第2417―2418号(2016年5月16日)の内容

<1面>
憲法改悪を絶対に阻止せよ!
 震災を利用し改憲・安保強化に突進する安倍政権を打倒せよ

<4面>
G7伊勢志摩サミット反対!
 マル学同革マル派東海地方委員会

<5面>
「刑事司法関連法」の改悪を許すな!
■「取り調べの可視化」の狙い
<2面>
消費税率10%への増税を絶対に許すな!
<8面>
憲法改悪を絶対に許すな!
5万の労働者・人民が起つ
 5・3憲法集会(東京・有明)

「F15アグレッサー部隊配備阻止!」
 労・学・市民400名が決起 4・16 小松

闘う労学が全国で闘いを牽引!
<3面>
メーデーの高揚へ闘う労働者が奮闘
 4・29「連合」
 改憲攻撃を容認する神津指導部に怒り

 5・1「全労連」
 日共系ダラ幹が「改憲反対」を封殺

 5・1「全労協」
 参院選への収れんに抗し労働者が結集

<6面>
Topics 格差は縮まった≠ヘウソでした!!
JCM労働貴族が「訂正とお詫び」
UAゼンセン指導部による低額妥結を弾劾せよ!
■NHK大本営発表「川内原発異常なし」
<7面>
『実践と場所』第3巻
 熱弁を振るう黒田さんに学ぶ 〈下〉
週間日誌は7面に掲載

 「解放」最新号










































  


憲法改悪を絶対に阻止せよ!

 震災を利用し改憲・安保強化に突進する安倍政権を打倒せよ

伊勢志摩サミット反対!

「核なき世界の実現」を煙幕としたアメリカの核軍事力増強反対!

日米グローバル戦争同盟の構築・強化に反対せよ!

「改憲阻止! 安倍政権打倒!」5万人民の先頭で闘う学生が奮闘(5・3憲法集会)


 日本国憲法公布から七十年を迎えた本年、安倍ネオ・ファシスト政権は、第九条の破棄を核心とする憲法改悪に向けて猛突進している。戦争法の施行を期して、安倍政権は、憲法九条を現実に踏みにじって、米中両軍がにらみあう南シナ海への日本国軍の本格派遣を開始した。この政権は、七月の選挙において、改憲発議に必要な衆参両院の三分の二の議席を改憲勢力で獲得することに血道をあげている。熊本地震の被災人民の救援などそっちのけで、「憲法改正」を傲然とぶちあげ衆参同日選にうってでる構えを固めているのだ。
 すべてのたたかう労働者・学生諸君! 事態は風雲急を告げている。ネオ・ファシスト政権が憲法九条破棄の旗をうちふり全体重をかけた攻撃にうってでようとしているもとで、われわれは、闘いの決意も新たに日本労働者階級の未来を決する重大な闘いに断固としてうってでようではないか。今こそわが革命的左翼の底力を発揮し、安倍政権の改憲総攻撃をうち砕くのでなければならない。一切の闘いを選挙カンパニアに収斂する既成指導部の闘争歪曲をのりこえ、憲法改悪阻止闘争、戦争法撤廃の反戦反安保闘争の高揚をかちとれ! 国会・首相官邸を「憲法改悪阻止」「戦争法撤廃」の巨大なデモ津波で包囲せよ!
 そしてわれわれは、五月二十六日から日本が議長国となっておこなわれようとしている伊勢志摩サミットに反対する。このサミットに集おうとしている米・仏・英の権力者どもは、シリアにおいて、そしてイラクにおいて、ムスリム人民にミサイルを雨あられと撃ち込んできた張本人ではないか。この戦争犯罪人どもに、怒りをたたきつけよ! サミットに直続してアメリカのオバマは、「核なき世界」を謳った大統領としてのレガシー(政治的遺産)≠テくりを策して、被爆地=広島訪問という政治的パフォーマンスをくりひろげようとしている。われわれは、「核なき世界の実現」を標榜することを煙幕としてのオバマ政権による新たな核軍事力増強と、日米両権力者による核軍事同盟の強化に反対する。<日米グローバル戦争同盟の構築反対>の旗高く、伊勢志摩サミット反対の闘いに決起せよ!
 これらの諸闘争と、原発・核開発反対闘争、アベノミクス粉砕の闘いを一つに合流させ、その力をもって、改憲に突き進む安倍ネオ・ファシスト政権を打倒せよ!

(以下、見出し)

憲法改悪阻止・戦争法撤廃の一大闘争を!

ムスリムの血にまみれた帝国主義権力者のサミット反対!

日共の議会主義的歪曲を許さず安倍政権打倒へ突き進め

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G7伊勢志摩サミット反対!

「核なき世界の実現」を隠れ蓑としたアメリカの核軍事力増強反対!

日米グローバル戦争同盟の構築・強化反対!

