第2324号(2014年6月23日)の内容
<1面>
「集団的自衛権行使」の合憲化反対!
閣議決定を断固阻止せよ
辺野古ボーリング調査阻止!
日米新軍事同盟の強化反対!
<4面>
「大学ガバナンス改革」の反動性
高等教育のネオ・ファシズム的再編
<5面>
新たな安全神話◎s造と原発推進の体制強化〈下〉
<2面>
「ボーリング調査実力阻止!」
労・学・市民が防衛局に抗議 5・30沖縄
「集団的自衛権行使の合憲化阻止!」
1200名が御堂筋をデモ 6・1大阪
<3面>
5・21福井地裁判決
「大飯原発の運転差し止め」命じる
大量被曝で東電を提訴した労働者に連帯する
<6面>
「労働者保護ルール改悪反対!」
労働者2000名が結集 5・27「連合愛知」
アメリカ雇用統計
「景気回復」の喧伝の裏で労働者に犠牲転嫁
Topics 年金資金運用のカジノ化
<7面>
危機に立つアメリカの労働組合
<8面>
万華鏡2014――情勢の断層を読む
◆ハンマーとクギ
◆Dデー70周年
◆プーチンの切り札
◆不動産バブル破裂
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
「解放」最新号
「集団的自衛権行使」の合憲化反対! 閣議決定を断固阻止せよ 辺野古ボーリング調査阻止! 日米新軍事同盟の強化反対!
同時に安倍政権は、沖縄県辺野古崎への米海兵隊新基地の建設を何がなんでも強行するために、労働者・人民の反対の声を押しつぶし、この七月にも埋め立てのための海底ボーリング調査を開始しようとしている。この政権は、オバマのアメリカとの誓約にもとづき、日米新軍事同盟を対中国攻守同盟として強化し対中国軍事包囲網を形成するための当面の環として、辺野古への新基地建設を強行しようとしているのだ。 だが、この危機的な状況のもとで、日本共産党・不破=志位指導部をはじめとする既成指導部翼下の反対運動は、「解釈による憲法破壊を許さないの一点での共同」の名のもとに、もっぱら「海外で武力行使しないという歯止め」を安倍政権に請願するものへとねじ曲げられ、また「オール沖縄」のシンボルのもとに「反安保」も「基地撤去」も棚上げした「沖縄県知事選挙勝利」の集票キャンペーンへとねじ曲げられようとしている。 すべての労働者・学生諸君! 既成指導部翼下のこうした「反安保」を抜きにした安倍政権への「武力行使の歯止め」請願・「基地の縮小・撤去」請願運動をのりこえ、「集団的自衛権行使」合憲化の閣議決定阻止・辺野古新基地建設のための海上ボーリング調査阻止の反戦反安保闘争に総決起せよ! 以下見出し 安倍政権を倒せ! 首相官邸・国会を労学の怒りで包囲せよ 辺野古新基地着工を急ぐ安倍政権・防衛省 日米新軍事同盟の対中攻守同盟としての強化への突進 制海権・制空権と海洋権益の奪取に狂奔する習近平中国 「オール沖縄」の名で沖縄県知事選に埋没する日共指導部 日共の「反安保」なき「基地の縮小・撤去」請願運動をのりこえ闘おう! 安倍ネオ・ファシスト政権を労働者人民の総力で打倒せよ |
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「大学ガバナンス改革」の反動性 安倍政権による高等教育のネオ・ファシズム的再編を許すな! 政府・文科省は、「大学ガバナンス改革」の名のもとに、国公私立の各大学において学長・大学執行部に強大な権限をもたせるための諸法制の改定を今国会中になんとしてもおこなおうと血眼になっている。すでに安倍政権は、学長および副学長の権限の強化と教授会の権限の剥奪を核心的内容とする学校教育法および国立大学法人法の改定案を衆院本会議において可決させた(六月十日)。 いま安倍政権は、「大学のグローバル化」をシンボルとする高等教育再編を一挙におしすすめようとしている。昨年秋に東大当局は、学生の海外留学を促進するために、米欧の大学の多くが採用している秋入学を導入しようとした。学長・濱田を頭とする東大当局の策動が、学部教授会の反対によって頓挫させられ、これをきっかけに他の大学の秋入学制度導入の動きも急速に弱まった。この東大の例に象徴されるように、政府・文科省の意向に沿うかたちで学長がおしすすめてきた「大学改革」が学部教授会の反対によって阻止されたり、全国の大学で教職員の投票によって「改革派」の学長候補の再選が阻まれ落選したりする事態が数多く引き起こされている。こうした事態をば、高等教育再編の推進にとっての大きな桎梏とみなしている安倍政権は、「学長のリーダーシップ」を貫徹するかたちで大学再編をおしすすめることに血道をあげているのだ。 以下見出し T 学長権限の一挙的強化と教授会の形骸化 U 大学の「国際競争力」強化の企み 「ミッションの再定義」をテコとした大学の淘汰・再編 国策に貢献する$l材の育成 「コーポレート・ガバナンス」の大学経営への持ち込み |
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新たな安全神話◎s造と原発推進の体制強化 『原子力学会事故調最終報告書』批判 <下> 以下目次 一 「原子力ムラ」全面復活を策す安倍政権に呼応 ・「専門家集団」の権威を振りかざし結束強化を号令 ・原発再稼働・輸出に向けての体制固め (第二三二三号) 二 隠蔽と欺瞞による原発推進の基礎づけ ・「耐震脆弱性」の全面的否定 ・トリチウム汚染水の「海洋放出」を提言 ・「燃料取扱い」の危険性を無視 ・労働者の高線量被曝はわずか≠ニいうウソ八百 (本号) |
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「ボーリング調査実力阻止!」 労・学・市民が防衛局に抗議 5・30沖縄 |
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五月三十日に、嘉手納町にある沖縄防衛局の前において「辺野古新基地建設阻止! 国の強権による工事着工を許さない集会」(主催・基地の県内移設に反対する県民会議)が開催された。 たたかう労働者・学生たちは、闘いの一切を県知事選挙へと収斂しようとする既成指導部の「反安保」なき「基地の縮小・撤去」請願運動をのりこえ、「ボーリング調査実力阻止! 安保粉砕! 改憲阻止!」を掲げてこの日の闘いを戦闘的にたたかいぬいたのだ。 |
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沖縄防衛局にたいして労働者・学生・市民がシュプレヒコール (5月30日、嘉手納町) |
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「集団的自衛権行使の合憲化阻止!」 1200名が御堂筋をデモ 6・1大阪 |
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六月一日に、「6・1戦争への暴走STOP!! 御堂筋パレード」(主催は御堂筋パレード実行委員会)が大阪市北区の中之島・女神像前で開催された。この集会には安倍政権の反動攻撃への危機感に燃える一二〇〇名の労働者・学生・市民が結集し「集団的自衛権行使」合憲化阻止の断固たる怒りの声をあげた。神戸大、奈良女子大のたたかう学生たちも集会とパレードに参加し、闘いの戦闘的高揚をかちとるべく奮闘した。 | |
闘う学生が<反安保>を掲げ労組員と共に奮闘 (6月1日、大阪市) |
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