第2441号(2016年10月24日)の内容

<1面>
今こそ改憲総攻撃を打ち砕け!
<反安保・反ファシズム>の旗高く10・23労学統一行動に総決起せよ
<4面>
高江オスプレイパッド阻止!
辺野古埋め立て工事再開阻止!
反戦反安保闘争の高揚を
沖縄県委員会
<5面>
米日韓の対北朝鮮・対中国臨戦態勢―その危険な実態
<2面>
140名が北部訓練場に突入 10・8高江
AV8ハリアー墜落事故糾弾 9・2310・7嘉手納
<6面>
安倍政権の「働き方改革」の露骨な尻押し―電機連合出身議員・矢田の国会質問
単純労働への外国人労働者受け入れを策動―「働き方改革実現会議」
Topics 安倍政権・厚労省の『過労死白書』
<7面>
全印総連第66回大会
印刷労働戦線から改憲総攻撃粉砕の闘いを創造しよう
■国家による「障害者大量虐殺」
<8面>
黒田さんの教えに学び「哲学の貧困」を打破するぞ
<3面>
万華鏡2016――情勢の断層を読む
◆アブナイイナダ
◆トンデモトモミ
◆政治的乱気流
◆おヌシもワルよのう
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉

 「解放」最新号





































  


今こそ改憲総攻撃を打ち砕け!

<反安保・反ファシズム>の旗高く10・23労学統一行動に総決起せよ

「米軍ハリアー機の飛行再開弾劾!」
(10月7日、沖縄・嘉手納基地第1ゲート前)

 オバマ政権と朴政権は、朝鮮労働党創建七十一周年記念日の十月十日に合わせて、米韓合同軍事演習を強行した(十五日まで)。北朝鮮の首都・平壌中枢への軍事攻撃計画をねりあげ、これにのっとって実施された合同演習に、アメリカ権力者は、米原子力空母ロナルド・レーガンを投入し、韓国南部済州島沖合、黄海、日本海など広範囲の海域を舞台にした大々的な軍事的デモンストレーションにうってでた。北朝鮮政府・軍の指揮系統や核施設をミサイル発射と特殊部隊の投入によってピンポイントで精密攻撃するという「大量反撃報復」(KMPR)作戦計画を初適用しておこなわれた米韓両軍の一大軍事演習。これこそは、核・ミサイル開発に突進する金正恩政権にたいする米韓両権力者の居丈高な軍事的恫喝にほかならない。
 これにたいして、「韓国大統領府やホワイトハウスが地図上で二度と見つけられないようにする」と叫びたてている金正恩政権は、米韓両政府の「核開発放棄」の要求を断固としてはねつけ、さらなるミサイル発射と核実験を強行する構えをとっている。
 「北の核脅威への対応」を大義名分として実施された米韓合同演習が、同時に中国をも仮想敵≠ニしていることを熟知している中国の習近平政権は、とりわけ、中国の内海♂ゥ海にオバマ政権が米空母を侵入させたことに警戒心を募らせている。米韓(日)の挑発的軍事演習に対抗して、米空母艦隊にたいして軍偵察機や戦闘機をさしむけ軍事的牽制を強めているのだ。
 北朝鮮の核実験と相次ぐミサイル発射にたいして日本の安倍政権は、「従来とは異なるレベルの脅威だ」と叫びたて、日米共同統合実動演習「キーン・ソード17」(十〜十一月)など、アメリカと一体での対北朝鮮・対中国の軍事的示威行動を一挙にエスカレートさせようとしている。しかも、この政権は、憲法第九条の破棄を核心とする憲法改悪に向かって猛突進している。
 すべての労働者・学生諸君! 朝鮮半島情勢の緊迫化のただなかで、かつ東アジアにおける米・中激突のまっただなかで、日本帝国主義の安倍政権は、日本国家をアメリカとともに・世界中でいつでも戦争をやれる国≠ヨと今まさに雄飛させることに血眼となっている。今こそ、すべての労働者・人民は、安倍ネオ・ファシスト政権の極反動攻撃を打ち砕く闘いに決起しなければならない。わが革命的左翼を先頭として沖縄のたたかう人民は、東村高江においてオスプレイパッド建設を実力阻止するために身を挺して連日たたかいぬいている。全国各地においてたたかう労学は、「日米新軍事同盟の構築・強化反対、改憲阻止」の闘いの炎を燃えあがらせている。
 われわれは、大衆的闘いのいっさいを総選挙に向けての票田開拓に解消している既成指導部の闘争歪曲を許さずたたかおう。
 「米・日・韓の対北朝鮮臨戦態勢強化反対! 北朝鮮の核実験・ミサイル発射弾劾! 米―中・露の核軍事力増強競争反対!」の旗高く進撃せよ。10・23労学統一行動に断固として決起しようではないか。

