第2351号(2015年1月19日)の内容

<1〜3面>
安保強化・改憲を打ち砕け!
 1・24首相官邸包囲デモに起て
 安倍政権打倒に向け進撃せよ
  中央学生組織委員会
辺野古 資材搬入阻止に決起 1・10〜11
<4〜5面>
オバマのジレンマ
没落帝国アメリカの揺らぐ世界支配戦略

<6〜7面>
年頭の決意
 関西/東海/北陸
 教育/交運/情報通信
 マスコミ/東京地区
<8面>
写真特集】2014―闘いの軌跡A
もんじゅを廃炉に」600人が怒り 12・6敦賀
 「解放」最新号


























  


安保強化・改憲を打ち砕け!

1・24首相官邸包囲デモに起て

安倍政権打倒に向け進撃せよ

中央学生組織委員会

 「集団的自衛権行使」合憲化の閣議決定阻止闘争を巨万人民の最先頭で闘う全学連(14年7月1日、首相官邸前)
仲井真の辺野古工法変更申請承認を弾劾する沖縄の労・学・市民(14年12月9日、沖縄県庁ロビー)

 二〇一五年の劈頭にあたり、わが中央学生組織委員会は、発足した第三次安倍政権による画歴史的な攻撃をうち砕く一大闘争を組織するために、学生戦線から猛然と決起し、たたかう労働者階級と連帯して安倍ネオ・ファシスト政権打倒をめざしてたたかいぬく決意を表明する。
 第二次世界大戦の終結から七十年を迎えた二〇一五年の現代世界は、没落帝国主義アメリカと「超大国」へとのしあがることをめざして驀進している中国との東アジアを焦点とした激突、そしてロシアと米欧帝国主義とのウクライナを焦点とした一触即発の危機、さらには「イスラム国」の台頭とこれへのアメリカ帝国主義の空爆による戦火の拡大とによって、新たな世界的大戦勃発の危機に覆われている。
 この現代世界の歴史的大激動のまっただなかにおいて日本帝国主義の安倍政権は、台頭する中国に軍事的に対抗するために、アメリカ帝国主義とともに日米新軍事同盟を「グローバル・アライアンス」として本格的に構築・強化し、もって戦争のできる軍事強国≠ヨの道を突き進んでいる。ネオ・ファシスト安倍を頭目とする自民党政権は、「全身全霊を傾けて戦後いらいの大改革を進めていく」などとほざきながら、日米ガイドライン(日米軍事協力の指針)の改定と侵略戦争遂行のための「安保法制」の整備、辺野古新基地建設の攻撃に狂奔し、さらには「占領憲法」とみなす日本国憲法の明文改定に踏みだしているのだ。
 この重大な局面においてわれわれは、反スターリン主義革命的左翼の矜持にかけて、侵略戦争と暗黒支配と貧窮地獄に学生・労働者を突き落とす安倍政権にたいして、仁王立ちになってたたかうのでなければならない。衆院選挙での「議席増」にうかれたち議会主義的腐敗をいっそう深める日共翼下の反対運動をのりこえ、日米新軍事同盟の強化反対、改憲阻止、原発再稼働阻止の一大闘争にうってでようではないか。
 これらの闘いの大爆発をかちとり、いまこそ安倍政権打倒に攻めのぼれ! すべての全学連のたたかう学生は1・24全学連首相官邸包囲デモに決意もかたく決起せよ!

以下 、見出し

一、反戦反安保闘争を革命的に領導した全学連

二、新たな世界的大戦の危機が切迫する現代世界
 A <軍国日本>再興をかけた安倍政権の反動総攻撃
 B 没落するアメリカと中国・ロシアとの激突
  「超大国」への道を驀進する習近平の中国
  ルーブル危機に瀕するロシアの対米欧強硬策
  対中国の軍事的包囲網形成に狂奔するアメリカ

三、反戦反安保・改憲阻止の大爆発をかちとれ!
 A 「反安保」を放棄した日共翼下の平和運動をのりこえ闘おう!
 B 第三次安倍政権の反動総攻撃を打ち砕け!
  新ガイドライン策定・辺野古新基地建設を阻止せよ
  憲法改悪を阻止せよ!「大東亜聖戦」論の鼓吹を許すな!
  原発再稼働阻止! アベノミクス諸政策を粉砕せよ!
 <反ファシズム統一戦線>を構築しよう! 安倍政権打倒へ攻めのぼれ!
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オバマのジレンマ

