対北朝鮮戦争と憲法九条改悪に突進する安倍政権を打倒せよ!
金正恩政権のミサイル発射弾劾!
トランプ政権の北朝鮮攻撃阻止!
共謀罪法案の衆院通過を許すな
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首相官邸前に「朝鮮核戦争阻止!」の火柱
(5・14労学緊急闘争)――詳報次号 |
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「朝鮮核戦争阻止!」を掲げ2200余の労働者・人民の先頭で闘う学生が奮闘
(「5・15沖縄県民大会」――5月14日、名護市・瀬嵩の浜) 詳報次号 |
五月十四日早朝、北朝鮮の金正恩政権は、新型中長距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験を強行した。この北朝鮮権力者の反人民的なミサイル発射実験を、われわれは断固として弾劾する。
いまや金正恩政権がアメリカ本土を射程に収める核ミサイルを手中にする寸前にまで突きすすんでいることが明らかとなった。このことに驚愕したアメリカ・トランプ政権は、いよいよ北朝鮮攻撃に踏みきる衝動に駆られている。東アジアを核戦争の焦土と化すトランプ政権の対北朝鮮軍事攻撃を絶対に許すな。安倍政権の参戦を断固として阻止せよ。米・日・南北朝鮮人民よ! 戦争放火に突進する自国政府を総力をあげて打ち倒せ!
五月十四日、首都・東京および関西においてわが同盟を先頭とするたたかう労働者・学生は、労学緊急闘争に勇躍決起した。「朝鮮核戦争阻止!」「北朝鮮侵略に突きすすむトランプ政権を倒せ!」「戦争と改憲に突進する安倍政権を打ち倒せ!」「金正恩政権の反人民的ミサイル発射弾劾!」――日共中央をはじめとする一切の既成平和運動指導部の沈黙を突き破り、唯一わがたたかう労学のみが、戦争放火者どもの犯罪を暴露し全世界人民に革命的檄を発したのである。
おりしも、首相・安倍は、改憲の期限を二〇二〇年に設定し、その本丸≠スる憲法第九条の大改悪にうってでる意志を傲然とぶちあげた(五月三日)。朝鮮半島情勢の緊迫化に乗じて、憲法に「自衛隊」を明文化し、もって「戦力不保持・交戦権否認」を謳った第九条を実質的に葬りさる攻撃に、ついに現実に踏みだしたのだ。日本型ネオ・ファシスト政権の悪辣きわまりない改憲攻撃を断固として打ち砕こう! 共謀罪法の衆院通過を許すな! すべての労働者・学生・人民は、いまこそ改憲阻止決戦に総力で決起せよ!
<軍国日本>再興を企むネオ・ファシスト政権を倒せ
すべての労働者・学生諸君! いままさに、安倍政権は二〇二〇年を期限として憲法第九条の大改悪に着手しようとしている。これを断じて許してはならない!
第九条の「1項、2項をそのまま残し自衛隊の記述を書き加える」などと、安倍はほざいている。現行憲法の「平和理念」を残すかのように装いながら、全世界において米軍とともに戦闘行動を担うにふさわしい侵略軍≠ヨと日本国軍を飛躍的に強化することを企んでいるのだ。日本国軍を血を流す軍隊≠ヨと飛躍的に強化する――このためにこそ、憲法に「自衛隊」を明記することに狂奔しているのである。安倍政権の第九条大改悪を断じて許すな!
「『違憲かも知れないけれど、何かあれば(自衛隊は)命を張ってくれ』というのはあまりにも無責任だ」などと安倍は日共などの野党を揺さぶっている。日本国軍兵士はすすんで国家のために命を投げだせ≠ニ号令するためにこそ第九条に「自衛隊」を明記する、という安倍の本音が、ここに露出しているではないか。北朝鮮との戦争が切迫しているいま、安倍は、アメリカ帝国主義と肩を並べて、いつでも・地球上のどこでも「戦争をやれる国」へと日本国家を雄飛させることに血眼となっているのだ。
すでに安倍政権は、反憲法的な侵略戦争法にもとづいて日本国軍に「米艦防護」を命じている。北朝鮮攻撃への本格的な参戦に突進しているのだ。こうした策動にうってでるために、この政権は、二〇一五年に日米新ガイドラインをとりむすび侵略戦争法を制定したのだ。安倍自民党は、敵基地攻撃能力は「自衛の範囲で持つべきだ。憲法上も許される」などと叫びたてている。
安倍は、「自民党憲法改正草案」を棚上げにし、第九条に「自衛隊」を「書き加える」という新たな改憲案を突如としてぶちあげた。みずからの首相在任中になんとしても改憲を成し遂げるために、である。公明・維新両党はもとより、憲法に「自衛隊」を明記することを唱えてきた前原、細野ら民進党内改憲派などを抱きこむことをこそ狙って。まさに、安倍は、国会発議に必要な三分の二議席を大きく上回る巨大な改憲翼賛勢力を議会内で一気に形成するために、民進党を分裂に追いこみ、その一部をも呑みこむことを策しているのだ。
安倍は、いよいよネオ・ファシストとしての本性をむきだしにしている。国会審議における野党の追及など歯牙にもかけぬ傲慢な言動をみよ!首相としては答弁を差し控える∞自民党総裁としての見解については『読売新聞』を熟読せよ≠ニ居丈高に言い放っているのが安倍ではないか。
共謀罪の新設阻止!
