第2550号(2019年1月1日)の内容

<1〜4面>
改憲阻止! 安倍政権打倒!
 ファシズムと戦争的危機を突破し反スタ運動の一大飛躍を!
<5面>
改憲阻止! 辺野古への土砂投入阻止!
 全学連が首都中枢を席巻 12・8
辺野古土砂投入阻止!
 12・14沖縄―首都で同時決起
<6〜7面>
漫画 猪突迷進猪鍋之巻
<8〜9面>
日本型労働慣行の最後的一掃を企む独占資本家
<10〜11面>
年頭の決意
 沖縄/北海道/北陸
 教育/郵政/交運/化学/マスコミ
<12面>
写真特集 2018闘いの軌跡

 「解放」最新号


























  


改憲阻止! 安倍政権打倒!

ファシズムと戦争的危機を突破し反スタ運動の一大飛躍を!

「安倍政権打倒!」闘う学生が5万人民の先頭で奮闘(2018年4月14日)

 二〇一九年の劈頭にあたって、わが革共同革マル派は、全国の労働者・人民に呼びかける。安倍政権が全体重をかけてしかけてきている憲法改悪攻撃を断固として打ち砕け!
 自衛隊を文字通りの国軍として強化・確立し日本を交戦権を有する一流の軍事強国≠ヨと雄飛させると同時に、首相・NSC専制の強権的=軍事的支配体制の飛躍的強化をなしとげるためにこそ、安倍日本型ネオ・ファシズム政権は現行憲法の改悪にうってでているのだ。この一大反動攻撃を断じて許すな! 安倍政権・沖縄防衛局は、昨年十二月十四日、人民の反対の声を傲然とふみにじり辺野古への土砂投入―本格工事再開に踏みきった。琉球大・沖縄国際大のたたかう学生を先頭として、沖縄の労働者・人民は政府の暴虐への怒りに燃えて連日にわたる激闘をたたかいぬいている。<辺野古新基地建設阻止! 土砂投入阻止!>の闘いを全国でおしすすめよ! 日米新軍事同盟=グローバル戦争同盟の強化を許すな!
 二十一世紀世界はこんにち、アメリカ帝国主義と「市場社会主義国」中国およびこれと結託しているロシアの権力者どもが、そして、EU分解≠フ危機に脅えるドイツ・フランスなどの欧州諸国家権力者どもが、国家エゴイズムを相互に露骨に貫徹する大戦前夜ともいうべき時代に突入している。そのなかで各国権力者は労働者・人民に戦火と貧困を強制し、むごたらしい犠牲を強いている。これにたいしていま労働者・人民は、フランスの「燃料税引き上げ反対」の反政府デモがベルギー・オランダに飛び火したことにしめされるように、全世界で起ちあがりつつある。わが反スターリン主義革命的左翼は、こうした労働者・人民の闘争をプロレタリア階級の自覚的な組織的闘争へと高め、<暗黒の二十一世紀>を根底から覆すことをめざして、この日本の地で全力でたたかうのでなければならない。
 安倍日本型ネオ・ファシズム政権が憲法大改悪にむけ突撃を開始したいま、われわれは日本階級闘争の命運を決する重大な局面にたっている。だが、日共の不破=志位指導部は、改憲を阻止する集会・デモすら呼びかけていない。一切の闘いをただただ「野党共闘」尻押しのための「三〇〇〇万人署名」集めに解消し、今夏の参院選にむけた票田開拓に埋没しているのが日共中央指導部なのだ。他方、「連合」労働貴族は労働組合を主体とした「改憲阻止」の闘いを抑圧するのみならず、「『上げ幅要求』の廃止」を主張し春闘そのものの最後的破壊にのりだすという反労働者的な姿を露わにしている。
 すべての労働者・学生諸君! 既成指導部の腐敗と堕落を弾劾し、<反改憲・反戦反安保・反安倍政権>の闘いの大爆発をかちとるのでなければならない! わが革共同革マル派とともに、日本全土を揺るがす改憲阻止の闘いに職場・学園・地域からいまただちに総決起しようではないか!

以下、見出し

T 憲法改悪・軍事強国化に突進する安倍政権

U <米―中・露激突>――高まる戦争的危機

 A 東アジアにおける米・中角逐の激化

  一触即発の南シナ海

  華為技術(ファーウェイ)排除――
  米中の技術覇権¢いの熾烈化


  「一帯一路」と「インド太平洋戦略」

  北朝鮮への圧力を強化するトランプ政権

 B 中東における戦争勃発・戦火拡大

 C ウクライナをめぐる米・露直接衝突の危機

 D 米―中・露核戦力増強競争の新たな激化

V 安倍政権の改憲総攻撃を総力で粉砕せよ!

