第2307号(2014年2月24日)の内容

<1面>
14春闘の高揚へ闘う拠点構築
2・9
 労働者総決起集会を圧倒的実現
大幅一律賃上げ獲得に固い決意
<8面>
2・9 労働者総決起集会 連帯挨拶
14春闘を戦闘的に推進し階級的団結を創造せよ!
革共同 全国委員会 議長 植田琢磨
<4〜5面>
2・9 労働者総決起集会 第1基調報告
安倍政権によるネオ・ファシズム大反動攻撃に抗し
14春闘の戦闘的高揚を!

<6面>
「国家戦略特区による岩盤規制打破」に狂奔する安倍政権
崩壊的危機の北海道十勝農業
Topics 法人税減税に突進する安倍政権
<2面>
オスプレイ訓練阻止に起つ 2・5築城
「集団的自衛権行使の合憲化阻止!」
道共闘が自民党道連に抗議 2・1札幌
<3面>
辺野古ボーリング調査阻止!
闘う学生が那覇市街をデモ 2・1
「ファシズム反対」怒りの鹿大生集会 1・30
■シームレスな戦争動員≠フ策動
■教育のネオ・ファシズム的再編
<7面>
万華鏡2014――情勢の断層を読む
◆「ネット右翼」の活用
◆アッキーの独り言
◆トップセールス
◆チーム・キャロライン
週間日誌〈世界の動き・日本の動き〉
  「解放」最新号






































  


14春闘の高揚へ闘う拠点構築

2・9
 労働者総決起集会を圧倒的実現

 大幅一律賃上げ獲得に固い決意

一三〇〇名の労働者が決意も新たに力強く「団結がんばろう」を三唱
 (2月9日、東京・日比谷公会堂)
 二月九日、前日の大雪をものともせず全国から一三〇〇名のたたかう労働者たちが「二〇一四春闘勝利」をかちとるために東京・日比谷公会堂に結集し、「労働者怒りの総決起集会」を成功裡に実現した。
 安倍政権があおりたてている賃上げ<ードにのせられて、「連合」や「全労連」指導部が春闘を「経済の好循環実現春闘」なるものに歪曲しようとしている。すべてのたたかう労働者は、この既成指導部の腐敗した対応を許さず今春闘の戦闘的高揚をかちとるために奮闘する決意をがっちりとうち固めたのである。

以下、見出し

「経済再生春闘」への歪曲を突き破れ
 第一基調報告

今こそ反ファシズムの闘いを!
 第二基調報告

労働者の階級的団結を強化し前進せよ
 革共同・植田議長の挨拶

職場での闘いを基礎に春闘の戦闘的高揚を!
 各産別から熱い決意表明

大幅一律賃上げ獲得!

リストラ攻撃粉砕!

労働諸法制改悪阻止!
Top

  


2・9労働者怒りの総決起集会 連帯挨拶

一四春闘を戦闘的に推進し階級的団結を創造せよ!

日本革命的共産主義者同盟 全国委員会 議長 植田 琢磨

 折からの悪天候のなか、一四春闘の戦闘的高揚を切りひらくために、決意も固く全国から結集した闘う労働者諸君! 辺野古新基地建設阻止をはじめとする反戦・反安保闘争をその最先頭で牽引している全学連の学生諸君!
 革共同・革マル派を代表して、連帯の挨拶を述べたいと思います。