マル学同革マル派 東海地方委員会

 「テロ撲滅」の名でシリアとイラクを空爆しムスリム人民の血にまみれた米・仏・英などの最高権力者=戦争遂行人どもが、伊勢志摩主要国首脳会議(五月二十六〜二十七日、三重県志摩市の賢島で開催)で一堂に会しようとしている。「サミット議長国」の地位を利用しておのれを「世界のリーダー」としておしだすことに躍起になっているのが首相・安倍だ。七月に予定される参議院選挙(もしくは衆参同日選挙)に勝利し、悲願の「憲法改正」に一気呵成に突き進むために、サミットの晴れ舞台≠トコトン利用しようとしているのがこの「右翼の軍国主義者」なのだ。
 任期切れまぢかのアメリカ大統領オバマは、サミットに合わせて広島を訪問し、初めて被爆地に立って「核なき世界」を高唱した大統領として「歴史に名を残す」ことをもくろんでいる。新たな核軍事力増強の野望をおし隠しながら。
 帝国主義諸国権力者ども、とりわけオバマと安倍のドス黒いたくらみを暴きだし、アメリカの新たな核軍事力増強と日米グローバル戦争同盟の強化に反対する闘いの火柱を噴きあげようではないか。憲法改悪を阻止しよう! この血塗られたG7サミットに反対することもなく、七月の国政選挙にむけた政策宣伝に没入する日共中央指導部の腐敗を弾劾したたかおう! すべての学生・労働者は5・26伊勢志摩サミット反対闘争に勇躍決起せよ!

以下見出し

サミットを利用して改憲の野望実現に狂奔する安倍政権

対中国軍事包囲網構築に突進する日米両権力者

オバマの広島訪問計画の欺瞞

世界経済危機に震撼し人民への犠牲転嫁に狂奔するG7

「反安保」を放棄した日共翼下の反対運動をのりこえ総決起しよう!

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安倍政権による「刑事司法関連法」の改悪を許すな!

 「国際テロ対策」の名による治安弾圧体制の強化反対!

 安倍政権は、いま開催中の通常国会において五月連休明けにも「刑事訴訟法等の一部を改正する法律案」(以下「刑訴法等改正案」)を可決・成立させるために、参議院法務委員会での審議を急いでいる。
 労働者人民の反対の声をふみにじって侵略戦争法を施行したことにふまえて、安倍政権は、戦争に向けて労働者人民を総動員する攻撃を一段と強化している。のみならず、憲法九条(第二項)の破棄を核心とする改憲攻撃を打ちおろしている。だからこそ、現政権に刃向かう反対運動・組織に、なかんずくわが同盟を中軸とした革命的・戦闘的労働者と学生の闘いにたいする階級的憎悪を燃やし、治安弾圧体制の一挙的強化にのりだしている。刑訴法改定をはじめとする現行の刑事司法関連法の抜本的改定こそはその重要な環なのだ。

以下見出し

「テロ対策」の名による治安弾圧体制の一挙的強化

政府に反対する組織の壊滅を狙う刑訴法等の改悪

「テロ対策」の名による治安弾圧に屈服する日共中央を弾劾して闘おう

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消費税率一〇%への増税を絶対に許すな!

 安倍ネオ・ファシスト政権と日銀・黒田当局は、年明けからの中国発世界同時株価暴落によって明白となったアベノミクスの破綻を糊塗するために、マイナス金利を導入した。しかしそれは、さらなる株価の暴落を招いた。顔面蒼白となりながらも、参院選挙(ないし衆参同日選挙)で三分の二議席を獲得し改憲まで上り詰めるという願望に酔いしれ、そのためにはなんとかアベノミクスの破綻をとりつくろわなければならない安倍は、来年四月からの消費税増税にふみきることに二の足を踏んでいる。
 安倍政権は、アベノミクスの要の一つである法人税減税は予定より一年前倒ししての実効税率二〇%台(二九・九七%)は堅持し、しかも安保法制制定にふまえた史上最高の五兆二五〇七億円(一五年度補正予算を含む)もの軍事費を予算として計上しているのだ。これらの財源を安定的に確保しなければならないのみならず、アベノミクスの破綻によってますます膨大となった国家的な累積債務によるソブリン危機に怯える安倍は、財政再建の姿勢をしめすためにも早晩、消費税増税へ突き進むにちがいない。
 一部独占資本と富裕層のみを肥え太らせたアベノミクス、その犠牲を労働者・人民に強いてきた安倍政権は、その破綻をまたしても低所得者ほど負担の高い逆進性をもつ消費税のさらなる増税をもってのりきろうとしているのだ。

(以下、見出し)

おためごかしの軽減税率

社会保障のためという欺瞞

中小零細事業者にも多大な負担を強いる

独占資本には手厚い減税

「稼ぐ力」のある企業のための税制

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UAゼンセン指導部による低額妥結を弾劾せよ!

