改憲攻撃を総力で打ち砕け
9・19 日比谷
憲法九条大改悪阻止! 辺野古新基地建設を許すな!
労学市民四八〇〇が決起
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「改憲絶対阻止! 安倍政権打倒!」集会の高揚のために奮闘する学生たち
(9月19日、日比谷野音) |
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「改憲発議阻止!」力強くデモ行進する学生
(9・19、銀座) |
すべての労働者・学生諸君! わが同盟は新たな決意のもとに訴える!
九月二十日の自民党総裁選挙において三選を手中にしたネオ・ファシスト安倍は、ただちに「憲法改正にいよいよ挑戦し、新しい国づくりに挑む」などと叫びたてた。いまこそ安倍政権による改憲攻撃を木っ端微塵に打ち砕くために、憲法改悪絶対阻止の一大闘争を巻きおこせ!
総裁選において石破を破った安倍は、「次の国会に改正案を提出できるよう一致結束して向かわなければならない」などとほざいた。安倍は、九条に自衛隊を明記するとともに「緊急事態条項」を創設するという改憲案を、自民党の改憲案として十月二十六日にも開会される臨時国会において憲法審査会に提出しようとしている。改憲勢力が衆参両院の三分の二以上の議席を占めている来夏の参院選前までに改憲発議=国民投票を強行することを企んでいるのだ。絶対に許すな!
米―中・露角逐下の現代世界において、安倍政権は、核大国・中国と核武装した北朝鮮とに対抗してゆくために、日米新軍事同盟にもとづいてアメリカとともに戦争する軍事強国≠ヨと日本国家を飛躍させようとしている。そのためにこそ憲法九条を最後的に葬りさろうとしているのだ。それは、かつて朝鮮半島を植民地支配し、中国・アジアを軍靴で蹂躙した日本軍国主義者の末裔である安倍を頭とする政権が、いまやトランプのアメリカとの軍事同盟にもとづいて、再びアジア人民に銃口を突きつけるという重大な意味をもつ。この戦後史を画する一大反動攻撃を絶対に打ち砕くのでなければならない!
この重大な局面で、日共中央は、「市民と野党の本気の共闘」をシンボルとして、来夏の参院選挙にむけた集票に血眼となっている。そのためのテコとして位置づけた「三〇〇〇万人署名」なるものに下部党員・活動家を駆り立てているのが代々木官僚なのだ。一切の闘いを「野党連合政権」樹立をめざした選挙宣伝に解消する日共中央を弾劾せよ!
すべての諸君! われわれはいまこそ、日共中央による議会主義的闘争歪曲をのりこえ、安倍政権の改憲・安保強化の攻撃を打ち砕く闘いをおしすすめよう。すべての職場・学園から総決起せよ!
全国のたたかう学生が<反安保>の檄――野音集会
「安倍政権打倒!」
銀座に轟くシュプレヒコール
反戦・反安保・反安倍政権の闘いを巻きおこせ!
すべての労働者・学生諸君! 今秋期、われわれは、まず第一に、憲法改悪絶対阻止の一大闘争を巻きおこすのでなければならない。
安倍政権が国会提出を狙う改憲案は、九条一項・二項はそのままにしたうえで、新たに「必要な自衛の措置をとる」ための「実力組織」として「自衛隊を保持する」と明記するものだ。もって安倍政権は、「戦争放棄」「戦力不保持」を謳う現行憲法九条を最後的に葬りさろうとしているのだ。九条改悪を断じて許してはならない! また安倍政権は、戦争への総動員体制を強化するために、労働者・人民の「民主主義的諸権利」を奪いさる「緊急事態条項」創設をも狙っている。「緊急事態条項」創設反対! 日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化に反対しよう!