以下見出し

日米新軍事同盟強化と軍事強国化に突進する安倍政権
 総裁任期延長を画策する安倍自民党

米・日―中・露激突下で高まる東アジアの戦争勃発の危機

「野党共闘」尻押しの選挙宣伝に闘いを解消する日共中央を弾劾し闘おう

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高江オスプレイパッド建設阻止!
辺野古埋め立て工事再開阻止!

反戦反安保闘争の戦闘的高揚を!

  沖縄県委員会

 東村高江地区――ヤンバルクイナやノグチゲラなどの希少生物が生息し「東洋のガラパゴス」と称されるこのヤンバルの森に、安倍政権は、住民を大幅に上回る数の機動隊を全国から動員して労働者・人民に暴力的に襲いかかり、その暴圧下で米軍のヘリコプター離着陸帯(=オスプレイパッド)の建設を強行している。国家安全保障会議(日本版NSC)の直接的指揮のもとに機動隊や陸海自衛隊を動員し、「地方自治」の建て前さえ傲然とふみにじって、安倍政権は、まさにネオ・ファシストとしての本性をあらわにした大弾圧をしかけてきているのだ。これにたいして、わが革命的左翼を先頭とする沖縄の労働者・人民は、敢然と起ちあがり、オスプレイパッド建設阻止・辺野古新基地建設阻止の闘いを連日、断固たたかいぬいている。
 全国の労働者・学生諸君! われわれは、高江・辺野古の地から全国へ、<反戦・反安保>の炎を赤々と燃えあがらせ、日米グローバル侵略戦争同盟の構築・強化の策動を断固として打ち砕くのでなければならない。「戦争をやれる国」への飛躍を策す安倍政権の憲法改悪・軍事強国化の大攻撃を粉砕せよ! 沖縄のたたかう労働者・学生は、全国の仲間と固く連帯してたたかおう!

以下見出

暴力装置を総動員した強硬策に抗し阻止闘争が大爆発

辺野古・高江・伊江島での対中国最前線基地建設に狂奔
 グローバル戦争同盟の強化に突進する日米両権力者

米・日―中・露の東アジアにおける政治的軍事的角逐

高江・辺野古から全国へ <反戦反安保>の炎を!