没落帝国アメリカの揺らぐ世界支配戦略

 半世紀以上にわたるカストロ政権転覆策動を「失敗」と公言しての「キューバとの国交回復交渉の開始」の電撃的発表、十三年間以上の泥沼化の果てに仇敵タリバンの勝ち鬨に追われながらのアフガニスタンにおける「戦闘任務終了」宣言、「金正恩暗殺」の俗悪映画を「自由」の象徴にまつりあげての北朝鮮にたいする制裁強化と半公然たるサイバー攻撃、クリミアをウクライナから強奪したロシアのプーチン政権にたいする制裁措置の強化……。二〇一四年十一月のアメリカ中間選挙で民主党が大敗し共和党に上下両院ともに多数を握られレイムダック化した大統領バラク・オバマの政権は、「歴史に名を残す大統領」としてみずからの「レガシー(遺産)」をつくることを目論んで、昨年末から大統領の専管事項≠スる外交でイニシアチブを発揮することに躍起になっている。だがその裏面では、「世界最強」の核軍事力を誇示しながら全世界にUSA覇権主義を貫徹してきたアメリカの政治的力の減退が、劇的に露呈しているのだ。
 とりわけ、昨年十一月のAPEC北京首脳会議と米中首脳会談をつうじて、アメリカがもはや「世界唯一の超大国」の座を守りきれず、習近平の中国をアメリカと並びたつ「大国」として承認せざるをえなくなったことが満天下に示された。この事態こそ、中国の台頭を政治的・軍事的に封じこめることを基軸としてきた従来の「アジア太平洋へのリバランス」政策をもってしては、中国を抑えこむことができないと自認したことを意味する。オバマ政権は今、対中国政策を核心とする世界支配戦略の練りなおしを迫られているのであり、これをめぐる共和党との対立のみならず政権内部の動揺さえもが露わになっているのである。

以下、見出し

T 米中関係基軸に再定義≠ウれた「リバランス戦略」
(1)習近平へのへつらいと強面
(2)太平洋の共同管理者≠ニしての承認

U 中・露の挑戦とISの台頭に揺さぶられる没落帝国
(1)習近平中国の対米挑戦
(2)プーチン・ロシアの突っ張り
(3)「イスラム国」の拡大
(4)「一超」帝国アメリカの力の衰退

V 軍事・外交政策をめぐる抗争とオバマ政権の突破策
(1)対中国政策をめぐる相剋
(2)安倍政権に対する統制か称賛か
(3)米軍再編・軍事戦略をめぐる論争
 「対テロ戦」への同盟国軍動員の企み
(4)ロシア・北朝鮮に対する強硬策
 サイバー攻撃とイラン核交渉
(5)TPP推進とエネルギー戦略をめぐる対立

W 貧困を強制され高まる労働者・人民の怒り
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「工事再開を阻止するぞ!」
 辺野古新基地建設実力阻止闘争に労働者・学生・市民が決起 1・10〜11
工事再開のためのミキサー車の前にたちはだかる
(1月11日未明)
キャンプシュワブ・ゲート前に結集した闘う人民
(1月10日)
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2014 ―― 闘いの軌跡 <その2>
「ファシズム反対!」の旗高く闘う
「秘密保護法撤廃!」日比谷野音に結集した労働者・学生・市民
(12月6日)
国会に戦闘的デモで進撃
(10・19労学統一行動)
「敵前上陸演習阻止!」シュプレヒコールをあげる労学
(7月8日、十勝浜大樹)
  
「原発再稼働阻止!」掲げ奮闘
9・23「さようなら原発全国集会」に決起
(東京・亀戸駅付近)
辺野古新基地建設阻止! 怒りの炎
労働者・市民との熱い連帯のもと奮闘する闘う学生
(9月20日、辺野古浜)
桟橋用資材搬入を実力で阻止!
(11・20、キャンプ・シュワブ)
「新基地建設阻止!」6000名余が怒りの大結集
(9月20日、辺野古浜)
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「もんじゅを廃炉に」600人が怒り 12・6敦賀
「もんじゅを廃炉へ! 全国集会」で奮闘する闘う学生
(14年12月6日、敦賀市)
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