第2328号(2014年7月21日)の内容
<1面>
第52回国際反戦集会に結集せよ
米・日―中・露角逐下の世界的大戦勃発の危機を突き破れ
戦争準備に突進する安倍政権打倒!
イスラエルによるガザ攻撃・人民大虐殺を弾劾せよ!
<2〜3面>
全国で集団的自衛権行使合憲化反対の炎
大阪で6000名が決起 7・6
大阪に「安倍ヤメロ」の声 6・17
自民党大阪府連を600が包囲 7・1
自民党愛知県連に抗議 6・30
5500が札幌で集会・デモ 6・28
沖縄県庁前に怒りの声渦まく 7・2
北大生が自民党道連を弾劾 7・1
川内原発再稼働阻止の緊急行動 7・9
<7面>
「連合」中央の闘争抑圧に怒り
「平和行動in沖縄」で闘う労働者が奮闘 6・23〜24
安倍の慰霊式典参加を弾劾 6・23
鹿大生が閣議決定阻止に起つ 6・20
「連合北海道」系集会に1000が結集 6・18
<4面>
対米挑戦に突進する習近平中国
<5面>
私鉄職場から運転保安闘争をたたかおう
<6面>
教職員の賃金切り下げ、労務管理強化・労組破壊を許すな
Topics 安倍の反人民的「社会保障改革」
<8面>
万華鏡2014――情勢の断層を読む
◆もう一つの閣議決定
◆盗聴法改定の企み
◆ユーロサトリ初参加
◆ビッグデータ売買
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号
第52回国際反戦集会に結集せよ 米・日―中・露角逐下の世界的大戦勃発の危機を突き破れ 戦争準備に突進する安倍政権打倒!
わが同盟の指導のもとにたたかう全学連の学生や革命的・戦闘的労働者たちを先頭にして、巨万の人民が、閣議決定、すなわち憲法第九条を実質上なきものにする大攻撃を、そして日本を「戦争をやれる国」へと飛躍させるという安倍政権の野望の実現を、なんとしても阻止するために、首相官邸前に結集し、また全国各地で決起した。この闘いをひきつぎ、対中国戦争準備のための新たな日米ガイドラインの策定・集団的自衛権行使のための関連諸法改定を阻止する反戦・反安保闘争を爆発させようではないか!「解釈で憲法を壊すなの一点での国民的共同」なるものを呼号し「保守層」にすり寄ることに腐心している日共・不破=志位指導部の翼下の既成平和運動をのりこえたたかおう。今こそ労働者・人民の階級的な連帯・団結を広く・強くつくりだし、<反ファシズム統一戦線>を構築しよう。この力をもって安倍政権打倒へ前進せよ! ここ東・東南アジアで、中東で、そしてウクライナで、今、世界大的戦争の導火線に火がついている。「世界の警察官」としての力を低下させたヤンキー帝国主義、その足下を見透かした中国とロシアの権力者が連携してそれぞれの版図♀g大の意図も露わにした政治的・軍事的行動をエスカレートさせている。アメリカ権力者は「アジアへのリバランス戦略」を掲げて日本をはじめとする同盟諸国に軍事的な役割の拡大を要求しつつ、対中・対露の多国間軍事同盟を構築・強化することに血眼になっている。まさしくこのゆえに今、世界で戦争の火種が燃えているのだ。 われわれは、この危機をなんとしても突き破らなければならない。全世界の労働者階級・人民のインターナショナルな反戦闘争の炎を燃えあがらせよう! すべての労働者・人民は、わが同盟と全学連・反戦青年委員会が全国各地で八月三日に開催する第五十二回国際反戦集会に結集せよ! (以下、見出し) ガイドライン改定・戦争法制整備に狂奔する安倍政権 日米両軍一体化・日本国軍大増強の策動 激化する習近平中国と米・日の政治的・軍事的角逐 ユーラシアの東西で深まる大戦勃発の危機 「反安保」を放棄した日共系平和運動をのりこえ反戦・反安保闘争の大爆発を! |
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イスラエルによるガザ攻撃・人民大虐殺を弾劾せよ! 血に飢えたイスラエルのネタニヤフ政権によるガザ攻撃・パレスチナ人民大虐殺を、われわれは満腔の怒りをこめて弾劾する! 八日の攻撃開始から一週間ですでに、イスラエル軍によるガザへの空爆と砲撃は一千回をはるかに超え、海軍特殊部隊のガザ侵攻作戦が強行された(十三日)。イスラエル政府は四万八〇〇〇人の予備役を招集し、ガザ地区との境界に戦車を集結させ、地上軍投入=全面侵攻する機をうかがっている。