われわれは、五月十八日にも策されている衆院本会議での共謀罪法案採決を絶対に阻止するのでなくてはならない。警察および検察が、二人以上のあいだで「犯罪の合意」がなされたとみなすだけで罪に問う「共謀罪」を、政府権力者は、労働者・学生・市民の組織的な闘いを封殺するためにこそ新設しようとしている。いままさに米・日の国家権力者どもが北朝鮮にたいして侵略戦争の火を放とうとしている。この戦時下≠ノおいて安倍政権は、わが革命的左翼のみならず、労働組合・学生自治会・市民団体など、「反戦」や「反政府」の旗を掲げるあらゆる団体を「テロリスト取り締まり」の名のもとに圧殺することを企んでいるのだ。今日版の治安維持法というべき共謀罪法の制定を断じて許してはならない。わが同盟は、すべての労働者・人民の最先頭において、この凶暴凶悪な攻撃を打ち砕くためにたたかいぬく。
すべての労働者・学生諸君! <軍国日本>再興を企む安倍政権の改憲総攻撃を打ち砕け! 日本型ネオ・ファシスト政権を打倒せよ!
朝鮮核戦争を阻止せよ
われわれは、北朝鮮・金正恩政権が再び三たび反人民的な弾道ミサイル発射実験を強行したことを怒りを込めて弾劾する。
アメリカ帝国主義の核攻撃への恐怖に駆りたてられている金正恩政権は、あくまでも北朝鮮の「核強国」としての地位を獲得することに血道をあげている。現に新型の弾道ミサイルを、ロフテッド(高角度)軌道によって二〇〇〇`b超の高度にまで打ちあげ日本海に予定通り着弾させてみせた(射程四五〇〇`bに相当するとされる)。ICBM(大陸間弾道弾)開発の能力を獲得しつつあることを、トランプ政権に見せつけたのだ。金正恩は、「米本土と太平洋作戦地帯がわれわれの攻撃圏内にはいっている現実に背を向けてはならない」などと言い放ち、トランプ政権にたいする軍事的威嚇を強化している。
北朝鮮によるアメリカ本土への核ミサイル攻撃がいよいよ現実性を増してきたことに焦りを募らせているのが、トランプ政権だ。この政権は、北朝鮮にたいして核・ミサイル開発の「凍結」ではなく「完全放棄」を迫っている。この要求を金正恩政権が呑まないならば、カール・ビンソン空母機動部隊、原子力潜水艦ミシガン、さらには戦略爆撃機B1B、B2、B52などを総動員した海と空からの総攻撃をいよいよ開始するという構えを固めているのだ。しかも、韓国人民の反対の声を踏みにじりながら、THAAD(最終段階高高度ミサイル防衛)システムの運用をすでに開始した。いままさにトランプ政権が着手しようとしている北朝鮮攻撃を断じて許すな!
この政権は、みずからの陣営幹部のプーチン政権との密通やトランプ自身のスキャンダルがKGBに握られているなどのいわゆる「プーチン・ゲート」をめぐって、野党民主党のみならず、共和党の主流派もふくむアメリカ支配階級内の反トランプ派の政治的揺さぶりに見舞われている。これにたいしてトランプは、アメリカ大統領選へのロシア政府の関与疑惑≠ノかんして捜査に着手したFBI長官コミーを突如解任するという前代未聞の強権発動にうってでた。反トランプ派の政治的攻勢をかわし、政権基盤を打ち固めるためにも、トランプは、反北朝鮮の排外主義をヒステリックに鼓吹し軍事攻撃の火ぶたを切る構えをとっているのだ。
韓国大統領選挙において「朝鮮半島の平和のために東奔西走する」「条件が整えば平壌にも行く」と訴え勝利を収めた文在寅(ムンジェイン)は、就任からわずか五日後の五月十四日に北朝鮮のミサイル発射に直面して、「強く糾弾する」と表明し「南北対話」を当面は先送りせざるをえなくなった。この文在寅政権にたいして、トランプ政権は、米韓軍事同盟の首輪を締め直し釘を刺しつつ、あくまでも対北朝鮮軍事攻撃を身構えているのである。
このトランプにつきしたがってひときわ好戦的姿勢をむきだしにしているのが、安倍ネオ・ファシスト政権なのだ。すでに安倍は、トランプとのあいだで、対北朝鮮攻撃をいつ・どのようなかたちで開始するかを腹合わせしている(五月一日、電話会談)。国会においても、世界各国政府との協議においても、「対話のための対話はおこなわない」などとあらゆる場面でくりかえし噴きあげ、北朝鮮への敵愾心をむきだしにしながら、対北朝鮮攻撃への参戦に勇みたっている。対北朝鮮侵略戦争の道を驀進する安倍ネオ・ファシスト政権をただちに打ち倒せ!
