第2443号(2016年11月7日)の内容

<1面>
首都に憲法改悪阻止の火柱 10・23
 高江ヘリパッド・辺野古新基地建設阻止!
 南スーダンPKO派兵反対!
全学連・反戦 国会・米大使館に進撃
<4〜5面>
共謀罪の新設=今日版治安維持法の制定を打ち砕け!
TPP批准を断固阻止せよ!
<2〜3面>
全国各地で労学統一行動かちとる
 高江オスプレイパッド建設阻止 10・23 沖縄
 オスプレイの佐賀空港配備阻止 10・16 福岡
 南スーダン派兵を許さないぞ 10・23 名古屋
 名古屋・栄で労・学・市民800が怒り 10・19
墜落すべくして墜落したハリアー機
<6面>
全教全国教研を創造的に実現
<7面>
Topics 安倍御用達企業%d通の犯罪を許すな
安倍政権の抱き込み工作に尻尾を振る「連合」指導部
国際短信 イギリス労働党党首選挙
最左派<Rービンが大差で再選
<8面>
万華鏡2016―情勢の断層を読む
◆ビデオ判定せよ
◆暗殺と空爆がウリ
◆「英霊」が欲しい
◆「国家親衛隊」創設
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

 「解放」最新号





































  


首都に憲法改悪阻止の火柱 10・23

 高江ヘリパッド・辺野古新基地建設阻止!
 南スーダンPKO派兵反対!

全学連・反戦 国会・米大使館に進撃

ネオ・ファシスト安倍に怒りの拳
(10月23日、首相官邸を目前にした溜池交差点)

 全学連と反戦青年委員会は十月二十三日、「憲法改悪阻止、辺野古新基地・高江ヘリパッド建設阻止、南スーダンPKO派遣阻止」「米日韓の臨戦態勢強化反対、北朝鮮の核実験・ミサイル発射弾劾」を掲げ、国会・首相官邸・アメリカ大使館にたいする戦闘的デモンストレーションに断固として起ちあがった。北海道、東海、関西、九州、沖縄のたたかう労学も各地でいっせいに決起した(九州は十月十六日)。
 まさにこの日、首相・安倍は、朝霞駐屯地においておこなわれた自衛隊観閲式において、「この法制(安保法制)で諸君たちに新しい任務が与えられることとなる」などと訓示を垂れた。侵略戦争法にもとづき戦後はじめて自衛隊部隊に戦闘任務を付与し南スーダンに送りこむ意志をぶちあげたのだ。そして安倍政権は、改憲論議の土俵に引きこんだ野党第一党の民進党に憲法審査会を十一月十日に再開するスケジュールを承諾させた。沖縄においては、高江ヘリパッド建設を阻止するためにたたかう労働者・人民にたいして凶悪きわまる弾圧をふりおろしながら、工事を強行しているのが安倍政権だ。この重大な局面において、たたかう労学は、憲法改悪・安保強化の総攻撃を打ち砕く一大反撃の火柱を燃えあがらせたのである。
 いままさに朝鮮半島において、核実験・ミサイル発射をくりかえす北朝鮮と、これにたいして臨戦態勢をとる米日韓とが一触即発の危機を高めている。南シナ海においては、軍事要塞化に拍車をかける中国権力者と、これに対抗して「航行の自由」作戦をまたしても強行したオバマ政権との角逐が激化している。東アジアで高まる戦争的危機を突き破るという決意に燃えて、わがたたかう労学は、「米―中・露の核軍事力増強競争反対」の革命的スローガンを高だかと掲げてたたかった。南北朝鮮や中国をはじめとするアジア諸国の労働者・人民にたいして、プロレタリア国際主義に立脚して反戦闘争への決起を呼びかけながら。
 安倍政権の改憲攻撃をまえにして「連合」指導部は、「憲法は与野党でしっかり議論すべき」などと改憲の濁流に棹さしている始末だ。日共中央は、戦争法廃止や南スーダン派兵反対の運動の内実を、もっぱら「自衛隊員の命を守れ」というものにきりちぢめている。わが革命的左翼は腐敗せる既成反対運動をのりこえ、首都中枢に改憲阻止・反戦反安保の火柱を噴きあげたのである。

以下、見出し

「安保粉砕! 改憲阻止!」
白ヘル部隊が戦闘的デモ


改憲・安保強化の総攻撃を打ち砕け! ――総決起集会

日共系の「自衛隊員の命を守れ」運動をのりこえ闘う

 階級的団結を打ち固め安倍政権打倒へ!