アメリカのオバマ政権は、ハマスによるロケット弾での反撃こそが「邪悪な攻撃」であり、「ロケット弾を撃ちこまれて黙っている国はない」と、公々然とイスラエルの「自衛権」なるものを支持した。世界中で暴虐のかぎりを尽くしてきたアメリカ帝国主義のこの言動を、われわれは決して許さない! ラマダンの断食月を迎えていたガザ住民は、昼夜を問わず空爆の直撃をうけている。町は瓦礫の山と化し、いたるところで炎と黒煙が立ちのぼっている。子供や女性をはじめ、すでに一八〇人以上が虐殺され一二〇〇人以上が負傷した。イスラエルと平和協定を結ぶエジプトのシシ政権はパレスチナとの国境を封鎖したままだ。住民は、燃料も医薬品も枯渇しているパレスチナ自治区ガザに閉じこめられ、空爆にさらされているのだ。 ネタニヤフ政権はこれまで、パレスチナ自治政府のアッバスを手なずける他方で、反シオニズムをかかげるハマスを集中的に攻撃し孤立させることをもってパレスチナの分断・占領の固定化を策してきた。しかし、ハマスがアッバスのファタハとともにパレスチナ暫定統一政府を樹立させた(六月二日)。ここにパレスチナ人民による占領打破・パレスチナ国家樹立への動きを見てとり、狂気の軍事攻撃にうってでたのがネタニヤフ政権なのだ。しかも、オバマ政権が核開発をなお推進しているイランとの協議をすすめ制裁解除をちらつかせていることに、ネタニヤフ政権は国家存亡の危機感をますます高じさせている。 恐怖に狂ったシオニスト権力者によるガザ侵攻を許すな! 全アラブ・中東のムスリム人民は、今こそ宗派・民族の違いを超え、イスラミック・インター‐ナショナリズムに立脚し、<反米・反シオニズム>の闘いに決起せよ! われわれは日本の地で、たたかうパレスチナ人民と連帯し断固たたかう。 (七月十五日) |
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対米挑戦に突進する習近平中国――激発する国内的矛盾 激化するシリア内戦と連動してイラクにおいても、スンナ派武装勢力とシーア派主導のマリキ政府の軍などとの宗派間戦争=内戦が火を噴いている。そして、ポロシェンコ新政権が発足したウクライナでも東部地区での内戦が続いている。こうした中東や東欧における内戦(宗教=民族戦争)に直面して北京官僚は、ロシア・プーチン政権とのあいだで「全面的戦略協力パートナーシップの新段階」を謳いあげ、中露共同しての対米挑戦を強めている。口先では「ウィンウィンのアジア安全保障」などとおしだしつつ、その実は「核心的利益」とみなす南シナ海・諸島の「実効支配」を強化する策動に狂奔している。 リーマン・ショックとして爆発した国際金融危機・世界的大不況に直撃された中国の景気後退≠のりきるために、中国政府は四兆元を景気対策につぎこんだ。もって経済成長率の「V字回復」をなしとげたことを、彼らは誇示してきた。ところが、こんにち、この経済諸政策のツケが、中国経済の新たな危機の火種に転化しているのだ。――経済成長率の鈍化・地方政府の債務増大・シャドーバンキング問題・過剰生産(在庫の山)・産業構造再編成の遅延など。これらの打開の道が見いだしえないのだ。それだけでなく、労働者・勤労人民が習近平政権・地方政府・企業経営者たちにたいする抗議の闘いに陸続と起ちあがっている。このことに恐れをなして北京官僚は、インターネット規制による思想=言論統制を強化しているにもかかわらず、この「社会管理」なるものの破綻にも苛まれているのだ。 こうした国内諸矛盾の爆発を封じこめ排外主義的にのりきるためにも、北京官僚は中華・国益ナショナリズムの外への強硬的貫徹に打ってでているのである。 |
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もう一つの閣議決定 辺野古新基地建設の強行を断固として阻止せよ! 「戦争への暴走を許すな!」「安倍政権を倒せ!」の怒号とともに万余の人民のデモ津波が首相官邸前を埋めつくした七月一日。この日、ついに「集団的自衛権行使」合憲化の閣議決定を強行した安倍政権は、これにくわえてもう一つの許しがたい暴挙に手を染めた。沖縄・辺野古への米海兵隊新基地建設に反対する労働者・人民の海上阻止行動を封殺するために、キャンプ・シュワブ沿岸域の立ち入り禁止水域を大幅に拡大するという閣議決定をも強行したのだ。〔新基地の本体工事や調査などに約六三七億円もの血税をつぎこむことも決定。