第2339号(2014年10月13日)の内容
<1〜3面>
10・19労学統一行動に起て!
「集団的自衛権行使」合憲化反対!
新ガイドライン策定反対!
辺野古新基地建設阻止!
今こそ安倍政権打倒へ進撃せよ
中央学生組織委員会
<4面>
集団的自衛権・秘密保護法反対! 辺野古新基地建設阻止!
2000名が国会包囲闘争 9・29 東京
1500名が怒りの結集 9・23 名古屋
<5面>
「ビットコイン」の正体
進む軍事ロボット開発
<6面>
北海道教育委員会
「学力向上」を掲げ学習規律
生活規律を徹底的に強化
建設現場で労災・事故が急増
Topics 安倍政権が政労使会議で「年功序列賃金見直し」を呼号
<8面>
黒田さんの鬼気迫る決意と実践に強く感動
『革マル派五十年の軌跡』第一巻を読んで
<7面>
万華鏡2014――情勢の断層を読む
◆ポロセンキョ
◆「報道テロ」叩き
◆夫婦露岩の叫び
◆警察黒書
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号
10・19労学統一行動に起て! 「集団的自衛権行使」合憲化反対! 新ガイドライン策定反対! 辺野古新基地建設阻止! 今こそ安倍政権打倒へ進撃せよ 中央学生組織委員会
今こそ<沖縄の怒り>を全国へ! 集団的自衛権行使合憲化反対! 新ガイドライン策定反対! 辺野古新基地建設阻止! すべての労働者・学生は、日米新軍事同盟の飛躍的な強化に突進する日米両権力者にたいする怒りに燃えて、<反安保>の巨大なうねりを巻き起こせ! 全学連の学生は、吹き荒れる革命的学生運動にたいする破壊攻撃を敢然とはねかえし、反戦反安保闘争の爆発をかちとるために、その最先頭でたたかいぬこうではないか! 日米両権力者は新たな日米ガイドライン(日米防衛協力のための指針)策定にむけた中間報告を十月八日に発表し、そこにおいて日本が「グローバルな対米支援をする」ことを明記しようとしている。米―中・露対決の新たな局面を迎えている現代世界のただなかで、文字通りの「グローバル・アライアンス」というべき本格的な対中(対露)攻守同盟を、いま構築しようとしているのが日米両帝国主義権力者にほかならない。われわれは、この画歴史的攻撃を打ち砕くために六〇年安保闘争や七〇年安保=沖縄闘争を上回る巨大な全人民的な闘いを巻き起こすのでなければならない。 中東においては、アメリカ・オバマ政権が、スンナ派原理主義武装勢力「イスラム国」(IS)にたいする空爆をイラクからシリア領内にまで拡大し、IS戦闘員だけではなく数多のムスリム人民を虐殺している。オバマ政権がシリア空爆にふみきったことにたいして、安倍政権はいち早く、「米国を含む国際社会のイスラム国にたいする戦いを支持する」などと支持表明をおこなった。すでにこの政権は、オバマ政権からの対IS「有志連合」への参加要請に応えて二五五〇万ドル(約二八億円)の資金支援を表明している。アメリカ帝国主義のイラク・シリア空爆と日本帝国主義の協力・加担を満腔の怒りをこめて弾劾せよ! われわれは今こそ、「反安保」を放棄した日共翼下の既成反対運動をのりこえ、「集団的自衛権行使の合憲化反対! 新ガイドライン策定反対! 辺野古新基地建設阻止!」を焦眉の課題とする反戦反安保闘争を、「対中攻守同盟の本格的構築反対!」の旗幟を鮮明にして、断固として推進しようではないか。この反戦闘争と同時に、川内原発再稼働阻止の原発・核開発反対闘争、消費税再増税阻止・アベノミクス粉砕の政治経済闘争を推進せよ。<反ファシズム統一戦線>を構築し、今こそ安倍政権を打倒せよ! 以下見出し T 対中国戦争準備に突進する安倍政権 U 米・日―中・露角逐下の世界大戦勃発の危機 東アジアにおける米・日と中・露の政治的・軍事的角逐 ウクライナを焦点としたロシアと米欧の激突 アメリカ帝国主義のイラク・シリア空爆の拡大 V 腐敗する既成反対運動とわが革命的左翼の闘い W 「反安保」「反ファシズム」を放棄する日共中央 X <軍国日本>再興を企む安倍政権を打倒せよ! 日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての本格的構築を阻止せよ アメリカのイラク・シリア空爆弾劾! 日本の協力・加担を許すな! 日本軍国主義の侵略戦争美化を許すな! 日本型ネオ・ファシズム支配体制強化を打ち砕け! 川内原発の再稼働阻止! 原発・核開発反対! 消費税税率一〇%への再引き上げを許すな! アベノミクス粉砕! |