 UAゼンセンは、今一六春闘において、傘下労組の先行グループが二五〇〇円余で妥結したことをもって、「物価を上回る賃上げ」を獲得したとか、自動車・電機の諸労組に比して「高い相場」を形成したとかと、胸をはっている。フザケルナ! あまりにも超低額のJCメタル系労組の妥結額(一四〇〇円台)をほんのわずかばかり上回ったというだけではないか。われわれ労働者の生活苦には何の思いも馳せることなく、ただもっぱら「連合」指導部内の右派のあいだでの主導権を競ってJCメタル労働貴族と張り合うために、「実質賃金回復」などと叫びたてているUAゼンセン労働貴族の欺瞞性を暴露し、弾劾せよ。

(以下、見出し)

「実質賃金回復」の欺瞞性

生産性向上への奉仕を前提とした「賃上げ」要求

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「安倍政権による憲法改悪阻止!」
五万の労働者・人民が起つ
5・3憲法集会(東京・有明)
「連合」「全労連」「全労協」加盟労組の旗が並ぶ(5・3、有明)

 五月三日、東京・有明の臨海広域防災公園において「明日を決めるのは私たち 平和といのちと人権を! 5・3憲法集会」が開催された(主催=集会実行委員会)。「連合」内の平和フォーラム系諸労組や「全労連」系諸労組などがナショナルセンターの枠を超えて大結集した。首相・安倍が「任期中の改憲を成し遂げる」と宣言するという切迫した情勢のもとで、これに危機感をもった五万人を超える労働者・学生・市民が「改憲阻止」の怒りの炎を噴きあげたのだ。
 わが同盟と、たたかう労働者・学生は、この憲法集会を、日本共産党中央など既成政党指導部が参院選にむけた「野党共闘」宣伝の場にすることを許さず、戦闘的につくりかえるために奮闘したのである。

「改憲阻止・安倍政権打倒!」の声が有明に轟く(5・3)
お台場に戦闘的コールこだます(5・3)
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「F15アグレッサー部隊配備阻止!」
金沢大の闘う学生が労働者と共に熱いシュプレヒコール
(4月16日、小松市)
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闘う労学が全国で闘いを牽引!
4・19総がかり行動で奮闘する学生たち(国会前)
沖縄・石平の米軍司令部前で「不当逮捕弾劾」の拳(4・6)
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第87回メーデーの高揚へ闘う労働者が奮闘
 第八十七回中央メーデーは、四月二十九日(「連合」)と五月一日(「全労連」「全労協」)に、総計八万人におよぶ労働者の結集のもとに開催された。熊本大地震によって過酷な避難生活を強いられている数多の被災人民を踏みつけにして、安倍政権が憲法改悪にむけて突進している。この安倍政権の暴走≠ノたいする危機感とアベノミクスによって強いられている生活苦への怒りを胸に、巨万の労働者がそれぞれの所属組合の旗のもとに結集したのである。
 今一六春闘は、JCメタルを先頭とする「連合」労働貴族の大裏切りによって、昨年の四分の一にもみたない超低額妥結に抑えこまれた。安倍政権は「三年連続の賃上げ」とか「経済好循環」とかを口にすることもできない。このアベノミクスの大破綻を「成果」といいくるめて、歴代自民党政権がなしえなかった憲法改定=自主憲法制定を何がなんでもなしとげようとしているのがネオ・ファシスト安倍なのだ。
 まさに戦後史を画する一大攻撃がしかけられているにもかかわらず、兵器生産・原発推進をかかげている基幹労連出身の会長・神津と「憲法改正」を主張しているUAゼンセン出身の事務局長・逢見の右派コンビが牛耳る「連合」執行部は、安倍政権にたいする批判・対決≠フ姿勢をまったくしめさなかった。神津は、安倍が「同一労働同一賃金」の法制化を口にしたことにたいして「政策の中身には是々非々で対応する。よい政策は直ちに実現していただきたい」などと語って、安倍に媚を売って恥じない姿をさらけだした。「全労連」メーデーに登壇した日共委員長・志位は、「戦後かつてない新しい市民運動・国民運動の発展」によって「野党共闘が前進している」ことを脳天気に語っただけで「憲法改悪反対」を呼びかけもしなかったのだ。
 わが革命的・戦闘的労働者は、このような既成指導部の度し難い腐敗によってねじ曲げられようとしていた第八十七回中央メーデーを戦闘的につくりかえるために職場深部から奮闘した。わが同盟の情宣隊は、たたかう労働者と固く連帯して「安倍政権による改憲攻撃を打ち砕き安倍ネオ・ファシスト政権を労働者人民の力で打ち倒せ!」とすべての参加者に呼びかけつつたたかいぬいたのだ。
  
4・29「連合」メーデー中央大会
労働貴族の闘争抑圧下で積もり積もる怒りをこめ「団結ガンバロー」を叫ぶ労働者
(4・29、代々木公園)
わが同盟が「改憲阻止・安倍政権打倒!」の檄
(4・29、代々木公園)
  
5・1「全労連」中央メーデー
安倍政権への怒りを燃やし結集した「全労連」傘下の労働者
(5・1、代々木公園)
  
5・1「全労協」日比谷メーデー
不当解雇攻撃との闘いの報告に拍手が送られる
(5・1、日比谷野音)
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