1 二〇一四年春闘の特質

 政府権力者の頭目である首相の安倍自身が、「経済の好循環実現」なるものを標語にして「賃上げ」のムードを醸しだし、これに独占ブルジョアどもが「寄り添うしかない」などと称して相呼応し、そして労働貴族がしぶしぶ超低率の「賃上げ」要求を掲げる。しかも代々木系の「全労連」幹部どももまた一定の追い風≠セ、などとこれに唱和しているありさまである。
 安倍政権と独占資本家どもは、彼らに促されて「一%」という数字をモジモジしながら掲げた「連合」労働貴族の姿を見て、労働者をみくびり徹底的にバカにし・あなどっているではないか。経団連の春闘対策マニュアル≠スる『経営労働政策委員会報告』で経営者どもは、我が国の企業別労使関係は良好で安定している≠ニか、労使自治は有効に機能している≠ニかと言って胸を張ってさえいる。あげくに言うに事欠いて彼らは、問題は、アジア諸国に進出している日本企業が直面している労働争議への対策だけだ≠ネどと、ふざけたことを言っているほどなのである。
 二月五日におこなわれた経団連と「連合」のトップ会談では、経団連会長・米倉は、デフレ脱却と経済再生≠フために「企業業績を改善することこそが投資の拡大、雇用の創出、賃金の引き上げにつながる経済の好循環をつくりだす」と余裕綽々(しゃくしゃく)で挨拶した。これにたいして、「連合」事務局長・神津は、「月例賃金の底上げにこだわる」と弱々しく対応したにすぎない。
 このように今春闘をめぐっていま、日本の労働者階級にとっては、このうえない屈辱的事態が現出しているといわなければならない。これこそ日本労働運動の腐敗の極みと言わずしてなんといえようか!
 すでに本集会冒頭でおこなわれた二つの「基調報告」において、安倍の「賃上げ」要請なるものの欺瞞性は、完膚無きまでに暴きだされた。安倍政権は、四月から実施される消費税増税によって、いわゆる「景気の腰折れ」が生じアベノミクスの破綻が露わになることを恐れ、労働者・人民の怒りと反撃が噴き上がることをみこして・これを抑えこむために、わずかばかりの「賃上げ」を企業に求めているにすぎないのだ。
 この政権は、他面では同時に、独占資本家どもがこれまでにも増してより徹底的なリストラ諸施策の実施や、正社員労働者の非正規雇用労働者への置き換えをやりやすくするために労働諸法制の改悪・規制緩和を次々とおこなおうとしているのである。
 経団連の独占資本家どもが、月例賃金のベースアップでなくとも、賞与や手当などを含めた年収がアップすれば賃上げだ≠ニ言うことにたいして、「連合」指導部はさもさもらしく「月例賃金の引き上げ」を対置しているけれども、いったい彼ら労働貴族どもは、労働者の「月例賃金」の実態がいかなるものであるかわかっているのか!
 諸企業労組のダラ幹どもによる各企業経営者への全面協力によって、ほとんどの独占体諸企業においては、「仕事・役割・貢献度」に見合った賃金支払い形態などがすでに貫徹されてしまった結果として、諸企業の経営者が有能≠ニ認めたごく一部のエリート社員のみがいわゆる高給取り≠ニなり、その他の多くの労働者は低賃金を強制されるという、労働者間の賃金格差が日に日に拡大されてしまっているではないか。
 いやそもそも、年収が二〇〇万円以下のワーキングプアと呼ばれる非正規雇用労働者は、一〇〇〇万人を超えているのだ。女性労働者にいたっては、約六〇%が非正規雇用労働者であり、なんとその三分の一は年収が一一〇万円以下なのだ。
 安倍政権がいま、マスコミを使って賃上げ<ードを煽っているのは、こうした困窮にあえぐ労働者にたいして、この四月から消費税を八%に引き上げるだけではなく、さらに一〇%に引き上げることを狙っているからにほかならない。要するに、労働者を餓死線¥繧ノ晒そうとしているのが安倍ネオ・ファシスト政権なのだ。何が賃上げの要請≠ゥ! フザケるのもいいかげんにしてもらいたい。
 しかも、資本家どもは、「賃上げ」なるものをしたならば、それを口実にして生産過程においてより一層の労働強化を、労務管理を徹底化しつつ強制してくるにちがいないのである。いわゆる彼ら資本家が言うところの「人件費増加分」をば、生産過程における搾取の強化によって取り戻そうとする本性を剥きだしにしながらである。

以下見出し
2 「大幅一律賃上げ」スローガンの階級的意味

3 賃金闘争論の核心

4 日本型ネオ・ファシズム支配体制の飛躍的強化を打ち砕け!
Top
 

   

安倍政権によるネオ・ファシズム大反動攻撃に抗し14春闘の戦闘的高揚を!