「祖国防衛主義」に転落する既成指導部を弾劾し闘おう
もはや一刻の猶予もない。いまこそ、侵略戦争と改憲に突進する安倍政権を打倒する闘いに起ちあがるべきときだ。
この決定的なときに日共の不破=志位指導部は、まさに朝鮮核戦争の災厄を全世界人民の頭上にもたらそうとしているトランプや安倍、金正恩らの権力者どもにたいして、「対話による政治的解決」をお願いしているありさまだ。これら戦争放火に突進する権力者どもにたいする期待と幻想を煽りたてるなどというのは、労働者・人民を武装解除し闘いを内側から破壊する犯罪ではないか。この日共中央の対応を、われわれは怒りを込めて弾劾する。
それだけではない。日共中央指導下の「改憲反対」運動は、無力きわまりない姿をさらけだしている。一五年夏の戦争法制定に反対する国会前闘争いらい彼らは、「憲法九条守れ」を正面から掲げることさえもなく、改憲派の保守層でも一致できる≠謔、にもっぱら「立憲主義守れ」なるものをおしだしてきた。反憲法%Iな自衛隊そのものを「専守防衛」の名のもとに事実上賛美したうえで、「自衛隊員を海外の戦場に送らない」ことを一致点にした没階級的な「野党と市民の共闘」なるものをとなえることほど、無力で犯罪的なことはない。
日本国軍=自衛隊を世界中どこででも米軍とともに戦闘行動に参戦させるためにこそ、安倍は第九条に「自衛隊」を明記するという策にうってでたのだ。こうした安倍の攻撃をまえにして、「九条改悪反対」を鮮明に掲げることを回避し「立憲主義守れ」とか「海外の戦場に自衛隊員を送らない」とかの一点での「共闘」なるものをもっぱら唱えるというのは、労働者・人民をネオ・ファシストの策略のまえに無防備でさらすことをしか意味しない。
現に、「『違憲かも知れないけれど、何かあれば命を張ってくれ』というのはあまりにも無責任だ」などという安倍の言にたいして、腰砕けになってしまっているのが日共の不破=志位指導部なのだ。
国会における日共書記局長・小池の「追及」ならぬ無様な哀訴をみよ。「自衛隊が合憲というのは政府の不動の立場でしょう」と。実質上は、明文改憲ではなく解釈改憲で自衛隊を合憲化してほしい≠ネどと安倍自民党に泣きついているのが彼らなのだ。
安倍に「共産党は一貫して自衛隊は違憲との立場をとり続けている」などと追及されるや、代々木官僚どもは「自衛隊の即時解散は主張していない」「今の政治の焦点は、自衛隊が違憲かどうかではなく専守防衛の志を持った自衛隊員を、海外で殺し殺される戦場に送っていいかどうかだ」とただただ防衛的に対応するだけなのである。
たとえ、口先では「憲法九条を守れ」をまったく語らないわけではないとしても、彼らは自衛隊=日本国軍を憲法に明記し是認することを迫る安倍の策動に抗するべき主体的拠点を喪失してしまっている。日共の不破=志位指導部は、「自衛隊の段階的解消」という党是を反故にし「専守防衛の自衛隊」の存在を肯定するほどまでに思想的・イデオロギー的に変質している。この日共中央の腐敗を断じて許すな!
安倍政権が、北朝鮮にたいする民族排外主義的イデオロギーを鼓吹しながら「自衛のための敵基地攻撃」なるものを呼号しているこのときに、「専守防衛」なるものを肯定的に唱えるなどというのは、侵略戦争に免罪符を与える行為であり労働者・人民の闘いにたいする大裏切りではないか。
かつて、第一次世界大戦の勃発(一九一四年)にさいして、その二年前のバーゼル大会で決定されたプロレタリア・インターナショナリズムに貫かれた反戦決議を踏みにじって、「自国防衛」の名のもとに各国政府の戦争遂行を熱狂的に支持したのが、ドイツ社会民主党を先頭とする第二インターナショナルの諸党であった。この第二インター社民諸党と同様の祖国防衛主義に転落しているのが、こんにちの代々木共産党中央なのだ。
度しがたい腐敗をさらけだす日共系反対運動を断固としてのりこえ、プロレタリア国際主義を貫徹してたたかったロシアの革命家レーニンの、彼が率いたボルシェビキの闘いを、現在に蘇らせるのでなければならない。迫り来る朝鮮核戦争を阻止するために全力を傾注しよう。戦争狂トランプ政権の北朝鮮への軍事攻撃を許すな。対北朝鮮軍事攻撃への日本の参戦を阻止せよ。日韓人民に核・ミサイルの矛先を向ける金正恩政権を打ち倒せ。
憲法第九条の大改悪を絶対に阻止しよう。改憲発議・国民投票を絶対に阻止せよ! 共謀罪法案の衆院通過を許すな!
辺野古新基地建設・埋め立て工事強行を阻止するために、沖縄・全国の労働者・学生・人民の総力でたたかおう!
いまこそ、全世界人民は、国境を越えて団結し、戦争放火に突進する自国政府を打倒せよ!
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