第2388号(2015年10月5日)の内容
<1面>
戦争法撤廃の新たな大闘争を!
「民主主義守れ」運動をのりこえ反ファシズム統一戦線を構築せよ
<4〜5面>
全国で戦争法案参院強行採決阻止に起つ
大阪 自民党府連に連日抗議 9・17―18
奈良 300名が座り込み・デモ 9・16
鹿児島 2000名が採決阻止の拳 9・13
札幌 安倍政権倒せの声轟く 9・18―19
自民党道連に道共闘が抗議 9・18
名古屋 闘う学生が安保破棄の檄 9・10
<2面>
2万5千人が「戦争法廃止!」の声
9・23 さようなら原発 さようなら戦争 全国集会
福岡と北九州で戦争法反対集会 9・6
<3面>
フルMOX
大間原発建設を阻止せよ
2号機の核燃料装填阻止に起つ 9・11 川内
<6面>
全印総連運動の危機を露わにした第65回大会
Topics 自治労連指導部が9・23集会への動員指示をとり消し
<7面>
保守層・自治体首長との「一点共闘」の空叫び――自治労連大会
石川県三地区で育鵬社版採択
<8面>
万華鏡2015――情勢の断層を読む
◆死の商人≠フ皮算用
◆子ども甲状腺がん
◆ヘリ空母で防災?
■『新世紀』最新号(第279号)紹介
「解放」最新号
国会を連日包囲した巨万人民の「戦争法制定阻止」の闘いに追いつめられた安倍政権は、参院内での数の力≠ニ機動隊の国家暴力だけに依拠して、「安保法制」という名の侵略戦争法案の「採決」を強行した。米―中・露の角逐激化によって世界的大戦の危機が高まるなかで、日米安保同盟の鎖に締めあげられた安倍政権は、アメリカ帝国主義がしかける侵略戦争に世界中のどこでもいつでも日本国軍を参戦させることを狙って、この戦争法の成立に狂奔したのだ。 |
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最新号紹介 ◆巻頭には、四頁のカラー写真特集を組んだ。八月から九月上旬にかけて、国会前を最焦点として全国各地で巻き起こった戦争法反対の闘い、その先頭でたたかうわが全学連の学生の勇姿と巨万人民の闘いは、読者を大いに勇気づけるであろう。またわが同盟が、国会前で配布し闘いの檄を発したビラのカラーの漫画もあわせて掲載した。「侵略戦争法の制定を許すな!」(無署名)は戦争法の制定を強行した安倍政権にたいする断固たる戦闘宣言だ。論文は安保法制の制定に先がけ強行された日米共同作戦態勢の強化=米日軍の敵地侵攻演習の実態をも暴きだし、日米グローバル戦争同盟の構築反対・改憲阻止・ネオファズム体制の強化反対の革命的指針を鮮明に提起している。 「安倍政権を震撼させた国会包囲闘争」は、わが革命的労働者・学生が牽引した七月から八月の侵略戦争法制定阻止の激闘のドキュメントだ。日共中央をはじめとする既成反対運動指導部が「民主主義を守れ」を掲げて闘いを参議院選挙に向けた選挙運動へと歪曲することを弾劾しつつ、<安保粉砕! ファシズム粉砕! 安倍政権打倒!>を掲げて巨万人民の最先頭でたたかった学生たちの熱い息吹を感じとってほしい。 「侵略戦争法制定断固阻止! 今こそ安倍政権を打倒せよ 第五十三回国際反戦中央集会基調報告」(喜多奈津雄)は、米―中・露の対決下で激化する世界的戦乱の危機をえぐりだしている。憲法破壊的な侵略戦争法の制定という日本の戦後史を画する一大攻撃を打ち砕くために、「日本軍国主義のアジア侵略戦争を世紀の出来事として追体験せよ」という同志黒田の言葉をかみしめよう、と訴える。日共指導部は、安倍ネオ・ファシスト政権による反憲法的な戦争法制定の攻撃にたいして従来の自民党政府による海外派兵の「歯止め」を守れ≠ニ要求しているにすぎない。この「反安保」も「反ファシズム」も掲げない犯罪性を痛烈に暴きだしている。 タヒチから国際反戦中央集会に駆けつけたポリネシア解放戦線の二名の仲間の連帯発言もあわせて掲載した。一九九五年のフランス核実験反対闘争の当時十代だったというタヒチの仲間の発言は、二十年前の闘いの革命性を浮き彫りにするとともに、つくられた国際的な連帯の絆の強さを示すものだ。 「戦後七十年安倍談話を弾劾せよ」(烏丸猛史)は、ネオ・ファシスト政権にたいするイデオロギー的弾丸である。「謝罪を続ける宿命」から脱却し「積極的平和主義の旗」のもとに「世界に貢献する」という安倍の言辞こそは、日本の戦争犯罪の「お詫び」を金輪際おこなわないという宣言なのだ。それはまさに<軍国日本>を再興し憲法破壊の戦争法を制定するためなのだ。この日本帝国主義の侵略戦争と植民地支配を傲然と居直る安倍談話の犯罪性を論文は完膚なきまでに喝破している。 