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Topics

労働の過酷な実態を過小に描き経営者の責任を不問に
 安倍政権・厚労省の『過労死白書』

 広告代理店大手の電通で長時間の過重労働を強いられ、過労自殺(昨年十二月)に追いこまれた労働者の労災が九月に認定された。この女性労働者(当時二十四歳)は昨年四月に入社し、本採用になった十月以降は残業時間が月一〇五時間にも達するだけでなく、上司から「今の業務量で辛いのはキャパがなさすぎる」となじられパワハラをうけていたという。
 この労災認定について母親が記者会見した十月七日の当日、『過労死等対策白書』が閣議決定され、厚労省が発表した。この『白書』は、「過労死・過労自殺をなくせ」という労働者・人民の声の高まりに押され・これをかわすために二〇一四年に議員立法で成立し施行された過労死等防止対策推進法、それにもとづいて作成されたもので、これが初めて。その内容は、悲惨な労働実態の一端に触れてはいるものの、企業にたいする責任追及をことごとく回避した欺瞞的な代物なのだ。
 『白書』では、脳・心臓疾患での労災が認定され補償金の支給が決定された件数は二〇〇二年度に三〇〇件を超えて以降、二〇〇件台後半から三〇〇件台で推移していること、また精神障害での支給決定件数は一九九九年度から増加傾向にあり、一二年度以降は四〇〇件台で推移していることが報告されている。そのうち死亡者は、脳・心臓疾患では一〇〇〜一六〇件、精神障害では一〇〇件弱とされている。
 だが、労災として認定されるのは、過労死・過労自殺のごく一部であり、労災認定の請求があった件数のわずか三分の一程度にすぎない。『白書』に発表された脳死・心臓疾患での労災補償の請求件数だけでも、過去十年余りのあいだに一年度あたり七〇〇件台後半から九〇〇件台前半で推移している。また、精神障害での労災補償の請求件数は、〇九年度に一〇〇〇件を超えていこう、一〇〇〇件台で推移しているのだ。
 そもそも、労災補償の請求じしんが企業経営者によっておさえこまれているのであって、『白書』のしめす数値は氷山の一角でしかない。過労自殺については、『白書』でさえ、長時間労働などの「勤務問題」を原因とする自殺者は年間二〇〇〇人を超える状況が続いていることに触れざるをえないほどなのだ。
 しかも、この『白書』では、企業の責任が浮き彫りとなる労働実態については過小に描きだしている。昨年十二月から今年一月にかけて厚労省が企業と労働者を対象におこなった調査では、厚労省が定めた「過労死ライン」=月八十時間を超えて残業した労働者がいる企業の割合は昨二〇一五年度に二二・七%に上ると記されている。だが、これは企業を対象とした調査結果であり、給与の支払われなかったサービス残業時間≠ヘ当然にも含まれない。回答率が二割にも満たないことからすれば、長時間労働を労働者に強いている企業の多くが回答していないにちがいない。
 労働者を対象とした調査結果としては、正社員の四割近くが高いストレスを抱えながら働いているとされている。しかし、この調査はリサーチ会社に委託したネット調査であり、このリサーチ会社に登録している会員にアンケートを送り、回答した人には特典をつけるというものである。ネットで回答する余裕が時間的にも精神的にもない労働者はあらかじめ対象外≠ネのだ。
 それだけではない。この『白書』は、大企業の多くが御用組合とのあいだで月八十時間以上の「特別条項付き三六協定」を締結しているという大問題についてはいっさい触れていないのだ。東京新聞の二〇一四年調査では、一九二時間の関西電力、一八〇時間のJT・三菱自動車をはじめとして、大手九十九社の七割以上が月八十時間以上であったことが明らかにされているにもかかわらず。
 安倍政権は、こうした欺瞞的な『白書』をも活用して、あたかも労働者のために「長時間労働是正策」にとりくむかのようにアピールしている。だが、「働き方改革」の目玉商品としておしだされている「長時間労働是正策」として検討されているのは、労働時間の上限時間をあらかじめ「過労死ライン」を上回る時間(一〇〇時間など)に設定するか、上限時間を「過労死ライン」を下回る時間にする代わりに適用除外の産業(自動車・運輸など)を設けるか、というザルぬけ規制案=B
 しかも安倍政権は、この欺瞞的な「長時間労働是正策」とワンセットで、「高度プロフェッショナル制度」という名の労働時間規制の適用除外制度の導入や裁量労働制の一般営業職への拡大を盛りこんだ労働基準法改悪案――企業が定額≠ナ労働者に長時間の過重労働を強いることを容認するそれ――の成立を狙っているのだ。
 たたかう労働者は、欺瞞的な「長時間労働是正策」を煙幕として安倍政権が狙う定額働かせ放題法案≠フ成立を絶対に阻止するのでなければならない。
 〔電通では、一九九一年にも入社二年目の若い労働者が過労自殺し、労災に認定されている。今回の労災認定をうけて、十月十四日には、東京労働局が電通本社への立ち入り調査をおこなった。〕

