JCメタルの超低額妥結弾劾!
労働貴族の春闘破壊を許さず一律大幅賃上げをかちとれ
独占資本家の賃金抑制に屈服した労働貴族を許すな
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「新たな土砂投入阻止!」1万人民の先頭で学生が奮闘
(3・16沖縄県民大会、那覇市) |
わが同盟と革命的・戦闘的労働者は今一九春闘を、「連合」の神津・相原指導部による「上げ幅から働きの価値に見合った賃金水準追求への転換」を掲げた春闘の最後的破壊を許さず、独占資本家どもによる賃金抑制攻撃をうち破るためにたたかっている。
金属労協(JCメタル)が集中回答指定日とした三月十三日、自動車・電機・金属機械などの大企業経営者は、自企業労組のわずか「三〇〇〇円」程度の賃上げ要求さえ一蹴し、昨年よりさらに低い超低額の「賃金改善額」を回答し、これを各労組指導部を牛耳る労働貴族どもはただちに受け入れた。この超低額回答=妥結を弾劾せよ! 一九春闘勝利のためにさらに奮闘しよう! 一律大幅賃上げをかちとろう!
トヨタ労使を先頭に「競争力強化」のための協議に純化
企業の生き残りをかけた人事賃金政策の抜本的改変
「水準重視」を掲げる労働貴族の春闘破壊を許すな!
一九春闘勝利にむけてさらに奮闘しよう!
すべての労働者諸君!
今一九春闘は、「上げ幅から水準重視へ」という「連合」指導部の号令のもとに、トヨタ自動車労組を先頭にして、各企業のおかれた条件にみあって、各企業の発展の方策をめぐって論議する場へと変質させられている。産別や企業規模の違いによる、また各労働者の技術性や「役割・貢献度」の違いによる賃金水準の違いを当然のものとして是認するものに変質させられようとしている。まさに春闘の最後的破壊だ。ほとんどの大企業でその労使交渉は、すでに「企業の競争力強化のための賃金・処遇・働き方」をめぐる労使協議へと歪められている。しかも、経営者が「経済情勢の急変」などという口実をもって示した超低額回答を大手企業労組指導部が軒なみ受け入れ妥結することによって、いまなお闘いを継続している中小企業労組はいっそうの困難を強いられている。
大企業労組指導部の超低額妥結を弾劾せよ。彼らは、形骸化されてきたとはいえ「統一要求(目安)にもとづく産別統一闘争」という形式で賃上げの社会的相場形成と波及をめざすとされてきた春闘を、企業ごとに「企業競争力強化のための労使協議」にとりくむものに変質させている。こうした労働貴族の大裏切りを断じて許さず、一律かつ大幅な賃上げをかちとるために、さらに奮闘しようではないか。
大企業労組の内部でたたかう革命的・戦闘的労働者は、妥結承認の機関決定や投票に際して、組合員に労働貴族の裏切りを柔軟に暴きだそう。「仕事・役割・貢献度」重視の徹底による賃金支払い形態の改悪を許すな! 新たな企業再編やAIを活用した主客両側面の技術化=合理化にともなう配転・出向・転籍・首切りの強要をうち砕こう。
中小企業労組でたたかう革命的・戦闘的労働者は、大企業労組労働貴族の指導のもとで苦闘を強いられている組合員たちを組織して、大企業による中小企業にたいする収奪に反対しつつ中小企業経営者の賃金抑制攻撃をうち破り、大幅な賃上げを一律で獲得しよう。
四月の「働き方改革関連法」施行をまえにして企業経営者は、「法令遵守(コンプライアンス)」をも口実として労働条件を引き下げたり、労働強度の増進を強制したりする悪らつな攻撃を振りおろしている。企業に「年十日以上の年休付与労働者に年五日間の年休を取得させる義務」が課せられることを理由として経営者どもは、夏季や年末年始に企業が労働者にすでに与えてきた休日の一部を年休扱いに切り替えることなどを強行せんとしている。また「時間外労働の法的上限規制」への対応として多くの企業経営者は、法的に長時間残業が容認されたことを利用して三六協定の特別条項で「月八十時間、年七二〇時間」もの残業を当然のように労組に容認させている。しかも盗っ人たけだけしくも「残業削減」を口実として、従来と同様・あるいはそれ以上の仕事量をより短い時間でこなすことを労働者に強要してもいる。こうした「法令遵守」を口実とした労働条件の引き下げや労働強化の強制を断じて許してはならない。生産性向上のための「働き方改革」に反対しよう。
さらにわれわれは、安倍政権による改憲や消費税増税を阻止しようではないか。「国会で国民的な合意形成につながる丁寧な議論を十分に行うことを求めていく」と称して国会での改憲論議を尻押ししたり、「社会保障と税の一体改革の推進」の名のもとに消費税増税の「着実な実施」を政府に求めたりしている「連合」指導部を弾劾せよ。「全労連」の日共系指導部が、統一地方選・参議院選挙にむけて「市民と野党の共闘」をつくることを自己目的化して、「安倍改憲反対三〇〇〇万人署名」や「消費税増税反対」署名の拡大に闘いを解消していることを許すな。参議院選挙にむけて組織内候補の集票活動(支持者カード集めや街頭宣伝)に組合員をひきまわす労働貴族や、日共の票田開拓のための政策宣伝に労組の闘いをねじまげる日共系ダラ幹を許さず、憲法改悪と消費税増税を阻止しよう。
すべての労働者諸君!
三月十三日に独占ブルジョアどもが示した超低額の回答を前にして、日本労働者階級は今こそ階級的憤怒にもえて、断固たる反転攻勢にうって出なければならない。
見よ! アベノミクスの最後的破綻を突きつけられた安倍は、いまや「賃上げ要請」を語ることもなく、データ偽造と「史上最長の好景気」などという虚偽宣伝を臆(おく)面もなくふりまき、あまつさえ消費税増税など大衆収奪の一挙的強化と「働き方改革」という名の労働者階級へのさらなる攻撃の刃を研いでいるではないか。
見よ! これに援護された独占ブルジョアどもは、カサにかかって賃金抑制・労働強化・首切り・転籍・配転などありとあらゆる犠牲を労働者階級に強制しているではないか。
今こそ日本労働者階級はみずからの命運をかけ闘魂をみなぎらせて闘いに起て!
独占資本家どもに呼応して春闘の最後的破壊に手を染める「連合」労働貴族を徹底的に弾劾せよ! 日共中央につき従って労働者階級の春闘を党の票田開拓の具におとしめる「全労連」指導部をのりこえたたかおう!
わが革マル派が提起している<一律大幅賃上げ獲得>――ただこれだけが、労働者階級の未来を照らしだす深紅のスローガンであることは、いまやあきらかではないか!
すべての労働者は、政府=独占ブルジョアどもの春闘絞殺の野望をうち砕くために、わが革マル派と共に前進せよ!
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