第2336号(2014年9月22日)の内容

<1面>
辺野古新基地建設を絶対阻止せよ
 新ガイドラインの策定反対!
 安倍政権打倒へ進撃せよ!

<4面>
辺野古新基地建設を労・学人民の総力で阻止せよ!
 沖縄県委員会

<5面>
汚染水漏洩事故の責任を労働者に転嫁する東電
原子力版固定価格買い取り制度導入を許すな
<2面>
川内原発再稼働を阻止せよ!
「佐賀空港へのオスプレイ配備阻止!」
 労・学・市民600が反撃の烽火 8・30

<6面>
Topics 今日版「修身」教育の導入
大阪府市統合本部による公的医療サービスの破壊
◆「3・9原発ゼロ大統一行動」を闘って
<7面>
改悪生活保護法の7月施行――強化される弱者切り捨て
<8面>
若き黒田さんの学問追求の情熱にふれた
 『黒田寛一 辻哲夫 往復書簡』を読んで
<3面>
万華鏡2014――情勢の断層を読む
◆長屋の政談
辺野古逃亡者の悪罵
◆東京は亜熱帯
◆エボラ出血熱
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
 「解放」最新号







































  


辺野古新基地建設を絶対阻止せよ

 新ガイドラインの策定反対!

 安倍政権打倒へ進撃せよ!

「ボーリング調査実力阻止!」
浅場では歩いてスパット台船に肉迫
する闘う学生・市民(9月9日、辺野古)

辺野古の海底ボーリング調査阻止闘争が大高揚
――米軍がオスプレイを低空でホバリング
させてカヌー隊を威嚇(9月9日)
 すべてのたたかう労働者・学生諸君! わが革命的左翼が牽引する「辺野古新基地建設阻止」の闘いは、いま日米両権力者をして震撼せしめている。沖縄県学連のたたかう学生を先頭としたカヌー隊は、敵国家権力がはりめぐらしたフロートをのりこえて工事区域に突入し、海底にボーリング調査の杭をうちこんでいるスパット台船を占拠せんとする勇猛果敢な実力闘争をたたかっている。この決死的闘いに大いに鼓舞されながら、全島から労働者・勤労人民が来たる辺野古現地での「9・20県民大行動」(主催・実行委員会)に結集しようとしているのだ。
 沖縄におけるこの闘いの高揚におののく安倍政権は、労働者・学生にたいする弾圧の牙をよりいっそうむきだしにしながら、基地建設着工にむけて強行突破をはかろうとしている。十一月十六日投開票の沖縄県知事選の前にも、本体工事に着手しようとしているのだ。これを断じて許すな!
 新たな日米防衛協力の指針(新ガイドライン)の策定を阻止せよ! すでに日米両権力者は年末策定にむけ、その内容を着々と練りあげつつある。まさにその中心的眼目は、日米両軍が司令部から実戦部隊にいたるまで不離一体となって対中国(対ロシア)の軍事行動をくりひろげてゆくための「ウォー・マニュアル」を確立することにある。これこそは、日米新軍事同盟の新たな次元≠ナの飛躍的強化を画するものなのだ。
 新ガイドライン練りあげと並行するかたちで、日米両権力者はすでに現実的に日米統合軍≠形成し、両軍の戦闘部隊を投入した大々的な実戦訓練を矢継ぎ早にくりひろげている。沖縄のみならず日本全土を対中国の出撃拠点化する策動が、いま急ピッチでおしすすめられているのだ。われわれはこの一大攻撃を木っ端微塵に打ち砕くのでなければならない。「反安保」を投げ捨てた日共中央翼下の反基地運動をのりこえ、<対中国攻守同盟の本格的構築反対>の旗高く前進せよ!
 「辺野古新基地建設阻止」「日米新ガイドライン策定阻止」を焦眉の課題とする反戦闘争を、原発再稼働・輸出阻止の闘い、消費税再増税阻止の政治経済闘争と同時的に推進せよ。<反ファシズム統一戦線>を構築し、安倍ネオ・ファシスト政権打倒へ猛然と進撃せよ!

(以下、見出し)

東アジアにおける米・日―中・露の軍事的角逐の激化

対中攻守同盟の本格的構築に血道をあげる日米両権力者

新ガイドライン策定――米日両軍一体化の促進

「保守層」との共同に没入する代々木官僚を弾劾し闘おう

反戦反安保闘争の一大奔流をまきおこせ
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ボーリング調査強行弾劾! 埋め立て阻止!