 2・9 労働者怒りの総決起集会 第一基調報告

T 安倍政権のネオ・ファシズム反動攻撃と日本労働運動の危機

 一四春闘勝利のために本集会に結集されたすべてのみなさん! そして全学連のたたかう学生のみなさん!
 二月七日の基幹労連を先頭に大手諸独占体労働組合の要求書提出が始まり、いよいよ二〇一四年春闘の本格的な闘いが開始されます。新聞紙上では「政府による賃上げ要請を受けて、経済界も賃上げ容認」「労組が五年ぶりにベースアップ要求」などの記事が書かれ、安倍政権はいま開催されている通常国会を「好循環実現国会」と銘打ち、「景気回復の実感を収入アップという形で国民に届けたい」などと語っている。
 だが、すべてのみなさん!賃上げ<ードを醸成している安倍はいま、<軍国日本>を再興するための反動攻撃の嵐を労働者人民の頭上に振り下ろしている。日本版NSCを設置し、特定秘密保護法の制定を強行しただけではなく、中国にたいして一歩も退かない決意を示すために、アメリカ・オバマ政権の制止を振り払って、悲願の靖国参拝を強行しました。そしていま、「集団的自衛権行使」の合憲化を今国会中に実現すると叫び、「たった三分の一の反対で国民投票ができないのはおかしい」と喚きたてて、「第九十六条」改悪を突破口に憲法そのものの改悪へと猛然と突進しているのです。籾井・百田・長谷川、このお友達連中の相次ぐ暴言にたいする批判などいっさい意に介することもなく、NHKの翼賛放送機関化に突き進んでもいます。
 そもそも経営者団体に「賃上げを要請した」といっても、安倍政権はこれと同時に、消費税の八%への引き上げをこの四月から強行しようとしています。「アベノミクス」と称する、独占資本家とごく一部の富裕層のみをボロ儲けさせる経済政策をなおも遂行しています。今国会で、派遣労働者を一生派遣のままでコキ使うことを可能にする派遣法の大改悪をもくろむなど、労働規制の緩和=撤廃に突き進んでいる。これこそは、消費税増税や社会保障制度の改悪とともに、労働者人民にさらなる犠牲を強制する以外のなにものでもありません。
 この安倍政権の反動諸政策に尻を押されて、あらゆる産業の独占資本家どもがいま、労働者に首切り・配転・転籍を強制し、下請け諸企業や地域経済を平然と切り捨てる、これまでとも次元を異にする大リストラを強行しています。
 まさにいま、安倍ネオ・ファシスト政権と独占ブルジョアジーによってわれわれ労働者階級が<戦争と貧困と強権支配>の地獄へと突き落とされようとする重大な局面において、われわれは今春闘を迎えている。にもかかわらず「連合」や「全労連」などの既成労働運動指導部は、この一大反動攻撃に反撃する気概もなく、安倍政権の「賃上げ要請」とつくりだされている賃上げ<ードにのっかり、「日本経済再生のための好循環実現」などという政府と独占資本家どもの経済再生策への協力に労働者を駆りたてるとりくみに、一四春闘を歪曲しようとしているのです。
 まずもって私は、結集したすべてのみなさんに訴えたい! 安倍政権による極反動攻撃と独占資本家どもの悪逆な攻撃を粉砕するために、今一四春闘を従来にも増して重大な決意と情熱をもってたたかおうではありませんか!
 すでにこのかん、私たち日本の労働者階級・人民は安倍政権による極反動攻撃と対決し、一大反撃にうってでています。昨年末からこの一月にかけて、われわれは特定秘密保護法制定を阻止し・撤廃する一大闘争を、国会前での闘いを頂点に全国各地において牽引したたかいぬいてきた。<ファシズム反対! 安倍政権打倒!>をも掲げたこの闘いの地平を受けつぎ、今一四春闘を大幅一律賃上げを獲得し、労働法制改悪を阻止するために戦闘的につくりだそう! その指針にかんして、以下提起したいと思います。

