第2551号(2019年1月14日)の内容

<1〜4面>
19春闘勝利! 憲法改悪阻止!
 「連合」指導部の春闘破壊を許さず一律大幅賃上げをかちとれ!
中央労働者組織委員会
◎新年号漫画解題
<5面>
習近平「大国外交思想」の反プロレタリア性
<6〜7面>
年頭の決意
 関西/九州/東海
 自治体/社会事業/電機/金属/中小企業
<8面>
土砂投入に人民の怒り爆発
闘う学生が最先頭で奮闘 12・14 辺野古
 台船に肉薄/基地ゲート封鎖/労・学・市民1000名が集会
首都圏の学生が連続決起 12・13〜14 防衛省前
 「解放」最新号























  


19春闘勝利! 憲法改悪阻止!

「連合」指導部の春闘破壊を許さず
一律大幅賃上げをかちとれ!

  中央労働者組織委員会

 すべてのたたかう労働者諸君! われわれは、今一九春闘を重大な決意をもってたたかいぬくのでなければならない。実質賃金のうちつづく低落、社会保障の切り捨てや消費税大増税などの大衆収奪の強化、長時間労働と労働強化のいっそうの増進。――安倍政権と独占資本家どもによって強要されているこの過酷な現実を突破するために一九春闘を戦闘的にたたかおう!
 「連合」神津・相原指導部は今春闘にむけて、賃金要求の「上げ幅追求から水準追求への転換」なるものを提起した。これこそは、一九五五年いらいたたかわれてきた春闘を、「競争力強化のための労使交渉」に変質させ最後的に破壊する歴史的大犯罪にほかならない。
 安倍政権・自民党は、今春闘のさなかにも改憲を発議せんと構えている。にもかかわらず、労働貴族どもはなんらの闘いも組織していない。UAゼンセン指導部などは「改憲論議推進」「武力行使の合憲化」を唱え、安倍政権に唱和してさえいる。
 時あたかもトランプのアメリカと習近平の中国とが核戦力増強にしのぎを削り、これと結びついた最先端技術の開発競争を焦点に貿易・経済戦争を熾烈にくりひろげている。この狭間において、帝国主義国としての生き残りを賭けて交戦権と非常大権を有する一流の国家≠ヨの飛躍に突き進み、労働者・人民にありとあらゆる犠牲を強制しているのが、安倍政権と独占ブルジョアジーだ。労働貴族がすすめる「連合」労働運動は、これに全面協力するものであり、まさに「救国」産報運動そのものだ。
 「救国」産報運動を突き破り、一九春闘を戦闘的にたたかいぬこう。「連合」指導部による春闘破壊を許さず、一律かつ大幅な賃上げを獲得するためにたたかおう。憲法改悪を絶対に阻止しよう。すべての労働者は総決起せよ!

(以下、見出し)

T 安倍政権・独占資本家階級の反動攻撃と労働貴族の春闘破壊への突進

 A 労使一体の春闘破壊

 「連合」指導部による「上げ幅要求」の放棄

 「第四次産業革命」に賭ける独占資本家ども

 「ジョブ型雇用」への転換――日本型労働慣行の一掃

 アベノミクスの破綻と労働者・人民の貧窮の深まり

 B 〈軍国日本〉再興を企む安倍政権の改憲攻撃

 C 「救国」産報運動とこれを突き破る闘い

U 春闘の戦闘的高揚をかちとれ!

 A 「働きの価値に見合った賃金水準」追求方針の犯罪性

 「競争力強化のための労使交渉」への純化

 「底上げ」を煙幕とした賃金闘争としての春闘の埋葬

 「働きの価値に見合った賃金」論の犯罪性

 B <春闘勝利・改憲阻止>にむけて邁進せよ!

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習近平「大国外交思想」の反プロレタリア性

 アメリカと並ぶ世界の超大国へと、中国を二〇四九年までに飛躍させること、これを「建国百年の奮闘目標」として内に向けて大号令を発し、外に向けても誇示しているのが、中国共産党の「核心」を自称する習近平である。まさにこのゆえに、中国の超大国化を何がなんでも阻止しようとして、トランプのアメリカが<貿易戦争>をはじめとして対中国の攻撃をしかけている。これにたいして習近平政権は、南シナ海・台湾などの「国家の核心的利益」にかんしては一歩も譲らぬ姿勢を一方で貫き、対米核軍事力の増強にひた走っている。しかし同時に、トランプの「一国主義」を槍玉にあげみずからを「人類運命共同体建設」の旗手としておしだし諸国権力者を中国に引きつける外交にも大きな重点を置いて対抗している。あくまでも「百年の奮闘目標」を達成するという国家戦略を実現するために、中国に有利な国際的環境を確保すること、これを中国外交の根幹にすえた外交戦略にのっとって。
 本稿は、この習近平中国の国家戦略の対外的側面を分析する一助として、習近平「大国外交思想」なるものを検討する。直接には、二〇一八年六月二十二日に開催された「中国中央外事工作会議」での習近平演説を対象にし、中国共産党第十九回大会の習近平報告やSCO、BRICS、APECなどでの習近平演説をも参照した。

以下、見出し

T 「新時代の中国の特色ある社会主義外交」とは?

 A 習近平の「外交思想」の自己宣伝

 B 「グローバル・ガバナンス・システム改革」の意図

U 「人類運命共同体」の名による粉飾

 A 中華ナショナリズムの外へ向かっての貫徹

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土砂投入に人民の怒り爆発

12・14 辺野古 闘う学生が最先頭で奮闘 
  安倍政権は、昨年十二月十四日、沖縄の労働者・人民の抗議の声をふみにじり、辺野古の海への土砂投入を強行した。この暴挙を満腔の怒りを込めて弾劾せよ! 十四日当日、一〇〇〇人もの沖縄の怒れる労働者・人民は、工事を阻止するために辺野古現地の海と陸で土砂投入阻止の闘いに断固として起ちあがった。沖縄県学連と金沢大の派遣団のたたかう学生たちは、<反安保>の旗高くその最先頭で奮闘したのだ。
「土砂投入阻止!」キャンプ・シュワブ工事用ゲートと第一ゲートの間を往復するデモを闘う学生が牽引
(18年12月14日、辺野古)
3時間にわたってゲートを封鎖!
(18年12月14日)
フロートめざして突進するポセイドン号
(18年12月14日)
土砂投入を弾劾し新基地建設阻止へ
(18年12月14日、辺野古の浜)
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 「辺野古新基地建設阻止!」
12・13〜14 防衛省前  首都圏の学生が連続決起
沖縄の闘いと連帯して抗議のシュプレヒコールをたたきつける全学連
(18年12月14日、防衛省前)
「土砂投入を許さない!」防衛省前の集会で奮闘する闘う学生(18年12月13日)
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