賃金制度改変の反動性を暴く ◆「安倍政権による『侵略戦争のできる国』づくりを許すな」(自治体労働者委員会)は、自治体戦線からの「グローバル侵略戦争同盟構築反対」の闘いの指針だ。同時に政府の「経済財政運営の指針」=「骨太方針」で謳われた「経済再生」と「財政健全化」の諸政策が自治体労働者への過酷な犠牲をもたらすことを暴露し、自治労本部や自治労連本部の労使交渉を要請する屈服的対応をのりこえたたかうべき方向性を明示している。 「トヨタ『技能職』賃金制度の大改悪」(世田浜吉)は、昨年十二月の「政労使会議」において首相・安倍が「賃金体系は、仕事・役割・貢献度を重視」したものにせよ、と唱えたことにお墨つきをえてトヨタ経営陣がうちだした賃金制度改革案、その反労働者的意味を暴露している。 「パナソニック人事処遇制度の抜本的改悪」(田所耕三)は、年功的要素を含んでいた従来の「職能給」を廃止して「役割給」に改変するという賃金制度改変の反動性と、パナソニック版の限定正社員制度の創出という悪らつな企みを暴露している。 ◆「黒田さんの疎外論の主体的把握の背後にあるもの」(潮騒遙)は、病苦と格闘している筆者が「自分の来し方=vをふりかえり、みずからに「飛躍を課す」という意欲をもって、同志黒田がマルクスの疎外論にいかに迫ったかの追体験をめざした学習ノートである。 本号では、第五十三回国際反戦集会に際して実行委員会が海外に発した英文のアピールと、これにこたえた海外の諸団体からのメッセージも掲載した。 本号を今秋の闘いの武器として大いに活用されたい。 |
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全国で戦争法案参院強行採決阻止に起つ | |
大阪 自民党府連に連日抗議 9・17―18 安倍ネオ・ファシスト政権による侵略戦争法案の参院採決を阻止すべく、労働者・学生・市民が九月十七、十八日の両日にわたり大阪市中央区の自民党大阪府連前において緊急抗議行動をくりひろげた(主催「しないさせない戦争協力 関西ネットワーク」など三団体)。神戸大学と奈良女子大学のたたかう学生たちは、国会前において不眠不休の闘いを貫徹している労・学・市民とあい固く連帯し、<安倍ネオ・ファシスト政権打倒>の烈々たる決意に燃えて勇躍決起したのだ。 |
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手に手にプラカードやわが同盟のビラを掲げて「戦争法案絶対反対!」と地鳴りのようなコールを自民党に叩きつける労働者・学生・市民 (9月18日、府連前) |
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「特別委での暴挙を許さないぞ!」自民党大阪府連に怒りの拳 (9月17日) |
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奈良 300名が座り込み・デモ 9・16 九月十六日、近鉄奈良駅前で緊急集会が開催された(主催は「戦争をさせない奈良一〇〇〇人委員会」)。この集会とデモには、安倍政権による侵略戦争法の制定を阻止する決意に燃えて、三〇〇人の労働者・市民が結集した。奈良女子大学や神戸大学のたたかう学生たちは、この日の集会とデモの戦闘的な高揚をかちとるために奮闘したのだ。 |
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近鉄奈良駅前広場で労・学・市民が抗議の座りこみ (9月16日) |
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鹿児島 2000名が採決阻止の拳 9・13 九月十三日、鹿児島市の甲突(こうつき)川を臨むライオンズ公園において、第三回目の「ストップ戦争法! かごしま大集会」(「ストップ戦争法! かごしまの会」主催)が開催された。 鹿児島大学のたたかう学生たちは、組合内部でたたかう革命的・戦闘的労働者と固く連帯して、「<反安保>を掲げてたたかおう!」と参加者に熱烈に呼びかけながら、集会の戦闘的高揚のために奮闘したのだ。 |
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闘いの方向性をさし示す横断幕を掲げ労働者・市民と共に鹿大生が奮闘 (9月13日、鹿児島市) |
