第2343号(2014年11月10日)の内容
<1面>
「道徳」教科化による「愛国心」教育の一挙的強化を許すな
安倍政権の戦争遂行体制構築を打ち砕け
<4面>
全教教研集会を創造的に実現
<5面>
郵便局窓口・販売部門の再編攻撃を打ち砕け
<2面>
川内・高浜原発再稼働阻止!
労・学・市民700人が決起 10・26大阪
オスプレイ佐賀配備反対の集会 10・21福岡
<3面>
10・19各地で労学統一行動の炎
沖縄 「辺野古新基地建設阻止!」怒りの決起
東海 「新ガイドライン策定阻止!」名古屋でデモ
<6面>
日本の軍事強国化を下支えする化学資本家どもを許すな
大企業のあくどい法人税減税要求
Topics 維新の党「同一労働・同一賃金」法案を民主党が共同提案
<7面>
アメリカ主導の国際金融秩序に対する習近平中国の挑戦
―アジアインフラ投資銀行(AIIB)設立
<8面>
万華鏡2014――情勢の断層を読む
◆「軍事ドクトリン」改定
◆火山学者も吼える
◆地獄から来た宣伝相
◆目に見えるウンマ
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号
「道徳」教科化による「愛国心」教育の一挙的強化を許すな 安倍政権の戦争遂行体制構築を打ち砕け
この労働者・人民の闘いに震撼している安倍政権は、憎悪をつのらせネオ・ファシストとしての本性をむきだしにしながら、日本をアメリカと肩を並べて「戦争をする国」へとおしあげるための策動に突進している。「集団的自衛権行使」の合憲化を首相=NSC(国家安全保障会議)で専決し・閣議での追認をつうじてなしとげた安倍政権は、これを跳躍台として日米新ガイドラインの中間報告においてオバマ政権とともに「日米同盟のグローバルな性質」をうたいあげ、世界中のどこへでも・いついかなる時でも%米が共同して侵略戦争を遂行するという意志を公然と宣言したのだ。そして同時に、辺野古新基地建設をはじめ在日米軍基地の再編強化に全面加担しつつ、日本版海兵隊の創設をはじめとした日本国軍の飛躍的強化をおしすすめ、対中国の戦争準備に突進している。 安倍政権は、同時に<軍事強国>日本にふさわしい教育制度・内容を創出するための攻撃を矢継ぎ早にうちおろしている。その当面の環が、小・中学校の「道徳」を正式の教科に格上げ≠オ道徳教育を抜本的に強化する策動である。道徳教育をつうじて児童・生徒に「愛国心」を注入することを狙っているのだ。安倍政権は、「国のためにみずから進んで命を捧げる国民」を大量に育成するために、「愛国心」教育の一挙的強化にのりだしたのだ。われわれはこれを絶対に許してはならない。 われわれは今こそ、「新ガイドライン策定反対! 辺野古新基地建設阻止!」を焦眉の課題とする反戦反安保闘争とともに、「愛国心」教育の徹底化・「道徳」の教科化に反対する教育政治闘争の一大爆発をかちとるのでなければならない。 国家主義的教育を宣揚する中教審答申 十月二十一日に中央教育審議会(中教審)は、「道徳に係る教育課程の改善等について」と題する答申を文部科学相・下村に提出した。この答申において中教審は以下のことをうちだしている。 @「特別な教科 道徳」を位置づける。これまで「教科外活動」との位置づけしか与えられておらず軽視されがちだった「道徳の時間」を正式の「教科」とする。「道徳教育」こそ「教育の中核」であることを重視し、その充実・徹底をはかる。Aこれまで成績評価をしてこなかったことが「道徳教育の軽視」の一因となったとしてこれを改め、評価をおこなう。ただし数値評価はなじまないので記述式とする。B子どもたちに教える「道徳の内容」は、現行学習指導要領を踏襲しつつ「発達段階を踏まえ」て「より体系的なものに改善」する。そのためにC「道徳」の「検定教科書」を導入する。D「児童生徒の人格全体にかかわる道徳性の育成」は学級担任が担当するが、「学校として組織的に道徳教育を推進する」ために、「学校における指導体制の充実」「教員の指導力の向上」をはかる。具体的には「校長のリーダーシップ」を強化し、現在すでに各学校に設置されている「道徳教育推進教師」を担う教員の力量の向上をはかる。今後新たに「道徳教育推進リーダー教師」を設置し「複数の学校の道徳教育推進教師」にたいして指導・助言する。 この中教審答申をうけて安倍政権は、台頭する習近平の中国に対抗する<軍事強国>日本にふさわしい愛国心をもった日本人≠育成するために、小中学校における道徳教育の抜本的・一挙的強化に突進している。 教育労働者に対する締めつけの一挙的強化 「道徳の教科化」攻撃に屈服する既成指導部を弾劾し教育政治闘争の爆発を! |
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川内・高浜原発再稼働阻止! 労・学・市民700人が決起 10・26大阪 |
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十月二十六日、大阪市内において「いらんわ! 高浜再稼働関西集会」が開催され、約七〇〇名の労働者・学生・市民が結集した(主催・脱原発政策実現全国ネットワーク関西・福井ブロック、共催・大阪平和人権センター、「しないさせない! 戦争協力」関西ネットワーク)。 |
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関電本店(中央奥)に怒りの拳(10月26日、大阪) | |
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オスプレイ佐賀配備反対の集会 10・21福岡 | |
十月二十一日に福岡市天神の須崎公園において、「10・21国際反戦デー福岡集会」(主催 原水禁福岡地区実行委員会、平和・人権・環境福岡県フォーラム、戦争への道を許さない福岡県フォーラム)が開催された。 |
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怒りも新たに「配備反対」の決意うち固める結集した労働者たち (10月21日、福岡天神須崎公園) |
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10・19各地で労学統一行動の炎 | |
沖縄 「辺野古新基地建設阻止!」怒りの決起 沖縄県学連の学生と県反戦労働者委員会の労働者は、日米新軍事同盟強化のカナメをなす辺野古への米海兵隊新基地の建設を阻止し、「新ガイドライン」策定のたくらみをうちくだく<反戦・反安保>の闘いを全国におしひろげるべく、10・19労学統一行動に敢然と決起した |
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自民党沖縄県連に向け進撃する労・学 (10・19、那覇市久茂地) |
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安倍政権打倒の決意をうち固めた決起集会 (10月19日、那覇市松山公園) |
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東海 「新ガイドライン策定阻止!」名古屋でデモ 十月十九日午後三時半、東海のたたかう労学は決意も固く名古屋の中心街を席巻するデモンストレーションにうってでた。 |
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「安保粉砕!」の声を轟かせ名古屋繁華街をデモ (10・19) |
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「安倍政権を打倒するぞ」の決意固くシュプレヒコール (名古屋市) |
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