第2387号(2015年9月28日)の内容
<1面>
戦争法撤廃! 安倍政権打倒!
参院強行採決弾劾! <反安保・反ファシズム>の旗高く前進せよ
<4〜5面>
戦争法案の参院採決強行阻止! 9・14―19
巨万人民が国会を揺るがす
<2面>
日米共同演習に労学市民の拳 9・12 あいば野
3500が安倍倒せの叫び 8・29 札幌
「連合北海道」集会に闘う檄 9・7 札幌
<3面>
新基地工事再開に怒り 9・12―14 辺野古
国会を2万2000が包囲 9・12
<8面>
辺野古工事再開・埋め立て阻止!
新基地建設を実力で阻止せよ
<6面>
Topics 「反対」はポーズだけ、万全な安保法制≠要求する労働貴族
大阪市教委 市長・橋下の手先が育鵬社版中学教科書採択を強行
UAゼンセン 会長・逢見が「集団的自衛権行使」賛成の本音を表白
◎週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
<7面>
戦争法反対闘争の高揚を阻む電機労働貴族を弾劾せよ
「原発再稼働反対」の声轟く 9・6 京都
「解放」最新号
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九月十九日未明、安倍政権は、わが革命的左翼を先頭とする巨万の労働者・学生・人民の反対運動をふみにじって、侵略戦争法案の参院本会議での採決を強行した。この暴挙を、われれは、満腔の怒りを込めて弾劾する!
九月十四日、参院特別委員会において、首相・安倍は「決めるときには決める」と傲然と言い放ち、なにがなんでも連休前の十八日までに戦争法案を可決・成立させる強権的な意志をむきだしにした。まさにこの日から、侵略戦争法制定阻止闘争の最大の正念場を迎えたのだ。
九月十五日、安倍政権・自民党は、9・14の闘いの高揚に怒りと憎悪をたぎらせながら、十六日の地方公聴会の直後に締めくくり総括質疑を開催することを特別委員会委員長・鴻池の職権で強権的に決定した。採決強行を断じて許すまじ! 翌十六日には、怒りに燃える多くの労働者・人民が朝から国会周辺に続々と結集してきた。
九月十七日午前八時五十分、安倍政府・自民党は理事会室で開会を待っていた野党をだましうちにするかたちで、理事会の場を突如、委員会室に変更した。そして九時三十分すぎ、首相・安倍にネジを巻かれた委員長・鴻池は、理事会すら開催せずに、委員長職権を振りかざして傲然と特別委員会の開会と法案質疑の終結を宣言した。
十七日夜から政府・与党は参院本会議を断続的に開催し、野党が提出した閣僚らの問責決議案を次々に否決し葬りさった。まさに十八日、安倍政権は参院本会議での採決=侵略戦争法の制定に向けて最後の突進を開始したのだ。 |
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日米共同演習に労学市民の拳 9・12 あいば野 | |
九月十二日に滋賀県饗庭野(あいばの)で「日米合同軍事演習反対! 戦争法案廃案! 9・12あいば野集会」が開催された(主催は「フォーラム平和関西ブロック」と「2015あいば野に平和を! 近畿ネットワーク」)。この集会とデモに、わが革命的・戦闘的労働者の職場深部での闘いにも支えられて近畿一円の労働者・市民六〇〇名が結集した。 許し難いことにオバマ政権と安倍政権は、九月六日から、饗庭野演習場と日本原演習場(岡山県)で、日米共同軍事演習「フォレスト・ライト」を強行していた(十八日まで)。彼らは侵略戦争法の制定を待たずして、対中国(対「イスラム国」)の敵地侵攻作戦を担う日本版海兵隊=「水陸機動団」を育成するために、米第三海兵師団長の現場指揮のもとに、アフガニスタン戦争に従軍した米海兵隊員の手ほどきを陸自隊員が受けるかたちで、CH53ヘリを使用したヘリボーン訓練や都市型訓練施設での市街地戦闘訓練などを連日くりひろげていたのだ。 新ガイドラインにもとづく敵地侵攻訓練を絶対に許してなるものか! 関西のたたかう学生は、「演習反対」の決意も固くこの日の集会・デモに参加し、集まった労働者・市民とともにたたかった。 |
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労働者・市民と共に奮闘する関西の闘う学生 (9月12日、高島市) |
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3500が安倍倒せの叫び 8・29 札幌 | |
八月二十九日、札幌市の大通公園西十一丁目広場において、戦争法案の廃案を目指す「戦争をさせない! 北海道集会」(主催「戦争をさせない北海道委員会」)の集会とデモがおこなわれた。翌八月三十日の「戦争法案廃案と安倍政権退陣」を掲げる全国一斉一〇〇万人大行動の一環としてもたれたこの集会には、北海道平和運動フォーラムや「道労連」傘下の諸労組の組合員、市民、学生ら三五〇〇名が、全道各地から結集し、「戦争法案を廃案に!」「安倍政権を退陣に!」の怒りの声を轟かせた。 | |
「安倍政権退陣!」組合員、市民、学生の怒りほとばしる (8月29日、札幌) |
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北大・帯畜大の闘う学生が労働者と連帯し果敢にデモ (8月29日、札幌) |
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「連合北海道」集会に闘う檄 9・7 札幌 | |
安倍政権が侵略戦争法案の参議院での強行採決を策す切迫した情勢のなか、九月七日、「連合北海道」が主催する安保関連法案に反対する集会とデモが、札幌市大通公園西三丁目で開催された。「連合北海道」指導部は、参院での強行採決が迫るなかで、戦争法に反対する労働者の下からの闘いにおされ、安保関連法案の強行採決に反対し廃案を求める初めての街頭デモにとりくんだのだ。 | |
「連合北海道」指導部を突きあげ安保法制反対の集会をかちとる (9月7日、札幌) |
