第2421号(2016年6月6日)の内容
<1面>
G7サミットに怒りの火柱 5・26名古屋
元米海兵隊員による女性殺害弾劾!
「核なき世界の実現」を煙幕としたアメリカの核軍事力増強反対!
<3面>
元海兵隊員による女性殺害弾劾!
沖縄人民の怒り爆発 嘉手納基地
5・25 4000人が「基地撤去」の叫び
5・20 第1ゲート前で緊急抗議集会
<2面>
「南スーダンPKO派兵阻止!」
道共闘・反戦が千歳現地闘争 5・22
労学が反戦・改憲阻止のデモ 5・14札幌
<4面>
中国の軍事的抑えこみに狂奔する米日両権力者
習近平中国の「強軍の夢」
<5面>
三菱自動車のデータ不正操作
熊本大地震の被災者を放置する安倍政権を許すな
<6面>
郵政事業に奉仕する運動の全面化を許すな!
郵政労働者委員会
Topics 定年後再雇用労働者の賃下げは「違法」――5・13東京地裁判決
<7面>
日本郵便経営陣による「総合服務・柔軟な要員配置」施策導入を許すな
<8面>
万華鏡2016――情勢の断層を読む
◆宇宙軍拡の尖兵JAXA
◆あなたのすべてを
◆御用学者の「共同」幻想
■『新世紀』最新号(第283号)紹介
週間日誌は7面に掲載
「解放」最新号
「伊勢志摩サミット反対!『核なき世界』を煙幕とするアメリカの核軍事力増強反対! 日米グローバル戦争同盟の構築・強化反対!」「元海兵隊員による女性暴行殺害弾劾! 全米軍基地撤去! 安保破棄!」――五月二十六日、伊勢志摩の賢島(かしこじま)で、ちょうどG7の首脳会合が開催されていたまさにそのときに、たたかう労働者・学生の怒りの雄叫びが名古屋市街に轟きわたった。愛知大学・名古屋大学の学生を先頭に、名古屋に結集した北海道、東京、北陸、関西の全学連のたたかう学生、名古屋地区反戦のたたかう労働者が、二万三〇〇〇人の警察治安部隊と日本国軍・海上保安庁による史上空前の戒厳体制を突き破り、<サミット反対・日米安保粉砕・改憲阻止>の闘いの火柱をぶちあげたのだ。 |
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中国の軍事的抑えこみに狂奔する米日両権力者 五月十七日、南シナ海の上空において、中国軍の戦闘機「殲11」二機が、海南島の中国海軍基地周辺海域で警戒監視活動をおこなっていた米軍の電子偵察機EP3にたいして約一五bまで急接近し威嚇するという事態が発生した。五月十日に三度目の「航行の自由作戦」を強行したオバマ政権にたいして、習近平政権が軍事的に対抗する姿勢を傲然と突きつけたのだ。まさに今、南シナ海は米―中の一触即発の危機にある! 南シナ海において岩礁の埋めたてやミサイル・レーダー・戦闘機の配備に突き進む習近平政権にたいして、オバマ政権は、属国%本の安倍政権を従えつつ、韓国・朴政権をも巻きこんでの米日韓三ヵ国のMDシステムの構築や、米軍・日本国軍一体となっての南シナ海への軍事的展開、フィリピン・ベトナムなどとの軍事的協力関係の強化にのりだしている。安倍政権が侵略戦争法の施行に踏みきったことにふまえ、オバマ政権と安倍政権とは、日本の軍事的な「役割」をいっそう拡大するかたちで、中国にたいする軍事的包囲網の構築・強化に突進しているのだ。 本稿では、米日両権力者がおしすすめている対中国の軍事的対抗の実態について明らかにする。 (以下、見出し) 米日韓三ヵ国でのMDシステムの構築 南シナ海における米日一体での軍事行動の展開 フィリピンの対中前線拠点化の策動 |
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郵政労働者のみなさん! 第九回全国大会に参集された代議員・傍聴者のみなさん! |
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日本郵便 「総合服務・柔軟な要員配置」施策の全面的実施を許すな 経営陣による徹底的な労働強化反対! 日本郵便経営陣は、四月から、「機能重視のマネジメント」と称する経営管理体制改編の本格的実施を強行している。 昨年四月に経営陣は、「新中期経営計画」にふまえて、生産性と営業収益の拡大をめざして「郵便局の機能(郵便・集配、金融渉外、窓口)による三分割」を柱にした「機能重視のマネジメント」施策の基本的なものの「先行」実施に踏み切った。(日本郵便会社経営陣は、郵便・集配部門を「郵便・集配機能」、保険渉外部門を「金融渉外機能」、貯金・保険郵便商品の窓口での販売と内務事務を「窓口機能」というように、部門と機能とをダブらせた規定を用いている。)そして、三つの「機能」ごとに、効率的な要員配置と営業体制の強化をおしすすめてきた。とりわけ、「窓口機能」においては、「総合服務」と「部会を単位とした柔軟な要員配置」施策を遮二無二実施しようとしてきた。 