 A 憲法改悪阻止! 辺野古新基地建設阻止!

  日共の議会主義的歪曲をのりこえ闘おう

 B 「連合」指導部の春闘の最後的破壊に抗し<大幅一律賃上げ>をかちとれ!

 C 外国人労働者の酷使・使い捨て拡大を許すな

 D 消費税税率引き上げを阻止せよ!

W 反スターリン主義運動の前進をかちとれ!

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日本型労働慣行の最後的一掃を企む独占資本家

 米・中争闘の狭間で動揺する安倍政権

1 労働市場の抜本的改変に突進する政府・独占資本家階級

  技術的労働者獲得のための社会的労働市場の形成

 なによりもまず独占資本家どもは、「第四次産業革命」と呼ばれる<AI―ビッグデータ―IoT>の開発・活用においてアメリカ・ドイツ・中国などの諸企業にたち後れていることに焦り、これを挽回するために、AIを駆使してビッグデータを解析し様ざまな「モノ」を制御したり新たなサービスを創出したりする技術性をもった労働者を、大量に育成し確保することに血眼になっている。いま彼らがとりわけ求めている技術的労働者とは、これまで諸独占体が製品開発や製造工程の技術化のために各企業内で育成してきた技術的労働者とは異なり、ICTにかんする理系的な技術的諸能力とともにビッグデータを解析・処理し新たなサービスの創出に結びつけるような柔軟な発想力を兼ね備えた「データ・サイエンティスト」と呼ばれる技術的労働者である。電子機器や家電、自動車、住居、工場(生産設備)、物流施設、スーパーやコンビニなどあらゆる「モノ」をインターネットに接続し、そこで生みだされる構造的に整序されていない様ざまなデータを、或るサービスに結びつける観点からAIで整序・解析・処理し、生産管理・在庫管理・保守管理・物流や販売の管理などの最適化を自動的におこなったり、とりわけ米ウーバーテクノロジーズが始めたライドシェアサービスのように、これまで思いもつかなかったようなサービスを商品化したりすることをめざしているのが独占資本家どもなのである。(第一章より抜すい)

  AI活用による労働現場からの労働者の放逐

2 「戦後最長の景気回復・拡大」の虚構

3 「人手不足」が示す日本国家独占資本主義の腐朽性の深まり

  「サービス産業の肥大化・浪費の創造」の今日的形態

 いま「人手不足」が深刻化している建設業や運送業、外食サービス業、小売業などの産業・業種の多くは、そもそも独占体諸企業のリストラ諸攻撃によって生みだされた失業者および半失業者(非正規雇用労働者など)の広汎な存在を基盤にし、彼らを強搾取することによって成長≠オてきた。海外進出を強める独占体諸企業が、消費が低迷する国内では今後の人口減少による市場縮小をもにらんで積極的な投資を控え、内部留保を累増させるかたちで資本の過剰を露わにするなかで成長≠オてきたこれらの産業・業種の「人手不足」という事態は、まさしく、「経済の軍事化」「自己金融にもとづく投機」と並ぶ過剰資本の処理の国家独占資本主義的形態としての「サービス産業の肥大化・浪費の創造」、その今日的形態をなすものにほかならず、日本帝国主義経済の腐朽性の極致をしめすものにほかならない。(第三章より抜すい)

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「改憲阻止! 辺野古への土砂投入阻止!」
  全国結集で首都中枢を席巻 
12・8全学連
 昨年十二月八日、北海道から沖縄まで全国から首都・東京に結集した全学連のたたかう学生たちは、「自民党改憲案の国会提出阻止」「辺野古への土砂投入阻止」「入管難民法改定案の強行採決弾劾」を掲げ、対国会・首相官邸デモに断固として起ちあがった。
首都中枢を席巻する全学連
(12月8日、東京・日比谷)
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 辺野古土砂投入阻止! 
12・14沖縄―首都で同時決起
シュワブ第1ゲートを封鎖し座り込む労・学・市民
(12・14)
土砂投入実力阻止にむけカヌー隊がいざ出撃!
(12・14)
安倍政権が土砂投入を強行したまさにその時、全学連が防衛省への抗議闘争に決起
(12・14)
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 2018
闘いの軌跡
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