第二に、われわれは、安倍政権による辺野古新基地建設のための土砂投入=本格埋め立てを絶対に阻止するのでなければならない。
安倍政権は、トランプ政権に尻を叩かれつつ、沖縄県知事選後の十月初旬にも辺野古への土砂投入を強行しようとしている。6・12米朝首脳会談を区切りに現出した米―中・露の新たな政治力学のもとで、日本列島を対中国・対ロシア最前線の核軍事要塞としてうち固めようとしているトランプのアメリカ。対中国の最前線拠点として辺野古に海兵隊新基地を建設しようとしているのがトランプ政権であり、これに全面協力しているのが安倍政権だ。日米核軍事同盟強化の攻撃を断じて許してはならない。
トランプ政権・米軍当局による横田基地へのCV22オスプレイ配備を阻止せよ! 十月一日にも企まれているオスプレイの本格配備を許すな!
安倍政権は九月十三日、海上自衛隊のヘリ空母「かが」をはじめとする三隻の艦船と潜水艦とによる対潜水艦訓練を、中国軍が戦略原潜を遊弋(ゆうよく)させる南シナ海のど真ん中で挑発的に強行した。さらにこの海自艦隊は、フィリピン周辺で米軍の原子力空母ロナルド・レーガンと合同軍事演習をおこない、さらにインド洋に展開しようとしている。南シナ海の軍事拠点化を完成し、さらに西太平洋・インド洋に中国軍を進出させようとしている習近平中国をまえにして、中・露主敵の軍事戦略にもとづいて日豪両国を従えての対抗策にうってでているトランプ政権。この政権の「責任分担」要求に応えて、安倍政権は日本国軍をアメリカの「属国軍」として南シナ海・インド洋をはじめとする対中国の最前線へと派遣しているのだ。さらに、陸自部隊を、シナイ半島での米軍主導の多国籍軍に参加させることをも狙っている。憲法九条を踏み破り、日米新軍事同盟にもとづく海外派兵を強行する安倍政権を断じて許すな!
われわれは「反安保」を放棄した日共系反対運動をのりこえ、辺野古新基地建設阻止の闘いを、「日米核軍事同盟=対中・対露攻守同盟の強化反対」の旗幟鮮明にたたかおう! 今こそ<安保破棄>をめざしてたたかおう!
第三に、われわれは、米―中・露激突下の戦争的危機を突き破る革命的反戦闘争を断固としておしすすめるのでなければならない。
いま、没落するトランプのアメリカ帝国主義と、二〇四九年までにこれを追い抜き「社会主義現代化強国」を築きあげんとする習近平中国および「大国ロシアの復活」を企むプーチンのロシアとが、政治・軍事・経済の全部面において激突している。この米―中・露激突下の現代世界で、いたるところで戦争的危機が高まり、また現に戦火が燃えあがっている。
朝鮮半島をめぐっては、核施設のリスト提出などの具体的措置をとらないかぎり見返りは与えない≠ニ迫るトランプ政権と、まずはアメリカが終戦宣言などの「相応の措置」をとれ≠ニ突っぱりつつ、アメリカの対応次第では寧辺(ニョンビョン)核施設の永久廃棄の「用意がある」ことを提示している金正恩政権とが、互いに瞞着しあいつつ対立を先鋭化させている。南シナ海においては、米日両軍と中国軍とがつばぜり合いを展開している。このアジアをはじめ全世界でぶつかりあう米―中・露が相互に核戦力増強にしのぎを削っているがゆえに――米・中の貿易戦争と絡みあうかたちで――熱核戦争勃発の危機さえもが高まっているのだ。
いまこそ<米―中・露の核戦力増強競争反対>のスローガンを高々と掲げ革命的反戦闘争を推進しよう! アメリカの対北朝鮮軍事攻撃反対! 日本の参戦を許すな! 北朝鮮の核武装反対! トランプ政権に支えられたイスラエル権力者によるパレスチナ人民虐殺弾劾! アサド政権・プーチン政権によるシリア・イドリブ総攻撃反対! 米―中・露の核戦力増強競争反対!
いまこそ反戦・反安保・反安倍政権の闘いを巻きおこせ! 安倍ネオ・ファシスト政権打倒めざしてたたかおう!
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