「窓口機能」の経営管理体制は、部設置の単独マネジメント局(旧普通局)の窓口営業部を、その地域にある複数のエリアマネジメント局(旧特定局)を括ってつくられていた「部会」の一つに組みこみ、この新しい「部会」を基本組織として、その上部に、部会長―地区統括局長―支社―本社を擁する形で再編された。日本全国に設置されている約一一〇〇局の大規模局の窓口営業部が、このような形で「窓口機能」に組みこまれ、三つの「機能」のなかで最大の規模と要員をもつ組織として発足したのである。 経営陣は、このような「窓口機能」において、人件費が七〇%を占める現状を打開し、要員の効率化と営業活動の最前線として飛躍的な業績拡大をはかることを目指して、「総合服務・柔軟な要員配置」施策を導入したのである。 こうした施策の導入を許すならば、労働者は、頻繁に変更される三事業の業務内容に習熟することを強いられるばかりではなく、いつでも、どこの局へでも、欠員補充や営業支援に派遣されることになる。今日はA局、明日はB局、または、午前中はC局、午後からはD局と引っ張り回され、まったく職場環境や顧客の利用度などが異なる局での極度に緊張したなかで、営業活動を強いられることになるのである。このような極限的な労働強化を策す「総合服務・柔軟な要員配置」施策の全「部会」への導入を絶対許してはならない。 (以下、見出し) 「機能」ごとに独立した経営管理体制の強化確立 「窓口機能」における「モデル部会」の設定 (つづく) |
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最新号紹介 新世紀 The Communist 第283号 2016年7月 反戦・改憲阻止! 全原発廃棄! わが革命的指針を鮮明に提起 われわれは、沖縄における元米海兵隊員による女性暴行・殺害を満腔の怒りをもって弾劾する。米軍基地の存在と、そのもとでの米軍人・軍属による数多の犯罪とによって呻吟させられ憤怒をたぎらせている沖縄人民と固く連帯し、今こそ女性暴行殺害を弾劾するとともに、全米軍基地撤去・安保破棄をめざして、反戦反安保・改憲阻止の一大闘争の爆発をもって応えようではないか。 そのための武器として、『新世紀』第二八三号を、すべてのたたかう仲間におくる。本号は「改憲に突進する安倍政権を打倒せよ」を総タイトルとした反戦反安保・改憲阻止闘争の指針を明らかにした諸論文と「特集 熊本大震災――地震列島の全原発を廃棄せよ」を企画の二本柱としている。 ◆巻頭の「憲法改悪阻止・戦争法撤廃へ起て」(中央学生組織委員会)は、「任期中の改憲実現」を傲然とうちあげたネオ・ファシスト首相・安倍にたいするわが同盟の戦闘宣言だ。安倍政権は三月二十九日に侵略戦争法の施行を強行した。ここに「集団的自衛権行使」の名のもとに世界中で戦争を遂行する国家への飛躍が画された。まさにいま、明文改憲への突破口としてナチスの手口にならって「緊急事態条項」を新設し、そのうえで第九条の破棄に突き進もうとしている。そのために改憲の国民投票の発議に必要な衆参両院三分の二の議席を自民・公明・おおさか維新の会で制圧することを策している。論文は、「立憲主義を守れ」を唱えて反対運動を野党協力の尻押しへと解消している代々木官僚を弾劾し、改憲阻止・反戦反安保の闘いに決起すべきことを熱烈に呼びかけている。 「辺野古新基地建設阻止! 改憲阻止! <反戦・反安保>闘争の高揚を切り拓け」(沖縄県委員会)は、米日両政府にたいする断固たる反撃の方針だ。わが同盟に導かれた労働者・人民の闘争の高揚を恐れた安倍政権は、これを押さえこみ切り崩すために、県知事・翁長の手を縛ることをも狙って辺野古訴訟での「和解」なるものを演出した。この反動的狙いを論文は的確に暴露し、埋め立て強行阻止・全米軍基地撤去・安保破棄を熱く訴えている。 「思想的変節を加速する代々木官僚――日共五中総にふれて」(皆川祐)は、改憲総攻撃をまえにした日共指導部の議会主義的腐敗を完膚なきまでに暴いた論文である。@大衆闘争の組織化の完全な欠損、A変革主体の創造ぬきの野党共闘の絶対化、その根拠としての「保守層との共同」路線、B反安保の完全な放棄と「国家の安全保障」の超階級化、C「個人の尊厳の擁護」を強調することに示される背骨的イデオロギーのブルジョア・アトミズムへの溶解、これらを理論的に批判しつくしている。 ヨーロッパではいま、帝国主義権力者どもが「野蛮なテロリストから自由と民主主義を守れ」と大合唱している。だが、「左翼」を自称する部分はこれに「左」から唱和し、米・仏・英・露のシリア空爆反対の闘いを放棄しているのだ。この腐敗・堕落を暴露し弾劾しているのが「『対テロ戦争』下のヨーロッパ階級闘争」(無署名)である。 ◆<3・11>五周年のこんにち、九州・熊本大地震が発生した。本号は震災・原発問題を特集した。「川内原発を直ちに停止せよ! 被災人民を踏みにじる安倍政権を打ち倒せ」(無署名)は、熊本大地震被災者の救援を二の次にするだけでなく川内原発の運転を続行する安倍政権を憤激をもって弾劾する。