1安倍政権による賃上げ<ードの醸成

 すべての労働者のみなさん!
 安倍政権は経営者団体に「報酬引き上げ」を要請したり、「連合」指導部をまきこんで開催した「政労使会議」の「合意文書」に「企業収益の拡大を賃金上昇につなげていく」と明記させるなど、賃上げ<ードを煽りたてています。「暖かい春風を届けたい」などと薄気味悪い言葉を吐きながら。
 だが、この「合意文書」で同時に「多様な形態の正規雇用労働者の実現・普及」や「生産性の向上」への協力を「連合」指導部に呑ませたように、この賃上げ<ードの煽りたては新たな一大攻撃を認めさせるためのエサでしかありません。
 しかも、大企業に負担を求めているかのように見せながら、その実、それをはるかに上まわる恩恵を保障する措置を手厚く講じている。復興特別法人税の一年前倒しでの廃止、設備投資や研究開発にたいする破格の減税措置、さらにスイスのダボスにまで行って「法人税大幅引き下げ」を国際公約≠オてきたのが安倍です。労働者人民には消費税増税、円安にともなう物価高騰などありとあらゆる犠牲を強制し、さらに労働諸法制の改悪で追い討ちをかけようとしていながら、です。
 何が「暖かい春風」だ! これこそ労働者人民を愚弄する欺瞞そのものではないか。寒さに耐える労働者人民に、さらに凍えつくような北風を吹かせようとしているのが、お前ではないか!
 こうした安倍政権による「賃上げ要請」を受けて、経団連などの独占資本家連中は、「業績が改善すれば、報酬で還元するのは当然」などと「賃上げ」を容認するかのような言辞を弄している。だが彼らのほとんどは、「ベースアップによる賃金の底上げ」を考えているのでは毛頭ない。一時金を基本としているにすぎない。いや、経団連の春闘対策の方針書である『経営労働政策委員会報告』では、相も変わらず「総額人件費管理の徹底」を叫びたてているのであり、たとえ「月例賃金を引き上げる」という体裁を採ることがあったとしても、「仕事・役割・貢献度に応じて昇給を決める」、つまり特定の年齢層、特定の役割、特定の能力をもち、成果≠あげたと彼ら資本家どもが認める労働者のみを対象とする「賃上げ」を考えているにすぎないのです。賃上げ<ードに騙されるな!
 「アベノミクス」の効果で景気が回復した、と演出されてきました。だが、「異次元の金融緩和」なるものによって日銀が市中にバラ撒いたはずの大量の資金は、労働者人民のフトコロはおろか・企業の設備投資にもなんら回っていません。日銀の窓口に各銀行が設置している口座に積みあげられたままなのです。内外の投資ファンドなどの投機的な株式投資を煽りたててきたのと、輸出大企業に膨大な為替差益をもたらしただけなのです。しかも、円安になったもとでも輸出が増加したわけでもない。自動車・電機などの独占体が生産拠点の海外移転を進展させているがゆえに、これは当然なのです。
 要するに、「円安・株高」の恩恵を受けてボロ儲けしているのは、輸出産業や金融業などの大企業とごく一部の富裕層だけであって、国内雇用の約七割を占める中小企業は、大企業によって部品を買い叩かれているがゆえに、円安による原材料費の高騰分を製品価格に転嫁することもできず、逆に業績の悪化に直面している。労働者の生活が、円安によるガソリン・電気や食料品をはじめとした生活必需品の値上がりによって、ますます厳しさを増しているのは、日々われわれが実感していることです。そして、消費税大増税の追い討ちが迫っているのです。
 安倍政権の「賃上げ要請」なるものは、このような労働者人民への犠牲の押しつけをゴマカスための、また消費税増税で景気が腰折れしてしまうのを防ぐためのものであって、あらゆる意味で怒りなくして語ることのできないものなのです。

2「政労使会議」にからめとられ一四春闘を敗北に導く「連合」指導部

 「連合」指導部は、五年ぶりに「一%以上」という「賃上げ要求」を掲げ、「月例賃金にこだわる闘い」などとうちあげています。だがこれは、安倍政権が「賃上げ要請」を大々的に演出するなかで、労働組合としての存在意義を失いかねないという危機感に駆られて、御主人たる独占資本家の顔色を見ながらオズオズとうちだしたものでしかありません。「デフレから脱却し、経済の好循環を創りだすためのとりくみ」などと、政府や経団連とまったく同じ意義づけをおこなっているところに、彼らの姿勢は端的に示されているのです。
 たしかに、労働者派遣法をはじめとする労働諸法制の改悪にたいしては、「連合」指導部は一応は「反対」の姿勢を示しています。だが、昨年十二月二十日の「政労使会議」で合意された文書において「多様な形態の正規労働者の実現・普及」という文言が盛りこまれました。これこそ、政府と独占資本家がたくらんでいる解雇自由の限定正社員である「ジョブ型正社員」の普及を受け入れることの表明ではないか。安倍政権が労働諸法制の大改悪をスムーズに成し遂げるためにおこなってきた彼ら労組幹部を抱きこむ策動に、その初動においてまんまとからめとられたということです。「連合」指導部は、「賃上げ」の空手形をエサとして「政労使会議」の土俵に載せられ、「日本経済再生」のために政府や独占資本家に協力することを誓約させられたのです。まさに、政府と独占資本家にガッチリかかえこまれ、今一四春闘を敗北に導こうとしているのが「連合」の古賀・神津指導部にほかならないのです。
 他方、「全労連」中央は、「たたかいとろう大幅賃上げ」と称して「月額一万六〇〇〇円以上」の賃上げを要求している。だが彼らもまた、安倍政権の欺瞞的な「賃上げ要請」を、「賃上げこそデフレ不況克服のカギ」という自分たちの主張を安倍が認めてくれたものと捉えて賛美し、追い風≠ナあるとか全労連の主張が国是になった≠ニかと評価しているのです。これこそは、ネオ・ファシストの本性をますます露わにしている安倍政権への幻想を煽るものであり、労働者人民の闘いをいちじるしく歪めるものなのです。

