第2365号(2015年4月27日)の内容
<1面>
「8時間労働制」の破壊を阻止せよ
権利剥奪・労組破壊を狙う労働法制のファシスト的改悪を許すな
<4〜5面>
労働戦線の帝国主義的再編に反対する歴史的闘い
<5面>
自治体福祉職場
不安定雇用、低収入を強いられる非常勤労働者
<2面>
福島第一、第二原発で相次ぐ労働者の死亡事故
■カーターの日韓歴訪
<6面>
Topics 労働時間規制適用除外の対象拡大を要求する経済同友会
「日経平均株価上昇」のからくり
大阪市・橋下当局の生活保護費プリペイドカード支給の反動性
<7面>
安倍の提灯もち中西輝政の対米屈従$ウ当化論
<8面>
私の意識は生きようとする意志と情動に満たされる
『実践と場所』第三巻を学習して
<3面>
万華鏡2015――情勢の断層を読む
◆歴史的会談
◆スター誕ジョン
◆先頭はグーグル!?
うた 復讐のその黒き旗
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号
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労働時間規制の実質上の撤廃や解雇自由化を企む安倍政権の労働諸法制改悪の一大攻撃をまえにして、既成指導部翼下の日本労働運動はいま危機的な状況をさらけだしている。<労使運命共同体>イデオロギーに陥没している「連合」労働貴族どもが、安倍ネオ・ファシスト政権の諸政策につき従い・この政権を下支えする産業報国運動を推進しているからだ。まさにこのゆえに日本の労働者階級は、十九世紀プロレタリアと同然の無権利と貧苦のどん底に叩きこまれかねない危機に直面しているのである。 |
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私の意識は生きようとする意志と情動に満たされる 黒田さんの『実践と場所』第三巻「A 実践と認識」を学習して 私は、黒田さんの著書『実践と場所』第三巻「A 実践と認識」を学習した。 黒田さんは、この著書のテーマは何であるのかについて、次のように記している。「実践主体としてのわれわれであるわれが自己にとっての対象として客体(他者または環境的自然)を措定しこれに関係する」「このような関係を意識化しうる人間意識とは何であり如何なるものであるか、ということにふれなければならない。」(四七頁) 黒田さんは、執筆当時の二十一世紀の開けを前にした末期資本主義世界の腐朽性を前にして、それを「魂のない世界」ととらえている。同時に、その世界を創造する主体たる人間の疎外はいっそう深まり「『心の穴』を大きくひろげたロボット人間・電脳人間」がうみだされ、人間破壊へとつながり、その価値意識も崩壊していることを突きだしている。この腐れきった現実を変革するための武器として、黒田さんは、われわれにたいして認識論・自覚論を論じているのである。 それは次のように明言されている。「脳味噌の電脳的・彩電的疎外と人間性の破壊を意識し自覚する労働者をつくりだすために奮闘することは、極めて大切なことである。」(六四頁) 私はこのことをうけとめようと、難解であったが根気強く読み考えた。 今年〔二〇一三年〕は革マル派結成五十周年の輝かしい節目の年である。私はその重みを強く噛みしめている。その反面、今日のおのれ自身や紆余曲折したおのれの過去を省みるにつけ、「後悔先に立たず」の念に駆られるのである。 だが、いま問われていることは、ボヤボヤすることなく、諸実践を担い、それに不可欠な諸理論を主体化し、おのれ自身の変革に心血を注ぐことである。 今回の学習をつうじて学び、考えさせられたことをここにまとめることにする。 (以下、見出し) 一 エロースに満ち溢れた少年時代の黒田さん 二 社会的実践主体として自己を感覚し自覚できるのは人間存在のみ 三 語られたことを記憶し考える習い性を取り戻さねばならない |
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