「東日本大震災・福島原発事故五周年 原発・核開発反対闘争の高揚を」(無署名)は、現時点の闘いの方向性をさししめしている。この二つの基調論文を補足する数本の短文も掲載した。これらは、地震列島・日本において強行される原発運転・再稼働の犯罪性をあますところなく批判している。 経団連の危機突破策の欺瞞を暴く ◆「労働生産性向上と賃金抑制の大号令――経団連『二〇一六年版経労委報告』批判」(鷲尾洸平)は、「人口減少下での経済の縮小均衡、産業衰退」に焦燥感をつのらせる独占資本家どもの、危機突破策の悪辣さを暴きだしている。「労働力の『量』と『質』の両面からの確保」の名による少数エリートの育成の反面での底辺労働力の捻出策、「グローバル基準」をふりかざしての賃金制度改革、付加価値生産性至上主義というべき労働強化策、アメリカ式「働き方改革」=成果至上主義的な労務管理方式の採用などを構造的に抉りだしている。 「郵政『人件費コストマネジメント』の反労働者性」(五十里武留)は、経営陣がDOSS(集配業務支援システム)をつうじて全郵便局労働者の業務を集中管理するという新手の労務管理強化・人件費削減策、その過酷な実態を暴き、反撃の指針を提起している。労働者党建設に邁進している革命的郵政労働者の渾身の作である。 ◆「私にとっての革マル派結成五〇年 生きる気力を得て」(利根七郎)は、わが同盟創成期からのみずからの苦闘と思想変革の歩みをふりかえりつつ、場所的な決意をつづったものだ。「思想形成の原点―唯物論的思惟とは何か――『実践と場所』第三巻『A 実践と認識』を学習して」(臘梅凜)は、筆者が「言葉で考えるのではなく、概念する力を鍛えること」という黒田さんの声に励まされ、論理的思考方法をわがものにしようと努力した意欲あふれる学習ノートである。 |
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沖縄労働者・人民の怒り爆発 嘉手納基地 5・25 県民集会 「元海兵隊員による女性暴行殺害弾劾!」 四千人が「基地撤去」の叫び |
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五月二十五日、元米海兵隊員による女性暴行殺害事件にたいして怒れる沖縄の労働者・学生・人民は、容疑者の米軍属が所属していた米空軍嘉手納基地のメインゲートを包囲し米軍当局に怒りを爆発させた。この日、「辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議」の主催で開催された「元米兵による残虐な蛮行糾弾! 犠牲者を追悼し、米軍の撤退を求める緊急県民集会」には全県から四〇〇〇名の労働者・人民が大結集した。琉球大と沖縄国際大のたたかう学生たちは、その最先頭で集会の戦闘的高揚のために奮闘したのだ。 | |
闘う沖縄人民の最先頭で琉大・沖国大生が奮闘 (5・25、嘉手納基地第一ゲート前) |
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「米軍は出ていけ!」全参加者が嘉手納基地に向け怒濤のシュプレヒコール (5・25) |
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5・20 第1ゲート前で緊急抗議集会 煮えたぎる怒りを胸に嘉手納基地第一ゲート前に結集した労・学・市民 (5月20日) |
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5・22 南スーダンPKO派兵阻止! 道共闘・反戦 千歳現地闘争に起つ |
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五月二十二日、全学連北海道地方共闘会議のたたかう学生と反戦青年委員会の労働者は、日本国軍の南スーダンPKO派兵を阻止するために、千歳現地闘争に勇躍決起した。 | |
新千歳空港へ向け学生・労働者が「派兵阻止!」の拳 (5月22日) |
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5・14 「憲法改悪阻止! 安倍政権打倒!」 闘う労学が札幌市街を席巻 |
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五月十四日、北海道のたたかう労働者と学生は、「戦争とファシズムに突き進む安倍政権NO! 5・14札幌反戦ウォーク」に決起した。 |
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札幌市街を意気軒昂とデモ行進する北海道のたたかう労働者・学生 (5月14日) |
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