第2460号(2017年3月20日)の内容
<1面>
原発・核燃施設を停止・廃棄せよ
東日本大震災・福島原発事故から六年
安倍政権による賠償打ち切り・帰還強制を許すな!
徹底追及! 安倍・森友疑獄の深層
主犯・安倍による「森友学園疑惑」の幕引きを許すな
<4〜7面>
17春闘勝利! 大幅一律賃上げ獲得!
<4面>
『経労委報告』批判 下
<5面>
電機春闘の高揚を!
<6面>
私鉄春闘の爆発かちとれ
<7面>
2・12労働者怒りの総決起集会
沖縄公務労働者の決意表明
2・17「連合沖縄」春闘開始宣言集会
Topics 都知事・小池のハゲタカ第一
<2面>
官邸前に共謀罪阻止の烽火 3・6
米軍物資陸揚げに抗議 2・22 大分
<3面>
老朽原発の運転延長に突き進む政府・電力資本
<8面>
徹底追及! 安倍・森友疑獄の深層
「解放」最新号
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電機春闘の高揚をかちとろう 「電機産業の持続的発展」の名で労働者に犠牲を強いる労働貴族弾劾! 電機一七春闘は三月十五日の集中回答日を前にして、電機連合指導部によってまたもや裏切られようとしている。彼らは「経営側の厳しい姿勢を崩せない」と、早くも低額妥結の腹を固め、これを正当化するための言い訳をはじめているのだ。昨年に続き今春闘でも、すでに東芝労組とシャープ労組は電機連合の「産別統一闘争」から離脱した。両労組の戦線離脱を「会社を立て直すことを優先してほしい」などといって容認する委員長・野中を、われわれは怒りをこめて弾劾する! いま自動車・電機産業などの独占資本家どもは、アメリカの新大統領トランプが「アメリカ・ファースト」をかかげて突進していることに危機感を高じさせ、「北米戦略」そのものの見直しをつきつけられている。そればかりではなく、半導体・テレビ・スマートフォンなどの事業において中国、韓国、台湾の諸企業に追いつめられている彼らは、「第四次産業革命」に活路を見いだしているのだ。企業の生き残りをはかる独占資本家どもは、「IoT・ビッグデータ・人工知能(AI)」の開発・活用への投資を強化しつつ、いっさいの犠牲を労働者に転嫁してくるであろう。われわれは、資本家どもの賃金抑制攻撃と事業再編(リストラ)にともなう首切り・配転などの一大攻撃を許してはならない。 同時にわれわれは、「働き方改革」の名のもとに進められようとしている安倍政権による労働諸法制の改悪に断固反対しなければならない。安倍政権は「残業時間の上限規制」とセットで、「裁量労働制」の職種拡大と「高度プロフェッショナル制度」を法制化しようとしているのだ。 ネオ・ファシスト安倍政権は憲法改悪にむけた攻撃を強化し、今国会において「共謀罪」の制定をも狙っている。われわれはこれらの攻撃を打ち砕くために、既成指導部の闘争歪曲をのりこえ今春闘を職場深部から戦闘的にたたかうのでなければならない。 一、電機独占資本家の賃金抑制攻撃 業績低迷にあえぐ独占体 二、電機労働運動を下からつくりかえる闘い 三、「人への投資」を提唱する電機連合春闘方針の反労働者性 (1)超低額「三〇〇〇円」要求の欺瞞性 (2)独占資本家の意を体した「働き方改革」推進論 (3)「付加価値の適正循環」なるもの (4)政労使協議路線への陥没 大幅一律賃上げをかちとろう |
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総連本部による「交通政策要求実現」運動への埋没を許すな 私鉄17春闘の戦闘的爆発をかちとれ 私鉄一七春闘の集中回答日を目前にして強欲な私鉄独占資本家どもは、昨年に引き続く好業績をあげながらも、総額人件費の増大につながる賃上げにはいっさい応じないと、かたくなな姿勢をむきだしにしている。これにたいして、私鉄総連指導部は、私鉄独占資本家どもの賃金抑制攻撃をはねのけて、賃上げをかちとろうという構えも気力ももちあわせていない。彼らは、魅力ある産業≠つくるための生産性向上への協力を誓うことによって、その分け前≠ニしての「適正な配分」にありつこうとしているのだ。われわれは、総連指導部の賃上げ闘争の放棄を弾劾し、私鉄一七春闘の危機的現実を突破するために奮闘するのでなければならない。 同時にわれわれは、アメリカ・トランプ新政権の登場によって高まる米―中の戦争勃発の危機のもとで、日本をアメリカとともに戦争をやれる国≠ニして飛躍させるために血道をあげているネオ・ファシスト安倍政権の反動諸攻撃、とりわけ憲法改悪を阻止するために奮闘しなければならない。 「交通政策要求実現」運動を前面化し事実上賃上げ闘争を放棄する私鉄総連指導部を弾劾し、大幅一律賃上げを獲得するために奮闘しよう! 同時に、労働諸法制の改悪反対! 憲法改悪阻止! の闘いを職場深部から創造しよう! 以下見出し T 賃金抑制に狂奔する私鉄独占資本 低賃金と超長時間労働を強いられる中小・バスの労働者 U 「交渉重視の徹底化」を叫ぶ総連本部 V 本部による「適正配分」要求への歪曲を弾劾し闘いぬこう 大幅一律賃上げの獲得を! 労働条件の抜本的改善をかちとろう |
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・二〇一五年九月三日、安倍が財務省の官房長・岡本薫明および理財局長・迫田英典(肩書きは当時、以下同じ)と官邸で会談。 |
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3・6 「共謀罪の新設阻止!」 全学連が首相官邸前闘争に決起 |
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三月六日、全学連のたたかう学生たちは、「共謀罪新設阻止!」を掲げて首相官邸前闘争に勇躍決起した。 安倍政権・自民党は、「テロ等準備罪」という名の共謀罪法案(組織犯罪処罰法改定案)を今月中旬にも閣議決定し国会に上程しようとしている。今日版の治安維持法というべきこの共謀罪の新設を絶対に阻止する闘いの烽火をあげたのだ。 |
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「共謀罪新設を狙う安倍政権の企みを打ち砕くぞ!」闘う学生が決起 (3月6日、首相官邸前) |
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2・22大分 「日出生台での実弾砲撃演習阻止!」 米軍物資陸揚げに怒りの拳 |
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二月二十二日、大分市大在埠頭ゲート前において、鹿児島大学のたたかう学生たちは、大分県日出生台での米軍実弾砲撃演習を阻止するために、米軍物資・車両の陸揚げに反対する現地闘争に決起した。大分県平和運動センターに結集する労組員と連帯して、怒りの声を断固とどろかせたのだ。 | ||
日出生台演習場へ向かう米軍の車列に労働者・学生が怒りを叩きつける (2月22日、大在埠頭ゲート前) |
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