第2425号(2016年7月4日)の内容
<1面>
首都に憲法改悪阻止の火柱 6・19
参院選に埋没する日共を弾劾し全学連・反戦が戦闘的デモ
<4〜5面>
同志黒田寛一逝去10周年
反スタ運動の飛躍をかちとれ
革共同全国委員会議長 植田琢磨
<3面>
6・19沖縄県民大会
闘う労学が「全基地撤去」訴え奮闘
<2面>
6・19沖縄と連帯し1万人が決起
国会前に「女性殺害弾劾!」の声
<8面>
第54回国際反戦集会 海外アピール
全世界人民は国境を越えて団結し反戦闘争に決起せよ!
<6面>
「新たな利益成長軌道」を呼号するNTT経営陣 下
Topics ブラック企業ワタミにUAゼンセン加盟の御用組合
<7面>
万華鏡2016――情勢の断層を読む
◆ネタ本は『リベ・リベ』
◆日共式解釈改憲
◆不屈のファイター
◆スマホの新サービス
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」 最新号
首都に憲法改悪阻止の火柱 6・19 参院選に埋没する日共を弾劾し全学連・反戦が戦闘的デモ
安倍政権・自民党は今参院選向け公約集において「アベノミクスの推進」の陰に隠して、「国民の合意形成に努め、憲法改正を目指します」という文言を一番最後のページにもぐりこませた。改憲に向けての道筋をつけるために、「アベノミクスの成果」なるものを前面におしだして、なんとしても「三分の二」の議席を手に入れることに狂奔しているのが、ネオ・ファシスト安倍なのだ。東アジアにおいては、没落帝国主義アメリカのオバマ政権と「二十一世紀の超大国」へとばく進する習近平の中国との南シナ海の制海権・制空権をめぐる政治的・軍事的角逐が激化している。欧州においては、ルーマニア・ポーランドへのMDシステムの配備に狂奔するオバマ政権を恫喝するために、ロシアのプーチン政権がバルト海・黒海上空にロシア軍機をさしむけ、米・NATO軍機・艦船にたいする威嚇飛行をくりかえしている。まさにユーラシア大陸の東と西で大戦勃発の危機が高まるまっただなかで、安倍政権は、アメリカ権力者とともに構築・強化しているグローバル戦争同盟に見合う内実で第九条の破棄を核心とする憲法改悪に突進しているのだ。 この重大な局面において、「連合」指導部は改憲について沈黙を決めこみ、傘下労組が改憲阻止闘争にとりくむことを上から抑圧してまわっている。日共の不破=志位指導部にいたっては、「日米同盟の深化」「自衛力の整備」を綱領に掲げる民進党にすりよって、「安保廃棄」「自衛隊解消」という党の政策として一応は掲げている主張を「野党共闘」には持ちこまないとみずからすすんでアピールしている始末だ。代々木官僚は、改憲阻止の大衆運動を民進党候補が大半を占める「野党統一候補」への応援・集票運動へと歪曲し解消しさっているのだ。わがたたかう労働者・学生は、これら「連合」労働貴族および日共中央の犯罪的な指導のもとで危機を深める既成反対運動を雄々しくのりこえて、改憲阻止・反戦反安保の火柱を赤々と燃えあがらせたのだ。 以下見出し 「全基地撤去! 安保破棄!」国会・米大使館へ怒りの拳 米―中・露角逐下の改憲攻撃を打ち砕け!――総決起集会 日共中央の議会主義的闘争歪曲をのりこえ階級的反撃 安倍ネオ・ファシスト政権打倒へ突き進め! |
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同志黒田寛一逝去一〇周年 ハンガリー革命六〇周年 反スターリン主義運動のさらなる飛躍をかちとれ 日本革命的共産主義者同盟 全国委員会 議長 植田琢磨 すべてのたたかう労働者・学生諸君! 日本反スターリン主義革命的共産主義運動の創始者であり、わが革共同をその結成以来、最先頭で指導してきた同志黒田寛一が逝去されてからはや十年――われわれは、「私の後継者はわが組織そのもの」との同志黒田の言葉を胸に抱き、組織的に一致団結して反スターリン主義運動の前進を切り開いてきた。 時あたかも、<米―中対決>下の現代世界は、戦火と暗黒支配と貧困に覆われているのみならず、EU分解を震源とする世界的大激動の時代に突入している。 本年は、ハンガリー革命六〇周年の年でもある。一九五六年十月二十三日に勃発したハンガリー動乱。だが、ハンガリーの労働者たちと彼らのソビエトはソ連軍のタンクに無慈悲にも蹂躙された。