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アブナイイナダ

「私、撤回しないので……」


 あー、おっかないったらありゃしないわ。十月十日に南スーダンの首都ジュバ近くの道路でトラック四台が待ち伏せ攻撃をうけて二十一人の死者がでる襲撃事件が起こったっていうじゃないの。私がジュバを視察したその二日後よ。
 たった七時間でとっとと視察を切りあげてきて正解だったわぁ。もうちょっと長居してたら私が標的にされてたかも……! 想像するだけでまたじんましん出ちゃう。「国民の一人ひとりに自分の国を守るために血を流す覚悟」(二〇一〇年十二月の発言)が必要だけど、私が血を流すのはまっぴらごめんだからね。……ともかく、銃弾が飛び交おうが爆弾が炸裂しようが、かの地にわが軍を送りこむために、あくまで私は言い張らなくてはならない、「現地は平穏でした」と! そう、それが、わが敬愛する安倍首相、いや安倍師匠≠ゥら与えられた、防衛相としての私の務め……。
 反政府勢力の標的にはならずにすんだけど、国会ではどうやら野党の連中の格好の標的になっちゃってるみたい。あー、ウザっ。
 思えば、九月三十日の衆院予算委員会が集中砲火のはじまりだった。私としたことが、八月十五日にジブチに行かされて、全国戦没者追悼式はサボリ、靖国神社に参拝したかったのにできなくなったことを、「国に命を捧げた方へのあなたの尊崇の気持ちはその程度だったのか」なんて民進党の辻元清美に追及されて不覚にも涙目に……。あれで、あいつは弱い環だ≠チてな感じで一気に勢いづきやがったのよ。「日米同盟がなぜ重要か」と民進党の前原に質問されたとき(十月三日)には、わが師匠が「打撃力だね、打撃力」とささやいて助け舟をだしてくれて助かったけど、これで実は安保・軍事問題は苦手≠チて与党内でも噂になっちゃった。やっぱりファシストたるもの、師匠ばりのゴマカシ、スリカエを駆使した答弁術をもっと磨かなくちゃなんないわ。総理をめざす女としては、まず防衛≠キべきは自分の身だからね……。
 それにしても、野党の連中が、民主党政権時代の私の発言をもちだして「撤回せよ」「撤回せよ」って迫ってくるんだけど、なんで「撤回」なんてしなきゃなんないの?私、わかんな〜い。
 「長期的には日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべきだ」(『正論』二〇一一年三月号)……野党がこれを問題にしてるけど、フン、遅れたやつら。今やわが師匠の率いる内閣は、核兵器の保有どころか「使用も合憲」って閣議決定(四月一日)までしちゃってるんだから。
 「(民主党が公約した)子ども手当分を防衛費にそっくり回せば、軍事費の国際水準に近づきます。自分の国を自分で守ることを選ぶのか、子ども手当を選ぶのかという、国民にわかりやすい議論をすべき」(同)……これも野党が目くじら立てて追及してるけど、今の安倍政権をごらんなさい。社会保障はバンバン切り捨て、軍事費はどんどん増やして五兆円突破、いまや過去最高よ。
 いかが? 野党時代に私が言っていたことは、いまわが師匠のもとでどんどん現実のものとなりつつあるのよ。そしてこのまま改憲まで突き進めば、「教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらうという制度」(同)だって実現できちゃうわ、ふふふ。
 あー、私の思いを次々に実現してくれる師匠ってやっぱステキ。そう、もともと私が「百人斬り裁判」の弁護人をやっていた二〇〇五年に、自民党の学習会に呼ばれて講演をやったときに、師匠(当時、党幹事長代理)の目に留まってスカウトされ、直後の「郵政選挙」にいわゆる刺客候補≠ニして出馬したのが、私の政治家人生のはじまり。師匠のおかげで、当選四回で閣僚を二回もやらせてもらえて、いまや師匠の後継で史上初の女性総理になれるかもってところまで来られたんだから、頭あがんないわ。ふふ、私をいじめる野党のやつら、いつまでその生意気な口をきいていられるかしら。師匠が改憲さえなしとげれば、「非国民」は根絶やしに……
 ええ? そのまえに改憲やアベノミクスに怒る労働者や学生が決起して、安倍内閣を打ち倒すだろうって? ちょっとやめてよ、それって私の総理大臣の夢もポシャっちゃうってことじゃん。野党の追及はなんとかしのげても、民衆の闘いは……。師匠ぉ、どうすればいいですかあ?