Top

  


共謀罪の新設=今日版治安維持法の制定を打ち砕け!

 テロを未然に防ぐためには共謀罪が不可欠である≠ニいう宣伝を大々的におこないながら、共謀罪法案(「組織犯罪処罰法」の改定案)を今臨時国会に提出するかまえをしめしていた安倍政権は、国会開会日を目前にして、一転、法案提出見送りを決定した(九月十六日)。だが、共謀罪を早々に新設するという政府の方針にはいささかも変わりのないことを公言しているのが安倍であり、そのブレーンたちである。来年一月にも衆院解散・総選挙にうってでることを画策する彼らは、総選挙で与党が勝利したそのときには、満を持して共謀罪法案を強権的に可決・成立させる意志を固めているのだ。
 警察および検察権力が、二人以上の者のあいだで「犯罪の合意」がなされたとみなすだけで――たとえ「犯罪」が実行に移されなくても――罪に問うことを可能にする共謀罪。その本質において、組織を取り締まることを眼目にしたこの法律こそは、労働者階級の組織的な闘いを封殺するという政府・支配階級の悪らつな目的に貫かれているのだ。それは、かつての治安維持法に匹敵する強力な弾圧法規にほかならない。
 アメリカとともに「IS殲滅」を大義名分にした「対テロ」戦へ本格的に参入するとともに、宿願である憲法改定をみずからの首相任期中になんとしても成し遂げる――。このたくらみを実現するために、安倍政権はこれに抵抗する大衆的な闘いを徹底的におさえこむことが不可欠とみなしている。まさにそのために安倍政権は共謀罪法案を成立させ、この法律の適用を暴力的に貫徹しようとしているのだ。彼らは、このかん戦争法の制定や原発の再稼働などに反対してきた労働組合や学生自治会などの大衆団体の組織そのものを破壊することを狙っている。とりわけ、反動諸攻勢に反対する闘いを領導しているわが革命的左翼にたいして弾圧の照準を合わせていることはいうまでもない。
 われわれは、「反テロ」キャンペーンに屈服する既成反対運動指導部を弾劾しつつ、憲法改悪阻止、日米グローバル戦争同盟構築・強化反対の闘いと同時に、今日版の治安維持法の制定というべき共謀罪の新設を阻止する階級的戦列を断固組織するのでなければならない。

以下見出し

T 共謀罪法案成立の腹を固めた安倍政権

U 共謀罪新設に込めた権力者の悪辣な狙い

 (1)改定刑事訴訟法と一体
 (2)日本版「愛国者法」の創出
 (3)アメリカ捜査機関と日本警察の一体化
 (4)今日版の治安維持法

V ネオ・ファシズム的弾圧法の制定を阻止せよ!

Top
 

   


安倍政権の抱き込み工作に尻尾を振る「連合」指導部

以下見出し

日共との選挙協力≠ノ執着する蓮舫民進党への反発

「改憲推進・原発再稼働」を叫ぶ右派労働貴族を許すな

Top

       

全国各地で労学統一行動かちとる
          
10・23 沖縄  「高江オスプレイパッド建設阻止!」
 白ヘル部隊 那覇市街を席巻
「基地撤去! 安保破棄!」国際通りを進撃するデモ隊
(10月23日、那覇市)
デモに先だち闘志みなぎるシュプレヒコール
(10・23、那覇市松山公園)
Top
  
10・16 福岡  「オスプレイの佐賀空港配備阻止!」
 反戦反安保・改憲阻止の火柱
「改憲阻止! 安倍政権打倒!」怒りの拳を突きあげる労学
(10月16日、福岡市須崎公園)
福岡・天神を反安保の声高くデモ行進
(10月16日)
Top
  
10・23 名古屋  「南スーダン派兵を許さないぞ!」
 自民党愛知県連に弾劾の拳
労学の「安倍政権打倒」の声が栄に響き渡る
(10月23日、名古屋市)
Top
  
10・19 名古屋  「自衛隊を南スーダンに送るな」集会
労・学・市民800が怒りの声
愛大生・名大生が「改憲阻止」をも掲げて戦闘的息吹き
(10月19日、名古屋市)
Top