翼の闘い

W 革命的反戦闘争の一大高揚をかちとれ

  A 改憲反対運動を投げ捨てた日共中央を弾劾せよ
  B 改憲阻止・反戦反安保の闘いをまきおこせ
   米―中・露の核戦力強化競争反対!

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日米貿易協定

日本農畜産業を犠牲に供した安倍政権

 十月七日、日米両政府は、先におこなわれたトランプと安倍の会談(九月二十五日)での「最終合意」にもとづいて、貿易協定およびデジタル貿易協定に署名した。二〇二〇年一月に発効される予定のこの協定の内容たるや、日本はアメリカ産牛肉・豚肉などの農畜産物への関税をTPP(環太平洋連携協定)の基準にまで大幅に引き下げるが、アメリカは日本製自動車・自動車部品への関税を継続する、というシロモノなのだ。この不均衡性≠アそ、安倍政権の対米隷従性≠フ如実な露出を意味するのである。
 トランプ政権の傲岸な対日経済要求の貫徹と、このトランプ政権に追従してやまない安倍政権の農民をはじめとした労働者・勤労人民にたいする犠牲転嫁を、われわれは絶対に許してはならない。

以下見出し

アメリカの要求を丸呑みした関税大幅引き下げ

大統領再選に狂奔するトランプの「ディール」

対米隷従≠さらす安倍政権


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