第2581号(2019年8月12日)の内容

<1面>
改憲・派兵阻止の戦列築く 8・4
 第57回国際反戦集会が大高揚
 <安保破棄>めざして闘おう!
<4〜5面>
「介護の生産性向上」を号令する安倍政権
Topics 「早期希望退職」の名のもと1万人超の労働者を首切り
■留学生を搾取する留学ビジネス
<2面>
「改憲阻止! ペルシャ湾派兵阻止!」
 闘う学生が首都中枢デモ 8・2
<3面>
安倍政権のメディア支配統制を許すな
中露両空軍が日本海上空で初の共同訓練
<6面>
ヤマサクラ75
 「領域横断作戦能力」構築のための日米指揮所演習
<7面>
柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働を阻止せよ!
「リブラ」発行
 金融覇権≠かけた米中角逐の一断面
<8面>
第57回国際反戦集会 海外からのメッセージ @
 イギリス・レボリューショナリー・マルクシスツ/タビニ・フイラアティラ・ノ・テ・アオ・マオイ(タヒチ)/CND(英)/ユニオン・パシフィスト(仏)

 ◎お知らせ
 本紙8月19日付は休刊とします。第2582‐83合併号(8月26日付)から通常どおり発行します。
 「解放」最新号   




































  


改憲・派兵阻止の戦列築く 8・4


第57回国際反戦集会が大高揚
    
<安保破棄>めざして闘おう!



「米―中・露の核戦力強化競争反対!」の声轟く
(8月4日、東京・なかのZERO大ホール)
 八月四日、全国七ヵ所において第五十七回国際反戦集会が開催された。「アメリカのイラン攻撃反対! 憲法改悪を阻止するぞ!」――中央集会が開催された東京・なかのZERO大ホールにたたかう労働者・学生の怒濤のシュプレヒコールが轟きわたった。結集した一二〇〇名のたたかう労働者・学生・市民は、安倍ネオ・ファシスト政権による歴史を画する一大攻撃を粉砕する決意と拠点をうち固めた。
 七月の参議院選挙において「改憲勢力」が参院議席の三分の二を割りこむという現実をつきつけられた安倍自民党は、にもかかわらず自民・公明の与党両党を合わせて過半数を辛くも維持したことを「勝利だ」などとうそぶき、改憲論議の土俵に国民民主党をひきずりこむ策動を開始した。
 今や一刻の猶予もない。安倍ネオ・ファシスト政権は、「戦力不保持・交戦権否認」を謳った第九条を破棄する憲法改悪に、さらにはペルシャ湾への日本国軍出撃に、なりふりかまわず突進しはじめた。今秋の天皇即位の礼・大嘗祭と「東京五輪」を政治的に利用してナショナリズムを煽りたて・これをテコにしながら、安倍は改憲をみずからの手でなしとげるための総攻撃にうってでているのだ。
 今夏・今秋の闘いこそが正念場だ。アメリカのイラン攻撃反対! 米―中・露の核戦力強化競争反対! 世界各地で深まる戦争的危機を根底から覆しうるのは、全世界の労働者階級の団結した闘い以外にはありえない。われわれはプロレタリア国際主義にもとづく反戦闘争の炎を燃えあがらせ、これを全世界に波及させなければならない。本集会に結集した革命的・戦闘的な労働者・学生は、世界のたたかう人民と固く連帯し<戦争と貧困>に抗してたたかう決意と拠点をうち固めたのである。

以下、見出し

アメリカのイラン攻撃反対!
戦争勃発の危機を突き破れ
 ――基調報告


 暗黒の世紀を覆す全世界労働者人民の団結を!

闘う労働者と全学連委員長が熱い決意表明

日共の議会主義的歪曲をのりこえ<反安保>の旗高く闘おう!


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「介護の生産性向上」を号令する安倍政権・厚労省

社会保障の切り捨てを許すな!

 トランプ政権がイランへの軍事攻撃を虎視眈々と狙い、中洋で戦争勃発の危機が迫っている。日米新軍事同盟の鎖で締めあげられた安倍政権は、いよいよペルシャ湾への日本国軍の出撃を目論んでいるのだ。いまネオ・ファシスト安倍は、「参院選で信任を得た」などとわめきたてて憲法改悪に猛突進しようとしている。
 トランプにつき従う安倍は、莫大な国家財政を注ぎ込んでアメリカ製兵器の買い増しやアメリカ産農産物の関税引き下げを実施しようとしている。国家財政から湯水のように軍事費を支出している安倍政権は、財政危機ののりきりのために十月からの消費税増税を強行しようとしているのだ。
 参院選をなんとかのりきることを策して、老後の予算に二〇〇〇万円必要≠ニいう金融庁の審議会報告書を受け取らず反故にするという挙に出たのが、反動安倍政権なのだ。この政権は、「骨太の方針」(六月二十一日発表)においても、種々の社会保障の給付削減・負担増の具体策を発表することを先延ばしにした。政府みずからが年金だけでは食っていけないのだから自分たちで対策をしろ≠ニ、労働者人民を貧窮につきおとしておきながら彼らに「自助努力」と「投資のすすめ」を強要している悪行は、いまや誰の目にも明らかになっている。「年金百年安心」という立て直しようもないボロ看板をとり繕い、嘘とペテンで労働者人民を愚弄する安倍政権を許すな。
 いま安倍政権は、「少子高齢社会」においても社会保障費を大削減するために、社会労働政策を練り直そうとしており、その方向性をうちだそうとしているのである。

(以下、見出し)

T 「少子高齢社会」進行のもと社会保障制度大改悪に突進

   (1)「現役世代の人口減少」にたいする危機感

   (2)雇用政策の大改変

   (3)「健康寿命の延伸」という名の自助≠ニ予防≠フ強制

   (4)「医療・福祉の生産性向上」の呼号


U 介護経営者への「生産性向上」のたきつけ

   (1)トヨタカイゼン方式の取り入れ

   (2)業務の「切り分け」によるタスクシフティング

   (3)「介護業界のイメージ改善と人材確保」


V 「経営効率第一」の「業務改善」に突き進む経営者

   (1)介護ロボットの導入

   (2)ICTの活用

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「改憲阻止! ペルシャ湾派兵阻止!」
 闘う学生が首都中枢デモ 8・2
 八月二日、早稲田大学、国学院大学をはじめとする首都圏のたたかう学生たちは、国会・首相官邸・アメリカ大使館にたいする「憲法改悪阻止! ペルシャ湾への自衛隊派遣阻止!」のデモ行進に勇躍決起した。
「アメリカのイラン軍事攻撃阻止!」米大使館に怒りのシュプレヒコール
(8月2日、東京・虎ノ門、左上奥が米大使館)
首相官邸に迫る学生デモ
(8月2日、東京・溜池)
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