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新基地工事再開に怒り 9・12―14 辺野古 | |
九月十二日、安倍政権は、辺野古新基地建設のための工事作業をついに再開した。侵略戦争法の制定に血眼になる安倍政権は、この攻撃と一体で辺野古新基地建設をなんとしてもなしとげようと凶暴な牙をむきだしにしているのだ。 この暴挙にたいして、いま沖縄全県から怒りが爆発している。名護市辺野古のキャンプシュワブ・ゲート前には、連日、数百人の怒りに燃える労働者・人民が結集し、二十四時間体制で工事資材の搬入を実力で阻止するために監視・抗議の座り込み闘争をたたかいぬいている。そして辺野古の海では、海上阻止団が海上保安庁の暴力的弾圧をはねかえして海上での抗議行動を果敢にたたかっている。この闘いの最先頭で、沖縄県学連のたたかう学生たちと革命的・戦闘的労働者たちは、<反安保>の旗高く闘いの戦闘的高揚のために全力で奮闘しているのだ。 |
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キャンプ・シュワブ新ゲート前で座りこむ労働者・学生 (9月12日) |
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フロート設置作業を阻止するために作業船をとりかこむカヌー隊 (9月12日) |
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安倍政権・防衛局による海上作業の再開にたいして、九月十四日、沖縄県知事・翁長が前知事による「埋め立て承認」の取り消しを表明した。このことにいらだった安倍政権は、「承認に法的瑕疵はない。工事を進めたい」(官房長官・菅)と傲然と言い放った。沖縄の労働者・人民のごうごうたる抗議の声を踏みにじりあくまでも辺野古新基地建設を強権的におしすすめる安倍政権への怒りが燎原の火のごとく広がっている。 午前十時すぎ、海上阻止団が、海保の弾圧をはねかえし、いっせいにフロートを越え突入する。「作業をやめろ!」「弾圧粉砕!」桟橋設置場所に海上阻止団が肉迫しシュプレヒコールをたたきつける。海保の高速艇がカヌー隊を拘束し凶暴な弾圧をしかけてきた。たたかう学生たちは、海上阻止団の先頭に立って海保の弾圧をはねかえしつつ最後までこの日の闘いを戦闘的にたたかいぬいたのだ。 キャンプシュワブ・ゲート前では、早朝午前六時から二〇〇人を越える労働者・学生・人民が結集して資材搬入阻止の座り込み闘争をたたかった。 |
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旧ゲート前で闘う学生を先頭にデモ (9月14日) |
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海保の浮桟橋設置を阻止するために闘うカヌー隊 (9月14日) |
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国会を2万2000が包囲 9・12 | |
九月十二日、安倍政権が沖縄・辺野古のボーリング調査のための作業再開を強行したまさにその日、怒りに燃えた二万二〇〇〇名の労働者・学生・市民が、「止めよう! 辺野古埋立て 国会包囲」(主催は同実行委員会)に結集し、「辺野古新基地建設阻止」の声を国会前に轟かせた。 | |
国会に向けシュプレヒコールを轟かせる闘う学生 (9月12日) |
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「辺野古新基地建設阻止!」国会を包囲する人民の波 (9月12日) |
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闘う学生に圧倒的共感ひろがる (9月12日) |
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「原発再稼働反対」の声轟く 9・6 京都 | |
九月六日、京都市下京区の梅小路広場において「さよなら原発全国集会in京都」がおこなわれた(原子力発電に反対する福井県民会議や平和フォーラム関西ブロックなど五団体の呼びかけで開催)。 労働者・学生・人民の抗議の声を踏みにじり九州電力・川内原発1号機の再稼働を強行した安倍政権・九州電力は、許しがたいことに、今月十日にも営業運転を再開しようとしていた。東京電力・福島原発事故から四年半を経て、福島原発からは今なお大量の汚染水が生みだされ放射能被害が拡大しているにもかかわらず、<原発大国・日本>の復活を狙う安倍政権は、生活苦にあえぐ福島人民を切り捨て原発再稼働に狂奔しているのだ。 この集会には、川内原発の強権的な再稼働を絶対に許さず、関西電力・高浜原発や四国電力・伊方原発の再稼働を断固として阻止する決意に燃えて、五五〇〇名の労働者・学生・市民が結集した。神戸大学や奈良女子大学のたたかう学生たちは、革命的・戦闘的労働者とあい固く連帯して、<すべての原発・核燃料サイクル施設を廃棄せよ><日本の原発・核開発反対>の革命的な方向性をさし示し、集会の戦闘的な高揚をかちとるために奮闘したのだ。「侵略戦争法の制定阻止!」「饗庭野(あいばの)での日米合同演習強行弾劾!」「日米グローバル戦争同盟の構築反対!」をも熱く呼びかけながら。 |
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「侵略戦争法反対!」「安倍政権打倒!」をも掲げ檄をとばす学生たち (9月6日、京都市) |
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5500名が結集し原発再稼働を阻止する決意を燃やす (9月6日、京都市) |
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