第2507号(2018年2月26日)の内容
<1面>
18春闘勝利・改憲阻止の炎 2・11
労働者怒りの総決起集会
<生産性向上のための春闘>への歪曲を打ち破る闘いの拠点築く
<4〜5面>
「救国」産業報国運動に突進するJCメタル労働貴族
IoT・AI導入で労働者に犠牲
<6〜7面>
NTT春闘の戦闘的高揚を!
Topics 都教委の働かせ方改革プラン
<2面>
「連合」日出生台集会に檄 1・27
ヘリ墜落弾劾・九州防衛局に拳 2・6
労・学・市民が改憲反対の声 1・19 名古屋
<3面>
イージス・アショア配備阻止!
敵基地攻撃能力保有を許すな
<8面>
安倍の「裁量労働制」データ偽造
大阪市がサンフランシスコ市との提携を破棄
モルディブ内紛―中印衝突の危機
『産経』がデッチあげで沖縄紙攻撃
◎週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号
朝鮮核戦争勃発の危機が高まるただなかで、一三〇〇名のたたかう労働者は、一八春闘勝利・朝鮮核戦争阻止の固い決意に燃えて、二月十一日に全国から首都・東京に結集し、<労働者怒りの総決起集会>を断固として実現した。 |
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「救国」産業報国運動への突進 JCメタル18年度運動方針の反労働者性 金属労協(JCメタル)の労働貴族どもは、二〇一八春闘にむけて「強固な日本経済」「強固な金属産業」は「強固な現場」から生まれる。「強固な現場」は「人への投資」なしには実現しえないという思いを中心に闘いにとりくむ≠ネどと叫んでいる。そして具体的な賃上げ要求として「三〇〇〇円以上」を統一要求基準とすることを決定した。 この方針にのっとって自動車総連や電機連合の指導部は昨年と同額の「三〇〇〇円以上」、JAMも昨年と同額の「六〇〇〇円以上(賃金改善分)」を要求基準とするとうちだした。「連合」指導部は「二%程度を基準とし、定期昇給分二%と合わせて四%程度」の賃上げを求めるという低額の要求基準をうちだしている。この「連合」のアリバイ的低額要求さえも大幅に下回る超低額の要求をうちだしているのがJCメタルの指導部なのだ。とりわけ「連合」事務局長・相原(前JCメタル議長)の出身労組であり、毎年の春闘相場≠低く低くおさえる役割を演じてきたトヨタ労組の指導部は、昨年と同額の三〇〇〇円、率にすれば〇・八%程度の超低額要求を決定した。独占ブルジョアジーの意を体して今年も春闘賃上げ妥結額を超低額へとおさえこもうとしているのだ。 昨二〇一七春闘においては、トヨタをはじめとする大手企業における低額の回答(トヨタは一三〇〇円)=妥結にたいして、いくつかの中小企業においては一三〇〇円をわずかに越える回答がだされ妥結した。このことをもって、昨年九月に開催されたJCメタルの大会において労働貴族どもは、「中小労組の賃上げ平均額が大手を上回り、底上げ・格差是正に貢献した」などと自画自賛した。議長(当時)相原自身が「(JCメタルの)賃上げ獲得組合の比率は依然として六割程度、中小企業では五割程度にとどまっている」ことを表明せざるをえないような状況でありながら、「底上げ、格差是正の流れがより前進した」などと昨春闘の結果を美化している。そして今二〇一八春闘においても「底上げ・格差是正」を掲げて、昨年と同様の「三〇〇〇円以上」という賃上げ要求基準を掲げているのだ。 しかも、今春闘にむけては賃上げ要求の基礎づけとして、「経済成長の源泉は生産性の向上であり、生産性向上の源泉は適正な成果配分である」、つまり生産性向上にむけて組合員のモチベーションを上げるために「人への投資」をしてください≠ニ経営者に要請している。まさに「生産性向上に貢献する春闘」として、その最先頭を走ることをJCメタルの労働貴族どもは宣言しているのだ。 以下、見出し 「強固な日本経済」構築のための「現場力強化」の呼号 労働者に労働強化を強制する「付加価値の適正循環」論 「人への投資」の名による搾取強化の容認 「第二労務部」と化し生産性向上策に協賛 |
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NTT春闘の戦闘的高揚を! 賃金抑制・生産性向上に全面協力する本部労働貴族を弾劾せよ! NTT労組中央本部は、二月十四日に開催した中央委員会において、昨年と同じ三年連続の「二%程度・四〇〇〇円の改善」という超低率・低額の要求を柱とする二〇一八春闘方針を決定した。NTT経営陣が昨年度を大幅に上回る史上最高益を見こんでいるなかで、このような要求はあまりにも超低額ではないか。今春闘を、たたかうまえから敗北に導こうとしている中央本部を弾劾せよ! しかも中央本部の労働貴族どもは、「NTTグループ事業の成長・発展に寄与する」などと称して、二〇一八春闘を、組合員を「生産性向上」に駆りたてるための労使協議=春討≠ヨと歪曲しようとしている。そして、経営陣が「健康経営」の名のもとにおしすすめる福利厚生制度の大改悪に全面協力しているのである。われわれは、NTT経営陣の賃金抑制・生産性向上施策に全面的に協力する中央本部を怒りをもって弾劾し、一律かつ大幅の賃上げ獲得をめざしてたたかおうではないか! 同時にわれわれは、「働き方改革」の名による労働諸法制の大改悪を阻止するためにたたかおう! そして春闘のただなかで、憲法第九条の改悪に反対する闘いを職場深部から断固創造しよう! 以下、見出し T 事業構造の転換に突進するNTT経営陣 「ICTで社会の課題解決」を叫び新たな事業開拓 総額人件費削減と福利厚生制度の改悪 U 企業の生産性向上に全面協力する本部労働貴族 「二%」・「四〇〇〇円」要求のマヤカシ 福利厚生制度改悪への全面協力 V 「事業の成長・発展」への貢献を提唱する本部を弾劾したたかおう! 一律大幅賃上げ獲得! 労働法制の大改悪反対! |