3日本労働運動の危機を突破するために闘う戦闘的労働者

 このような既成労働運動指導部の反労働者的対応のゆえに、二〇一四年春闘は重大な危機に直面しているといわなければなりません。この危機を突破し今春闘を戦闘的に高揚させるために奮闘しているのが、ここに結集しているわれわれであり、このわれわれの奮闘によって鼓舞された多くの仲間たちがいま、さまざまな職場・労働組合において頑張っているのです。
 昨年十二月の秘密保護法の強行採決にさいしては、ファシズムへの危機感もなく「慎重審議」などを要求していたにすぎない既成労働運動指導部の対応を弾劾しながら、たたかう仲間たちはみずからが所属する組合において、職場からの組織化を基礎に労組幹部を突きあげ、労働組合としての闘いを粘りづよくつくりだしてきた。
 今一四春闘においてもわがたたかう仲間たちとこれとともにたたかう労働者たちは、それぞれに「経済の好循環実現」とか「日本経済の再生」とかを語る既成労働運動指導部の主張が、基本的には安倍政権や独占資本家どもの土俵の上で・彼らに唱和するものでしかないことを暴きだし、<大幅一律賃上げ実現・労働法制改悪阻止>のたたかう指針を提起して奮闘しています。
 このかんの闘いで切り開いてきた地平にふまえ、安倍政権のネオ・ファシズム反動攻撃、<戦争と貧困と強権政治>の押しつけに抗して、一四春闘の戦闘的高揚をかちとるためにさらに奮闘しようではありませんか。

U 「経済の好循環実現のための春闘」への歪曲を打ち破れ!

1「連合」指導部の超低額要求を弾劾し、すべての仲間が大幅一律賃上げをかちとろう!

2新たな大リストラにともなう首切り・出向・配転・労働強化を阻止しよう!

3労働諸法制の歴史的大改悪を断固として阻止しよう!

4軍事強国化・憲法改悪の極反動攻撃に反対しよう!

わが闘いの教訓をうち固めさらなる前進をかちとれ!
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オスプレイ訓練阻止に起つ 2・5築城
 安倍政権とオバマ政権は、二月七日に、中国・四国・九州地方において、自衛隊三軍と米海兵隊あわせて四七〇名を動員し、オスプレイや海自護衛艦「ひゅうが」を投入して「防災」に名を借りた日米共同の有事即応訓練を強行しようとしていた(当日「悪天候」により規模縮小。オスプレイ不参加。築城基地使用せず)。
 これにたいして平和フォーラム九州ブロック傘下の労働者たちは、二月五日、オスプレイが飛来しようとしていた航空自衛隊築城基地ゲート前の座り込みと抗議集会に起ちあがった。全学連九州地方共闘会議のたたかう学生たちはこれに合流し闘いの戦闘的高揚のために奮闘した。
労・学・市民が築城基地ゲート前で闘いの熱いスクラム
(2月5日)
「オスプレイ訓練反対」の決意を固める九州の労働者
(2月5日、築上町)
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「集団的自衛権行使の合憲化阻止!」
 道共闘が自民党道連に抗議 2・1札幌
 二月一日、全学連北海道地方共闘会議のたたかう学生は、自民党道連への抗議行動と札幌駅前での街頭宣伝行動に決起した。「首相安倍の靖国参拝弾劾!」「集団的自衛権行使の合憲化阻止!」「辺野古新基地建設阻止!」――安倍政権・自民党への怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。
自民党道連に怒りの拳を叩きつける北海道の闘う学生
(2月1日、札幌)
札幌市民の圧倒的共感を浴びて「辺野古新基地建設阻止」「秘密保護法撤廃」をアピール
(札幌駅前)
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辺野古ボーリング調査阻止!
 闘う学生が那覇市街をデモ 2・1
 二月一日、琉球大学と沖縄国際大学のたたかう学生たちは、「辺野古新基地建設阻止! 3月ボーリング調査を止めよう! 2・1怒りの学生マーチ」に決起した。
国際通りに闘う学生の怒りの声響き渡る
(2月1日、那覇市)
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「ファシズム反対」怒りの鹿大生集会 1・30
 一月三十日に、鹿児島大学のたたかう学生たちは、鹿大郡元キャンパスにおいて「止めよう! 辺野古新基地建設とオスプレイ訓練の拡大を 1・30怒りの鹿大生集会」を開催した。鹿大生たちは、<軍国日本>再興に突進し、極反動攻撃を労働者・民衆にふりおろしている安倍政権への怒りに燃え、学内集会を実現したのだ。
闘う鹿大生が熱気あふれる集会
(1月30日、鹿大郡元キャンパス)
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