第2399号(2015年12月21日)の内容
<1面>
革共同政治集会を圧倒的に実現 12・6
米仏英露のシリア空爆弾劾!
労学一五〇〇名が戦闘宣言
すべてのたたかう仲間に年末一時金の三割カンパを訴える
<4面>
国軍との妥協による政権移譲を模索するスーチー
<2面>
「核廃棄物処分場建設阻止!」
労農学1200名が結集 11・23 幌延
渋谷・原宿 12・13学生デモに起つ
<3面>
南スーダン派兵阻止に決起 12・2 小牧
ボロボロの惨状をさらした走狗・中野一派の「11月集会」
<6面>
非常勤図書館司書の退職金請求を棄却 最高裁
安倍と榊原がヤジキタで法人税減税を一年前倒し
Topics 「全労連」2016春闘方針
「大幅賃上げ獲得」を後景化
<5面>
どのようにして運動=組織論は形成されたか <下>
<8面>
2015年 掲載主要論文・記事一覧
<7面>
万華鏡2015――情勢の断層を読む
◆雷帝の倍返し?
◆トルコのプーチン
◆究極のおためごかし
◆ゲゲゲの人生哲学
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号
革共同政治集会を圧倒的に実現 12・6 米仏英露のシリア空爆弾劾! 労学一五〇〇名が戦闘宣言
いま、アメリカ・フランス・イギリスそしてロシアの権力者どもが狂乱的にシリア空爆を拡大し、日本の安倍政権はこれへの参戦の機をうかがっている。この緊迫した情勢のもとでわれわれは、世界に冠たる反スターリン主義革命的左翼の矜恃にかけて、米仏英露のムスリム人民皆殺し戦争を弾劾し、安倍政権による参戦を阻止する戦闘宣言を断固として発した。そして全世界の労働者・人民にたいして、「空爆弾劾」の国際的な反戦闘争をまきおこせ、と熱烈に呼びかけたのだ。 同時にわれわれは、今夏の侵略戦争法反対闘争や現下の辺野古新基地建設阻止闘争をはじめとした諸闘争において、既成指導部の底知れぬ腐敗を突き破ってわが革命的左翼が切り拓いた闘いの地平を確認し、安倍政権のネオ・ファシズム的総攻撃をうち砕く戦闘態勢を確固としてうちかためたのだ。 ハンガリー革命六〇周年・同志黒田逝去一〇周年の来る二〇一六年にむけてわれわれは、わが反スターリン主義運動の新たな前進のための思想的=組織的拠点をがっちりとうちかためたのである。 以下、見出し 「対テロ戦争」という名のムスリム皆殺し戦争を許すな ――基調報告 米日―中露の激突とムスリムの反逆 安倍ネオ・ファシスト政権打倒の階級的戦列を! 〈実践の場所の哲学〉をわがものに 辺野古から〈反安保〉の炎を全国へ ――沖縄からの報告 労働者代表と全学連委員長が熱烈に決意表明 |
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すべてのたたかう仲間に 年末一時金の三割カンパを訴える 日本革命的共産主義者同盟(革マル派) 同志諸君! たたかう労働者・市民のみなさん! 米・仏・露の権力者どもは、「IS撲滅」をもろともに呼号して、狂気に満ちたシリア・イラク空爆テロルを強行している。パリでのISの自爆・銃撃テロルに戦慄した彼らは、イスラーム的な反逆のいっさいを叩きつぶすために、ムスリム人民の皆殺し戦争に狂奔しているのだ。「有志連合」に参加している日本の安倍政権も、オバマ政権につき従い、「テロ撲滅」を名分として協力加担し、日本国軍を中東へ派兵することをも策している。 南シナ海においては、南沙諸島の軍事要塞化をすすめる習近平の中国にたいして、米・日の両権力者が準臨戦態勢をとって軍事的な挑発をしかけている。 まさに現代世界は、現代版十字軍によるムスリム人民の皆殺し空爆と、南シナ海を焦点とした米・日―中の軍事的角逐の激化という戦争の暗雲に覆われているのだ。 この決定的な局面において、日本共産党の不破=志位指導部は「テロ根絶」の大合唱に唱和し、米欧や露の権力者たちに「一致結束」を請願し・これを尻押ししている。「戦争法廃止」の取り組みも、参院選のカンパニアにねじまげている。他方「連合」指導部は、戦争法撤廃の闘いの火消しに大童となり、傘下の組合による反戦の取り組みを抑圧することに躍起となっている。 われわれは、既成指導部の腐敗を弾劾し、日本階級闘争の危機を突き破るために全力で奮闘しなければならない。米・仏・露のシリア空爆弾劾! すべてのムスリム人民はイスラミック・インター‐ナショナリズムにもとづき団結せよ! 安倍政権による南シナ海・中東への日本国軍の派兵阻止! 侵略戦争法撤廃! 「連合」指導部が「二%程度」という超低率の賃上げ要求をうちだした。安倍の要請をうけた経団連会長・榊原が「今年以上の賃上げ」と標榜しているにもかかわらず! この「連合」指導部の裏切りを弾劾し、一六春闘の勝利をかちとるためにたたかおう。 わが革命的左翼に課せられた責務は重かつ大である。現代世界の戦争的危機を根底から突き破る国際的な力を創造するために全力を傾注しよう。マルクスのマルクス主義で武装した労働者階級の団結は、虚偽のマルクス主義でしかないスターリン主義を超克することなしには創造しえない。わが反スターリン主義運動の戦列を強化し、さらなる国際的な波及をかちとるために邁進しようではないか! こうした闘いを財政的にささえるために、すべてのみなさんが年末一時金の三割カンパを寄せられるよう心から訴えます。 二〇一五年十一月 <送り先> 東京都新宿区早稲田鶴巻町五二五―三 解放社 (振替・〇〇一九〇―六―七四二八三六) |