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「ビットコイン」の正体 国家と中央銀行から独立した新しい貨幣=H? ネット空間で取り引きされる「貨幣」 米NSAの手のひらの上 「すべての貨幣は仮想のもの」? |
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進む軍事ロボット開発 米主導の軍産学共同の推進を許すな 対中国の戦争計画(ウォー・マニュアル)(新ガイドライン)の策定をおしすすめている日米両権力者は、今後数十年にわたって中露にたいする圧倒的な軍事的優位を獲得することを目的として、最先端の軍事技術を開発することにやっきとなっている。今、安倍政権は、米国防総省の先端軍事技術開発のとりくみに学び・それとの連携を強化していくことを国策と位置づけ、日本の大学や企業の研究者・研究機関を軍事技術開発に総動員しているのだ。 以下見出し 東大などが米国防総省のロボットコンテストに参加 アメリカをまねた「革新的研究開発プログラム」の発足 |
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「報道テロ」叩き 「反朝日」を旗印としたファシズム運動を許すな 「従軍慰安婦」問題の検証記事の一部取り消し、そして東京電力福島第一原発事故・政府事故調が吉田元原発所長から聴取・作成した「吉田調書」をめぐる報道記事をめぐって、『産経』『読売』、『文春』『新潮』などの右翼御用マスコミや「市民団体」を名乗る右翼ゴロツキ分子による狂乱的な「朝日叩き」が拡大している。 朝日新聞社は記者会見をおこない、この二つの「誤報問題」について社長・木村が謝罪(九月十一日)。つづいて、隠ぺいされてきた「吉田調書」をすっぱ抜きで報じた際に一部誤認したことをもって、「特別報道部」の部長を解任した。「特別報道部」は昨年末、福島第一原発周辺で「手抜き除染」が横行していることをつかみ、環境省を告発した部署だ。その責任者を左遷することによって、安倍政権に傷をつけるような「調査報道」を今後自粛する姿勢をしめすかのような『朝日』経営陣の対応は、きわめてピンチである。一部の「誤報」を針小棒大に騒いで「国賊」などとレッテル貼りする右派マスコミの『朝日』バッシングこそ、日本軍国主義が安倍政権のもとで鎌首をもたげていることの象徴いがいのなにものでもない。この危険性にこそ警鐘を乱打すべきときなのだ。 安倍政権は、『朝日』を、「特定秘密保護法」の制定や「原発再稼働」などの安倍政権の反動諸攻撃に反対するマスコミの代表格として扱っている。とりわけ日本軍国主義の戦争犯罪である「従軍慰安婦問題」の国家的責任をなかったこと≠ノしたい安倍は、この問題の調査報道をつみかさねてきた『朝日』を目の敵にしているのだ。安倍じしんが、国会答弁において『朝日』にたいする敵愾心も露わに叫びたてた――「慰安婦を強制連行した」という「誤報」によって「日本が国ぐるみで性奴隷にしたと、いわれなき中傷が世界でおこなわれている」と(十月三日)。図にのった自民党は、「朝日新聞が……虚偽の報道であったことを認めた」ことで「『強制連行』の事実は否定され、性的虐待も否定された」などと勝ち誇った「決議」をあげた(十月二日、外交・経済連携本部と国際情報検討委員会の連名)。安倍政権はかたちばかりは「河野談話の継承」を表明してはいるが、実際にはその内容を全否定する見解を吹きまくっているのだ。 安倍政権はいま、発行部数七六〇万部の『朝日』を叩きのめすことをつうじて、安倍政権の政策にたいして反対の論陣をはる一切のマスコミにたいして、批判的な記事を書くな≠ニ恫喝をかけている。 「朝日叩き」の先陣をきったのは、吉田元所長に直接取材したと称するジャーナリスト・門田隆将である。『狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部』なる警察権力のプロパガンダ本を書いた札付きの右翼ジャーナリストであるこの男は、『朝日』が五月に「吉田調書」をスクープした£シ後から「朝日は事実を捻じ曲げている」とわめきはじめた。つづいて『産経』『読売』が、自分たちも独自に「吉田調書」を入手したとおしだして、「朝日は命をかけて闘った原発作業員の名誉を傷つけた」と吹きあげ、これに大手週刊誌の多くがいっせいに唱和。「従軍慰安婦問題」と絡めて「反朝日」の大合唱が一気に広がったのであった。そして『朝日』の謝罪会見のまさに当日、安倍政権は「非公開を前提にして聴取した」ことを口実としてこれまで隠蔽してきた政府事故調の七七二人の「調書」のうち「吉田調書」を含む十九人分を公開した。もちろん『朝日』に最後のトドメをさすために、都合のいい部分だけを恣意的に選んだうえで。 それだけではない。安倍ネオ・ファシスト政権は、右翼ゴロツキ・ファシスト分子どもをも活用している。この連中は、「市民団体」をデッチあげて「報道テロリスト朝日新聞を許さない」などというスローガンを掲げてデモをおこなったり、「朝日に謝罪と購読料返還を請求する集団訴訟」を立ちあげるなどと騒いだりしている。しかもこうした蠢きを、大手右派週刊誌などが「朝日にたいする市民の抗議行動」であるかのように宣伝してもいるのだ。まさに右派マスコミと右翼ゴロツキ・ファシスト分子どもを糾合し、「反朝日」を旗印とした、安倍政権によるネオ・ファシズム運動の組織化! 日本を「戦争をやれる国」にするために、安倍政権は、すべてのマスコミを大本営発表だけを報道する機関たらしめようとしている。絶対に許してはならない! |
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「集団的自衛権行使の合憲化反対!」 労・学・市民二千が国会包囲 9・29 |
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臨時国会が開会された九月二十九日、「安倍政権の暴走を止めよう! 国会包囲共同行動」が開催され、労働者・学生・市民二〇〇〇名が国会議事堂を包囲した(主催・実行委)。この国会包囲行動には、「集団的自衛権行使」の合憲化を強行し、辺野古新基地建設や日米新ガイドライン策定に突進する安倍政権への怒りに燃えて、多くの労働者・学生・市民が結集した。早稲田大学をはじめとする首都圏のたたかう学生たちもまた、この日の闘いに決起し、<反安保>の旗高く奮闘した。 | |
「一切の反動諸攻撃を許すな!」国会に向け怒りの声 (9・29、参院議員会館前) |
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たたかう学生の力強いシュプレヒコールに 結集する労働者・市民から共感の声 (9・29) |
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「集団的自衛権・秘密保護法反対!」 一五〇〇名が怒りの結集 9・23「戦争をさせないために」大集会 名古屋 |
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九月二十三日、「秘密保全法に反対する愛知の会」が主催し、「愛知労働組合総連合(愛労連)」や「戦争をさせない一〇〇〇人委員会あいち」など八十団体が賛同する「戦争をさせないために〜 集団的自衛権と秘密保護法に反対する大集会&デモ」が名古屋市中区の若宮大通公園で開かれた。 | |
闘う学生たちが労働者・市民とともに意気高くデモ (9・23、名古屋) |
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労組ののぼりや旗を林立させる結集した労働者たち (9・23) |
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