辺野古新基地建設を労・学人民の総力で阻止せよ!

沖縄県委員会

ボーリング調査阻止!
スパット台船を占拠せよ!
闘う学生を先頭に一斉にフロートをこえ
スパット台船めざす(9・9、辺野古)
弾圧をものともせず力強くこぎだすカヌー隊(9・13)
 いま辺野古現地において執拗にたたかわれている労働者・人民の闘いが<反安保>の巨大な火柱となって燃え広がることを、米日両権力者は、心底から恐れている。いまこそわれわれは、辺野古現地での「海底ボーリング調査阻止・埋め立て阻止」の闘いを、全人民の総決起で反戦・反安保の巨大な闘いとして爆発させるのでなければならない。
 九月九日に、わが県学連の学生を先頭とするカヌー隊と海上行動隊は、ボーリング調査を阻止すべくいっせいに決起した。七月の闘争開始いらい最大規模の七十名にのぼる労働者・学生・市民の部隊は、次々とフロートを飛び越えスパット台船に進撃する。海上保安庁の高速艇による弾圧をはね返しフロート内を縦横無尽に駆けめぐる。そして、ついに海上阻止団はスパット台船によじ登り、「ボーリング調査阻止!」の断固たる決意を日米両権力者どもにつきつけたのだ。
 この労働者・学生・人民の断固たる闘いに驚愕した海上保安庁の弾圧部隊は、海上阻止団に暴力的に襲いかかり、不当にも二十二名を「拘束」した。しかしカヌー隊と海上行動隊は、「拘束」された全員をただちに奪還し最後まで闘いを貫徹したのである。
 こうした労働者・学生・人民のボーリング調査阻止の闘いに苛立ちと憎しみを募らせたのが米軍なのだ。米軍は、攻防のくりひろげられている辺野古上空にオスプレイ二機を旋回させ、海上阻止行動をたたかいぬいている労働者・学生・人民を威嚇した。まさに、革命的左翼を先頭にしたこの闘いは、米日両権力者を震撼させているのである。
 わが革命的左翼を先頭にした辺野古の海・陸における闘いは、沖縄全県の労働者・学生・人民の圧倒的共感を呼び起こしている。
 すべての労働者・学生諸君! いまこそわれわれは、日共指導部による「反安保」なき「米軍基地の縮小・撤去」請願運動をのりこえ、海底ボーリング調査阻止・辺野古埋め立て阻止の闘いを反戦・反安保闘争として爆発させるべくたたかいぬこう。九月二十日に辺野古現地でとりくまれようとしている第二弾の「県民大行動」の戦闘的高揚をかちとろう!

以下見出し

「ボーリング調査阻止!」
わが闘いの切り拓いた地平

辺野古新基地建設を強行する米日両権力者

日米共同の対中国戦争準備への突進

日共中央の「反安保」の放棄を許さず〈全米軍基地撤去・安保破棄〉めざして闘おう!

反戦反安保闘争の爆発で安倍政権打倒へ進撃せよ
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辺野古逃亡者の悪罵