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イージス・アショア配備阻止! 日米共同のMDシステム強化を許すな! 安倍政権の敵基地攻撃能力保有反対! 安倍政権は、いま、陸上型イージス・システム「イージス・アショア」を、陸自むつみ演習場(山口県萩市)と陸自新屋演習場(秋田市)の二ヵ所に配備しようとしている。「北朝鮮の脅威」をファナティックに煽りたてることをテコとして、彼らは日米共同のMD(ミサイル防衛)システムを飛躍的に強化することを狙っているのだ。しかもこのイージス・アショアは、巡航ミサイル・トマホークの搭載も可能な発射装置を備えたミサイル・システムなのである。核軍事力の大増強に突進する中国・ロシアや核ICBM開発に狂奔する北朝鮮を押さえこむために、同盟国に「打撃力の向上」を求めている没落帝国主義のアメリカ・トランプ政権。この政権に属国よろしくつき従っている安倍政権は、日米新軍事同盟=核安保同盟を飛躍的に強化するとともに、日本の軍事強国化をなしとげる野望をむき出しにしているのだ。 われわれは、「反安保」を完全に放棄する日共系反対運動をのりこえ、「イージス・アショアの配備阻止! 日米核安保粉砕! 日本の軍事強国化阻止!」の闘いを<朝鮮核戦争阻止><憲法改悪阻止>の闘いと一体で推進するのでなければならない。 (以下、見出し) 陸上型イージス・システムの配備に突進する安倍政権 東アジアで激化する米・日と中・露の角逐 「反安保」を放棄する日共系反対運動をのりこえ闘おう |
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1・27「連合」日出生台集会 「米軍実弾演習反対! 朝鮮核戦争阻止!」 四九〇〇労組員に戦闘的檄 |
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米トランプ政権は、二月五日から十四日にかけて、陸上自衛隊日出生台演習場において、在沖米海兵隊の実弾砲撃演習を安倍政権の全面協力のもとに強行した。 この演習を目前にした一月二十七日、大分県玖珠町の玖珠川河川敷で「連合」九州ブロック連絡会と「連合大分」は「『米軍基地の整理・縮小』と『日米地位協定の抜本的見直し』を実現する1・27日出生台集会」を開催した。この集会に地元大分をはじめ、九州各地から四九〇〇名の労働者が決意も固く結集した。 わが同盟情宣隊は、会場入口に陣取り、「日出生台米軍実弾演習反対!」「『連合』中央の改憲容認弾劾!」と大書した横断幕を掲げ、「安倍政権による朝鮮核戦争への参戦を絶対に許すな! 憲法改悪を断固粉砕しよう!」と熱烈な檄を飛ばした。 |
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闘いの方向性さし示すわが同盟の横断幕が共感を呼ぶ (1月27日、大分県玖珠町) |
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九州各地から結集した労働者4900名が「団結ガンバロー」 (1月27日、大分県玖珠町) |
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2・6福岡 「陸自攻撃ヘリの墜落弾劾!」 九州防衛局に怒りの拳 |
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わが福岡反戦青年委員会のたたかう仲間たちは、腹の底からの怒りに燃え、翌六日正午、福岡市の九州防衛局(第二合同庁舎内)にたいする断固たる緊急弾劾闘争にたちあがった。 | |
九州防衛局に抗議の声を叩きつける (2月6日、福岡市) |
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1・19名古屋 「憲法改悪反対」の声轟く 労働者・学生・市民六〇〇名がデモ |
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一月十九日、名古屋市栄において、「共同行動実行委員会」の主催で「安倍内閣の暴走を止めよう! 1・19集会」が開催された。この集会には六〇〇名の労働者・学生・市民が結集した。年頭から安倍政権が「今年こそ憲法のあるべき姿を国民に提示する」と叫びたてて改憲発議へ突進している。この攻撃を断固うち砕け! わがたたかう労働者・学生は、この日の集会・デモを戦闘的に高揚させるために奮闘したのだ。 | |
愛大・名大の闘う学生たちが奮闘 (1月19日、名古屋市) |
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