第2331号(2014年8月11日)の内容

<1面>
第52回国際反戦集会の大高揚かちとる
 8・3東京 
  対中戦争準備に突き進む安倍政権打倒へ! 労・学が決意

国際反戦集会への結集を呼びかけて街頭情宣
<4〜5面>
ブクロ派残党の「合同労組運動」の反階級性
<2面>
イスラエルのガザ侵攻弾劾!
 神戸・緊急デモ/大阪・情宣 7・20

■F35の空自への導入を許すな
<6面>
「日本再興戦略」策定への参画を懇願する「連合」中央
教育委員会制度の大改悪
Topics 最悪を更新し続ける貧困率
<7面>外国人労働者の使い潰し≠許すな
■兵器の国際共同開発と輸出拡大に狂奔する安倍政権
■PAC2部品輸出をNSCで決定
うた 処刑直前の木村久夫を思う
<8面>
第52回国際反戦集会
海外からのメッセージ @
イギリス・レボリューショナリー・マルクシスツ
ロシア共産主義労働者党
インド ファリダバッド労働者新聞
アメリカ ワーカーズ・ワールド・パーティー
アメリカ デビッド・マクレイノルズ
<3面>
万華鏡2014――情勢の断層を読む
◆ミニ・デフォルト
◆ウイグルの叛乱
◆またもや棄民!
◆ロボットで復興?
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
お知らせ
 「解放」最新号










































  


第52回国際反戦集会の大高揚かちとる

8・3東京
対中戦争準備に突き進む安倍政権打倒へ! 労・学が決意


労働者・学生・市民が会場を揺るがす反戦の雄叫び
(8月3日、東京・中央会館)
 八月三日、北は北海道から南は沖縄までの全国七ヵ所において、わが同盟と全学連・反戦青年委員会は、第五十二回国際反戦集会を盛大にかつ戦闘的にかちとった。東京の中央集会には、このかんの「集団的自衛権行使」合憲化阻止の闘いを、国会・首相官邸前において文字通り最先頭で牽引してきた全学連とたたかう労働者・市民が総結集したのだ。
 「安倍政権打倒!」「ファシズム反対!」「安保粉砕!」の大シュプレヒコールを首相官邸前にとどろかせた六月三十日、七月一日の闘いの熱気がそのまま充満しているような戦闘的雰囲気のうちに、中央集会はかちとられた。しかも、七月下旬から沖縄・辺野古においては、沖縄県学連と酒井委員長を先頭とする全学連現地派遣団、および沖縄のたたかう労働者たちが、連日の海底ボーリング調査実力阻止闘争を海と陸において展開している。この闘いと同時並行し・固く連帯しながら、わが同盟とたたかう労学は、国際反戦集会の大高揚を実現したのである。
 集会においては、今春・今夏の激闘を活写したビデオの上映、基調報告「『集団的自衛権行使』の合憲化絶対反対! 米日―中露角逐下の大戦勃発の危機を突き破れ!」、「海外からのメッセージ」紹介、労働者・学生の決意表明が、終始戦闘的な雰囲気のもとでおこなわれた。結集した労・学・市民は、このかんの日本階級闘争の白熱点を戦闘的に切りひらいてきたわが闘いの意義をがっちりと確認した。そして、みずからに課せられた任務の重大さをしっかりと受けとめたのである。結集した労働者・学生・市民は、辺野古新基地建設阻止、新ガイドラインの策定反対、川内原発の再稼働阻止、を焦眉の課題とする今夏・今秋の闘いにむけたまさに総決起集会として、この国際反戦集会を断固としてかちとったのである。

以下見出し

イスラエルのガザ侵攻を弾劾

米・日―中・露角逐下の大戦勃発の危機を突き破れ
――基調報告

「権力者が煽るナショナリズムの虚偽性を暴け」

広がる国際連帯――海外十九団体・個人からのメッセージ

「ブイ設置もボーリング調査も阻止しつづけています!」
――労学の代表が決意表明

辺野古新基地建設阻止! 今夏・秋の闘いに決起せよ
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「合同労組運動」の名によるハミダシ労働運動の反階級性