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トンデモトモミ

ブリの子どもがトシとれば

 夫 さいきん、世界の女性リーダーの勢いがすごいね。ドイツ首相のメルケルに、EUを離脱したイギリスの首相メイ、これでアメリカ初の女性大統領が誕生すると、G7の首脳のうち三人が女性。
 妻 それがナニ?
 夫 アジアでも、韓国大統領の朴槿恵に、バングラデシュ首相ハシナに、台湾総統の蔡英文。
 妻 だからナニ? 女性リーダーってひとくくりにしないでよ。蔡英文は李登輝の政策ブレーンとして手腕を発揮、女性初の総統にのしあがった。朴槿恵とハシナは、「父親の七光」。ミャンマーの、今や大統領よりも強い権限をもつ国家顧問アウンサンスーチーも独立運動を指導した将軍の娘。三人とも政治家の二世。しかも、父を暗殺された娘のけなげさ≠売りにして権力を手にした。
 夫 ほぉ、なるほど。
 妻 ヒラリー・クリントンは、「女性の昇進を阻むガラスの天井≠壊す」って息巻いている。国務長官から大統領への昇進≠めざす権力志向、自分のキャリアに箔を付けるために夫を大統領にした計算高さが、女性から嫌われる。だけど、政敵が女性蔑視の権化(ごんげ)トランプ。セクハラ・わいせつの醜聞、スキャンダルが出るわ出るわ。トランプに肩入れしてきたアメリカ支配階級の一部もメディアも、ここにきてとうとう見限った。今回の大統領選は、国家戦略も政策論争もそっちのけで、醜悪、下劣、レベル低すぎ!
 夫 ごもっとも。いやぁ、都知事・小池も民進党代表・蓮舫も連日話題をふりまき、わが家でも女性パワーは強し。「女性が輝く社会」ってのがトレンドだよね?
 妻 バカも休み休み言ってヨ。「女性が輝く」なんて安倍のデマカセ、ウソっぱち。女性労働者の賃金は低い、労働はキツイ、職場でのパワハラにマタハラ。共働きしなきゃ食べていけないのに、働きたくても働けない。待機児童に家族の介護。この社会、生きにくいったらない! それをゴマカスためのペテンが「女性が輝く」だの「一億総活躍社会」だのってウサン臭いキャッチフレーズ。女はね、こんなイカサマにだまされないわよ。男だって同じでしょ!
 夫 ハイ、そおっす!
 妻 だいたいね、「女性がカガヤク社会」って、アベ内閣のタカビー高市やマルデダメヨこと丸川珠代、「女政治家がガナル政界」のことじゃん。なかでもトンデモナイのが、安倍のお気に入り、防衛相・稲田朋美。この女、元から言いたい放題ガナリ放題。二〇一一年に「日本独自の核保有を国家戦略として検討すべきだ」なんてガナッた。今国会で民進党の辻元にその発言の撤回を迫られた稲田は、「現在、日本は核保有すべきでない」と言いながら、核保有発言を撤回する≠ニはついぞ言わなかった。今は核保有すべきでないけど、将来は核保有すべき≠チてわけ。
 夫 ヒィー、核武装にかんしても安倍の愛弟子(まなでし)、ゴリゴリの「核武装」論者だ。
 妻 尖閣諸島に「自衛隊を配備し実効支配を強めるべきだ」ともぬかしてた。この発言も今回追及されて、「現時点では考えていない」としらばっくれたのよ。
 夫 詭弁だね。
 妻 八月十五日に靖国神社に行かなかったと辻元にやりこめられ泣きべそをかいたり、軍事用語を言いまちがえたり、答弁はボロボロ、底の浅さがミエミエ。防衛省内でも呆れられ、自民党内でも「抜擢は失敗」とネタミまじりの陰口、野党はここぞとばかりに集中攻撃。
 夫 三百代言の弁護士だけあって悪知恵はお手のもの。金額・日付の欄が空白の白紙領収書をためこんで裏金づくり。それでも「法律上は問題ない」だとさ。
 妻 そもそも、南京大虐殺の「百人斬り競争」、この裁判の日本軍将校遺族側の主任弁護士よ。超国家主義を掲げる極右組織「日本会議」の国会議員懇談会、その中心メンバーで生粋(きっすい)の改憲論者。
 夫 ゴロツキ右翼と稲田とのクサイ仲を書きたてた週刊誌を事実無根と訴えた。でもその裁判、一審、二審ともに敗訴。あれ? 弁護士としても能なし?
 妻 こんなトンデモ・トモミが安倍の威光と意向にすがってポスト安倍・初の女性首相の筆頭に目されてる。鼻持ちならないッ!
 夫 そりゃそうさ。イナダはブリの子ども、だからイナダはトシマになるほどアベ・ブリッ子になるわけだ。
 妻 それを言うなら、ブリの幼魚はハマチとも言うでしょ。だからアンタ、くれぐれも三百代言にハマッチマッチャダメよ。
 夫 ☆?!