〕 安倍政権は、六月二十日の日米合同委員会でのオバマ政権との合意にもとづいて、「常時立ち入り禁止」とする水域を、沿岸から五〇bという従来の範囲から、最大で二・三`bにまで一気に拡大するという決定をおこなった。ボーリング調査が予定されている水域をスッポリと覆うかたちで五六一・八fもの広大な範囲を、「米軍への提供水域」と設定したのだ。 この閣議決定と同じ日に、沖縄防衛局は、キャンプ・シュワブの陸上部分で埋め立てに使う資材置き場を整備する作業を開始し、ついに新基地建設にむけた本格的な工事を強行した。東シナ海・南シナ海の制海権奪取をかけて対米・対日の攻勢を強める中国をなんとかおさえこむことを策して、オバマ政権が対中国の最前線拠点として位置づけた辺野古新基地の建設を急いでいる。このオバマ政権に全面的に協力して、安倍政権は、昨年四月の日米合意よりも工期を大幅に前倒しし、十一月までに基地本体の基礎工事や護岸工事を完了しようと急いでいるのだ。 政府・防衛省は、「安全かつ円滑な工事を実施する」と称して、提供水域に進入したら刑特法を適用して逮捕するぞ≠ニ反対運動に起ちあがる労働者・人民にたいして脅しをかけている。「強い意志を持って早期かつ着実に工事を進めていく」などという安倍の号令のもとに、政府・防衛省・海上保安庁は、沖縄の労働者・学生・市民の闘いを強権的におさえこむ意志をむきだしにしたのだ。 このような弾圧体制を敷きながら、安倍政権は、いよいよ七月中に海底ボーリング調査に踏みきろうと身構えている。政府・防衛省は、辺野古でのボーリング調査と北部訓練場の高江ヘリパッドの建設工事をほぼ同時におこなうことをもたくらんでいる。このかん、辺野古においても高江においても反対運動の阻止行動によって何度も中断を余儀なくされてきた政府・防衛省は、姑息にも、労働者・人民の反対運動を分断≠キることをたくらんでいるのだ。 まさにいま、安倍政権は、辺野古新基地建設を阻止するために立ちはだかる沖縄の労働者・人民の反対運動にたいして凶暴な弾圧の牙をむいている。安倍政権は人民の闘いが燃えあがることに心底脅えているのだ。いま沖縄の労働者・学生・人民がボーリング調査を実力で阻止する決意に燃えて辺野古海上に阻止船団をくりだしての海上デモを連続的にたたかっている。この人民の闘いのなかに、一昨年夏そして昨年夏と二年つづけて爆発したオスプレイ配備阻止の普天間基地封鎖闘争、さらに昨年末に戦闘的に高揚した「埋め立て申請承認阻止」の県庁での座り込み闘争の悪夢≠ェまざまざと呼び覚まされ、辺野古新基地の建設がまたもや阻まれるのではないかという恐怖にかられているのが、安倍政権なのだ。 それだけではない。「集団的自衛権行使」合憲化阻止闘争が、六月三十日、七月一日の二日連続で万余の労働者・学生・市民のデモ隊が首相官邸を包囲するまでに高揚した。全学連のたたかう学生たちとたたかう労働者の奮闘によって、沖縄そして全国で燃えあがる反戦反安保の闘い。これにたいする階級的憎悪を燃やしている安倍政権は、辺野古新基地建設阻止の労働者・人民の闘いが、海上阻止行動や基地ゲート封鎖などの空前の実力阻止闘争へと高揚することをなんとかおさえこむために、「刑特法」をふりかざしながら反対運動を恫喝し弾圧する意志をむきだしにしているのだ。 いまこそ、この安倍ネオ・ファシスト政権による一切の弾圧を許さず、沖縄の、そして全国の労働者・学生は、辺野古新基地建設阻止の反戦反安保闘争を燃えあがらせよう! |
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全国で集団的自衛権行使合憲化反対の炎 | |
7・6大阪 労・学・市民六〇〇〇が決起 神戸大・奈良女大の学生が先頭で奮闘 |
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労働者と連帯して闘う学生たち | |
ナショナルセンターの枠をこえて結集した労働者が閣議決定強行を弾劾 | |
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大阪に「安倍ヤメロ」の声轟く | |
6・17 | |
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六百名が自民党府連を包囲 7・1 大阪 | |