このハンガリー事件にたいしてわが黒田寛一は、共産主義者としての生死をかけて主体的に対決し、この事件をば「流産したソ連圏における第二革命」=ハンガリー革命として捉えかえした。そうすることによって彼は、世界でただ一人敢然と反スターリン主義革命的共産主義運動の創成への巨歩をふみだしたのであった。 二〇〇六年六月二十六日、ハンガリー革命から五〇年の節目の年に、同志黒田が突然、逝去された(享年七十八歳)。黒田の子≠スるわれわれ革命的マルクス主義者たらんとするすべての者は、深い悲しみにつつまれながらも、同志黒田の遺志を受け継ぎ黒田を先頭にして築きあげてきたわがプロレタリア前衛党組織(革共同革マル派)をより強固に建設するために、全力を傾けて奮闘することを誓い合った。以降十年、わが革共同は、世界に冠たる反スターリン主義運動のより一層の前進を切り開いてきた。スターリン主義ソ連邦崩壊以後の階級闘争の死滅に抗して、われわれは、反スターリン主義の闘争を果敢におしすすめ、国際的波及をもかちとってきた。わが日本の階級闘争(労働運動および学生運動)を革命的に領導し、真の前衛党としての地歩を確固として打ち固めてきたのである。 <同志黒田逝去一〇周年・ハンガリー革命六〇周年>の現時点において私は、いまは亡きわが黒田が、組織建設上および理論創造上において遺したものをもういちど<いま・ここ>で追体験することをとおしてわがものとし、すべての同志や仲間とともにさらなる組織的前進を切り開いていく新たな決意を打ち固めている。すべてのたたかう労働者・学生諸君! 共に前進しよう! 一 激烈化する米・日―中・露の政治的・軍事的角逐 没落帝国主義アメリカと「二十一世紀の超大国」をめざす中国およびロシアとのユーラシア大陸の東西における<激突>を震源として、現代世界は大戦勃発の危機に覆われている。そして今、イギリスのEU離脱の激震が全世界に走っている。金融市場は世界同時株安―ポンド・ユーロの急落と円・ドルの急騰のパニックに陥っている。米―中・露対立のはざまでイギリスをも包摂し独自の経済圏を形成してきたドイツ・フランスをはじめとする大陸EU諸国の権力者どもは、EU大分解の危機到来におののいている。現代世界は新たな激動のときを迎えているかにみえる。 もはや「世界の警察官」を任じることを放棄したアメリカ権力者オバマは、太平洋の西半分をよこせ≠ニ言わんばかりの習近平中国の軍事的進出≠ノ焦りをつのらせている。南シナ海における南沙・西沙諸島の岩礁を埋めたて海上軍事施設建設を急ピッチでおしすすめる中国に対抗して、オバマ政権は、副官∴タ倍の率いる日本国軍をも動員して、「航行の自由作戦」と称する中国軍事基地周辺海域・空域での軍事行動に躍起になっている。それだけでなく、北朝鮮の金正恩政権による核実験や弾道ミサイルの発射実験強行をも口実にして、中国(北朝鮮)のミサイルを無力化することを狙ったTHAAD(最終段階高高度地域防衛)ミサイル・システムの在韓米軍基地への配備をもおしすすめようとしている。中国にたいする核戦力における優位をただひとつのよすがにしながら。 これにたいして習近平の中国は、ロシア・プーチン政権との同盟的結託の強化を基礎にし・「海洋強国建設」「中華復興」を旗印として、対米挑戦をいよいよ強めている。南沙諸島・西沙諸島、さらにはフィリピン近海のスカボロー礁を結ぶ三角形の地域に軍事拠点を構築し、もって南シナ海の制海権・制空権をアメリカから奪取しようとしている。しかも、オバマが口実にしている「航行の自由」などという国際法上の大義名分≠逆手にとって、尖閣諸島周辺の「接続水域」および「日本領海」に、ロシア海軍の駆逐艦を水先案内人としながら中国軍艦船が侵入するという中露共同の挑発的軍事行動にうって出ている。 欧州では、「大ロシア主義」をむきだしにしたプーチン・ロシアの版図復活≠フ策動に危機感を強めているアメリカ帝国主義が、ロシアの核ミサイルを無力化するために、ルーマニア・ポーランドへのMDシステムの配備・バルト三国へのNATO軍配備に突進している。これにたいしてプーチン・ロシアはバルト海や黒海に連日のようにロシア軍機を派遣し、米・NATO軍機や艦船にたいする威嚇飛行を強行している。のみならず、ロシア権力者は、同じスラブ系民族であり正教徒が多数を占めるセルビアを、クリミアと同様にロシア勢力圏にくみこむ野望さえもたぎらせているのだ。 さらには、中洋イスラム圏では、「イスラム急進主義」の激流が逆巻いている。