 実力闘争は無駄≠ニ叫ぶブクロ派残党を一掃せよ

 「辺野古の基地建設は、今現場に駆けつければ止められる段階にはもうありません」――なんだと! 毎日毎日、米軍新基地建設を阻止するために辺野古の海・陸で体を張って実力闘争に決起している沖縄の労働者・人民・学生に唾を吐きかける犯罪的な言辞を吐いているのは、いったいどこのどいつだ!
 「改憲・戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう!」などと銘打った中核派残党・中野一派の8・17集会で、ほかならぬ「沖縄代表」として登場した「日本IBMビジネスサービス労組」委員長を名乗る走狗分子・富田某こそがその張本人だ。この輩は公然と言い放った。「7・1閣議決定で情勢が完全に変わった。やつらは国家暴力で建設阻止闘争を徹底的につぶそうとしてくる」、だから実力闘争をいまやっても無駄だ≠ニ。
 沖縄人民の新基地建設反対の声を踏みにじりボーリング調査を強権的に開始した安倍政権への怒りに燃え、新たな米軍基地は絶対につくらせないという決意をみなぎらせ、沖縄の労働者人民は実力阻止闘争に陸続と決起している。八月二十三日には、キャンプ・シュワブ基地ゲート前に四〇〇〇名が全島から結集し「安保粉砕! 基地撤去!」の怒りを轟かせた。海上でのボーリング調査実力阻止の闘いは、九月九日、ついにスパット台船を占拠する闘いへと発展している。
 この労働者人民にむかって、中野一派は、国家権力の走狗集団としての正体むきだしに、安倍の意を露骨に体現するかのように、実力阻止闘争は無駄だ、やめろ≠ネどと敗北主義丸出しの言辞をわめいている。これは労働者人民の闘いへの敵対宣言以外のなにものでもない。これを許しておけようか!
 そもそもだ。富田はちょっと前までブクロ派の辺野古常駐の現闘だった。「大原」こと辻川らにネジをまかれたこの徒輩は、辺野古現地に「階級的労働運動路線」をもちこもうとして総スカンを食らい、当然にも辺野古現地から叩きだされたのだ。いらいこの男は、辺野古の闘いを逆うらみし、真っ向からの敵対的言辞を平然と吐くにいたった。
 昨年も、この男は「国鉄闘争をたたかう労働組合」を沖縄につくることが、オスプレイの配備を阻止することになるという屁理屈をこね、普天間基地ゲート前での実力封鎖闘争が燃えあがっている最中にそこから完全に召還した。「動労千葉を支援する会」の組織化や、ダバ労官僚の食いぶち稼ぎのための「動労千葉物販」に組合員を引きまわしていたのが富田だ。
 日ごろコールセンターの非正規雇用の組合員にむかって、この走狗分子は、「処分・解雇や逮捕・投獄を恐れず、絶対非和解で闘えば必ず勝利する」などとわめいているが、実は、「国家暴力」に恐れおののき、普天間基地闘争からも辺野古新基地建設阻止闘争からも逃亡。なんたるご都合主義。
 富田は「実力闘争を構えるためには、その実体を構えてつくる必要があります」と言う。「実体」すなわち「闘う労働組合」をつくらなければならないとほざく。だが、このさもさもらしい言い種も実は日本階級闘争の一大焦点となっている闘争から逃亡する口実だ。
 だいたい、いかにして闘いの主体をつくるのか。辺野古新基地建設反対の闘いから逃亡して、どうして闘いの主体をつくれるというのか。「反安保」なき基地の縮小・撤去請願運動をその内側からのりこえ、新基地建設阻止闘争を<反安保>の質をもった闘いへと高めると同時に、そのただなかで労働組合の団結を強化し、<安保破棄>の階級的自覚を覚醒し闘う戦列を創出することこそが、闘いの真の主体の創造となるのだ。
 辺野古現地闘争から逃亡し、コールセンターなどの職場に富田らの残存活動家をもぐりこませ、かたちばかりの労組を結成してこれを「動労千葉型労働運動」すなわち「階級的労働運動」の成果・前進として宣伝すること、これが中野一派の「実体」=「闘う労働組合づくり」なのだ。「国鉄闘争が階級闘争の基軸」などという中野一派中央のダバ労官僚のデマを非正規雇用の労働者に吹きこんで囲いこむことこそが彼富田の眼目なのだ。だからこそこの辺野古からの逃亡者は、囲いこんだ労働者の目を辺野古の闘いに向けさせないために、辺野古の実力闘争は無駄だ≠ニハレンチな言辞を弄しているのだ。
 こうした中野一派の犯罪的立ち回りをわれわれは絶対に許しておくわけにはいかない。
 一刻も猶予はならぬ。わが同盟への憎悪にかられた安倍ネオ・ファシスト政権にネジを巻かれて、沖縄の労働者人民の闘いの破壊のために立ちまわっている中野一派の敵対を辺野古新基地建設実力阻止闘争の大爆発をもって吹き飛ばし、スパイ・走狗集団を沖縄全島から、日本階級闘争の全戦線から一匹残らず叩き出せ!
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「佐賀空港へのオスプレイ配備阻止!」
労・学・市民600が反撃の烽火 8・30佐賀
<反安保>の旗高く全学連九州共闘・反戦青年委が闘いの檄
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