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10・8高江 「オスプレイパッド建設阻止!」
140名が北部訓練場に突入 
 官房長官・菅が来沖しオスプレイパッドの「年内完成」を傲然と宣言した十月八日、沖縄の労働者・人民一四〇名は、米軍北部訓練場に突入し断固として工事阻止の闘いを敢行した。凶暴な弾圧をふりおろし工事を加速しようとする安倍政権にたいして、反撃の炎をぶちあげたのである。
「高江ヘリパッド建設許さんぞ!」自衛隊ヘリで視察する菅に怒りの拳
(10月8日、高江N1ゲート前)
ヘリパッド建設作業ヤードに向かう阻止行動団
(10月8日)
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9・23嘉手納 AV8ハリアー墜落事故糾弾
嘉手納基地に怒りの拳  
 九月二十三日、前日のハリアー墜落事故に抗議する緊急抗議集会(主催:第二次嘉手納爆音訴訟原告団、沖縄平和運動センター、中部地区労)が米軍嘉手納基地第一ゲート前で開催された。夕闇がせまるなか、第一ゲート前に続々と労働者・学生・市民が集まってくる。労組ののぼりが林立し戦闘的熱気がたかまるなか、二〇〇名の結集のもとに午後六時から集会がおこなわれた。
「安保破棄!」の旗高く闘う学生が奮闘
(9月23日、嘉手納基地第1ゲート前)
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10・7嘉手納 「訓練再開を許さんぞ!」

 在沖米軍当局は、十月七日から嘉手納基地でのハリアー戦闘機の訓練を再開した。在沖海兵隊は、この日早朝から、沖縄の労働者・人民の轟々たる抗議の声を踏みにじり、墜落機と同型のハリアー戦闘機をつかって嘉手納基地での「タッチ・アンド・ゴー」訓練や周辺住宅地の上空での低空飛行・急旋回をこれ見よがしに強行した。沖縄の労働者・人民の生活や命の危険さえ一顧だにすることなく飛行再開を強行した米軍当局のこの暴挙にたいして、全県から「ふざけるな!」「すべての米軍基地を撤去せよ!」と怒りが爆発した。

訓練再開に抗議のシュプレヒコール
(10月7日、嘉手納基地第1ゲート前)
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