ブクロ派残党の延命策を粉砕せよ

 いまブクロ=中核派の残党・中野一派の官僚どもは、「合同労組運動」と称して、わずかばかりの地区・地域に彼らがでっちあげてきた個人加盟の「合同労組」に非正規雇用労働者を組織化することに残存組織をあげてとりくませている。「雇い止め・長時間労働・過労死を許さない」「非正規職撤廃」というスローガンを掲げ、非正規雇用労働者を組織化して「拠点」となる「合同労組」を各地区・地域につくり、この「拠点労組」を軸にしてそれぞれの地区・地域ごとに束ねた労組活動家のグループを、「動労千葉派」の旗を掲げた「地区党」としてかためることを、彼らは目論んでいるのだ。
 この中野一派の叫ぶ「合同労組」の「拠点建設」なるものは、わが同盟の追撃を逃れ延命するために、「連合」や「全労連」という労組ナショナルセンターの外に、「新自由主義と闘う階級的労働運動」をシンボルとした「動労千葉派」という名のハミダシ労働運動の一潮流をつくりだすことを策すものにほかならない。上から下までスパイ分子がひしめきあう国家権力の走狗としての正体をおし隠し、労働者の味方≠テらをして非正規労働者に取り入る、邪悪きわまりない策動なのである。
 そもそも、安倍ネオ・ファシスト政権の成立にさいして、<反ファシズム統一戦線>を構築して反撃すべきことをただちに労働者・人民に呼びかけたわが同盟にたいして、「絶望を組織するカクマル」などという悪罵を投げつけ、この政権の成立を「攻撃が激化する、それはいいことなのだ」などと、歓呼の声≠もってむかえる反階級的な言辞を中野一派は口走った。労働者・人民に<反ファシズム統一戦線>構築の檄を発しつつ、オスプレイ配備反対―反戦・反安保・沖縄闘争や特定秘密保護法制定反対闘争の大衆的・戦闘的爆発を導き牽引したわが同盟にたいする憎悪にかられる国家権力・安倍政権。これにネジを巻かれた中野一派は、諸々の大衆闘争の場面で闘いを妨害する徒輩として現われ、わが革命的左翼への敵対を試みてきたのだ。この中野一派の反階級的立ち回りと国家権力の走狗としての正体を、われわれは断固として暴露し、労働者・人民の闘いの大爆発をかちとり、もって中野一派のこの敵対を粉砕しつくしてきたのである。
 労働者・人民の闘いから叩き出された中野一派が、「闘う労働組合をつくることが改憲阻止になる」などとほざきつつ、「合同労組運動」なるものの組織化によって逃げのび延命を策そうとも、わが同盟は絶対に許しはしない。われわれは、中野一派を日本階級闘争の全戦線から一掃しつくす闘いを断固としておしすすめ貫徹する。

以下見出し

T 「合同労組の拠点建設」なる妄想

U 「資本との対決」の名による裸踊りの強要

V 「新自由主義攻撃との闘い」という粉飾

ダバ支援≠ノ駆りたてるための道具立て

何もかもゴタ混ぜにした「新自由主義攻撃」分析

W サンジカリズムを丸出しにした「地区党建設」

「労働運動を展開できる党」の夢想

前衛党建設の否定

X 日本階級闘争の全戦線からスパイ集団を一掃せよ
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 ◎お知らせ
 本紙八月十八日付は休刊とします。第二三三二号、八月二十五日付から通常どおり発行します。
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イスラエルのガザ侵攻弾劾!
 神戸・緊急デモ/大阪・情宣 7・20
 七月二十日、神戸大と奈良女子大のたたかう学生は、イスラエル・ネタニヤフ政権によるガザ地上侵攻・人民大虐殺弾劾の、市民団体の呼びかけでとりくまれた緊急デモ(神戸)と街頭情宣(大阪)に怒りに燃えてたちあがった。
神戸市中心部、三宮のアーケード街をデモ。「イスラエルのパレスチナ人民虐殺弾劾!」の声轟(7月20日)
在神戸イスラエル国名誉総領事館(ビル4階)前で激しい抗議行動をくりひろげる
(7月20日)
大阪駅前で情宣の先頭にたつ闘う学生
(7月20日)
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国際反戦集会への結集を呼びかけて街頭情宣
 8月1日、全学連の学生たちは、国際反戦集会への結集を呼びかける街頭情宣を、JR高田馬場駅頭においておこなった。イスラエルのガザ侵攻弾劾や「集団的自衛権行使」合憲化反対を呼びかけた学生たちに、多くの労働者や学生が「イスラエルのやっていることはひどすぎる」「安倍政権は危険だと思う」と呼応して署名に応じ、あちらこちらで論議の輪が広がった。
JR高田馬場駅頭
(8月1日)
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