恐怖にかられた米・仏・英・露の権力者どもは、シリア・イラクにおける「IS(イスラム国)掃討」の名によるムスリム殺戮戦をいまなお強行している(六月二十五日、米軍に支援されたイラク軍がIS拠点のファルージャを「制圧」)。 まさにこのように、ユーラシア大陸の東・西と中東とを発火点とし・<米・日―中・露の角逐>を震源とする大戦勃発の危機が醸成されているのだ。 現代世界は同時に、ナショナリズムの激流に洗われている。 「アメリカ・ファースト」を掲げるトランプの台頭にしめされる排外主義的USAナショナリズムの台頭と<軍国日本>再興を唱える日本のナショナリズム。これに真っ向から対抗する中国の中華ナショナリズムとロシア大国主義ナショナリズムの宣揚。欧州各国における難民・移民排斥ともむすびついた排外主義的ナショナリズムの台頭。そして、米・日―中・露―EUの構図の中心において、イスラム的族際主義の猛火が火を噴いている。――米―中・露対決の現代世界は、同時に、経済のグローバル化(資本の「全球化」)と貧富の格差拡大、ナショナリズムの相互衝突という様相をも呈しているのである。 こうした米―中・露が激突する現代世界のなかにあって安倍ネオ・ファシスト政権は、アメリカ帝国主義の力の衰退をみてとり・むしろこれを絶好のチャンスとばかりに、<軍国日本>再興に突進している。G7伊勢志摩サミットや「核なき世界の理想」を掲げた核超大国アメリカの大統領オバマの広島訪問を活用しつつ、首相・安倍は「希望の日米同盟」などと称して、オバマとともに日米グローバル戦争同盟の構築を全世界にむかって宣揚したのであった。 安倍政権はまた、アメリカとともに戦争をできる軍事強国へとのしあがるために、当面する参議院選挙において憲法改悪の発議に必要不可欠な参議院議席の三分の二を改憲勢力で制圧せんがために躍起となっている。そのために、「GDPを拡大した」だの「雇用を増やした」だのと、アベノミクスの大崩壊をおしかくすデマを垂れ流している。一方では、独占ブルジョアどもをはじめとした超富裕層が莫大な富を貯めこみ、他方では、多くの労働者・民衆が消費税税率の増税や賃金抑制による貧窮と生活苦を強制されている。この現実を覆い隠し自党への票をかすめとるために、安倍政権・自民党は、消費税税率の一〇%への再引き上げを先送りしたり、「一億総活躍社会の実現」などという欺瞞的言辞を弄しているのだ。 すべてのたたかう労働者・学生諸君! いま企まれている安倍ネオ・ファシスト政権による憲法改悪の攻撃こそは、没落帝国主義アメリカとこれにとってかわって「二十一世紀の超大国」への雄飛を狙って驀進している中国とが政治的・軍事的に角逐する現代世界のただなかにあって、あくまでもアメリカ国家との軍事同盟にもとづき、核超大国アメリカ帝国主義の世界支配を補完しながら「一流の軍事強国」にのしあがっていくための一大反動攻撃にほかならない。 まさしくこのゆえにわれわれは、わが全学連の部隊を先頭にして、「戦争法」撤廃、憲法改悪絶対阻止、米海兵隊の辺野古新基地建設阻止をはじめとする諸闘争を、代々木共産党指導部による「立憲主義守れ」運動への闘いの歪曲をのりこえ、「日米グローバル戦争同盟構築反対!」「日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化反対!」の旗高く断固としてたたかいぬいている。この闘いのただなかでわれわれは、労働者階級を中軸にした反ファシズム統一戦線の構築をも展望しつつ奮闘するとともに、この階級的戦列の強化をもって安倍ネオ・ファシスト政権の打倒をめざしてたたかっているのである。 同志黒田は、二〇〇一年十一月執筆の「ヤンキーダムの終焉の端初」を次のようにしめくくっている。 「すべからく、革命的マルクス主義者は、二十一世紀の世界を覆ふ暗黒を突破すべし。アメリカ帝国主義の終焉は、国際的に団結せるわが反戦闘争に基きて現実化さるべし。 全世界の労働者よ! <反帝国主義・反スターリン主義>の旗の下、たたかひに決起せよ! これ、わが革命的マルクス主義者たる者の焦眉の課題たるべし。」(『革マル派 五十年の軌跡』第三巻三二九頁) まさにしかり! われわれは、この腐朽せる現代世界をわが反スターリン主義革命的共産主義運動の飛躍的前進をつうじて根底から覆していくために奮闘するのでなければならない。 