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国軍との妥協による政権移譲を模索するスーチー 十一月八日に実施されたミャンマー総選挙において、アウンサンスーチーが率いる野党・国民民主連盟(NLD)が改選議席の約八割を得て圧倒的に勝利した。一九九〇年の国軍によるクーデタ以来、三度の、通算十五年にもおよぶ軟禁処分に抗して軍政反対・民主化運動の先頭にたってきたアウンサンスーチーを前に、ミャンマー人民は、たたかうクジャク≠フ赤いNLD旗をうちふり勝利の雄叫びをあげた。 他方、大統領テインセインの与党であり、この国を強権的=軍事的に支配してきた国軍の意を体現する連邦団結発展党(USDP)は一割に満たない議席しか獲得できず惨敗を喫した。国軍による支配を継続するために、人民の血にまみれた弾圧の牙をおし隠し「民主化」の衣をまとってきたテインセイン政権、この軍事ボナパルティズム権力にたいして、労働者・人民は拒否をつきつけたのである。 ミャンマーの政権交代をにらんでいま、アメリカ帝国主義オバマ政権と中国・習近平政権とが、テインセイン現政権やアウンサンスーチーへの働きかけを強めている。南シナ海・西太平洋における制海権・制空権をアメリカ帝国主義から奪取しようとする中国権力者の策動(南沙諸島の「領有」宣言と軍事基地建設)にたいして、これを封じるためにアメリカ権力者は海軍艦船を中国人工島の一二カイリ内に突入させるという軍事的威嚇行動に踏みきった。同時に、米・中両権力者はそれぞれ、ASEAN諸国をみずからの経済圏に囲いこむための策動にいよいよ拍車をかけている。「アジア最後のフロンティア」と呼ばれるミャンマーに政治的・軍事的・経済的地歩を築くことを狙って、ミャンマー権力者を抱きこむ策動を強化しているのが米・中両権力者なのだ。アウンサンスーチーは、国軍による政権転覆を封じつつNLDの政権を確立するとともに、米・中のこのような角逐の狭間にあって、両国のあいだのバランスをとりながら、ミャンマーへの米(日)・中・EUなどからの投資や技術支援の拡大・強化をかちとる方途を探っているのである。 以下見出し 1 惨敗を喫した軍事ボナパ政権――ミャンマー総選挙 2 政権移譲をめぐるスーチーと国軍指導層とのかけひき 3 NLD新政権の抱きこみをはかる米・中両権力者 4 「国家繁栄」の名による市場経済化の促進 |
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「核廃棄物処分場建設阻止!」 労農学1200名が結集 11・23 幌延 |
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十一月二十三日、北海道・道北の幌延町において「北海道への核の持ち込みは許さない! 11・23幌延デー北海道集会」(北海道平和運動フォーラム主催)が開催された。一九八六年いらい三十回目の節目となるこの集会には、福井県など原発立地地域において再稼働反対の運動にとりくむ団体の代表が全国から結集した。安倍政権による原発再稼働・核廃棄物最終処分場建設、さらには侵略戦争法制定の強行に怒る一二〇〇名もの労働者・農民・市民がまさに全道・全国から結集したのだ。「原発とめろ! 北海道学生連帯会議」のたたかう学生は、幌延現地で粘り強く処分場建設反対の闘いをつづけている労働者・農民・住民と連帯して、集会・デモを戦闘的に高揚させるために最先頭で奮闘した。 |
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北海道学生連帯会議の学生たちが労働者・農民・住民と連帯し、幌延現地闘争の戦闘的高揚のために奮闘 (11月23日) |
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三台のトラクターを先頭に意気軒昂にデモ (11月23日、幌延町) |
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渋谷・原宿 12・13学生デモに起つ | |
「戦争法撤廃! 辺野古新基地建設阻止! シリア空爆反対!」の声轟く (12月13日、渋谷) |
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南スーダン派兵阻止に決起 12・2 小牧 | |
十二月二日、全学連東海地方共闘会議のたたかう学生は、日本国軍の南スーダンPKO派兵を阻止するために、愛知県の航空自衛隊・小牧基地にたいする抗議行動にたちあがった。 この日、安倍政権は、陸自南スーダンPKO派遣部隊の主力第一陣一五〇名を、小牧基地から送りだそうとしていた。この部隊派遣は、PKO活動での「駆けつけ警護」をも可能とした侵略戦争法の制定後、初の派兵である(先発隊一〇〇名は十一月二十二日に出発し、主力第二陣の一〇〇名は十二月十六日に出発予定)。 |
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PKO主力部隊の南スーダンへの派遣に反対して果敢に闘う全学連東海共闘の白ヘル部隊 (12月2日、小牧基地ゲート前) |
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日本国軍の海外派兵の拠点・小牧基地に怒りのシュプレヒコールを叩きつける (12月2日) |
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