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札幌 安倍政権倒せの声轟く 9・18―19 九月十八日、安倍政権が参院本会議での採決=侵略戦争法案の制定に向けて最後の突進を開始したまさにこの日に、札幌市において、学者・文化人がよびかけた全道組織「戦争をさせない北海道委員会」主催の「総がかり行動」が開催された。北海道のわが革命的・戦闘的労働者と北海道大学のたたかう学生は、一四〇〇名の労働者・学生・市民の最先頭でこの行動を戦闘的に実現するために奮闘した。 |
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雨をついて一四〇〇名の労・学・市民が結集 (9月18日、大通公園西三丁目) |
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九月十九日午前、安倍政権の暴挙を弾劾し、「戦争をやれる国」へ突進する安倍政権を打ち倒すために、北海道の革命的・戦闘的労働者とたたかう学生は、一〇〇〇の労働者・学生・市民とともに札幌市内を揺るがすデモ行進に起ちあがった。 | |
採決強行の暴挙に労・学・市民が怒りに満ちて決起 (9月19日、大通公園西三丁目) |
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自民党道連に道共闘が抗議 9・18 九月十八日、わが全学連のたたかう学生は参院採決を絶対に阻止するために、自民党北海道道連への抗議闘争と札幌駅前での街頭情宣に連続的に決起したのだ。 |
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全学連道共闘が自民党道連にシュプレヒコールの嵐あびせる (9月18日) |
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名古屋 闘う学生が安保破棄の檄 9・10 九月十日、名古屋・栄において「安倍内閣の暴走を止めよう 集団的自衛権・戦争法制を許さない! 普天間基地撤去・辺野古新基地建設は中止!」を掲げた「9・10あいち集会・デモ」が開催された(主催は「安倍内閣の暴走を止めよう共同行動実行委員会」)。約一二〇〇名の労働者・学生・市民が結集し「強行採決絶対反対!」の声をあげた。 たたかう学生たちは労働者・学生・市民の共同行動をより強くするために、労組内部でたたかう革命的・戦闘的労働者たちと連帯して集会の戦闘的高揚をかちとるために奮闘した。 |
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緊急の呼びかけに1200名が燃えあがる「強行採決反対」の声 (9月10日、ミニスポーツ広場) |
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2万5千人が「戦争法廃止!」の声 9・23 さようなら原発 さようなら戦争 全国集会 |
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九月二十三日、東京・代々木公園において、二万五〇〇〇人の労働者・学生・市民の参加のもとに、「さようなら原発 さようなら戦争 全国集会」が開催された。 | |
「戦争法を撤廃するぞ!」闘う学生のシュプレヒコールに労組部隊も呼応 (9月23日、代々木公園) |
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「安倍政権打倒」の声が明治神宮前交差点に轟く (9月23日) |
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2号機の核燃料装填阻止に起つ 9・11 川内 | |
九月十一日、安倍政権のバックアップのもとに九州電力は川内原発2号機の核燃料装填を強行した。 この日、「ストップ再稼働! 3・11鹿児島集会実行委員会」の呼びかけで約一〇〇名の労働者・市民が結集して核燃料装填に抗議する集会をおこなった。たたかう鹿児島大生たちもこれに合流し、闘いの高揚のために奮闘したのだ。 |
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鹿大生が川内原発正門前で労働者・市民と共に奮闘 (9月11日) |
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