大阪府連前の歩道を埋めた労働者人民の先頭で闘う学生 | |
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自民党愛知県連に抗議 | |
6・30 名古屋 |
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五五〇〇が札幌で集会・デモ | |
6・28 「戦争をさせない北海道大集会」 労働者・市民に〈反戦反安保〉〈反ファシズム〉を呼びかけ闘う学生 | |
大通公園西8丁目 | |
札幌市街 | |
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「再び沖縄を戦場にするな!」 県庁前に怒りの声渦まく |
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切迫する辺野古ボーリング調査を断固阻止する決意固める 7・2那覇 |
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北大生が自民党道連に弾劾の拳 | |
7・1 札幌 | |
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川内原発の再稼働阻止! 7・9緊急行動で闘う学生が奮闘 代々木公園 |
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雨をつき渋谷駅近くを労働者・市民と共にデモする学生 | |
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「連合」中央の闘争抑圧に怒り 闘う労働者が「連合平和行動」で奮闘 |
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「二〇一四連合平和行動 in 沖縄」が、六月二十三・二十四日の両日にわたり、本土と沖縄現地の組合役員・組合員約一五〇〇人を結集して開催された。 今年の「連合平和行動 in 沖縄」は、安倍政権が「集団的自衛権行使」を「合憲」とする閣議決定を今国会会期終了直後にも強行しようとする緊迫した情勢のもとで、また沖縄・辺野古崎に米海兵隊新基地の建設を強行しようとしているまっただなかで開催された。だがそれにもかかわらず、JCメタル労働貴族が主導する「連合」古賀・神津指導部は、そのいずれについても「反対」の「ハ」さえも語ることなく、ただ「米軍基地の整理・縮小」「日米地位協定の改定」というお定まりの「政策・制度要求」だけを掲げて集会とデモを展開するよう統制したのであった。わが革命的・戦闘的労働者たちは各産別・単組の内部から労働貴族どもの統制をはねのけ、この否定的な現実を突破するために奮闘したのである。 |
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沖縄県庁前広場で決起集会 (6月24日) |
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6・23 安倍の慰霊式典参加を弾劾 | |
県学連が那覇市「県民ひろば」で大情宣 「安倍政権打倒」のシュプレヒコール |
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鹿大生閣議決定阻止に起つ | |
「戦争への道を許さない!」労・学・市民の声轟く (6月20日、鹿児島市) |
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闘いの決意みなぎる緊急学内集会 (6月20日、鹿大) |
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「集団的自衛権行使容認を許すな!」 「連合」系集会に1000名が結集 6・18 札幌 |
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「連合北海道」指導部をつきあげて集会 (札幌大通公園西3丁目) |
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