二 同志黒田逝去以後の組織建設の教訓を踏み固めよ わが党は、同志黒田逝去後の二〇〇六年九月に、革共同第二十七回大会を実現し、同志黒田亡きあとの組織的闘いの指針を意志一致するとともに、新たな組織指導体制を創りだした。これにふまえて、同年十月十五日に、時あたかもハンガリー革命五〇周年に際して、同志黒田寛一を追悼する革共同政治集会を全国のたたかう労働者・学生の総結集のもとに東京・日比谷公会堂において圧倒的に実現したのであった。 われわれは、わが革共同・革マル派結成五〇周年をまえにした二〇一二年十一月に革共同第二十八回大会を開催し、同志黒田逝去以後の「わが党建設の肯定面と否定面」とを全面的に総括することをとおして、わが党組織建設の新たな出発点を築きあげたのである(詳細は、『革マル派 五十年の軌跡』第三巻「第三部・概説」を参照)。 われわれは、組織的闘いの総括にふまえて「今後の組織建設について」の指針を意志一致したのであった。 すなわち、第一には、「<わが党をプロレタリアの党として創る(常任は基本的にそのお手伝いをする)>というわれわれの党建設の原点に戻ること。」 第二には、「これまで献身的にたたかってきた経験豊かな労働者党員は自らを指導部へ高めること、革命的フラクション員は自らを党員へと飛躍させること、労働者委員会がいまだ確立されていない産別では早急にこれを創りだすこと、そしてこれらの労働者同志たちこそが、若者を革マル主義者へと育てあげる先頭に立つこと。」 第三には、「これまでの思想闘争の作風を変えること。わが組織は<形態的にはピラミッドをなすのであるが、本質的には上下も左右もはっきりしない球体をなすのであり、実体的には板状をなす>ということの自覚にたって、一切のなれあいをなくし、わが同盟の伝統である組織内思想闘争を躍動的に発展させ、組織諸成員間の同志愛にみちた生き生きとした関係を作りだしていくこと。」 第四には、「『結果解釈シンドローム』(同志黒田の言葉)を克服し革命的マルクス主義を真に主体化していくために、もう一度基礎勉強からはじめること。……『そこそこやっていけると思ったらもう終わりなのだ』という同志黒田の言葉をもう一度噛みしめ、精進すること。」 われわれは、本大会において、このような組織建設上の「指針」について意志一致するとともに、若い同志をも迎えて新たな指導体制を築いた。二〇一三年二月、われわれは満を持して、革マル派結成五〇周年記念・革共同政治集会を開催し、労働者同志を先頭に成功裏にかちとった。われわれは、わが反スターリン主義革命的共産主義運動をさらにさらに前進させる決意を新たにしたのである。 それ以降われわれは、総力を傾注して『革マル派 五十年の軌跡』全五巻を刊行した(現在第三巻まで)。ここには諸同志の奮闘の足跡がブリリアントに記されている。また、同志黒田が「真のプロレタリア前衛党」を創造するために執筆した組織建設とりわけ指導部建設のための内部文書をもわれわれは収録し初めて公表したのである。一九九三年十一月十七日に執筆された「党の組織構成について」や「党組織における地位・権威・権利」など(『同』第三巻)を全組織的に学習し、これらの文書に込められた黒田の党組織建設上の精神に照らし・それにのっとって組織実践を展開するとともに、それをも媒介として党組織建設における飛躍的前進をかちとってきたのである。 こうした組織的闘いをつうじて、われわれは、すべての産業別・地区別の労働者組織において、同志たちの労働者細胞づくりのための粘り強い追求を基礎として、当該産別・地区労働者組織の指導機関としての各労働者委員会の組織的強化・確立を実現してきた。この各労働者委員会の組織的強化・確立を基礎にして、中央および地方労働者組織委員会の組織的強化・確立をも成し遂げてきた。また、中央学生組織委員会や各級機関建設の前進を切り開いてきたのである。 右のような組織建設上の前進こそは、われわれが第二十八回大会で意志一致した組織建設上の指針にもとづいて推進してきた内部思想=理論闘争の巨大な成果にほかならない。 すべてのたたかう労働者・学生諸君!「地上の太陽」にふさわしく、われわれは、戦争と貧困に覆われた現代世界のまっただなかで、わが革命党の強化・確立をさらにかちとろうではないか。 三 わが運動の原点=革命的伝統を継承し前進しよう 四 「労働者階級の階級的自己組織化の論理」をわがものにさらに奮闘しよう |
