第2531号(2018年8月13日)の内容

<1面>
国際反戦集会の大高揚かちとる
8・5 米―中・露激突下の戦争的危機を突き破れ! 労・学が決意
<4面>
第56回国際反戦集会
海外からのメッセージ @
タビニ・フイラアティラ・ノ・テ・アオ・マオイ/LALIT(モーリシャス)/ギリシャ国際主義共産主義者組織
<3面>
西日本豪雨――被災人民見殺しの安倍政権弾劾
 民営化促進を策す水道法改悪阻止!
<2面>
全学連が国際反戦集会に向け大情宣
「ソフト防災」――水害対策放棄を居直る安倍政権
<8面>
原発の汚染水投棄、再稼働・新増設を許すな
■「核心」の顔に墨を塗る
<5面>
難民問題を巡るEUの亀裂とメルケル新政権 〈下〉
<6面>
大量解雇と自殺に追いやられる障害者
Topics ベトナムから1万人――低賃金・無権利の外国人介護労働者
<7面>
『社会の弁証法』「X社会と階級」はなぜ「未完」で終っているのか 下

 ◎お知らせ
 本紙八月二十日付は休刊とします。第二五三二‐三三合併号(八月二十七日付)から通常どおり発行します。

 「解放」最新号


































  


国際反戦集会の大高揚かちとる

8・5


米―中・露激突下の戦争的危機を突き破れ! 労・学が決意

「米―中・露の核戦力増強競争反対!」の声が轟く
(中央集会――8月5日、東京・浅草公会堂)

 「米―中・露の核戦力増強競争反対! 革命的反戦闘争の国際的波及をかちとるぞ!」――たたかう労働者・学生のシュプレヒコールが響きわたった。八月五日、全国七ヵ所において第五十六回国際反戦集会が開催され、東京・浅草公会堂における中央集会には、一二〇〇名のたたかう労働者・学生・市民が結集した。
 6・12米朝首脳会談いご二ヵ月のこんにち、「朝鮮半島の非核化」をめぐってアメリカと北朝鮮およびその後ろ盾となっている中国が激突している。アメリカ・トランプ政権に<安保の鎖>でしめあげられた「属国」の宰相・安倍は、日本を対中国の最前線基地としてより強化し「戦争をやれる国」におしあげるために、九月の自民党総裁選での三選をテコとして憲法大改悪に突進しようとしている。安倍ネオ・ファシスト政権の企みを打ち砕き、東アジアや中東で高まる戦争勃発の危機を突破する反戦反安保闘争をさらに前進させる決意を、結集した全参加者はうち固めたのだ。
 今集会では、フランスの「リュット・ウヴリエール祭」に参加したわが同盟派遣団が現地での交流の報告をビデオ上映とともにおこなった。世界各地の労働者に圧倒的な共感をつくりだした報告を参加者は感動をもってうけとめた。
 われわれは本集会をつうじて、全世界の人民と固く連帯し闘いの炎をいっそう燃えたたせる拠点を築いたのである。

以下見出し

労働者国際主義に立脚して革命的反戦闘争を推進せよ
 ――基調報告

 「平和」幻想をふりまく日共をのりこえ闘おう

反スタ運動への共感と連帯
 ――フランス派遣団の報告

闘う労働者と全学連委員長が熱い決意表明

 安倍政権の改憲策動を粉砕せよ!

Top

  


西日本豪雨――被災人民を見殺しにした安倍政権弾劾!

民営化促進を策す水道法改悪を阻止せよ

 七月五日から八日にかけて、西日本を中心とした地域を記録的な豪雨が襲った。この豪雨によって大量の家屋が水没または流失し、おびただしい人びとが被災した。いたるところで土砂崩れや河川の氾濫、ダムの決壊などがうみだされ、病院や水道、電気をはじめとするライフラインなどに甚大な浸水被害がもたらされた。
 この西日本豪雨災害の犠牲者は、わかっているだけでも十四府県で死者二一九人、広島、岡山、愛媛の三県で安否不明者十二人(七月二十六日現在)。いまも五〇〇〇人以上の被災された方々が、避難生活を強いられている。被災人民は連日の猛暑のなかで、熱中症ともたたかいながら懸命に復旧活動と安否不明者の捜索をつづけているのだ。
 だがこうした惨事は、たんに自然災害として片づけることはできない。まさに被災人民が被っている災害は人災≠ノほかならない。ここでは安倍政権の災害対応と、歴代自民党政権の治山・治水対策の反人民性を暴露する。それとともに、災害のただなかでそのどさくさ紛れに、「水道法改正」法案の成立をもくろみ審議を強行した安倍政権の蛮行をも怒りをもって弾劾する。

以下、見出し

酒宴≠ノ興じていた安倍・自民党を許すな

「バックウォーター現象」は人災≠セ

壊滅的な水道――二五万戸が断水

水道施設更新の放置と人減らし≠フツケ

水道法改悪を粉砕しよう!

Top
 

   


政府・東電による汚染水投棄、原発再稼働・新増設を許すな

 安倍政権・東京電力経営陣は3・11福島原発事故発生から七年を期して、今春いこう東電柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働、東電東通原発の工事再開の策動に本格的にのりだしている。他方で彼らは、漁民をはじめとした福島県民が猛反対している放射性のトリチウム入り汚染水の海洋投棄の策動を現実的に開始した。福島県の労働者人民をわずかなりとも懐柔することを企んで福島第二原発の廃炉を決定するという小手先細工をも弄しながら、彼らは、これらの反人民的策動に一挙にうってでているのである。

以下、見出し

福島人民の懐柔を狙った福島第二原発「廃炉」決定

柏崎刈羽原発6、7号機再稼働への突進

東通原発の工事再開に着手

原発・核開発反対の闘いの高揚をかちとれ!

Top

    


難民問題を巡るEUの亀裂と強制送還≠ノ転じたメルケル

排外主義・ネオファシズムを打ち砕け

T 対立・分裂を露わにしたEU首脳会議
  (第二五三〇号)

U 「入国拒否」にのりだした第四次メルケル連立政権

V ネオ・ナチの跳梁とメルケル政権の反動攻勢を打ち砕け
  (本号)

Top
 


  
 全学連が国際反戦集会に向け大情宣
 八月三日、首都圏の全学連のたたかう学生たちは、集会への結集を呼びかける街頭情宣を都内・高田馬場駅頭において展開した。学生、高校生、労働者、市民とのあいだで、安倍政権の憲法改悪の策動、目前に迫った辺野古の本格埋め立ての攻撃、米朝の「非核化」をめぐる政治的・軍事的角逐などについて討論し、集会への共感を巻きおこした。
8・3 高田馬場
Top