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第54回国際反戦集会 海外アピール 米―中・露の核軍事力増強競争反対! 全世界人民は国境を越えて団結し反戦闘争に決起せよ! 第54回国際反戦集会実行委員会(全学連/反戦青年委員会/革共同革マル派) 全世界の仲間たちに呼びかける! われわれは、きたる八月七日に東京をはじめ日本の七都市で第五十四回国際反戦集会を開催する。 今この瞬間にも、シリア・イラクでは無辜の人民が戦火に焼かれている。東シナ海・南シナ海では、米・中の艦船・戦闘機が一触即発のつばぜりあいを演じている。緊迫の度を深めるアメリカと中国・ロシアとの軍事的角逐のゆえに、各地で戦争の火種がくすぶり、燃え上がっているのだ。互いに核ミサイルをむけあう東西権力者の角逐は、世界を核戦争の惨禍に陥れる危機をさえはらんでいる。 そして今、「EU離脱」というイギリス国民投票の結果が世界を震撼させている。危機ののりきりをかけて、各国の政府・支配階級は過酷な犠牲を労働者人民に強いるにちがいない。 全世界の仲間たち! 権力者による戦争と貧困の強制に抗して今こそ国境を越えて団結したたかおう! 日本の地において、われわれは、「右翼の軍国主義者」を自称する首相・安倍晋三がすすめる日米新軍事同盟の強化と憲法改悪に反対する闘いを、労働者人民の先頭に立って推進している。われわれと共にたたかおう! 以下、見出し (1) 東アジアにおける米日―中の政治的・軍事的角逐 (2) 米・仏・英・露のシリア・イラク無差別空爆 (3) 核戦争の危機をはらむ米―中・露の激突 (4) 生活苦を強いられる各国の勤労人民 (5) 戦争と貧困の強制に抗し全世界人民は起ちあがれ! |
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6・19 那覇 沖縄県民大会に6万5000が結集 「基地の整理・縮小」要求運動をのりこえ闘う労学が奮闘 |
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「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し、沖縄から海兵隊の撤退を求める県民大会」(辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議主催)が六月十九日に那覇市の奥武山(おうのやま)陸上競技場で開催された。 元海兵隊員が二十歳の女性を暴行し殺害するという凶悪な事件にたいして、「もうがまんならん! いつまで犠牲をおしつけるのか!」と米・日両政府に怒りをたぎらせた六万五〇〇〇人の沖縄の労働者・人民が県民大会に結集した。 琉球大学、沖縄国際大学のたたかう学生は、日共中央による「反安保」の放棄を弾劾しつつ、「全基地撤去! 安保破棄!」を掲げ、この県民大会を<反安保>の闘いとして戦闘的に高揚させるために最先頭で奮闘した。 革命的・戦闘的労働者たちは、各単組や「連合沖縄」の指導部をつきあげつつ職場深部でのとりくみを基礎に組合員を大量に組織化し、この県民大会の一大高揚をつくりだしたのである。 |
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「もうがまんならん!」元米兵の女性惨殺への怒りをたぎらせた労働者・学生・人民が大結集 (6・19、那覇市奥武山陸上競技場) |
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「反安保」の革命的檄をとばす県学連・全学連派遣団に労働者・人民の共感 (6・19) |
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たたかう学生が「安保粉砕」のプラカードを掲げて闘いの方向をさししめす (6・19) |
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6・19 沖縄と連帯し一万人が決起 国会前に「女性殺害弾劾!」の声 |
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「全基地撤去・安保破棄」「憲法改悪阻止」闘う学生の呼びかけに労働者・市民から熱い共感 | |
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